JPS58209810A - 感圧型導電性エラストマ−シ−トおよびその製造方法 - Google Patents

感圧型導電性エラストマ−シ−トおよびその製造方法

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JPS58209810A
JPS58209810A JP9243382A JP9243382A JPS58209810A JP S58209810 A JPS58209810 A JP S58209810A JP 9243382 A JP9243382 A JP 9243382A JP 9243382 A JP9243382 A JP 9243382A JP S58209810 A JPS58209810 A JP S58209810A
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JP
Japan
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pressure
conductive
sheet
elastomer sheet
elastomer
Prior art date
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Pending
Application number
JP9243382A
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English (en)
Inventor
田島 義夫
鈴木 千嗣
小原 正明
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yokohama Rubber Co Ltd
Original Assignee
Yokohama Rubber Co Ltd
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、高感度で高精度の感圧型導電性エラストマー
シートおよびその製造方法に関する。
従来、感圧型導電性ニジストマーシートとしては、ニジ
ストマーシート中に導電性金属粉末および/又は金属繊
維の導電材料を混入したものが米国特許第2,951,
81.7号明細書、米国特許第3.758,733号明
細書、および米国特許第3,883,213号明細書等
に開示されている。この種の感圧型導電性ニジストマー
ノートは、無加圧時には高抵抗性あるいは絶縁性を示し
、加圧時には内部に分散した導電材料を数10X単位も
しくはそれ以下に近接又は連結することによって導電化
するものである。したがって、導電材料番混入させた状
態(すなわち無加圧時)では高抵抗性あるいは絶縁性を
示すことが必要であり、そのためには導電材料の混入は
体積分率で40%未満であることが要求され、それ以上
の混入率では無゛加圧時でも導電するという欠点がある
。すなわち、加圧時における抵抗値を低下させたい場合
、一般に導電材料を高充填する方法がとられるが、従来
の方法では体積分率で40%以上は不可能で、それ故に
加圧時の抵抗値の低下にも限界がある。
また、40%未満の混入率の場合でも導電材料を均一に
分散させ、しかもバラツキのない感圧型導電性エラスト
マーシートを得るのが困難であり、不均一分散では必ず
しも無加圧時に絶縁性を示すとは限らず、いわゆるリー
キフグ現象が生じることがある。さらに、導電が開始す
る場合の加圧力をコントロールするにも、従来のもので
は、導電桐材の混入率又はエラストマーの弾性率等の要
因が交絡しているため、その調整が困難であるという欠
点がある。
本発明は、このような事情にかんがみてなされたもので
、上記のような欠点を伴なうことのない感圧型導電性エ
ラストマーシートおよびその製造方法を’4ft= (
I(することを目的とする。
このため本発明の感圧型導電性エラストマーシートは、
内部に導電性金属粉末および/又は金属繊維が分散した
エラストマーシートからなり、その表層部に細胞構造の
空隙部が形成されていることを特徴とする。1だ、その
製造方法は、内部に導電性金属粉末および/又は金属繊
維が分散したエラストマーシートをエツチング処理して
前記エラストマーシートの表面に露出した導電性金属粉
末および/又は金属繊維を除去し、該シートの表層部に
細胞構造の空隙部を形成することを特徴とする。
以下、図面を参照して本発明の詳細な説明する。
第1図は、内部に導電性金属粉末および/又は金属繊維
