JPS581968B2 - リユウタイブンパイソウチ - Google Patents

リユウタイブンパイソウチ

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JPS581968B2
JPS581968B2 JP8713675A JP8713675A JPS581968B2 JP S581968 B2 JPS581968 B2 JP S581968B2 JP 8713675 A JP8713675 A JP 8713675A JP 8713675 A JP8713675 A JP 8713675A JP S581968 B2 JPS581968 B2 JP S581968B2
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スタンレイ・オールズウエイジヤー
ソーペ・ドレツサー
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Atlantic Richfield Co
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  • Feeding, Discharge, Calcimining, Fusing, And Gas-Generation Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はある材料を少なくとも2つの別個の分流に分配
する流体分配装置に関する。
さらに詳細にいえば、本発明は、たとえは炭化水素の変
換プロセスで使用されるような多流熱交換器を通った後
の気液混合物の処理を改良するために、液体と蒸気との
混合物からなる液体を少なくとも2つの別々の分流に分
配する装置に関する。
すべての工業を通じて、後続の処理のためにある量のも
のを2つ以七の別々の分流に分配することは多くの場合
有利である。
たとえば、ある化学反応系が並列に配置した2個以上の
反応器よりなるとき、反応剤たとえば気液混合物は、作
業を効果的に行なうために、たとえば所定の転化率、触
媒の活性、流量、反応剤の組成等を得るように多くの反
応器に分配しなけれはならない。
また気液混合物よりなる流体を2つ以上の別々の分流に
分配することを改良すると有利になる別の場合もある。
たとえば多くの工業的なプロセスには熱交換の単位操作
を含んでいる。
ある場合には、適当な温度とエンタルピーを得るために
、多量のある物質を多量の他の物質と熱交換する。
また多量の物質を直火式加熱器でたとえば天然ガス等に
よって加熱することがある。
これらの熱交換の例ではどちらも熱交換装置によって熱
交換しようとする流れを2つ以上の才行な通路に分流し
て処理することが望ましくなることがある。
たとえは熱交換装置を通るときの圧力降下をできるだけ
小さくするために、その熱交換系に入る流れを2つ以上
に分流して、それぞれの分流が別の通路たとえば1本以
上の管中を通って熱交換系を進む。
この別個の通路はそれぞれ熱交換系のパスと呼ぶことが
ある。
このような多流熱交換器を使用するときに起る問題点と
して、流体、特に液体と蒸気との混合物を多くの通路に
適正に分配することがあげられる。
熱交換しようとする流体が熱交換のパス間に適正に分配
されないと、熱交換効率が低下することがあり、また場
合によっては、たとえば直火式多流加熱器のような場合
には、熱交換装置の損傷または破壊を生じることも起り
得る。
この分配の問題は、熱交換系の2つ以上のバス中の流体
が液体と蒸気とよりなる場合、特にたとえば熱交換器中
で少なくともその一部を蒸発させようとする液体が大き
な重量%をしめ、これに蒸発した蒸気を混合した流体で
ある場合に特に重要である。
気液混合物を2つ以上の分流に分配する従来技術の方法
は複雑なバルブ系を必要とし、慎重な調整を要し、また
複雑であるために頻繁な補修を要することが多く、その
