JPS58193092A - 熱交換器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の分野１ 本発明は熱交換器に関するものであり、とくに、複数の
ひれと、それらのひれに設けられている孔を通る少くと
も１本の管とを有する熱交換器に関するものである。

［従来技術］ そのような熱交換器は一般に多数の管を含む。

それらの管は、管軸に対して直角η平面内に互いに間隔
をおいて垂直方向に配置されているひれに設けられてい
る開口部（それらの開口部はひれの側縁部に設けられた
孔またはスロフトで構成できる）の中を通され、かつし
ばしば何列にも並べて配置される。ひれの間に挿入され
てひれを隔てられた状態に保持する間隔保持要素により
ひれの間隔がとられる。それらの間隔保持要素はひれ自
体の材料から突き出たタブの形をしばしばとり、かつ隣
のひれの表面に接触して、隣のそのひれと、間隔保持要
素が突き出ているひれとの間の間ＦＪｉを確保する。そ
れらの間隔保持ｇ素は突き刺し加工により通常製作され
、かつ、ひれが入れ子状態にならず、間隔保持要素が隣
のひれの突き抜けられている孔を単に通るようにするた
めに、間隔保持要素のひれに連結される部分であるベー
スよりも自由端部の方を広く作るのが普通である。これ
までは、熱交換器の入口と出口の間の圧力降下を最低に
するために、少くとも、流体の流量が最大であるマトリ
ックス領域において、それらの間隔保持要素をひれの間
の流体の流れにで色るだけ整列させることが常に行われ
ている。

また時には、ひれの間の流体の流れの中に正確な量の乱
流を起させることにより、熱交換器の動作を最適にする
ことが認められている。従来、この乱流は、ひれの表面
にルーバー、くぼみ、または、その表面の平滑さを乱す
その他の手段を設けることによりひき起していた。しか
し、乱流を生じさせるものを設けることによりひれの設
計・製作が困難となり、製作コストが上昇するとともに
、ひれの製作に用いる工作機械類の保守が困難となる。

〔発明の概要〕

本発明によれば、複数のひれと、それらのひれに設けら
れている開口部を通る少くとも１本の管とを含み、使用
時に十分な流量の空気が流れる領域に配置された間隔保
持部材によりひれ対が離隔され、それらの間隔保持部材
の、前記ひれ対の少くとも一方の平面にほぼ平行である
横断面の形状は細長く、使用時にはその間隔保持部材は
前記平面内におけるひれの間の流体の流れに対しである
入射角にセットされることにより前記流体への熱伝導を
改善する熱交換器が得られる。

このように、流体の流れを乱して、抗力を最小にするよ
うに配置されているひれの間に乱流をひ自起させるため
に間隔保持部材が用いられる。その結果、ルーパー、〈
ぼみ力どの必要性を少くすることが、与えられた熱交換
器において可能である。

以下、図面を参照して本発明の詳細な説明する。

〔実施例〕

第１図Ｖ′ｉ２列の管（図示せず）を有する自動車のラ
ジェータからの銅製のひれの一部を示すものである。１
つの列の管は他の列の管に対して互い違いに配置される
。ひれ１１には管を受けるための孔１２が設けられる。

それらの管はひれに対して直角な方向にその孔を通る。

複数の丸孔１３がひれにあけられる。それらの丸孔１３
は、円形の金属片を２つの半円１４に分割し、その半円
１４の自由直径を上にし、残りの直径を、元の円の円周
の小さな部分に沿って延びる短い橋絡片によりひれにと
りつけることにより、あけられる。ｗｃ２図に示すよう
に、間隙を確保するために間隔保持部材として機能する
直立している半円１４はひれの間に保持される。その間
ＰＪは孔１３の半径にほぼ等しい１Ｊすなわち、第３図
においては、寸法Ｈは寸法りの約半分である。それらの
寸法は、約２５．４　ミリメートル（１インチ）当り１
４個のひれというひれピッチを得るように選択される。

