JPS5820913Y2 - ユソウカンノロウエイケンチケンカクサンボウシソウチ - Google Patents

ユソウカンノロウエイケンチケンカクサンボウシソウチ

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Publication number
JPS5820913Y2
JPS5820913Y2 JP1975142474U JP14247475U JPS5820913Y2 JP S5820913 Y2 JPS5820913 Y2 JP S5820913Y2 JP 1975142474 U JP1975142474 U JP 1975142474U JP 14247475 U JP14247475 U JP 14247475U JP S5820913 Y2 JPS5820913 Y2 JP S5820913Y2
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JP
Japan
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pipe
welded
transport pipe
sheath
existing
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Application number
JP1975142474U
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JPS5255773U (ja
Inventor
国正 柳沢
Original Assignee
株式会社新潟鐵工所
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Publication date
Application filed by 株式会社新潟鐵工所 filed Critical 株式会社新潟鐵工所
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  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Electric Means (AREA)
  • Examining Or Testing Airtightness (AREA)
  • Pipeline Systems (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は石油パイプライン等の輸送管に配設される漏洩
検知兼拡散防止装置に関する。
従来、石油パイプライン等の輸送管における漏洩検知に
関しては、多種の方式、例えば流量差方式、圧力波方式
ラインパック方式等がすでに知られている。
しかし、これらの方式はいずれも検知限界量が大であり
、微少洩れは検知できない他、漏洩個所の発見も容易で
ない欠点を有している。
又、石油パイプラインの輸送管においては漏洩油から発
生するガスを検知する、いわゆるガス検知方式もよく用
いられる。
この方式は微少洩れの検知には優れているが、ガス検出
器の測定点周辺しか検知できず、広範囲の漏洩検知には
適していなかった。
又、実際の漏洩にあたっては、輸送作業を中止し、漏洩
個所を修復せぬかぎり、漏洩油がパイプライン周辺の土
壌等に滲透拡散するのを防止することはできながった。
このため土壌汚染等の原因となったり、ひいては大事故
に至る危険をはらんでいた。
このような欠点に鑑み、従来、パイプラインから漏洩し
た石油類をこれと親和性のある疎水性不織布に吸収させ
、この吸収させた石油類を吸孔部を有するパイプで吸引
しガス検知器で検知するようにしたものがあるが、この
ものでは、漏洩した石油類の拡散防止機構を持たず、漏
洩検知にあってもパイプラインがら漏洩した石油類が地
中の疎なる部分を縫って迷走してしまうため吸引パイプ
に必ずしも吸引されず、信頼性に甚だ乏しいものであり
、当然のことながら地中に滲透拡散してしまう。
又、石油類の吸引に真空ポンプを利用するようにしてい
る為、この真空ポンプに燃性ガスが直接触れて静電気等
の火花によって爆発の危険性がある。
更に、このものは、疎水性不織布を長期の使用によって
劣化してその効果が低下し、地下水、雨水等を吸込むよ
うになってガス検知もままならぬものになってしまう欠
点がある。
更に吸引パイプ周囲が湿潤状態となった場合には明らか
に浸透水を吸込まざるを得ないことを考慮すると吸引パ
イプに吸引力を作用させる真空ポンプの仕様は前記浸透
水を吸込み得る吸込み揚程をもつものでなければならず
、比較的大きな出力のポンプ駆動源を必要とする。
しかも、かかる場合においても長期の使用によりフィル
タの役目を行う前記不織布に目詰まりを生じた時にはそ
の部分における石油類の漏洩が検知できない危険性が多
分にある地下織布の目詰まりを修復するのは容易ではな
い。
本考案は上述の欠点に鑑みてなしたもので、石油パイプ
ライン等の輸送管における如何なる微少漏洩も速やかに
検知するとともに、漏洩油が周囲の土壌等に滲透拡散す
ることを完全に防止することを目的とし、合わせてパイ
プラインを内管と外管との2重構造等の構成にして強度
的な向上を図ることを目的としている。
以下に、本考案の実施例を添付図面に基づき詳細に説明
する。
第1図に示すように、所定長さの複数の管部材相互を突
合わせ溶接してなる石油パイプライン輸送管1の外壁周