たびに作業の中断を必要とする。
従って後続処理を行なうために液体と蒸気とよりなるあ
る量の流体を2つ以上の分流に、たとえば多流熱交換系
の各パスに分配する改良法があれば有用である。
本発明の目的はある量の気液混合物よりなる流体を2つ
以上の別個の分流に分配する改良装置を得ることにある
本発明の別の目的はある量の気液混合物よりなる流体を
2つ以上の別個の分流に分配する改良法を得ることにあ
る。
本発明のさらに別の目的はある量の気液混合物よりなる
流体を2つ以上の分流に分配し、多流熱交換器系および
(または)別個の化学反応帯と流体的に連絡している改
良分配法およびその装置を得ることにある。
本発明のその他の目的および長所は以下に述べる説明か
ら明らかになるであろう。
本発明において、流体、好ましくは流体の重量の大部分
をしめる液体と、蒸気、好ましくは流体の容積の少なく
とも約20%、さらに好ましくは少なくとも約50%を
しめる蒸気とからなる流体を2つ以上の分流に分配し、
それぞれの分流をたとえば少なくとも2つのバスを有す
る熱交換器系の別個のパスに流す改良分配装置が得られ
る。
この装置は次のような部品よりなる。
(1)少なくとも1個の流体入口部品を有する中空容器
、 (2)第一の端部の位置にそれぞれの頂部口があり、該
中空容器の内部へ延びている中空分配管部品であって、
該流体をそれぞれちがった量で分配するために、該分配
管部品に該中空容器からの出口部品を設け、それぞれの
該分配管部品が該熱交換器系のそれぞれちがった通路と
流体的に連絡されている少なくとも2個の中空分配管部
品、 (3)該分配管部品の該中空容器の内部に延びている第
一端部の下の部分にあって、該中空容器の内部と該分配
管部品の中空部分との間を流体的に連絡するための少な
くとも1個ずつの通液口、(4)該分配管の頂部口から
ある距離だけ上にあって、該中空容器の流体入口部品か
ら該分配管部品の頂部口を通って該分配管部品の中空部
に直接流入する流体の流れを制限するための絞り部品。
本発明の別の実施例では、流体分配装置の各分配管部品
はそれぞれ別個の化学反応帯に流体的に連絡されていて
、それぞれの反応帯に流体を分配する。
従って本発明によれば、(1)少なくとも2個のパスを
有する熱交換器系、(2)複数個の化学反応帯または(
1)および(2)の両方へ気液混合流体を分配する改良
法が得られる。
さらにまた同一の装置内で熱交換と化学反応とが起るこ
とがあり、このような場合も本発明の範囲内に包括され
る。
流体入口部品は好ましくは分配管部品の頂部口より上部
のある高さ、さらに好ましくは絞り部品より上部のある
高さに設置し、分配しようとする気液混合物よりなる流
体が大体において下方に向って絞り部品に流れるように
する。
中空容器は任意の大きさと任意の幾何形状のものにする
ことができるが、製作が簡単で容易であるので、流体入
口部品は断面が円形であることが好ましいが、この部品
も任意の適当な大きさと幾何形状のものにすることがで
きる。
中空分配管部品も任意の幾例形状のものにすることがで
きるが、各分配管部品の頂部開口の形状は円形にするこ
とが好ましい。
各分配管部品の頂部開口の断面積を均一にすることが好
ましい。
各分配管部品の頂部開口の断面積は多くの要因たとえば
流体の流量や液体中の蒸気量のような流体の組成によっ
て大巾に変動し得る。
各分配管部品の全長はできれは実質的に均一にずべきで
あるが、流体を分配しようとする装置、たとえば熱交換
器系および(または)化学反応帯の位置、寸法、形状そ
の他によって、均一にすることができないこともある。
また各分配管部品が中空容器の内部に延びて、各分配管
部品の頂部口が実質的に同一水平面に設置されることが
望ましい。
中空容器内に延びている各分配管部品の第一端部の下部
に少なくとも1個、好ましくは1〜約20個の通液口を
設置する。
これらの通液口は任意の適当な幾何形状のものにするこ
