JPS5820713Y2 - グリ−ス阻集器 - Google Patents
グリ−ス阻集器Info
- Publication number
- JPS5820713Y2 JPS5820713Y2 JP6975779U JP6975779U JPS5820713Y2 JP S5820713 Y2 JPS5820713 Y2 JP S5820713Y2 JP 6975779 U JP6975779 U JP 6975779U JP 6975779 U JP6975779 U JP 6975779U JP S5820713 Y2 JPS5820713 Y2 JP S5820713Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- grease
- main body
- plates
- tank
- plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Sewage (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は厨房などに用いるグリース阻集器に関するも
のである。
のである。
グリース阻集器は飲食店の厨房などから排出される排水
中に含まれている油脂類が排水管中に流入して凝固し、
排水系統を詰まらせてその機能に支障を与えるのを阻止
することを目的とするものである。
中に含まれている油脂類が排水管中に流入して凝固し、
排水系統を詰まらせてその機能に支障を与えるのを阻止
することを目的とするものである。
この種の阻集器は料理人などの食品関係に従事している
人が取扱う場合が多いため複雑な機構で構成されていた
り、操作が困難なものは好ましくない。
人が取扱う場合が多いため複雑な機構で構成されていた
り、操作が困難なものは好ましくない。
従って従来では箱形の静止タンクに隔壁を設けて、比重
差による油水分離を行なうようにした単純な構成のもの
が多い。
差による油水分離を行なうようにした単純な構成のもの
が多い。
しかし、こうして分離し、槽の上部で凝固したグリース
および他の浮遊物を除去する必要があるため、甚だ面倒
な作業となる。
および他の浮遊物を除去する必要があるため、甚だ面倒
な作業となる。
この考案は上記のような凝固グリースその他の浮遊物を
簡単かつ容易に除去し得るようにし、さらに油水分離効
率を高めることができるグリース阻集器を提供するもの
である。
簡単かつ容易に除去し得るようにし、さらに油水分離効
率を高めることができるグリース阻集器を提供するもの
である。
この考案の構成は、櫓状本体1の両側に流入口3と流出
口4を設け、本体1の内部に一対の潜り堰板5,6及び
本体1の底面に各堰板5,6の下端より高く且つ流入出
口3,4より低い仕切板10を設け、上記堰板5,6間
に形成された槽8内にグリース捕集ケース13を挿入し
その底面を上記仕切板10上に臨ませ、上記捕集ケース
13の底面に相互に部分的に重なって底面を閉鎖し且つ
傾斜状態に開放する回動自在の多数の帯状板15とその
回動操作用連動杆17を設けた構成としたものである。
口4を設け、本体1の内部に一対の潜り堰板5,6及び
本体1の底面に各堰板5,6の下端より高く且つ流入出
口3,4より低い仕切板10を設け、上記堰板5,6間
に形成された槽8内にグリース捕集ケース13を挿入し
その底面を上記仕切板10上に臨ませ、上記捕集ケース
13の底面に相互に部分的に重なって底面を閉鎖し且つ
傾斜状態に開放する回動自在の多数の帯状板15とその
回動操作用連動杆17を設けた構成としたものである。
上記構成によると、汚水が流入口3から潜り堰板5の下
方を経て仕切板10の流入口3側の帯状板15間を通過
して槽8内に流入し、槽8から仕切板10の流出口4側
の帯状板15を通過し潜り堰板5の下方を経て流出口4
から流出する間に、槽8内に挿入されたグリース捕集ケ
ース13内で油水分離が行なわれ、グリース捕集ケース
13の底面に設けた帯状板15を閉鎖した状態で当該ケ
ース13を引上げると、汚水は帯状板15の重なり部分
から流出する一方、凝固したグリース等が帯状板15上
に残留し捕集されることになる。
方を経て仕切板10の流入口3側の帯状板15間を通過
して槽8内に流入し、槽8から仕切板10の流出口4側
の帯状板15を通過し潜り堰板5の下方を経て流出口4
から流出する間に、槽8内に挿入されたグリース捕集ケ
ース13内で油水分離が行なわれ、グリース捕集ケース
13の底面に設けた帯状板15を閉鎖した状態で当該ケ
ース13を引上げると、汚水は帯状板15の重なり部分
から流出する一方、凝固したグリース等が帯状板15上
に残留し捕集されることになる。
以下にこの考案の実施例を添付図面について詳細に説明
する。
する。
図において、1は櫓状の本体であって、厨房などの床に
埋め込まれ上部開口には開閉自在の蓋2が取付けてあり
、一端に流入口3、他端に流出口4を設けであるが、流
出口4は倒立り形になり、その下端開口が水面下に位置
するようになっている。
埋め込まれ上部開口には開閉自在の蓋2が取付けてあり
、一端に流入口3、他端に流出口4を設けであるが、流
出口4は倒立り形になり、その下端開口が水面下に位置
するようになっている。
本体1内には両端近くの上部がら下方に向がう潜り堰板
