JPS5820853A - 中空板状体の空気対流制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は建築物の外側に配設した中空板状体の中空部内
の空気対流制御装置Ｋ１１ｌする。

φ空体は中空部内に含まれる空気が熱の慇導体である丸
めすぐれた断熱効果を有することは会知でＴｏ〕、従っ
てａ業物の外部断熱材としてプラスチック系、セメント
系等の中空板状体が多用されている。

このような中空板状体社通常長手方向に沿って＊ａの貫
通孔を穿設し、場景化、断熱効果の他に鐘音効果をも計
っている。中空板状、体を建築物の外部に使用する時は
、冬期に′は外気が屋内空気よシも低温となるので貫通
孔の両端開口部を密閉して内部の空気を断熱材として利
用・することが好ましい。これに反して夏期には、中空
部内の空気が密閉されていると該空気が外気からの輻射
熱によって高温となりさらに屋内に輻射伝導して屋内の
冷房効率等を低下させる。これを防止するためＫは貫通
孔の両端開口部を開放して空気の対流等による通気を行
なうことが必要である。

上述したように外気の温度変化に応じて中空板状体の中
空部を開放し九シ密閉したりすることが望まれているが
、この操作を例えば機械的又は電気的ＫＭ放・密閉する
こと＃ｉ極めて困難であシ、又為し得たとしても経費高
になる。

本発明は上記に鑑みてなされ九もので、中空板状体の両
開口端部には夫々板状体端面を密閉状に被覆する閉塞蓋
を配設し、又板状体よ）も大なるｌｌ脹係数を有すると
共和板状体とほぼ等しい長さの連結棒を該板状体の外部
又は内部を通過して配列し、該連結棒の両端部には上記
の閉１１蓋を夫々取付け、さらに上記板状体の開口端部
の外方には所定の間隔をお論て上記閉塞ＩＥＫ当接する
少なくとも一つのストッパ一部材を固設し、複＃ｌな機
械的又は電気的の装置′を用論ないで、中空板状体と連
結棒との熱膨張係数の差を利用して中空部の開閉を行な
うようにした構造簡単な装置を提供するものである。

以下実施？ｉｌＫついて本発明を説明する。

篇１図及び纂２図は中空板状体を外壁に使用した場合の
実ＩＩＡｉＰ％ｌで、建築物の躯体ｌの外側には例えば
押出成形した石綿七メントからなる中空板状体２が着設
されて＾る。板状体２は第３図に示すように複数の貫通
孔３が押出成形時に形成されて＾て、この貫通孔３ＫＦ
ｉ板状体２とはぼ等し＾長さを有するアル１ニウム管等
からなる連結棒４が挿通されて＾る。５Ａ及び５Ｂはア
ルミニウム又はプラスチック等からなる軽量の閉塞蓋で
連結棒゛４の上下端に夫々取付ける。該閉塞蓋５Ａ及び
５Ｂは夫々板状体端部を被覆するのに充分な面積を有す
る。

第４図は閉塞蓋の被覆状態を示す。閉塞蓋５Ａ（５Ｂ）
はカバ一部材６と内側部材フとを備え、内側部材７には
凹溝を介して発泡クロロプレン等のガスケット８が嵌装
されている。一体化された内側部材７とガスケット８に
ナツト等を介して連結棒４の端部を固定し、内側部材７
が接してい々−ガスケット８の面を板状体２の端面に密
閉状に当接きせる。さらに防水性を有するカバ一部材６
を内側部材７　ＦＣ外滅しビス等で固定する。上記のカ
バ一部材６及び内側部材７Ｆ！軽量ではあるが変形し　
　　　　　　１難いように断面形状が考瀘されている。

第１図及び第２図に戻って板状体２の下方の躯体ｌの部
分ＫＦｉ、板状体２の下端から所定の距離りをおｉてス
トッパ一部材９が突設されている。

第１図は冬期の状態を示し、連結棒４＃ｉ外気の温度が
低いので収縮し、上下の閉塞１１５Ａ及び５Ｂはガスケ
ット８．８を介して板状体２０貫通孔３の上下開口端部
を完全に密閉する。