とができるが、円形にすることが好ましい。
複数個の通液口を使用するとき、通液口を垂直に配列す
ることもできるが、実質的に同一水平面で分配管部品の
周縁に等間隔に通液口を配列することが好ましい。
これらの通液口の数ならびに大きさは種々の要因、たと
えは中空容器への流体の流速によって変化する。
たとえば流体の流量が時間的に著しく変動したりあるい
は1列の通液口では間に合わない程度に大きい場合には
、2列以上の通液口を使用することもできる。
本発明の装置は分配管部の頂部口より高いところ、好ま
しくは流体入口部品と分配管部品の頂部口との間の高さ
のところに、流体入口部品から流入する流体の少なくと
も一部、好ましくは実質的に全部が直接分配管部品の頂
部口に流入すること,を制限するための絞り部品を設置
する。
多くの場合、この絞り部品はいわゆるスプラツシュバツ
フル( Splash baffle )と通常呼は
れているものよりなり、分配管部品の上部の分配管部品
と流体入口部品の間に設置される。
流体入口部品を通って中空容器に流入する流体の少なく
とも一部はスプラツシュバツフルに衝突することによっ
て、流体入口部品から分配管部品の頂部口に流体が直接
流入することが制限される。
好ましい実施例では、本発明の装置にはさらに分配管部
品の頂部より上の高さ、好ましくは分配管部品の頂部口
と絞り部品の中間の高さに板部品を設置して、流体が分
配管部品の頂部口に直接流入することをさらに制限する
前述の説明から、本発明の装置の寸法は明らかに本発明
の必須要件でないことがわかる。
代表的な例をあげると、中空容器の内容積は約0.05
6〜1 1 3.3m( 2 〜4 0 0 0 ft
3)であり、好ましくは内直径約0.30 〜6.10
m( 1〜20 ft)またはそれ以上の円筒形のもの
である。
中空容器に延びている分配管部品の部分の長さは代表的
にいって約0.30〜4.57m(1〜15ft’)、
好ましくは0.6 1〜1.8 3 m ( 2 〜6
ft )である。
これらの分配管部品は頂部口で終っており、中空容器の
断面を通って隔置、好ましくは実質的に等間隔で隔置さ
れる。
各分配管部品の頂部口の代表的な断面積は約6. 4
5 〜7 7 4 cm2(1〜120 in2 )ま
たはそれ以上、好ましくは約32.3〜387cm2(
5〜6 0 in2)である。
中空容器の内部に延びている分配管部品の部分の形状は
円形の頂部口を有する円筒形か好ましい。
分配管部品が中空容器内に延びている部分に設置される
通液口の中心は分配管部品の頂部口から代表的にいって
約1 5 〜3 0 0cm(0.5〜10 ft )
、好ましくは約30〜122cm(1〜4ft)下にあ
る。
各通液口の断面積は約0.32〜19.4cm2( 0
.0 5 〜3.0 in2)、好ましくは0.6 4
〜6.5 cm( 0. 1 0 〜1.0 in2
)である。
分配管部品に2個以上の通液口を設置するときには、通
液口は分配管部品の周縁部のまわりに実質的に等間隔に
することが望ましい。
すべての分配管部品に設置される通液口はすべて実質的
に同一寸法のものとし、実質的に同じ水平面に設置する
ことが好ましい。
代表的にいって、絞り部品は分配管部品の頂部口より約
15〜3 0 cm( 0.5〜10ft)、好ましく
は約30〜183cm(1〜6ft)上に設置される。
多くの場合、絞り部品の断面積は分配管部品の頂部口の
面積と少なくとも同じに、好ましくは少なくとも2倍に
する。
随意に設ける板部品は分配管部品の頂部口より代表的に
いって約0. 2 5 〜3 0 cm(0. 1〜1
2 in )、好ましくは約5〜15cm(2〜6
in)上に設置される。
ある実施例では、板部品は個々の分配管部品によって、
分配管部品の頂部口の上部で支持される。
この実施例で板部品はこれを支持する分配管部品の頂部
口と、代表的にいって少なくとも同程度、好ましくは少
なくとも2倍の断面積にする。
