JPS581992B2 - 自動車用上塗り塗装方法 - Google Patents

自動車用上塗り塗装方法

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Publication number
JPS581992B2
JPS581992B2 JP12943479A JP12943479A JPS581992B2 JP S581992 B2 JPS581992 B2 JP S581992B2 JP 12943479 A JP12943479 A JP 12943479A JP 12943479 A JP12943479 A JP 12943479A JP S581992 B2 JPS581992 B2 JP S581992B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coating
atomization
paint
coating method
rotary
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP12943479A
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English (en)
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JPS5653782A (en
Inventor
増山高之
鈴木俊一
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP12943479A priority Critical patent/JPS581992B2/ja
Publication of JPS5653782A publication Critical patent/JPS5653782A/ja
Publication of JPS581992B2 publication Critical patent/JPS581992B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は回転霧化静電塗装法を主体とした自動車車体の
上塗り塗装方法に関する。
現在、自動車車体の外板塗装法としては国内、国外のい
ずれにおいても、エア霧化方式、時にはエア霧化静電方
式が一般的に採用されているが、この方式は塗料の使用
効率が40%から5O%と低い。
一力他の塗装方法として、回転霧化塗装方法が古くから
知られているが、この塗装法による仕上り品質が上記エ
ア霧化方式によるものに比して劣るため、上塗り用とし
ては採用されていなかった。
しかし塗料の使用効率が70%から80%と高いため、
大部分の自動車メーカは中塗り用として既に採用してい
る。
最近省資源の立場から塗料の使用効率の高い回転霧化静
電塗装法の用途拡大が図られており、その1つとして自
動車上塗り塗装への採用があり、これを目的とする特許
出願等も多く見られる。
しかしながら、自動車の上塗り塗装のように複雑形状を
した被塗物に高級な外観品質を維持しつつ各種の塗料を
連続して塗装する場合には塗料の変化に応じその都度回
転霧化条件を変える必要があり、変化に対する応答性お
よび設定条件の長期信頼性に問題があった。
回転霧化条件を変えることが必要な理由を以下に更に述
べる。
例えばソリッド色の場合には、塗料粘度が同一であって
も塗色によって吹付け固形分が変わる。
このため、塗膜として所定の膜厚を確保するには、塗色
ごとに吐出量を設定する必要がある。
仮りに一定のベル回転数およびパターン調整エア圧で塗
装すると、吐出量に応じたパターンの広がりを示すため
に、塗布面積が塗色ごとに異なるという不具合を生じる
これを防止するには、その都度ベル回転数およびパター
ン調整エア圧を調整しなければならない。
一方、各塗料の固形分を一定として吐出量を一定として
も、吹付け粘度が異なるので、最適微粒化を行うには各
塗料の粘度に応じた回転数に調整しなければならない。
本発明はかかる問題に鑑みなされたもので、種類の異な
る複数の溶液型上塗り塗料(溶剤タイプ、水性、高固形
分のいずれでも可)を連続して自動車に塗装するに際し
て、塗装工程を回転霧化静電塗装工程およびエア霧化塗
装工程で構成し、かつ回転霧化静電塗装条件を塗料の種
類にかかわらず固定して塗装し、その後エア霧化塗装工
程において乾燥膜厚が一定となるようにウエツトオン塗
り重ねを行ない、その後同時焼付けする自動車用上塗り
塗装方法である。
本発明の塗装方法においては、例えば顔料の銘柄、濃度
等の、異なる種類の塗料について従来のエア霧化塗装で
最良の外観品質が得られる塗料粘度が設定される。
この塗料を同一の配管からレギュレータj介して第一工
程である回転霧化塗装工程に供給する。
ここに回転霧化塗装工程の印加電圧、ベルの回転数、吐
出量、シェービングエア圧等の塗装条件は塗料の種類に
かかわらず一定に固定する。
この結果、パターンが一定となり安定した塗装ができる
が、塗料の種類ごとに吹付固形分が異なるにもかかわら
ず吐出量が一定なために塗装膜厚が必要とする膜厚、通
常自動車車体の塗装にあっては40μ程度、に達しない
ことがある。
そこで本発明では第二工程であるエア霧化塗装工程にて