が分散したエラストマーシートと示したもので、エラス
トマーシート1は、エラストマー2内に導電性金属粉末
および/又は金属繊維3を分散させてシート状に形成し
たものである。このエラストマーシート1は、前述した
従来の感圧型導電性エラストマーシートと同様なもので
ある。エラストマー2としては、天然ゴム、ポリブタジ
ェン、スチレンブタジェンゴム、アクリロニトリルブタ
ジェンゴムなど各種合成ゴム類のゴム状弾性体、ポリ塩
化ビニル、ポリエステル、ポリオレフィン、ポリアミド
などの熱可塑性高分子物質、ポリウレタンなどの熱可塑
性高分子物質、ポリウレタンなどの熱硬化性高分子物質
を挙げることができる。かかる高分子弾性材料は、単独
で使用しても良く、又は必要に応じて架橋剤、硬化剤、
並びにこれらの助剤、更には可塑剤などを適宜配合して
使用しても良い。導電性金属粉末としてはNi粉、Fe
粉、Cu粉、Zn粉、Sn粉などが挙げられる。また、
導電性金属繊維は、例えばNi、 cu 、黄銅。
鋼I Zn l Sn 、 AI!等の短繊維である。
本発明の感圧型導電性エラストマーシートは、上記の第
1図に示されるエラストマーシート1の両面又は片面を
エツチング処理してその表面に露出した導電性金属粉末
および/又は金属繊維を除去し、第2図に示されるよう
に表層部に細胞構造の空隙部4を形成したものである。
エツチング処理は常法によって行なえばよく、具体的に
は酸、アルカリ、酸化剤、還元剤等を溶解させだ液(通
常、水溶液が好ましく用いられる)にエラストマーシー
ト1を所要時間、常温もしくは適宜加温しながら浸漬す
ることにより行なわれる。このエツチング処理により形
成される表層空隙部の厚さは0.05xm〜0.2 m
mがよい。
0.05mm未満では導電材料の混入量が多いと常時導
通の状態となり、一方、0.2mmを越えると導通させ
るために強い抑圧を加えなければならないので共に好ま
しくないからである。なお、エツチング処理のだめの薬
剤は、エラストマーに配合される導電材料により適宜選
択すればよいが、例えば下記のものである。
本発明の感圧型導電性ニジストマーシートは、第2図に
示されるような構成となっているため、第3図に示され
るように矢示方向に加圧した場合にエラストマー2内に
分散した導電性金属粉末および/又は金属繊卸6が空隙
部4を容易に貫通してシート表面に露出し、導電が開始
する。
このように加圧によって圧縮する空隙部4を設けたので
、本発明では導電性金属粉末および/又は金属繊維であ
る導電材料の混入量が体積分率で従来40%未満であっ
たのに比し20%〜70チの広範囲となり、このため、
エツチング処理前においては無加圧時に導電性又は不導
電性のいずれであってもよい。なお、上記体積分率は、
本発明では、導電ゴムシートが通常得られる範囲である
25〜50チが好ましく、30%以上であることが特に
好捷しい。30チ以上の場合には低い抵抗値を有する感
度の良い感圧型導電性エラストマーシートを特に得るこ
とが可能となるからである。
このようにして得られる本発明の感圧型導電性エラスト
マーシートは、」−下電極および櫛目電極のオンオフス
イッチ機構やギーボード等のオンオフタイプのスイッチ
用として応用でき、また、防爆スイッチ、マッドスイッ
チ、ロボットハンド、マイクロスイッチ、圧力センサー
等の用途に用いることができる。
以下に実施例を例示する。
実施例1〜2 下記第1表に示される配合内容でシートをつくり、エツ
チング処理しないもの(比較例1.2)とエツチング処
理したもの(実施例1.2)とについて試験した。その
結果を第1表に示す。
なお、配合物の混合はオープンロールで行ない、加硫は
160°Cで15分間行なった。エツチング処理はシー
トを6N−硝酸に20″Cで1時間浸漬(ただし実施例
2においては2時間)後に1時間水洗することにより行
なった。シートの表層部に形成された空隙部の厚さは0
.1mmであった。試験項目は下記の通りである。
(1)無加圧時導電性: 1闘シート厚の試験片をQ、 5 mm間隔の櫛目電極
上にセットし、1ミリアンペアの定電流下で円形押面5
−の加圧棒で加圧カニ07において導通するか否かで判
定。
(213Kg15−加工時抵抗: 上記(1)と同様な条件で加圧するに際し、3 K9/
 5 myA加圧時の抵抗値(Ω)で示す。
(3)IKΩ時の加圧力(S’15gff1):同様に
IKΩ時の5−当りの加圧力を7で表わす。
(4)  リーキング: 導電材料が均一に分散していない場合に、無加圧時に部
分的に導通する現象。
(5)  チャツタ−リング: 所定圧時に導通するのみならず、加圧力を増大又は減少