間隔保持部材１４の形は、間隔保持部材がひれが入れ予
成になることを阻止するようなものであることがわかる
であろう。広い自由福部を有する間隔保持部材を構成す
るのであれば、ダイヤモンド形のような他の形を使用す
ることもで性る。

第１図に示されている間隔保持部材は細長く、ひれの縁
部に対して直角に延びる直線に対して角度Ａを成すよう
にセントされることに注意されたい。実際には、ラジェ
ータの使用に際して、ラジェータが最゛適に装置される
ものとすると、間隔保持部材はひれの間の空気流に対し
て迎え角ＡＩＩＬにセントされる。その空気流はまずひ
れの前縁部１５に当り、次にひれのスタックの前面に直
角に当る。

間隔保持部材を空気流に対してＡ度の角度でセントする
と、それらの間隔保持部材は２種類の効果を生ずるよう
にして空気流を曲げる。そのうちの１つは、予測される
ように、空気流がラジェータの中を流れる間に空気流中
の圧力降下が増大し、千のために流れ抵抗と抗力が増大
することでおる。

この効果を第５図に示す。第５図は角度Ａの値と圧力降
下（単位は任意である）との関係を示すグラフである。

しかし、第２に、角度Ａを変えることによりラジェータ
の熱伝導効率が変化することがわかるであろう。第４図
は、熱伝導効率を表す比放熱度（任意の単位９と角度Ａ
との関係を示すグラフである。

このグラフかられかるように、１０度までは効率の向上
は僅かで、圧力降下は急上昇しているが、１０度と２０
度の間では効率は急上昇し、一方、圧力降下は角度Ａの
小さい場合よりは上昇率は低い。２０度以上では効率は
上昇しないが、圧力降下は上昇を続ける。したがって、
約３５度以上の角度は避けるべきであるようでおる。

ここで説明している例では角度Ａの最適な値は２０度で
あることが容易にわかるか、その値は間隔保持部材の形
とひれのピンチの違いにより多少変化することが予測さ
れる。ひれのピンチはひれの間隔ばかりでなく、ひれの
幅Ｗに対する間隔保持部材の寸法にも影響を及ぼす。た
とえば、ある構造においては、４５１ｉまたは５０度ま
での最大角度を使用で鰺る。

間隔保持部材は、ラジェータのマトリフクスの縁部の周
囲を空気かゆっくり動く領域においてばかりでなく、空
気の流量が最大である領域において、ラジェータの各ひ
れの長さに沿って間隔保持部材は分布される。

その領域においては、従来のラジェータでは空気流を乱
し、かつ抗力を増大させる諸要素を無くすことに対して
はとくに関心を持たれていたが、マ）　ＩＪンクスの縁
部においては空気流量が少いためにあまり重要視されな
いために、抗力を小さくするための設計においてはそれ
らの領域はあまり注意を払われな力為った。

間隔保持部材は列の中の隣りの管の間に分布させられる
こと、更に、そのうちの半分は他の列の管のすぐ上流に
配置されているから、他の列の管の上に流れる空気を乱
すことに注意されたい。

空気流がラジェータに対して垂直な角度でラジェータの
前面に当るようにラジェータが自動車に必ずとりつけら
れるものとすると、空気流に対する希望の迎え角を得ら
れるように、間隔保持部材はラジェータの前面に対して
異なる角度でセントする必要があることは明らかであろ
う。一般に、効率を最嵩にするために、ラジェータの前
面を平均入射空気流に対して垂直にすることを設計者た
ちは求めるものである。従来型の間隔保持部材がラジェ
ータの前面に対して垂直に配置され、しかもとりつけの
結果としてラジェータの位置か狂ったために、それに当
る空気流の平均的な方向に対する大群な入射角を有する
構造は、ここではとくに放棄する。

