JPS5820872Y2 - アルミ回収溶解炉の送風装置 - Google Patents

アルミ回収溶解炉の送風装置

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JPS5820872Y2
JPS5820872Y2 JP14148080U JP14148080U JPS5820872Y2 JP S5820872 Y2 JPS5820872 Y2 JP S5820872Y2 JP 14148080 U JP14148080 U JP 14148080U JP 14148080 U JP14148080 U JP 14148080U JP S5820872 Y2 JPS5820872 Y2 JP S5820872Y2
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JP
Japan
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melting furnace
furnace
air
combustion
aluminum
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JP14148080U
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JPS5764594U (ja
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昭夫 張田
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  • Manufacture And Refinement Of Metals (AREA)
  • Vertical, Hearth, Or Arc Furnaces (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は溶解効率および燃焼効率を著しく高めたアルミ
回収溶解炉の送風装置に関する。
近年、電化製品、自動車部品9機械部品など特にアルミ
部品を多く含む金属製廃棄物が増大している。
これらのアルミ部品よりアルミを回収するにあたっては
、アルミの溶解温度が比較的低いことを利用し、溶解炉
にて他の金属が溶解する以前にアルミニウムのみを溶解
させ取り出すことが行われている。
しかし、被溶解物中には燃焼容易なゴム類9合或樹脂等
が組み込まれていたり、塗料滓、油類が耐着していたり
することが多い。
このため、バーナー燃焼後20〜40分経過すると次第
にこれらの燃焼物が白熱燃焼し始め、種々雑多な化学反
応ガス体、有遊炭素等を発生する。
炉内は、バーナー燃焼用の理論空気量だけでは不足状態
となり、黒煙がますます増加し、ついには炉内に充満し
停滞してしまい、煙突からの排気もできない状態となる
ことが多かった。
このことは、炉の溶解効率および燃焼効率を著しく阻害
するものである。
この場合、ただ単に送入空気量を多くすれば過剰空気と
なり、熱風温度が低下し、炉内の燃焼状態を一層悪化す
ることとなる。
従来、この解決策としての良い方法は見出されておらず
、非常に高価な再燃焼の方法や複雑な燃焼方法等がとら
れていた。
本考案はこれを改良するもので、炉内空気の循環を良好
にし、熱気の均等化を行ない、かつ被溶解物に熱風を強
くたたきつけることにより溶解効率を著しく向上させ、
煙突からは完全燃焼された清浄な排気ガスを円滑に排出
することのできる溶解効率および燃焼効率の優れたアル
ミ回収溶解炉の送風装置を提供することを目的とする。
本考案は、バーナーよりの理論空気量に加えて、送風圧
5QQ m m Aqないし1500 m m Aqc
7)高圧空気を炉内燃焼室の被溶解物に向は強制送気す
るよう構成した送風機を連設したことを特徴とする。
次に図面に基づいて実施例を説明する。
第1図は本考案実施例溶解炉の要部構造を示す縦断面図
、第2図は第1図のA−A線断面図である。
図に示す溶解炉1は、アルミ回収溶解炉で内部に燃焼室
2が設けられ、第1図における右側壁は開口され上下に
開閉できる前扉3が備えられ、その外側に投入装置4が
設けられている。
この前扉3に穿設された貫通孔5には、燃焼室2内の被
溶解物6を目がけて上部より火炎を噴出することのでき
るバーナー7が装備されている。
このバーナー7の空気孔からは、燃焼用空気の理論空気
量が吹き込まれている。
また、溶解炉1の左側壁にも同様に後扉8が備えられ、
下部には溶解アルミを流出する溝が設けられ、外側には
溶解残物を排出する排出板10が装備されている。
また、燃焼室2の側壁下部より煙道11が貫設され、煙
突12に連結されている。
溶解炉1の上部には、本考案にかかる高圧ターボブロア
13が設置されている。
このターボブロア13は500 m mAqないし15
00 m m Aqc7)高圧の送風能力を持ち、送風
量および風圧を調整することができる。
ターボブロア13の吐出口に連結された送風管14は、
燃焼室2の天井壁を貫通し、燃焼室2の中央部に高圧空
気をほぼ垂直に吹き付けることができるよう配管されて
いる。
この実施例では送風管14は一本のみ示すが、炉により
増加され、高圧空気の吹き付は角度も変更することがで
きる。
また、垂直送風管14の先端に攪拌装置を備えたノズル
