JPS5820342Y2 - 射出成形機のスクリユ− - Google Patents
射出成形機のスクリユ−Info
- Publication number
- JPS5820342Y2 JPS5820342Y2 JP1980126793U JP12679380U JPS5820342Y2 JP S5820342 Y2 JPS5820342 Y2 JP S5820342Y2 JP 1980126793 U JP1980126793 U JP 1980126793U JP 12679380 U JP12679380 U JP 12679380U JP S5820342 Y2 JPS5820342 Y2 JP S5820342Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- screw
- injection molding
- molding machine
- hole
- vent hole
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案はベント孔を設けた射出成形機のスクリューに関
するものである。
するものである。
射出成形機は合成樹脂成形品の製作に適しており、各種
の合成樹脂の成形に広く用いられているが、エンジニア
リング・プラスチックと称されている高級合成樹脂には
成形機の可塑化装置内で可塑化される際に分解ガスなど
の揮発性物質を発生するものが多い。
の合成樹脂の成形に広く用いられているが、エンジニア
リング・プラスチックと称されている高級合成樹脂には
成形機の可塑化装置内で可塑化される際に分解ガスなど
の揮発性物質を発生するものが多い。
この揮発性物質はガス体となって可塑化装置のベントか
ら排出されるが、一部は排出されずにスクリューによっ
て先端のスクリューヘッドの部分にまで送り込まれ、材
料と共にノズルから成形金型内に射出されて成形品の品
質に悪影響を与える。
ら排出されるが、一部は排出されずにスクリューによっ
て先端のスクリューヘッドの部分にまで送り込まれ、材
料と共にノズルから成形金型内に射出されて成形品の品
質に悪影響を与える。
特に、スクリューヘッド部分の高圧によってスクリュー
ヘッドをスクリューに装着するためのねし孔部の隙間に
も入り込み、ここで高温にさらされて焼けたガスが再び
材料と共にノズルから射出されることがあり、このガ゛
スのために成形品の表面に茶褐色の斑点や変色部などが
生じ、成形品の用途によって致命的な外観不良となる要
因となっていた。
ヘッドをスクリューに装着するためのねし孔部の隙間に
も入り込み、ここで高温にさらされて焼けたガスが再び
材料と共にノズルから射出されることがあり、このガ゛
スのために成形品の表面に茶褐色の斑点や変色部などが
生じ、成形品の用途によって致命的な外観不良となる要
因となっていた。
本考案はこのような従来の問題点に着目してなされたも
のであり、スクリューの先端部のスクリューヘッド取付
孔の底部から後端部のスクリュー駆動部への連結部まで
軸方向に貫通したベント孔を設けることにより、スクリ
ューヘッド取付孔の隙間に入り込んだ有害ガスをベント
孔によって後端部から排出し、高温にさらされたガスが
再び材料に混入することを防止できるようにした射出成
形機のスクリューを提供したものである。
のであり、スクリューの先端部のスクリューヘッド取付
孔の底部から後端部のスクリュー駆動部への連結部まで
軸方向に貫通したベント孔を設けることにより、スクリ
ューヘッド取付孔の隙間に入り込んだ有害ガスをベント
孔によって後端部から排出し、高温にさらされたガスが
再び材料に混入することを防止できるようにした射出成
形機のスクリューを提供したものである。
図面は本考案の一実施例を示すもので、以下図面ととも
に本考案を説明する。
に本考案を説明する。
図において、1は射出成形機のスクリューであり、左端
の先端部2に設けた雌ねじ状の取付孔3にスクリューヘ
ッド4の雄ねじ部5をねじ込むことによって、スクリュ
ーヘッド4が取付けられている。
の先端部2に設けた雌ねじ状の取付孔3にスクリューヘ
ッド4の雄ねじ部5をねじ込むことによって、スクリュ
ーヘッド4が取付けられている。
6はスクリューヘッド4の細径部7に嵌挿された逆流防
止リング、8は先端部2の端面に設けられた保護リング
であり、これらの交換はスクリューヘッド4をスクリュ
ー1から取り外して行なうようになっている。
止リング、8は先端部2の端面に設けられた保護リング
であり、これらの交換はスクリューヘッド4をスクリュ
ー1から取り外して行なうようになっている。
9はスクリュー1の内部を軸方向に貫通して設けられた
ベント孔であり、先端は取付孔3の底部に開口し、後端
はスクリュー1の後端部10の端面に開口しており、後
端部10はスクリュー1を駆動するための駆動部(図示
せず)に連結される。
ベント孔であり、先端は取付孔3の底部に開口し、後端
はスクリュー1の後端部10の端面に開口しており、後
端部10はスクリュー1を駆動するための駆動部(図示
