JPS5820295Y2 - ガス系消火設備の補助装置 - Google Patents

ガス系消火設備の補助装置

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JPS5820295Y2
JPS5820295Y2 JP1980133616U JP13361680U JPS5820295Y2 JP S5820295 Y2 JPS5820295 Y2 JP S5820295Y2 JP 1980133616 U JP1980133616 U JP 1980133616U JP 13361680 U JP13361680 U JP 13361680U JP S5820295 Y2 JPS5820295 Y2 JP S5820295Y2
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JP
Japan
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gas
fire extinguishing
auxiliary
equipment
release
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Expired
Application number
JP1980133616U
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English (en)
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JPS5757857U (ja
Inventor
博 斉藤
Original Assignee
ホーチキ株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、二酸化炭素もしくはハロン化物等の消火用ガ
スを用いるガス系消火設備に関し、特に、規定時間内に
規定量の消火用ガスを放出した後も継続して少量の消火
用ガスを放出して消火効果を持続できるようにしたガス
系消火設備の補助装置に関する。
従来、この種のガス系消火設備においては、消防法の規
定に基づいて、防護対象物に応じた規定量の消火用ガス
を規定時間以内(二酸化炭素で1分、ハロン化物で30
秒)に放出するように設備構成されている。
ところで、防護対象物となる区画が、十分に密閉性の高
い場所であれば、規定量の消火用ガスの放出により確実
な消火が行なわれ、且つ消火効果も持続させることがで
きる。
しかしながら、防護対象物の密閉性が悪い場合には、消
火用ガスを放出した後の消火効果の持続が十分と云えず
、特に燻焼火災については消火が不確実になる恐れがあ
った。
このような問題を解決するためには、規定量の消火用ガ
スの放出を行なった後に、継続して少量のガス放出を行
なえば良く、このため、別途に補助用ガスボンベを設は
オリフィス等を用いて放出するガス量を絞ることが考え
られるが、従来の配管系統を使っての30分程度以上に
わたるガス放出の継続は困難であるし時間の調整も難し
く、オリフィス等で絞るだけでは絞り部分に凍結が起き
てガス放出が不確実になるという問題があった。
本考案は、このような従来の問題点に着目してなされた
もので、規定量のガス放出後に継続して行なう少量ガス
の遅延放出の時間設定が簡単且つ容易にでき、ガスの放
出も確実に行なえるようにするため、別途設置した補助
用ガスボンベを遅延放出時間に応じて予め設定した所定
長さの流量調整用細管を介して消火設置のガス放出用配
管に接続することにより上記の問題点を解決することを
目的とするもので゛ある。
以下、本考案を図面に基づいて説明する。
第1図は本考案の一実施例を示した説明図である。
まず構成を説明すると、1は防護対象物に応じて定まる
規定量の消火用ガス、例えば二酸化炭素あるいはハロン
化物を充填した複数本のガスボンベであり、所定の口径
となる圧力配管用鋼管を用いたガス放出用配管2を介し
て防護対象物の区画に設置した噴射ヘッド3b、3bの
それぞれに配管接続されている。
ガス放出用配管2には、選択弁4a、4bが設けられ、
噴射ヘッド3a、3bを選択できるようにしている。
ガスボンベ1からの消化用ガスの放出は、図示しない起
動装置からのパイロットガス圧の供給にて各ガスボンベ
1のそれぞれが一斉に開栓され、同時に、選択弁4 a
、4 bの少なくともいずれか一方が開作動されて噴
射ヘッド3a、3bから規定量の消火用ガスを規定時間
内に放出するようになる。
このようなガス系消火設備において、本考案によれば、
ボンベ1と別途に補助用ボンベ5が設けられ、この補助
用ボンベ5は、必要とする放出遅延時間に応じて予め定
められた所定長さの流量調整用細管6を介してガス放出
用配管2に接続される。
この細管6としては、加工性の良い焼なまし銅管、例え
ば内径4φ×外径6φのものが用いられ、他に、耐圧性
の高圧ホース、アルミパイプ等であっても良い。
また、細管6は配置スペースの節減を図るために、図示
のように巻回しておくことが望ましく、また管路長が長
くなりすぎて凍結の恐れがあるときには、収納ボックス
に納めて加熱できるようにしておくことが望ましい。
次に、所定のガス放出遅延時間を得るための細管6の長
さの決定の仕方を、具体的な数値例を用いて説明する。
いま、45 kg/68 lの二酸化炭素を充填した補
助用ガスボンベ5を2本使って30分間遅延放出を行う
ものとし、細管6の内径は4φであるとする。
まず、細管6の流量Qは、 Q=45(#)X 2 (本)÷30(分)−=5 (
#/m i !l )となる。
次に、放出圧力Pを計算する。
まず放出率Xは、X=Q/(細管断面積)となるので゛ となる。
ここで、放出率Xと放出圧力Pとの間には第2図のグラ
フに示す関係があるので、このグラフから、放出圧力P
中10 (kg/cmQが求まる。
次に銅管長りを求める。
まず比流量Q/ D2=310.42= 18.75
(kg/min−0m3)となり、比管長L/1°25
は第3図のグラフからL/D1°25牛60(m/cm
”2S)として得られ、従つて、 L=60D”” =6 ox(l1lL4 )”’ 4
19 (m)として、細管6の長さが求まる。
このようにして、任意の遅延放出時間について、細管6