を取付け、ブロア13よりの高圧空気を炉内全体に攪拌
供給するよう構成することは、本考案の効果を炉内全体
に均一におよぼすことができるので、より好ましいもの
である。
次に、このように構成された溶解炉の作用・効果につい
て説明する。
溶解炉1内の燃焼室2に、投入装置4よりアルミおよび
アルミ合金製部品の組み込まれた被溶解物6が投入され
る。
次に炉が閉鎖されバーナー7が着火される。
このバーナ一部分の空気孔からは、燃焼用空気の理論空
気量が吹き込まれているので、バーナー7より噴射され
るオイルの燃焼については、理論空気量の混合により問
題はないはずである。
しかし、従来のアルミ回収溶解炉においては、燃焼後3
0〜40分経過すると、被溶解物6に耐着している可燃
性のゴム製品、塗料滓、廃プラスチツク類あるいは廃油
、シンナー等が白熱燃焼し始め、各種ガス、有遊炭素、
媒煙等が出放し状態となる。
このような状態では炉内は上記理論空気量だけでは不足
状態となり、黒煙や、バーナーより噴射される重油等で
ますます充満し、煙突の排気機能までも阻み、一層下完
全燃焼を呈する。
しかし、本考案にかかるターボブロア4の作動にるり、
500mmAqないし1500 mmAqノ高圧空気が
不足量だけ燃焼室2の天井より下方に吹き付けられる。
これにより、少ない空気量で炉内圧を高めることができ
、この炉内圧の高まりが排気の促進を計り、円滑な排気
が効果的に行なわれる。
また、炉内は安定した燃焼状態のもとに完全燃焼を呈す
ることができる。
これは、良好な燃焼は良好な排気から始まるとい−うこ
とからしても当然である。
さらに、上記燃焼物の燃焼炎を上方より下方に叩きつけ
、被溶解物の細部あるいは複雑な形状部の溶解を助け、
炎の有効利用を図ることができる。
また、天井部に集合しがちな高熱を下方に向けて吹き付
け、炉内の燃焼熱を回転させる。
これにより排気の円滑化と相まって、炉内の熱分布をほ
ぼ均一に保持することができ、被溶解物6の溶解を促進
させることができる。
以上説明したように本考案溶解炉の送風装置によれば、
煙突からは完全燃焼した清浄な排気ガスを円滑に排出す
ることができ、従来炉のように炉内に各種ガス、煤煙類
が充満して溶解に支障を来たしたり、公害の問題を引き
起こすことは全くない。
また、炉内の熱を回転移動させ平均化し、さらにその熱
を溶解物や燃焼物に強く打ちつけるように作用するので
、溶解効率および燃焼効率を著しく向上させる。
したがって本考案溶解炉の送風装置は、燃料オイルの節
減をも図ることができ、省エネルギー化においても優れ
た効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例溶解炉の要部構造を示す縦断面図
。 第2図は第1図のA−A線断面図。1・・・・・・溶解
炉、2・・・・・・燃焼室、6・・・・・・被溶解物、
7・・・・・・バーナー、11・・・・・・煙道、12
・・・・・・煙突、13・・・・・・ターボブロア、1
4・・・・・・送風管。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 溶解炉内部の燃焼室に被溶解物を投入し、上部に備えら
    れたバーナーより燃焼のための理論空気量を吹き込むと
    ともに炎を噴出せしめてアルミを溶解させ回収を図るア
    ルミ回収溶解炉において;上記バーナーよりの理論空気
    量に加えて、送風圧5QQmmAqないし1500 m
    mAqノ高圧空気を上記燃焼室内の被溶解物に向は強制
    送気するよう構成した送風機を連設したことを特徴とす
    るアルミ回収溶解炉の送風装置。
JP14148080U 1980-10-02 1980-10-02 アルミ回収溶解炉の送風装置 Expired JPS5820872Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP14148080U JPS5820872Y2 (ja) 1980-10-02 1980-10-02 アルミ回収溶解炉の送風装置

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JP14148080U JPS5820872Y2 (ja) 1980-10-02 1980-10-02 アルミ回収溶解炉の送風装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5764594U JPS5764594U (ja) 1982-04-17
JPS5820872Y2 true JPS5820872Y2 (ja) 1983-05-02

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ID=29501302

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14148080U Expired JPS5820872Y2 (ja) 1980-10-02 1980-10-02 アルミ回収溶解炉の送風装置

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JPS5764594U (ja) 1982-04-17

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