させる過程でも複数導通する現象。
加圧力を増加又は減少させて行く過程で抵抗値が大きく
変動するかしないが(導電したりしなかったり)で評価
第    1    表 注1)、/ンエッシリコンゴム KE 650 u注2
):  ジクミルパーオキザイド 20%シリコンゴム
マスターバッチ注3) :  150メツシユスルーニ
ツケル粉末注4):無加圧で導電性のだめの測定不可能
注5):無加圧で導電性のための測定不可能注6):無
加圧で導電性のための測定不可能第1表および第4図か
ら、本発明の実施例1と比較例1とを比較した場合、抵
抗値と加圧力曲線とけほぼ同等であるが、実施例1では
IJ−キングおよびチャツタ−リングが大巾に改善され
ることが判る。なお、第4図は、l mmシート厚の試
験片を0.5 mm間隔の櫛目電極上にセットし、1ミ
リアンペアの定電流下で円形押面5−の加圧棒で加圧力
を07から3.0009まで変化させた場合、抵抗値(
Ω)がどのように変化するかをグラフで表わしだもので
ある。
また、同様に、実施例2と比較例2のNi粉の高配合量
系で比較した場合、第4図で明らかなように、比較例2
では感圧導電性を示さないが本発明の実施例2では抵抗
値の低い感圧導電性を示し、リーキングがなくなり、チ
ャツタ−リングも少ないシートが得られる。
以上説明したように、本発明の感圧型導電性エラストマ
ーシートは、エツチング処理によって確実にその表層部
に空隙部を形成できるから、導電材料を体積分率で30
係以上混入する高配合系においてもリーキング、チャツ
タ−リングを大巾に改善することができる。したがって
、本発明によれば、感度と精度の良い感圧型導電性エラ
ストマーシートを得ることができる。また、本発明によ
れば、導電材料の配合量を任意に選択できるので(換言
すれば、抵抗値、加圧力を任意にコントロールできるの
で)、本発明のシートはオンオフ型スイッチとして好適
であり、その地圧力センサーとしても利用できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は内部に導電性金属粉末および/又は金属繊維が
分散したエラストマーシートの一例の部分断面図、第2
図はそのエラストマーシートをエツチング処理すること
により表層部に細胞構造の空隙部を形成した本発明の感
圧型導電性エラストマーシートの一例の部分断面図、第
3図は第2図のシートの加圧時の該シートの部分断面図
、第4図は加圧力(Kg/ 5 myl )と抵抗値(
Ω)との関係をグラフで示した説明図である。 1・・・内部に導電性金属粉末および/又は金属繊維が
分散したエラストマーシート、2・・・エラス]・マー
、3・・・導電性金属粉末および/又は金属繊維、4・
・・空隙部。 代理人 弁理士 小 川 信 − 弁理士 野 口 賢 照 弁理士 斎 下 和 彦

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、 内部に導電性金属粉末および/又は金属繊維が分
    散したエラストマーシートからなり、その表層部に細胞
    構造の空隙部が形成されていることを特徴とする感圧型
    導電性エラストマーシート。 2 内部に導電性金属粉末および/又は金属繊維が分散
    したエラストマーシートをエツチング処理して前記エラ
    ストマーシートの表面に露出した導電性金属粉末および
    /又は金属繊維を除去し、該シートの表層部に細胞構造
    の空隙部を形成することを特徴とする感圧型導電性エラ
    ストマー7−トの製造方法。
JP9243382A 1982-05-31 1982-05-31 感圧型導電性エラストマ−シ−トおよびその製造方法 Pending JPS58209810A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008070327A (ja) * 2006-09-15 2008-03-27 Tokai Rubber Ind Ltd 変形センサ
JP2009075038A (ja) * 2007-09-25 2009-04-09 Hitachi Metals Ltd 感圧材料
JP2016519291A (ja) * 2013-03-15 2016-06-30 ブリガム・ヤング・ユニバーシティBrigham Young University 歪みゲージとして使用される複合材料

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