せず)に連結される。
このベント孔9の直径は、成形機の容量などによっても
異なるが、10〜15mm程度のものでよく、正確に中
心に穿設されなくてもよいので加工は比較的容易に行な
うことができ、またこの程度の径の孔であればスクリュ
ー1の強度には全く影響しない。
異なるが、10〜15mm程度のものでよく、正確に中
心に穿設されなくてもよいので加工は比較的容易に行な
うことができ、またこの程度の径の孔であればスクリュ
ー1の強度には全く影響しない。
このように、ベント孔9を設けたスクリュー1を用いて
射出成形を行なうと、スクリューヘッド4付近のガスが
取付孔3のねじ部の隙間に入った場合、ベント孔9が後
端部10において大気圧中に開口しているから、ガスは
ヘッド部の圧力によってベント孔9を通じて放出され、
高温にさらされて焼けたガスが再びヘッド部に戻ること
は皆無となり、成形品の外観不良の原因となることがな
くなるのである。
射出成形を行なうと、スクリューヘッド4付近のガスが
取付孔3のねじ部の隙間に入った場合、ベント孔9が後
端部10において大気圧中に開口しているから、ガスは
ヘッド部の圧力によってベント孔9を通じて放出され、
高温にさらされて焼けたガスが再びヘッド部に戻ること
は皆無となり、成形品の外観不良の原因となることがな
くなるのである。
なお、取付孔3の隙間は極く小さいものであるから、ベ
ント孔9を設けてもヘッド部の圧力が低下したり、隙間
に樹脂材料が侵入したりすることはなく、成形作業自体
はベント孔9のない従来の場合と全く変りなく行なうこ
とができる。
ント孔9を設けてもヘッド部の圧力が低下したり、隙間
に樹脂材料が侵入したりすることはなく、成形作業自体
はベント孔9のない従来の場合と全く変りなく行なうこ
とができる。
上述のように、本考案はスクリューに先端から後端まで
貫通したベント孔を設けであるので、成形作業中にスク
リューヘッド取付孔の隙間に入ったガスはベント孔から
排出され、成形品に変色部などを生ずる原因となること
が防止されるのであり、簡単な構造によって成形品の品
質を向上し、成形歩留りを高めることができるという利
点があるのである。
貫通したベント孔を設けであるので、成形作業中にスク
リューヘッド取付孔の隙間に入ったガスはベント孔から
排出され、成形品に変色部などを生ずる原因となること
が防止されるのであり、簡単な構造によって成形品の品
質を向上し、成形歩留りを高めることができるという利
点があるのである。
図面は本考案の一実施例の一部破断側面図であり、1は
スクリュー、2は先端部、3は取付孔、4はスクリュー
ヘッド、9はベント孔、10は後端部である。
スクリュー、2は先端部、3は取付孔、4はスクリュー
ヘッド、9はベント孔、10は後端部である。
Claims (1)
- 先端部のスクリューヘッド取付孔の底部から後端部まで
軸方向に貫通したベント孔を設けたことを特徴とする射
出成形機のスクリュー
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1980126793U JPS5820342Y2 (ja) | 1980-09-06 | 1980-09-06 | 射出成形機のスクリユ− |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1980126793U JPS5820342Y2 (ja) | 1980-09-06 | 1980-09-06 | 射出成形機のスクリユ− |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5750329U JPS5750329U (ja) | 1982-03-23 |
JPS5820342Y2 true JPS5820342Y2 (ja) | 1983-04-27 |
Family
ID=29487194
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1980126793U Expired JPS5820342Y2 (ja) | 1980-09-06 | 1980-09-06 | 射出成形機のスクリユ− |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5820342Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2500532Y2 (ja) * | 1992-04-20 | 1996-06-05 | 株式会社日本製鋼所 | セグメント型スクリュ |
-
1980
- 1980-09-06 JP JP1980126793U patent/JPS5820342Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5750329U (ja) | 1982-03-23 |
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