ここで説明した実施例においては、間隔保持部材のため
に２０度の角度Ａを採用することにより、ひれにルーバ
ーを設ける必要性を解消し、それによりコストを低減で
きる。以上説明した実施例は、いくつかの利点を保持し
て種々変更できることは明らかであろう。したがって、
異なる形の間隔保持部材を用いることがで含、また、間
隔保持部材はひれの間に挿入される独立した部品とする
こともできる。このラジェータに用いる管の列の数、ひ
れのピンチまたは分布、あるいはひれと間隔保持部材と
の比を異なるものとすることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の熱交換器用のひれの一部を示す線図、
第２図はひれのスタックの部分が第１図に示されている
ものに類似する、第１図のＢ−Ｂ線に沿う断面図、＠３
図は第１図のひれから立ち上った間隔保持部材により側
面を挾まれた孔の詳細を示す線図、第４図は本発明の熱
交換器の中を流れる流体の流れに対する間隔保持部材の
入射角と熱伝導効率との関係を示すグラフ、第５図は第
４図に示されている熱交換器のひれの間を流体が流れる
時の熱交換器の入口と出口の間の圧力降下と、その流れ
に対する間隔保持部材の入射角との関係を示すグラフで
ある。 １１・・・・ひれ、１２・・・・孔、１４・・・・間隔
保持部材。 特許出願人　　　ユニパート・グループ・リミテッド代
理人　山　川　政　樹（Ｉ肋λ１名）ｊ　　　獄ぢわ− モ鍼４（り→　でコＶ二 昭和　　　年　　　月　　　日 特許庁長官殿　　　　　　　　　　　５８，６．７３１
、事件の表示 昭和ヲ２年特　　許願第ｚｚＣ（ｑ　６号２、発ａｐの
名称 熱ｆ？、、換器 ３、補正をする者 事件との関係　　　　特　　　　許出願人名称（氏名）
ユニ八・−ト・り・・１し−７゜・暮テッド′図　　　
　而

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 （１）複数のひれと、それらのひれに設けられている開
   口部を通る少くとも１本の管とを含み、使用時に十分な
   流量の空気が流れる領域に配置された間隔保持部材によ
   りひれ対が離隔され、それらの間隔保持部材の、前記ひ
   れ対の少くとも一方の平面にほぼ平行である横断面の形
   状は細長く、使用時にはその間隔保持部材は前記平面内
   におけるひれの間の流体の流れに対しておる入射角にセ
   ントされることにより前記流体への熱伝導を改善するこ
   とを特徴とする熱交換器。 （２、特許請求の範囲第１項記載の熱交換器でろって、
   前記ひれはスタック状に配置され、それによりその熱交
   換器の前面はひれの上流側縁部により定められ、前記間
   隔保持部材は前記平面内において、前記間隔保持部の上
   流側の前面に対する法線に対して十分な角度をおいて配
   置されることを特徴とする熱交換器。 （３）特許請求の範囲第１項または第２項記載の熱交換
   器であって、前記角度は１０度より大きいことを特徴と
   する熱交換器。 （４）特許請求の範囲第１〜３項のいずれかに記載の熱
   交換器であって、前記角度は５０度より小さいことを特
   徴とする熱交換器。 （５）特許請求の範囲第４項記載の熱交換器でろって、
   前記角度は３５度より小さいことを特徴とする熱交換器
   。 （６）特許請求の範囲第１〜５項のいずれかに記載の熱
   交換器でおって、前記角度は約２０度であることを特徴
   とする熱交換器。 （７）特！ＦＦ請求の範囲第１〜６項のいずれかに記載
   の熱交換器であって、前記間隔保持部材はひれの材料か
   ら立上げられることを特徴とする熱交換器。 （８）特許請求の範囲第７項記載の熱交換器であって、
   間隔保持部材はプランジングにより形成されることを特
   徴とする熱交換器。 （９）特許請求の範囲第８項記載の熱交換器であって、
   ひれにあけられた１つの孔から複数の間隔保持部材が立
   上げられることを特徴とする熱交換器。 （１０）特許請求の範囲第１〜９項のいずれかに記載の
   熱交換器であって、多数の管が列状にひれを通り、前記
   間隔保持部材は前記列内の隣り合う管の間に配置される
   ことを特徴とする熱交換器。 （１１）特許請求の範囲第１〜１０項のいずれかに記載
   の熱交換器であって、前記間隔保持部材は前記管のほぼ
   すぐ上流に配置されることを特徴とする熱交換器。