の管路長りを決めることができる。
上述のようにして所定の長さを有する細管6を介してガ
ス放出用管路2に接続される補助用ガスボンベ5からの
ガス放出は、規定量のガス放出を規定時間内に行なうガ
スボンベ1と同様に、図示しない起動装置からのパイロ
ットガス圧の供給で行なわれる。
このガス放出は、ガスボンベ1の放出と同時、もしくは
ガスボンベ1の放出終了時のいずれであっても良く、ガ
スボンベ1からのガス放出が終了しても、細管6を消火
用ガスが通過するときの遅延作用により、補助用ボンベ
5からの消火用ガスは噴射ヘッド3a、3bから、消火
用ガスが充満している防護対象物の区画にゆっくりと放
出され、この放出が細管6の管路長で決まる所定時間に
わたって続けられる。
このため、防護対象物の区画の密閉性が悪くとも、外部
に漏れ出すぶんの補充が行なわれ、消火用ガスによる消
火効果を持続することができる。
第4図は本考案の他の実施例を示したもので、所定長さ
の流量調整用細管6に複数本の補助用ガスボンベ5a、
5b、5Cを接続したもので、例えば、ガスボンベ5a
が30分、5bが20分、5Cが10分となるように遅
延放出時間を決めている。
このように、遅延放出時間が異る複数の補助用ガスボン
ベを設けたときには、火炎の進展状況あるいは危険度に
応じて、遅延放出時間を10分、20分、30分、40
分、50分、更に最大60分と任意に選択できるという
利点がある。
尚、遅延放出時間は、使用する細管に応じて長さは判明
しているので、このデータに基づき、現場作業にて簡単
に遅延時間の設定及び調整ができる。
以上説明してきたように、本考案によれば、その構成を
、別途に設けた補助用ガスボンベを任意の遅延放出時間
となるように設定した所定長さの流量調整用細管を介し
てガス系消火設備のガス放出用配管に接続するようにし
たため、ガス系消火装置を起動して規定量の消火用ガス
を規定時間内に放出した後も、長時間にわたり少量の消
火用ガスを継続して放出させることができ、消火用ガス
による消火効果が確実となり、消火能力の向上を図るこ
とかできるという効果が得られる。
また、時間の設定は、細管の長さにより決まるので、加
工が容易であり、且つ現場での調整が簡単にできる。
更に、流量調整用細管としては、従来、パイロットガス
圧の供給に使っている鋼管で良く特別な材料及び加工を
必要としないので、コスト的にも安価で済み、更にまた
、鋼管は熱伝導率が良いので、凍結の恐れが出ても、簡
単な加熱ボックスに納めることで対処できるという効果
も得られる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本考案の一実施例を示した説明図、第2図は管
路長を求めるために用いる放出率Xと放出圧力Pとの関
係を示したグラフ図、第3図は管路長を求めるために用
いる比流量Q/D2をパラメータとする比管長L/D”
°25と放出圧力Pとの関係を示したグラフ図、第4図
は本考案の他の実施例を示した説明図である。 1・・・・・・ガスボンベ、2・・・・・・ガス放出用
配管、4a、4b・・・・・・選択弁、3a、3b・・
・・・・噴射ヘッド、5.5 a〜5C・・・・・・補
助用ガスボンベ、6・・・・・・流量調整用細管。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 防護対象物に対して規定量の消火用ガスを規定時間内に
    放出するガス系消火設備に於いて、補助用ガスボンベを
    別途設置し、該補助用ガスボンベを予め設定した所定長
    さの流量調整用細管を介して前記消火設備のガス放出用
    配管に接続し、起動時に前記規定時間を越えて長時間に
    わたり前記補助用ガスボンベから少量の消火用ガスを遅
    延放出させることを特徴とするガス系消火設備の補助装
    置。
JP1980133616U 1980-09-19 1980-09-19 ガス系消火設備の補助装置 Expired JPS5820295Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1980133616U JPS5820295Y2 (ja) 1980-09-19 1980-09-19 ガス系消火設備の補助装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1980133616U JPS5820295Y2 (ja) 1980-09-19 1980-09-19 ガス系消火設備の補助装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5757857U JPS5757857U (ja) 1982-04-05
JPS5820295Y2 true JPS5820295Y2 (ja) 1983-04-26

Family

ID=29493842

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1980133616U Expired JPS5820295Y2 (ja) 1980-09-19 1980-09-19 ガス系消火設備の補助装置

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JP (1) JPS5820295Y2 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5341337U (ja) * 1976-09-13 1978-04-10
JPS551640U (ja) * 1978-06-20 1980-01-08

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5341337U (ja) * 1976-09-13 1978-04-10
JPS551640U (ja) * 1978-06-20 1980-01-08

Also Published As

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JPS5757857U (ja) 1982-04-05

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