さらに別の実施例では、板部品は分配管部品の頂部口よ
り上部に支持された多孔トレーよりなり、多孔トレーの
孔のあいていない部分が分配管部品の頂部口へ流体が直
接流入することをさらに制限する。
この多孔トレーには流体を通り抜けさせるための少なく
とも1個の孔がある。
好ましくは円形の孔はトレーがしめる総断面積の約10
〜50%とすることが好ましい。
この実施例は、本発明の装置が少なくとも4個の中空分
配管部品よりなるとき、特に好ましい。
さらに別の実施例では、中空容器中に延びている分配管
部品の部分の分配管部品が容器から出る継手またはその
近くに、泪孔、すなわち小型のオリフイスを設けること
ができる。
これらの泪孔の断面積は一般に約0.0 6 5 〜1
.3cm2( 0.0 1〜0.2in2)であって、
少量の液体、たとえは全流体の約20%以下、好ましく
は約10%以下を中空容器から2つ以上の分流、たとえ
ば熱交換器の別個の流路または別個の化学反応帯に送る
ための別の流路となる。
本発明の装置は任意の適当な構造材で作ることができる
使用される構造材は装置の使用目的によって変化する。
多くの場合、鉄、炭素鋼、ステンレス鋼、銅等のような
金属および合金を使用することができる。
無論装置は通す流体および装置を止常に運転するときの
条件たとえは温度、圧力等によって実質的に作用を受け
ない材料または材料の組合ぜで製作しなければならない
さらにこれらの材料は処理しようとしている流体に実質
的な有害作用があってはならない。
図面について説明すると、中空容器10に流体入口部品
11を設置する3、第5図に例示した実施例では、2パ
スの直火式加熱器に流体を分配するので、装置は直火式
加熱器20のちがったパスとそれぞれ流体的に連絡して
いる2個の分配管部品12がある。
本発明は特に多流熱交換器系に通す流体を分配するのに
使用されるが、液体と蒸気とよりなる流体を化学反応器
、蒸留搭等のような他の装置によって処理するために、
2つ以上の分流に分配する場合にも使用できる。
第6図に例示した実施例では、各分配管部品12はそれ
ぞれちがった化学反応帯22と流体的に連絡されている
第1図および第2図で、支持棒15によって固定されて
いるスブラツシュバツフル14は流体入し部品11と分
配管部品12の頂部口との中間に設置される。
各分配管部品12にある通液口13は中空容器10の内
部と分配管部品12の中空部との間を流体的に連絡する
第1図および第2図に示した実施例では、支持柱17に
よって支持された板部品16は、流体が流体入口部品1
1から分配管部品12の頂部口に直接流入することをさ
らに制限している。
第3図および第4図に示す実施例では、板部品は分配管
部品12の頂部口より上に支持された多孔トレー16よ
りなる。
従って多孔トレー16の孔のあいていない部分は分配管
部品12の頂部口に直接流入する流体流をさらに制限す
る。
この多孔トレー16には流体を通す孔18がある。
本発明の装置を使用するとき、液体、好ましくは流体の
重量の大部分をしめる液体と蒸気との混合物よりなる流
体は流体入口部品11を通って中空容器10に流入する
流入した流体はスブラツシュバツフル14に衝突するこ
とによって、流体入口部品11から分配管部品12の頂
部口に直接流入することを少なくとも部分的に制限され
る。
スプラツシュバツフル14はまた流入流体の運動のエネ
ルギーを低下させる作用をなし、本発明の装置の流体分
配効率を改良する。
流体はバツフルから板部品16に向って大体からいって
下向きの方向に進む。
流入する流体中の蒸気は板部品16の周囲を通り、分配
管部品12の頂部口を通り分配管12の中空部に流入す
る。
流入する流体中の液体の少なくとも一部分、好ましくは
大部分は分配管部品12の頂部口の外側を通って下方に
進み通液口1 3の高さ、あるいは好ましくは上部にた
まる。
液体が通液口の高さ、好ましくはそれより上のある点ま
でたまった後に液体は通液口13を通って分配管部品の