必要膜厚に対する不足分を塗装することにより各塗料に
対し必要膜厚を確保する。
この第二工程で塗装する膜厚は10μ程度が望ましく、
5μ以下になるとダスト状の仕上り肌となり易くまた逆
に15μ以上の膜厚を第二工程で塗布すると第一工程で
の塗布膜厚が減少して回転霧化塗装法の高使用効率とい
う長所を十分に利用できなくなりいずれも好ましくない
従って、第二工程(エア霧化塗装工程)で10±5μ程
度塗布することによって必要な膜厚が確保できるよう第
一工程(回転霧化工程)での吐出量を設定することが好
ましい。
本発明の塗装方法は次のような効果も併せて奏し得る。
高印加電圧を必要とする回転霧化塗装においては、被塗
物が平板であればほとんど問題ないが、自動車車体のよ
うにボデープレスラインのような凹部が存在するとこの
凹部内への塗料の入り込みがファラデーゲージ効果によ
り妨げられ透け欠陥を生じ易い。
この部分のみを意図的に厚塗りすると、凹部のみならず
凹部の周囲も厚塗りされてタレ欠陥を生じることが多か
った。
これに対し、本発明方法によれば第一工程での透け欠陥
を第二工程でカバーしてタレ欠陥を生じることなく高品
質の塗装外観を得ることができる。
なお、以上の説明では第一工程および第二工程において
同粘度の塗料を用いているが、本発明は異なる粘度の塗
料を第一工程および第二工程に用いてもよい。
しかし、後者の場合には、塗料のタンクおよび配管の設
定を別にすることになり工程条件が複雑化するため好ま
しい方法ではない。
それよりも、第二工程でのエア霧化塗装に合った粘度の
塗料を用い、膜厚、パターン幅を考慮して第一工程のベ
ル回転数、吐出量、シェービングエア圧を設定する方が
好ましい。
比較例 従来の回転霧化塗装による塗装評価例を次に示す。
回転霧化塗装機:ランズバーグ社製ミニベルG型、印加
電圧−9.0kV 被塗物:ドアパーツ、距離25cm 塗装ブース条件:温湿度25℃、75 % RH、コン
ベア速度3.5ml分 塗装ステージ:1ステージ(評 価1での)乾燥膜厚40μ 塗科:溶剤型アルキドメラミン塗料 評価1から最適塗装条件が塗色により異なることが明ら
かであり、また評価2からベル回転数、シェービングエ
ア圧を同じにするとパターン幅が変化する様子が明らか
である。
実施例 上記比較例に用いた回転霧化塗装機を第一上程に用い、
デビ製JGA502エア霧化塗装装置を第二工程で用い
被塗物との間隔を30cmとしてフラッシュオフ3分で
エア霧化塗装し、その後140℃で30分焼付けを行っ
た。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 種類の異なる複数の溶液型上塗り塗料を連続して自
    動車に塗装するに際して、塗装工程を回転霧化静電塗装
    工程およびエア霧化塗装工程で構成し、かつ回転霧化静
    電塗装条件を塗料の種類にかかわらず固定して塗装し、
    その後エア霧化塗装工程において乾燥膜厚が一定となる
    ようにウエットオン塗り重ねを行ない、その後同時焼付
    けすることを特徴とする自動車用上塗り塗装方法。
JP12943479A 1979-10-09 1979-10-09 自動車用上塗り塗装方法 Expired JPS581992B2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP12943479A JPS581992B2 (ja) 1979-10-09 1979-10-09 自動車用上塗り塗装方法

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JP12943479A JPS581992B2 (ja) 1979-10-09 1979-10-09 自動車用上塗り塗装方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5653782A JPS5653782A (en) 1981-05-13
JPS581992B2 true JPS581992B2 (ja) 1983-01-13

Family

ID=15009380

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12943479A Expired JPS581992B2 (ja) 1979-10-09 1979-10-09 自動車用上塗り塗装方法

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JP (1) JPS581992B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0353277Y2 (ja) * 1984-01-28 1991-11-20

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0353277Y2 (ja) * 1984-01-28 1991-11-20

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5653782A (en) 1981-05-13

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