JPS5820029Y2 - 化粧板 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は化粧板に関するものである。

従来の化粧板を第１図および第２図を用いて説明する。

すなわち、従来の化粧板１は、第１図に示すように基板
２の前面および端面に化粧シート３を貼着したものであ
る。

ところが、この化粧板１は、第１図に示すように突付は
施工した場合は表面に化粧シート３が現われて美麗な接
続部を得られるが、第２図に示すように目透し施工した
場合は、化粧板１を固定した間柱４の目地構成面が露出
するため美麗な接続部が得られず、美麗な接続部を得よ
うとすれば上記露出面に底目地テープ５を貼着する必要
が生じて施工が繁雑になるという問題を有していた。

したがって、この考案の目的は、突付けおよび目透し施
工を容易に行なえて、しかも美麗な接続部が得られる化
粧板を提供することである。

この考案の一実施例を第３図ないし第５図を用いて説明
する。

すなわち、この化粧板６は、第３図に示すように、基板
７と、継手兼用目地調整部材９と、化粧シート１０から
なる。

基板７は、一端面７ａの裏面側と他端面７ｂの裏面側に
突部８と凹部１１をそれぞれ設けて相しゃくり仕上げす
る。

継手兼用目地調整部材９は、突部８の端面８ａに除去容
易に連接して、その前面９ａを突部８の前面８ｂと同一
平面上に配する。

化粧シート１０は、その裏面中央を基板７の前面７Ｃに
貼着して、一端１０ａを基板７の一端面７ａ前面側から
突部８の前面８ｂを経て調整部材９の前面９ａに貼着す
るとともに、他端１０ｂを基板７の他端面７ｂ前面側に
貼着する。

この場合、調整部材９の除去を容易にする方法としては
、第１に、突部８の突出長さが凹部１１の切取長さより
も大きくなるように基板７を相しゃくり加工し、その突
部８の途中にけがき線を設けて突部８の先端部を調整部
材９とする方法と、第２に、突部８の突出長さと凹部１
１の切取長さと等しく設定して、その突部８の端面８ａ
に調整部材９を着脱自在に取付ける方法などが考えられ
る。

このように構成した結果、第４図に示すように、調整部
材９を突部８に固着したままで、調整部材９と突部８を
凹部１１へ嵌め込むだけで極めて簡単に目透し施工する
ことができ、この場合、目地構成面全体に化粧シート１
０が配設されるため、従来のように底目地テープ５（第
２図）を貼着する手間も省けて美麗な接続部が得られる
。

また、第５図に示すように調整部材９を基板７の突部８
より除去してその突部８を凹部１１へ嵌め゛込むだけで
極めて簡単に突付は施工も行なえ、この場合も、表面に
化粧シー） １０のみ現われるため美麗な接続部が得ら
れる。

以上のように、この考案の化粧板によれば、突付けおよ
び目透し施工を容易に行なえて、しかも美麗な接続部が
得られるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図および第２図はそれぞれ従来例の断面図、第３図
はこの考案の一実施例の断面図、第４図および第５図は
それぞれの使用説明図である。 ６・・・・・・化粧板、７・・・・・・基板、７ａ・・
・・・・一端面、７ｂ・・・・・・他端面、７Ｃ・・・
・・・前面、８・・・・・・突部、８ａ・・・・・・端
面、８ｂ、９ａ・・・・・・前面、９・・・・・・調整
部材、１０・・・・・・化粧シート、１０ａ・・・・・
・一端、１０ｂ・・・・・・他端。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 一端面裏面側と他端面裏面側に突部と凹部をそれぞれ設
   けて相しゃくり仕上げした基板と、前記突部の端面に除
   去容易に連接して自己の前面を前記突部の前面と同一平
   面上に配した継手兼用目地調整部材と、裏面中央を前記
   基板の前面に固着して一端を前記基板の一端面前面側か
   ら前記突部の前面を経て前記継手兼用目地調整部材の前
   面に貼着するとともに他端を前記基板の他端面前面側に
   貼着した化粧シートとを備えた化粧板。