中空部に流入し、こゝで分配管部品12の頂部口を通っ
て中空部に流入する蒸気と一緒になる。
このように分配された気液混合物は分配管部品12の中
空部を貫流して、たとえば直火式加熱器20または別個
の化学反応帯22の2つの流路に流入する。
スプラツシュバツフル14と板部品16とによる二重の
絞り作用によって、流体入口部品11を流れる流体すな
わち液体と蒸気との混合物のサージ作用は最小になり、
液体のたまる液位をかなり一定に保つことができるので
、本発明の装置の作用が改善される。
このことはまた各分配管部品に流入する液体の流量をさ
らに一定にすることができ、またたとえば熱交換器の各
流路または各化学反応帯への流量をさらに一定に保つこ
とができ、このために分配が向上する。
前述のように、中空容器中の液面を分配管部品の通液口
より上の高さまでためることが好ましい。
多くの場合液面を通液口の頂部から約2.5〜30cm
(1〜1.2 in)上に保つことが特に好ましい。
本発明の装置およびこれを使用する方法は本発明の装置
の下流にある任意の装置でより効果的に処理するために
、気液混合物よりなる流体を2つ以上の分流に分配する
のに使用できるが、本発明はたとえば石油精製および石
油化学処理で多流熱交換器系、最も有効には多流直火式
加熱器に流体を分配するのに特に利用される。
直火式加熱器という用語は、流体が、たとえば天然ガス
、炭化水素燃料油の燃焼が起るすぐ近くの管中にある加
熱器のことである。
この加熱系の熱交換のかなりの部分が輻射によって行な
われる。
多流直火式加熱器を使用する場合、たとえば熱交換を効
果的に行ない、また加熱系を損傷させ、あるいは破壊に
導くことすら起る加熱管の局部的なホットスポットを避
けるためには、気液混合物の分配をよくしなければなら
ない。
直火式加熱方式では、管温度は通常約260〜871℃
(500〜1600゜F)である。
液体よりなる流体は非常に広い範囲内の温度、たとえば
約38℃(100゜F)前後から約538℃(1000
°F)前後の温度で多流直火式加熱器に流入する。
好ましくは流体中の流体の少なくとも一部は直火式加熱
器に伝達される熱によって蒸発する。
代表的にいって、直火式加熱器の管から出た流体の温度
は約93℃(200゜F)前後ないし約816℃(15
00゜F)前後である。
代表的にいって、この種の直火式加熱器方式で流体に伝
達される熱量は約0.1 2 6 × 1 06kca
l/時(0.5×106BTU/時)前後ないし63×
106kcal/時( 2 5 0X 1 06BTU
/時)前後である。
代表的にいって直下式加熱器方式における入口出口間の
管側圧力降下は約0.0 3 5 〜7.0kg/cm
2L( 0.5 〜100psi)前後である。
この方式の管側の作業圧力は約1. 0 5 kg/c
m2 ( 15 ps i )ないし352k9/cm
2(5000psi)前後である。
前述の如く、本発明の装置はさらに、たとえば化学処理
、石油処理および石油化学処理のように複数基の接触化
学反応帯のような反応帯に気液混合物を分配するときに
特別に使用される。
化学反応帯とは少なくとも1種類の化学反応が起る空間
のことである。
化学反応を促進する触媒が化学反応帯にあることもあり
、またないこともある。
触媒は均一のことも不均一のこともある。
化学反応帯は多くの場合、固体の粒状触媒床を少なくと
も1層を少なくとも部分的に充填した壁で囲まれた容器
よりなる。
所定の条件たとえば化学反応帯中の温度、圧力等は起そ
うとする特定の1種類以上の反応によってきまる。
このような反応条件は通常実施されていることが多く、
技術的によく知られている。
本発明の装置を使用して行なわれる化学反応帯中の化学
反応は、たとえば炭化水素の異性化、リホーミング、分
解、重合、アルキル化、脱アルキル化、水素添加、脱水
素、水添分解等のような炭化水素の反応である。