囲に空間層3を隔てて所定長さの複数の管部材相互を突
合わせ溶接してなる鞘管2を配設し、管部を2重構造と
する。
輸送管1の外壁と鞘管2内壁との間に管の長手方向に適
当な間隔で環状の隔壁4を設ける。
したがって上記空間層3は長手方向の両端を隔壁4によ
って仕切られ、他部とは遮断される。
空間層3の一部を構成する鞘管2には、空間層3の長手
方向の一端に連通ずる送風管5を設け、該空間層3の他
端に連通ずる排風管6を設ける。
上記送風管5は送風機7に接続し、送風管5の途中には
遮断弁8を設ける。
上記排風管6の途中にも遮断弁9を設け、排風管6内の
該遮断弁9の下流側に位置に、ガス検出器10の検出端
11が臨ませである。
第2図は隔壁部における管部の接続状態を示す。
図において左方から順次右方に同一長さの輸送管部材1
Aと1B及び鞘管部材2Aと2Bが逐次溶接接続される
とき、前記隣接する輸送管部材IA、1Bのうち図の左
方に位置する既設の管部材1Aの溶接端部は該管部材1
A外周に位置する既設の鞘管部材2Aの溶接端部から突
出された状態で順次接続される。
そして、隔壁4は隣接する鞘管部材2A、2B相互の溶
接部内周壁面全周に当接して該溶接部と一体に溶接固定
される円筒状の外周リング部材4Aと該外周リング部材
4Aと2重構造をなし前記輸送管部材1A外周壁面に当
接して溶接固定される円筒状の内周リング部材4Bとを
備えた構成される。
次に、かかる輸送管部材I A、I B、鞘管部材2A
、2B及び隔壁4を用いたパイプラインの組立手順につ
いて説明すると、まず予め製作された隔壁4を既設の輸
送管部材1Aと鞘管2Aとの間に挿入し、該隔壁4の内
周リング部材4Bを輸送管部材1A外周に溶接する(溶
接部20)。
次いで、輸送管部材1Aの突出端部に他方の輸送管部材
1B端部を突合わせ溶接しく溶接部21)、長手方向に
接続する。
該溶接部21の検査終了後、他方の鞘管部材2Bを図の
右方からはめ、その端部を左方の既設鞘管部材2Aの端
部に突合わせ溶接する(溶接部22)。
この際、既設の輸送管部材IAに溶接固定された隔壁4
は、その外周リング部材4Aが溶接部22において全周
に亙って鞘管部材2A、2Bと一体に溶接接続されるこ
とになる。
隔壁4は、輸送管1と鞘管2の温度差による応力にも充
分耐える強度をもち、完全な気密を保つ。
第3図は、第1図に図示しない隔壁中間部分における管
部の支持構造を示す。
図に示すように、二重円環を空気の流通に抵抗を与えな
い数枚の鋼板で同心に固定した支持構造物25を予め製
作しておき、第2図の説明で述べたように逐次溶接続さ
れるときに、適当な一定間隔ごとに輸送管1と鞘管2と
の間に挿入し、輸送管1及び鞘管2の何れか一方に移動
しないように溶接固定する。
本図は鞘管2に固定した場合を示す。
この支持構造物25は輸送管1の自重及び輸送管1内流
体の重量に耐える充分な強度をもち、また設置間隔は輸
送管1の撓み、応力、及び地震時等の振動を考慮して定
める。
次にその作用を述べる。
上記各遮断弁8.9の開弁状態においては、送風機7か
ら供給される空気は送風管5を通じて上記空間層3の一
端に流入する。
空間層3の他端には排風管6が開口しているから、空間
層3内では第1図に示す矢印方向に空気流が生じる。
このとき、例えば石油パイプライン輸送管1の途中に亀
裂等を生じると、この亀裂等から輸送物が空気層3内に
漏洩する。
ここで、輸送物が液体の場合には、前記空間層3内で漏
洩油の気化したことにより生ずるガス又輸送物が気体の
場合においては空間層3内に漏洩した気体即ち漏洩ガス
が空間層3内の空気流によって運ばれ、排気管6を通じ
て外部に排出される。
このため漏洩ガスは排風管6を通過する時に排風管6内
に臨ませたガス検出器10の検出端11により検知され
る。
こうして、石油パイプライン輸送管1の如何なる個所の
微少漏洩も速やかに検知することができる。
又、ガス検出器10の検知情報により制御箱14内に組
みこまれたシースケンス制御が作動し、遮断弁8,9の
駆動装置12.13を作動させ、遮断弁8゜9を閉じる
一方、これらガス検知、即ち弁閉の情報はテレメーター
15でコントロールセンター16に伝送され、表示され
る。
このときには空間層3内に漏洩する漏洩油は空間層3内
に滞留し、パイプライン周囲に拡散することはない。
このため輸送作業をこのまま続行することも可能である
又、上記構成によれば、隣接する輸送管部材1A、IB
のうち既設の管部材1Aの溶接端部を該輸送管部材1A
外周に位置する既設の鞘管部材2Aの溶接端部から突出
させるようにしたから、既設の輸送管部材1Aとこれに
接続される輸送管部材1Bの溶接を該輸送管部材1A外
周に位置する既設の鞘管部材2Aの溶接端部から外方に
突出する部位で行うことができ、この溶接作業が行、い
易く、これによって溶接の確実性が増し、ひいては堅固
な溶接状態が得られ溶接個所を強度的に強いものとでき
ると共1こ該溶接個所において確実な気密性が得られる
又、既設の鞘管部材2Aとこれに接続される鞘管部材2
Bの溶接を行うに際し、これらの突合わせ部内周壁面に
輸送管部材1Aに溶接した隔壁4の外周リング部材4A
を当接させるようにしたから該外周リング部材4Aが裏
当ての役目をし、溶接部における溶落を防止でき、鞘管
部材2Aと2Bの溶接を確実に行え、これも堅固な溶接
状態が得られ溶接個所を強度的に強いものとできると共
にやはり該溶接個所の気密性を確実なものとできる。
更に、裏当てを勿論不要なものにでき、製作部品数低減