5,6を設けて本体1内を第1槽7、第2槽8、第3槽
9に分割し、この堰板5,6の下端と本体1の底部間に
は各種7,8.9を連通させる汚水通路が形成される。
5,6を設けて本体1内を第1槽7、第2槽8、第3槽
9に分割し、この堰板5,6の下端と本体1の底部間に
は各種7,8.9を連通させる汚水通路が形成される。
また両堰板5,6間において、本体1の底部上に仕切板
10が固定され、この仕切板10の上端は両堰板5,6
の下端より若干上位となっており、且つ流入出口3,4
より下位になっている。
10が固定され、この仕切板10の上端は両堰板5,6
の下端より若干上位となっており、且つ流入出口3,4
より下位になっている。
11は第1槽7内に着脱自在に取付けたストレーナであ
って、金網などからなる上部開放の箱状であり、その下
部が本体1と堰板5に設けた受片12により支持されて
いる。
って、金網などからなる上部開放の箱状であり、その下
部が本体1と堰板5に設けた受片12により支持されて
いる。
13は第2槽8内に着脱自在に取付けるグリース捕集ケ
ースであって、堰板5,6に設けた受片14により支持
されている。
ースであって、堰板5,6に設けた受片14により支持
されている。
このケース13は上下が開放されたもので、その下部内
には回動自在の帯状板15の複数が一定間隔で平行に配
置されている。
には回動自在の帯状板15の複数が一定間隔で平行に配
置されている。
16は各帯状板15の後部寄りの両端をケース1の両側
に回動自在に取付ける軸である。
に回動自在に取付ける軸である。
17は帯状板15の回動操作用連動杆であり、その連動
杆17はケース1の両側内側に配置され、その両端の上
向杆18がケース13に設けたガイド19に摺動自在に
係合している。
杆17はケース1の両側内側に配置され、その両端の上
向杆18がケース13に設けたガイド19に摺動自在に
係合している。
この両速動杆17には各帯状板15の両端前部寄りの下
側に位置する複数のピン20が固定され、上向杆18を
引上げるとこのピン20が各帯状板15を一斉に上方に
回動してほぼ水平にするようにしである。
側に位置する複数のピン20が固定され、上向杆18を
引上げるとこのピン20が各帯状板15を一斉に上方に
回動してほぼ水平にするようにしである。
また、各帯状板15の前部上側には適当間隔で複数の突
起22を設けて、前後の帯状板15が重なっても突起2
2間に若干の間隙か生ずるようにしである。
起22を設けて、前後の帯状板15が重なっても突起2
2間に若干の間隙か生ずるようにしである。
24はケース13の両端上に固定した下向コ字形の取手
であり、この取手の内側には下向きコ字形の操作杆23
を配置し、その下端を前記連動杆17の各上向杆18に
連結する。
であり、この取手の内側には下向きコ字形の操作杆23
を配置し、その下端を前記連動杆17の各上向杆18に
連結する。
この操作杆23の上部は下降時取手24の上部より下位
置とし、連動杆17が上昇すると取手24の上部と操作
杆23の上部が揃うようにする。
置とし、連動杆17が上昇すると取手24の上部と操作
杆23の上部が揃うようにする。
なお、ケース13の両端内には端部の帯状板15とケー
ス13の内側間の間隙を閉鎖する板25.25を固定し
である。
ス13の内側間の間隙を閉鎖する板25.25を固定し
である。
この考案は上記の構造であり、グリース捕集ケース13
を第2槽8内に挿入し、その下端を受片14上に載せた
状態では第1図、第3図のように連動杆17は自重で下
り、各帯状板15も下方へ傾斜してピン20で支えられ
ているから各帯状板15間は大きく開いている。
を第2槽8内に挿入し、その下端を受片14上に載せた
状態では第1図、第3図のように連動杆17は自重で下
り、各帯状板15も下方へ傾斜してピン20で支えられ
ているから各帯状板15間は大きく開いている。
この状態において、流入口3から流入した厨房汚水は第
1槽7内のストレーナ11に流入してここで米粒、野菜
、茶カスなどが取除かれ、堰板5の下部がら第2槽8内
に流入する。
1槽7内のストレーナ11に流入してここで米粒、野菜
、茶カスなどが取除かれ、堰板5の下部がら第2槽8内
に流入する。
第2槽8には仕切板10があるため、これにより汚水は
上方に流れて各帯状板15の間がらケース13内に流入
したのち堰板6の下部を経て第3槽9内に流入し、流出
管4から流出する。
上方に流れて各帯状板15の間がらケース13内に流入
したのち堰板6の下部を経て第3槽9内に流入し、流出
管4から流出する。
上記のように帯状板15間からケース13内に流入する
汚水中の比重の軽い油類は傾斜した帯状板15間の通過
の際に水との分離が促進されて第2槽8の上部にたまり
、浮上した油脂類は自然冷却などにより凝固する。
汚水中の比重の軽い油類は傾斜した帯状板15間の通過
の際に水との分離が促進されて第2槽8の上部にたまり
、浮上した油脂類は自然冷却などにより凝固する。
こうして一定時間が経過した頃、蓋2を外し、取手24
の上部と操作杆23の上部を共に掴むと操作杆23が上
り、これに連結した連動杆17が上るので各ピン20が
各帯状板15の前部を押し上げる。
の上部と操作杆23の上部を共に掴むと操作杆23が上
り、これに連結した連動杆17が上るので各ピン20が
各帯状板15の前部を押し上げる。