前述の説明から明らかなように、本発明の装置およびこ
れを使用する方法は広い範囲の熱交換器方式たとえば多
流直火式加熱器および(または)化学反応帯に関連して
使用することができる。
無論本発明は下流で別の装置中で同様に処理するために
流体を2つ以上の分流に分配するにも使用できる。
本発明によれば、気液混合物よりなる流体を2つ以上の
分流に効果的に分配することができる。
たとえば前述の装置は可動部分がある場合でもわずかし
かなく、従ってまれにしか保全を要しない。
本発明は種々の実施例について説明したが、本発明はこ
れらの例に限定されるものではなく、また本発明は特許
請求の範囲内でいろいろに実施可能であることを理解す
べきである。
本発明の実施態様は次の如く要約される。
(1)該流体入口部品を該分配管部品の頂部口より高い
位置に設置する特許請求の範囲記載の装置。
(2)該流体入口部品を該絞り部品より高い位置に設置
する前記(1)記載の装置。
(3)該絞り部品を該分配管部品の頂部口と該流体入口
部品との間の位置に設置する前記(2)記載の装置。
(4)それぞれの該分配管部品の頂部口の断面積が実質
的に同じ大きさのものであり、実質的に同一水平面にあ
り、該熱交換器系が少なくとも2つの流路を有する直火
式加熱器よりなる前記(3)記載の装置。
(5)各分配管部品に1〜20個の通液口を設置する前
記(4)記載の装置。
(6)該分配管部品の頂部口より高い位置にさらに板部
品を設置して、該分配管部品の頂部口に直接流入する流
体流をさらに制限する。
特許請求の範囲記載の装置。
(7)該板部品と該分配管部品の頂部口と該絞り部品と
の中間に設置して、該分配管部品の頂部口に直接流入す
る流体流をさらに制限する前記(4)記載の装置。
(8)該分配管部品の数が少なくとも約4であり、該板
部品が該分配管部品の頂部口より高い位置に支持された
孔あきトレーよりなり、該孔あきトレーには少なくとも
1個の孔を貫通させている特許請求の範囲記載の装置。
(9)該熱交換器系が多流直火式加熱器よりなり、該孔
が円形であって該孔あきトレーがしめる全断面積の約1
0〜50%よりなる前記(8)記載の装置。
(10) (1)熱交換器に特許請求の範囲記載の装
置を設置し、 (2)該流体入口部品を通って流体を該中空容器;に流
入させ、該中空容器中の液面を該通液口の少なくとも高
さ以上に保つことによって、該液体の少なくとも大部分
が該通液口を通って該分配管部品に流入するようにする
ことよりなる、ある量の気液混合物よりなる流体を少な
くとも2つの流路を有する熱交換器に分配する方法。
(11) (1)熱交換器に前記(4)記載の装置を設
置し、(2)該流体入口部品を通って流体を該中空容器
に流入させ、該中空容器中の液面を該通液口の、少なく
とも高さ以上に保つことによって、該液体の少なくとも
大部分が該通液口を通って該分配管部品に流入するよう
にする。
ことよりなる、気液混合物よりなるある量の流体を少な
くとも2つの流路を有する熱交換器に分配する方法。
(12)(1)熱交換器に前記(7)記載の装置を設置
し、(2)該流体入口部品を通って流体を該中空容器に
流入させ、該中空容器中の液面の高さを少なくとも該通
液口の高さ以上に保つことによって、該液体の少なくと
も大部分が該通液口を通って該分配管部品に流入するよ
うにすることよりなる、気液混合物よりなるある量の流
体を少なくとも2つの流路を有する熱交換器に分配する
方法。
(13) (1)熱交換器に前記(8)記載の装置を設
置し、(2)該流体入口部品を通って流体を該中空容器
に流入させ、該中空容器中の液面の高さを少なくとも該
通液口の高さ以上に保つことによって、該液体の少なく
とも大部分が該通液口を通って該分配管部品に流入する
ようにすることよりなる、気液混合物よりなるある量の
流体を少なくとも4個の流路を有する熱交換器に分配す
る方法。
(14)気液混合物よりなる流体をそれぞれちがった化
学反応帯に流入する少なくとも2つの分流に分配する装