や製作工程を削減できるのは言うまでもない。
そして、パイプラインを輸送管1と鞘管2との2重構造
にし、上述のように確実な溶接接続構造によりパイプラ
インを強度的に強いものとでき、地震時の地盤振動によ
る危険性を回避でき安全性を向上で゛きるわけで゛ある
本考案は以上のように構成したから、石油パイプライン
等の輸送管における如何なる微少漏洩も速やかに検知で
き、更に漏洩油或いはガスがパイプライン周囲の土壌等
に滲透拡散するのを完全に防止し、地中のパイプライン
のみならず、地上、水中のパイプラインにおいても効果
的であり、環境汚染或いは大事故に継がる危険を回避す
ることができる。
特に、本考案によれば、従来のように、疎水性不織布等
を使用せずに空気層内に滞留している漏洩ガスを送風機
により検知手段に向けて送り出すようにしているから、
漏洩ガス検知に要する動力が小さくて済み、長期に亙り
確実な漏洩検知機能及び漏洩油等の地中拡散防止機能を
維持出来る。
又、送風管と排風管とに遮断弁を設けて、ガス検知時に
漏洩油を空間層内に滞留させるようにしたから、石油類
の拡散を確実に防止出来、即時パイプラインの修理を行
わずに石油類の輸送を続行することが出来る。
更に、隣接する輸送管部材のうち既設の管部材の溶接端
部を該輸送管部材外周に位置する既設の鞘管部材の溶接
端部から突出されるようにすると共に既設の鞘管部材と
これに接続される鞘管部材の溶接を行うに際し、これら
の突合わせ部内周壁面に既設の輸送管部材な溶接した隔
壁の外周リング部材を当接させるようにしたから、溶接
作業性の向上を図れ、溶接を確実堅固なものにでき、溶
接部における強度並びに気密性を向上でき、パイプライ
ンを内管と外管との2重構造にしたことと合わせてパイ
プラインを強度的に強く、地震時の地盤振動による危険
性を回避でき、安全なパイプラインとして使用すること
ができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る一実施例の概略図、第2図は同上
の管部の接続関係を示す詳細図、第3図は管部の支持関
係を示す詳細図である。 1・・・・・・輸送管、IA、IB・・・・・・輸送管
部材、2・・・・・・鞘管、2A、2B・・・・・・鞘
管部材、3・・・・・・空間層、4・・・・・・隔壁、
4A・・・・・・外周リング部材、4B・・・・・・内
周リング部材、5・・・・・・送風管、6・・・・・・
排風管、7・・・・・・送風機、10・・・・・・ガス
検出器。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 所定長さの複数の管部材相互を突合わせ溶接してなる石
    油パイプライン等の輸送管の外壁周囲に空間層を隔てて
    所定長さの複数の管部材相互を突合わせ溶接してなる鞘
    管を設けると共に前記輸送管と鞘管との間に挿入されて
    前記空間層を管の長手方向に適当な間隔で仕切る環状の
    隔壁を設け、隣接する輸送管部材のうち既設の管部材の
    溶接端部を該既設の輸送管部材外周に位置する既設の鞘
    管部材の溶接端部から突出させ、前記隔壁を、隣接する
    鞘管部材相互の溶接部内壁面全周に当接して該溶接部と
    一体に溶接固定される外周リング部材と該外周リング部
    材と2重構造をなし前記既設の輸送管部材外壁面に当接
    して溶接固定される内周リング部材とを備えた構成にす
    る一方、前記隔壁間の空間層の長手方向の一端に送風機
    と接続した送風管を連通ずると共に、他端にガス検出器
    を備えた排風管を連通し、前記送風管と排風管とに夫々
    遮断弁を設けると共に前記ガス検出器によるガス検知信
    号を受けて該遮断弁を駆動する遮断弁駆動装置を設けた
    ことを特徴とする輸送管の漏洩検知兼拡散防止装置。
JP1975142474U 1975-10-21 1975-10-21 ユソウカンノロウエイケンチケンカクサンボウシソウチ Expired JPS5820913Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPS5255773U JPS5255773U (ja) 1977-04-22
JPS5820913Y2 true JPS5820913Y2 (ja) 1983-05-02

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01230895A (ja) * 1988-03-09 1989-09-14 Okumura Corp 推進工法における裏込注入方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4856183A (ja) * 1971-11-13 1973-08-07

Patent Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4856183A (ja) * 1971-11-13 1973-08-07

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01230895A (ja) * 1988-03-09 1989-09-14 Okumura Corp 推進工法における裏込注入方法

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