このため各帯状板15は第4図のようにほぼ水平となる
。
。
この状態で捕集ケース13を第2槽8内から引上げると
、汚水は各帯状板15間の細い隙間がら流下するが凝固
したグリースは帯状板15上に付着して引上げられる。
、汚水は各帯状板15間の細い隙間がら流下するが凝固
したグリースは帯状板15上に付着して引上げられる。
こうして引上げたグリースは操作杆23を下げて各帯状
板15を下方に回し、帯状板15から払い落す。
板15を下方に回し、帯状板15から払い落す。
上記の実施例では捕集ケースが1個の場合を示したが、
本体内に設ける堰板や仕切板をさらに増加して捕集ケー
スを複数にすると油水の分離効果はさらに高められる。
本体内に設ける堰板や仕切板をさらに増加して捕集ケー
スを複数にすると油水の分離効果はさらに高められる。
この考案は以下に列挙する効果がある。
■ グリース捕集ケースの底部に設けた多数の帯状板を
傾斜状態に開放しておくこ、とにより、油水の混合汚水
は自由に捕集ケース内に流入することができると共に、
傾斜状態の帯状板間を通過する際に油水の分離が促進さ
れる。
傾斜状態に開放しておくこ、とにより、油水の混合汚水
は自由に捕集ケース内に流入することができると共に、
傾斜状態の帯状板間を通過する際に油水の分離が促進さ
れる。
■ ケース内に流入して凝固したグリースは、帯状板を
閉じて捕集ケースを引上げることにより、簡単かつ容易
に取出して除去することができる。
閉じて捕集ケースを引上げることにより、簡単かつ容易
に取出して除去することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案のグリース阻集器の一実施例を示す縦
断側面図、第2図は同上に用いる捕集ケースの一部縦断
正面図、第3図は同上の帯状板の開放状態を示す一部縦
断拡大側面図、第4図は同じく帯状板の閉鎖状態を示す
一部縦断拡大側面図である。 1・・・・・・本体、3・・・・・・流入口、4・・・
・・・流出口、5,6・・・・・・潜り堰板、8・・・
・・・槽、10・・・・・・仕切板、13・・・・・・
グリース捕集ケース、15・・・・・・帯状板、17・
・・・・・連動杆。
断側面図、第2図は同上に用いる捕集ケースの一部縦断
正面図、第3図は同上の帯状板の開放状態を示す一部縦
断拡大側面図、第4図は同じく帯状板の閉鎖状態を示す
一部縦断拡大側面図である。 1・・・・・・本体、3・・・・・・流入口、4・・・
・・・流出口、5,6・・・・・・潜り堰板、8・・・
・・・槽、10・・・・・・仕切板、13・・・・・・
グリース捕集ケース、15・・・・・・帯状板、17・
・・・・・連動杆。
Claims (1)
- 櫓状本体1とその内部に出し入れ自在に挿入されるグリ
ース捕集ケース13との組合せから戊るグリース阻集器
において、本体1の両側に流入口3と流出口4を設け、
本体1の内部に一対の潜り堰板5,6及び本体1の底面
に各堰板5,6の下端より高く且つ流入出口3,4より
低い仕切板10を設け、上記堰板5,6間に形成された
槽8内にグリース捕集ケース13を挿入しその底面を上
記仕切板10上に臨ませ、上記捕集ケース13の底面に
相互に部分的に重なって底面を閉鎖し且つ傾斜状態に開
放する回動自在の多数の帯状板15とその回動操作用連
動杆17を設4けたことを特徴とするグリース阻集器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6975779U JPS5820713Y2 (ja) | 1979-05-24 | 1979-05-24 | グリ−ス阻集器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6975779U JPS5820713Y2 (ja) | 1979-05-24 | 1979-05-24 | グリ−ス阻集器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS55168590U JPS55168590U (ja) | 1980-12-03 |
JPS5820713Y2 true JPS5820713Y2 (ja) | 1983-04-30 |
Family
ID=29303549
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6975779U Expired JPS5820713Y2 (ja) | 1979-05-24 | 1979-05-24 | グリ−ス阻集器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5820713Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4281964B2 (ja) * | 2002-09-08 | 2009-06-17 | 忠義 佐藤 | 浄化槽 |
-
1979
- 1979-05-24 JP JP6975779U patent/JPS5820713Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS55168590U (ja) | 1980-12-03 |
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