置であって、 (1)少なくとも1個の流体入口部品を有する中空容器
と、 (2)第一の端部の位置にそれぞれの頂部口があり該中
空容器の内部へ延びている中空分配管部品であって、該
流体のそれぞれの部分を分配するために、該分配管部品
に該中空容器からの出口部品をそれぞれ設け、それぞれ
の該分配管部品がそれぞれちがった化学反応帯と流体的
に連絡されている少なくとも2個の中空分配部品と、 (3)該分配管部品の該中空容器の内部に延びている第
一端部の下の部分にあって、該中空容器の内部と該分配
管部品の中空部分との間を流体的に連絡するための少な
くとも1個ずつの通液口と、 (4)該分配管部品の頂部口からある距離だけ上部にあ
って、該中空容器の流体入口部品から該分配管部品の頂
部口を通って該分配管部品の中空部に直接流入する流体
の流れを制限するための絞り部品と よりなる流体分配装置。
(15)該流体入口部品を該分配管部品の頂部口より高
い位置に設置する前記(14)記載の装置。
(16)該流体入口部品を絞り部品より高い位置に設置
する前記(15)記載の装置。
07)該絞り部品を該分配管の頂部口と該流体入口部品
との間の位置に設置する前記(16)記載の装置。
(18)各分配管部品に1〜20個の通液口を設置し、
該分配管部品の頂部口の断面積がそれぞれ同じ大きさの
ものであり、実質的に同一水平面にある前記(17)記
載の装置。
(19)該分配管部品の頂部口より高い位置にさらに板
部品を設置して、該分配管の頂部口に直接流入する流体
流をさらに制限する前記(14)記載の装置。
(20)該板部品を該分配管部品の頂部口と該絞り部品
との中間に設置して、該分配管部品の頂部口に直接流入
する流体流をさらに制限する前記(18)記載の装置。
(21)該分配管部品の数が少なくとも約4であり、該
板部品が該分配管部品の頂部口より高い位置に支持され
た孔あきトレーよりなり、該孔あきトレーには少なくと
も1個の孔を貫通させている前記(14)記載の装置。
(22)(1)の複数個の化学反応帯に前記(14)記
載の装置を設置し、(2)該流体入口部を通って流体を
該中空容器に流入させ、該中空容器中の液面の高さを少
なくとも該通液口の高さ以上に保つことによって、該液
体の少なくとも大部分が該通液口を通って該分配管部品
に流入するようにすることよりなる、気液混合物よりな
るある量の流体を複数個の化学反応帯に分配する方法。
(23)(1)複数個の化学反応帯に前記(18)記載
の装置を設置し、(2)該流体入口部品を通って流体を
該中空容器に流入させ、該中空容器中の液面の高さを少
なくとも該通液口の高さ以上に保つことによって、該液
体の少なくとも大部分が該通液口を通って該分配管部品
に流入するようにすることよりなる、気液混合物よりな
るある量の流体を複数個の化学反応帯に分配する方法。
(24)(1)複数個の化学反応帯に前記(19)記載
の装置を設置し、(2)該流体入口部品を通って流体を
該中空容器に流入させ、該中空容器中の液面の高さを少
なくとも該通液口の高さ以上に保つことによって、該液
体の少なくとも大部分が該通液口を通って該分配管部品
に流入するようにすることよりなる、気液混合物よりな
るある量の流体を複数個の化学反応帯に分配する方法。
(25)(1)複数個の化学反応帯に前記(21)記載
の装置を設置し、(2)該流体入口部品を通って流体を
該中空容器に流入させ、該中空容器中の液面の高さを少
なくとも該通液口の高さ以上に保つことによって、該液
体の少なくとも大部分が該通液口を通って該分配管部品
に流入するようにすることよりなる、気液混合物よりな
るある量の流体を複数個の化学反応帯に分配する方法。
(26)A. (1)少なくとも1個の流体入口部品
を有する中空容器と、 (2)第一の端部の位置にそれぞれの頂部口があり、該
中空容器の内部へ延びている中空分配管部品であって、
該流体入口部品が該分配管部品の頂部口より高い位置に