４１９１２図は夏期の状態を示す。連結棒４Ｉｒｉ板状
体２より４膨緩係数が大きｉので高い外気温度の影響を
受けて伸長し、最初下部の閉塞＊５Ｂがストッパ一部材
９の上面に到達し、以後は上部の閉塞蓋５Ａが板状体２
の上端から艙れて上昇し、貫通孔３の上下開口は共に開
放される。前述し丸板状体２からストッパ一部材９壕で
の距離りを適当に遇んでおくと、上下の閉塞、ｆｉ５Ａ
、５Ｂと板状体２間の距離を等しくすること４可能であ
る。このようにして貫通孔３即ら中ｇ！部内の高温空気
は貫通孔３内て下方よシ上方に向けて対流等を起し、大
気中に放出され比較的低温の外気と置換されるのでＩＩ
ＡＩＩＰ４１Ｂ屋内は板状体２内の高温による輻射熱の
影響を受けることがない。　　　′ 尚、上記の説明では冬期、夏期の両季節に分けて説明し
たが、−日の内でも夕刻時に本装置が西日を受けて夏期
と類似の作動をすることは改めて説明するまでもない。

父上記の１ｉＩＩＩＡ例では連結棒を貫通孔内に設けた
が、板状体の外部に設けることも可能である。この場合
は連結棒が水平方向に撓みを起さぬように適宜の支持機
−があることが好ましい。

第５図及び第６閣は本発明を屋上の陸履根に適用した又
別の実施例を示す。ｊｌｌの実施例と異なシ板状体２を
水平状に配設し又は板状体２０両端部外方に二つのスト
ッパ一部材９が設けられている。図の内部５図は第１図
と同様冬期の状飽を示し板状体２０両開口端部は閉１１
ｆｉ　５　Ａ及び５Ｂによって密閉状に閉鎖されている
。第６図に示すように夏期には連結棒４が伸長して何れ
か一方の閉１１！Ｉがそれに対面するストッパ一部材９
に当接する。次いで連結棒４は反則方向に抑圧されて抑
圧方向先端に在る閉塞蓋がそれに対応するストッパ一部
材９に当接して板状体２の両端を開放する。

このため貫通孔３内を風が通９抜けることができるよう
Ｋなｐ高温化した内部空気の温度を下げる。

従って鳳機面から屋内に向かう輻射熱の大部分が排除さ
れる。この場合両ストッパ一部材９．９を固設するが外
気の異常高温時に連結棒４の異常伸長による変形につな
がるので、適宜な空隙を５Ａ又Ｆｉ５Ｂと９との関に設
定するかまたはストッパ一部材９．９にばね等の緩価部
材１０．１０を付設することが望まし論。

尚、澁根上に板状体２を傾斜させて配設する場合ＫＦｉ
上向き傾斜側のストッパー９を省略することができる。

又両実施例を通じて連結棒４をナイロン等のスラスト軸
受材で摺動自在に支持すると好都合である。

本発明は上記のようＫＩＩＦｌｔしたので、機械的又は
電気的の複雑な装置を使用せずに膨張係数の差を利用し
た簡単な装置によって中空板状体の中空部内の空気対流
制御を行なうことができる。

【図面の簡単な説明】

菖１図及び第２図は本発明の第１の実施例の冬期及び夏
期の秋春を示す垂直断面図、第３図は菖１図のｍ−ｍ５
についての水平断面図、縞４図は第１図の要部を示す拡
大断面図、籐５図及び第６図は本発明の第２実施例の冬
期及び夏期の状態を示す垂直断面図である。 ２・・・板状体、　　　　　３・・・貫通孔（中空部）
、４・・・連結棒、　　　　　５Ａ、　５Ｂ・・・閉塞
蓋、９・・・ストッパ一部材。 特許出願人 昭和電工株式会社 特許出願代理人 弁理士背水　朗 弁理士西舘和之 弁理士吉田正行 弁理士　山　口　昭　之　　　　　　　　　　　　゛第
１図　　　　第２図 第３図 第４図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、建築物躯体の外方に配置した中空板状体（２）の空
   気対流制御装置にお＾て、上記板状体貫通孔（３）の両
   開口端部には夫々板状体端面を密閉状に被覆する閉塞蓋
   （５Ａ、　５Ｂ）を配設し、又該板状体よ〕も大なる膨
   張係数を有すると共に板状体とは。 ぼ等し＾長さの連結棒（４）を該板状体の外部又は内部
   を通過して配列し、該連結棒の両端部には上記の閉塞量
   を夫々取付け、畜らに上記板状体の開口端部の外方には
   所定の間隔をかいて上記閉塞蓋に’に！ｌｋする少なく
   とも−りのストッパーＩＳ材（９）を設けたことを特徴
   とする中空板状体の空気対流制御装置。