あることを条件にして、該流体を該中空容器からちがっ
た部分に導く出口部品をそれぞれ設けた分配管部品と (3)該分配管部品の該中空容器の内部へ延びている第
一端部の下の部分にあって、該中空容器の内部と該分配
管部品の中空部分との間を流体的に連絡するための少な
くとも1個ずつの通液口と、 (4)該分配管部品の頂部口からある距離だけ上部にあ
って、該中空容器の流体入口部品から該分配管部品の頂
部口を通って該分配管部品の中空部に直接流入する流体
の流れを制限するための絞り部と よりなる装置を設置し、 B.流体を該流体入口部品を通って該中空容器に流入さ
せ、該中空容器中の液面の高さを少なくとも該通液口の
高さ以上に保つことによって、該液体の少なくとも大部
分が該通液口を通って該分配管部品に流入するようにす
ること、 よりなる気液混合物よりなるある量の流体を少なくとも
2つの分流に分配する方法。
(27)該流体入口部品が該分配管部品の頂部口より高
い位置に設置される(26)記載の方法。
(28)該流体入口部品が絞り部品より高い位置に設置
される前記(27)記載の方法。
(29) m絞り部品を該分配管部品の頂部口と該流体
入口部品との間の位置に設置する前記(28)記載の方
法。
(30)該分配管部品がそれぞれ約1〜20個の通液口
を有する前記(29)記載の方法。
(31)該分配管部品の頂部口より高い位置にさらに板
部品を設置して、該分配管部品の頂部口に直接流入する
流体流をさらに制限する前記(26)記載の方法。
(32)該板部品を該分配管部品の頂部口と該絞り部品
との中間に設置して、該分配管部品の頂部口に直接流入
する流体流をさらに制限する前記(29)記載の方法。
(33)該分配管部品の数が少なくとも約4であり、該
板部品が該分配管部品の頂部口より高い位置に支持され
た孔あきトレーよりなり、該孔あきトレーには少なくと
も1個の孔を貫通させている前記(32)記載の方法。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の装置の1例の側断面図であり、第2図
は第1図の線2−2から見た頂断面図である。 第3図は本発明の装置の別の例の側断面図であり、第4
図は第3図の線4−4から見た頂断面図である。 第5図は本発明の1例を示す説明図であり、第6図は別
の例を示す説明図である。 図中の主な部品番号は次の意味で使用される。 10・・・・・・中空容器、11・・・・・・流体入口
部品、12フ・・・・・・分配管部品、13・・・・・
・通液口、14・・・・・・スプラツシュバツフル、1
6・・・・・・板部品、20・・・・・・直火式加熱器
、22・・・・・・化学反応帯。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 液体・蒸気混合物から成る流体を、少なくとも2つ
    の通路をもつ熱交換系の各通路を流れる、少なくとも2
    つの分流に、分配する装置であって、(イ)少なくとも
    1個の流体入口部品を有する中空容器と、 (ロ)夫々、該中空容器内へ延出し且つ一端に頂部口を
    有する、少なくとも2個の中空分配管部品、であって、
    それら管部品は、夫々、該流体の異なる部分を、該中空
    容器から出すための出口部品を備え、さらに該熱交換系
    の各通路と流体的に連絡されでいる中空分配管部品と、 (ハ)該中空容器内へ延出する該分配管部品の各該一端
    の下方にあって、該中空容器内部と該分配管部品の中空
    部分とを流体的に連絡する、少なくとも1個の通液口と
    、 (ニ)該分配管部品の頂部口からある距離だけ上方にあ
    って、該中空容器の流体入口部品から該頂部口を通って
    該分配管部品の中空部分に直接流入する流体の流れを制
    限する絞り部品とを備えた流体分配装置。
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