JPS58190309A - バインダ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は穀ｆ１の刈取、結束を行々うバインダに関する
ものである。

バインダは圃場の殻稈を引起して投込んだのち刈取る刈
取装置と、刈取後搬送された穀稈を所定量ごとに結束し
て機外へ放出する結束装置とを備えておシ、従来、刈取
位置への搬送径路と刈取位置から結束位置への搬送径路
とは互に直交して配設されていて各搬送径路ごとにそれ
ぞれ搬送装置を備えていた。

ところが、近年小規模農家の要望によって開発された１
条刈りの小型バインダにおいては、機台をできる限夛小
型でコンバク）Ｋ構成するために従来のバリカン型刈刃
に代え円板の周縁部に複数個の三角刃を配設した回転刃
型の刈刃を採用してこれを両搬送径路の変向部に設け、
仁の回転刃で殻稈を刈取シながら回転約・連体で結束位
置へ押し出すことによシ横搬送装置を省略することが試
みられている。

しかしながら、従来におけるこの種の掻込、搬送装置に
おいては、回転刃に対する穀Ｙの送り込みが不確実なこ
とから刈残）ができたり刈取後における殻稈の変向が円
滑に行なわれずに滞留したりするなど満足した掻込み、
搬送機能を期待することができなかった。

本発明は以上のようが点に鑑みなされたもので、刈取用
回転刃と刈取殻稈用の回転掻込体とを未刈稈搬送径路の
終端部に位置させて同心状に設けるとともに、未刈稈用
の回転掻込体と刈取殻稈圧縮用のパツカとを、それぞれ
回転刃の刃体周回軌跡上方に歯体と圧縮体との周回軌跡
の一部を臨ませて配設することにより、殻稈の掃込、刈
取、搬送を円滑にし刈取、結束性能の向上を計ったバイ
ンダを提供するものである。以下、本発明の実施例を図
面に基いて詳細に説明する。

第１図および第２図は本発明に係るバインダの実施例を
示し、第１図はその側面図、第２図は要部の平面図であ
る。図においてバインダ１は、全体を符号２で示す刈取
機とこれに対し着脱自在に設けられた駆動車３とで構成
されている。このうち、駆動車３は、Ｕ字状に形成され
たノ）ンドル４と、その下端部左右画側に固定された連
結板５と片方の連結板５に一体的に取付けられたギアボ
ックス６と、他方の連結板５と一体形成された図示しな
い軸受とを備えており、ギアボックス６の下の駆動輪８
が軸着されている。また、ギアボックスＢと軸受とに支
持されたブラケット９上には、エンジン１０が搭載され
ておシ、このエンジン１゜の出力軸は、ギアボックス６
上端部の入力軸１１と駆動連結されている。さらに、こ
の入力軸１１Ｌ１ギアボックス６内部の変速装置を介し
て車軸７と駆動連結されているとともに、刈取機２の刈
取駆動軸１２とベルト連結されている。１３は走行うラ
ッチレバー、１４はスロットルレバー、１５は燃料タン
クである。前記連結板５には、Ｌ字状のフック等からな
る着脱機構が設けられておシ、ハンドル４を把持して駆
動車３を前傾させフックおよび連結板５の切欠きを刈取
機２側のピン１６を選択して係合させることにより、刈
取機２に対し駆動車３が任意の高さで連結されるように
構成されている。なお、駆動車３を離脱させる場合はフ
ックを手動で回動させる。

一方、刈取機２は、前記複数個のピン１Ｂを備えた左右
一対の連結板とその上端部を連結するステーとで一体的
に形成された連結枠１７を備えておシ、その下端部から
は左右一対の分草杆１８が地面に沿って前方へ延設され
ている。目は左右一対のそ〕であって分草杆１８と連結
枠１７とで前後両端部を支持され平面部を地面に対接さ
せて設けられている。各分草杆１８の前端部には、圃場
の殻稈を掻き分ける分草体２ｏが固定されておシ、その
後方には引起し装置２１が後方へ傾斜して立設されてい
る。この引起し装置２１はその引起しケース２２の下端
を分草杆１８で支持されているとともに、連結枠１７と
分草杆１８とで支持されたギアボックス２３から上方へ
延びて途中の伝導ボックス２４で機幅方向へ位相をずら
した伝導パイプ２５で引起しケース２２の上端部を支持
されている。引起しケース２２内には、多数のラグ２６
を一定間隔で備えた引起しチェーン２７が張架されてお
シ、前記刈取駆動軸１２と駆動８結された伝導パイプ２
５内の引起し駆動軸側から駆動される引起しチェーン２
７の走行により、ラグ２６で殻稈の穂先部を揚上搬送し
て殻稈を起立させるように構成されている。２８はラグ
２６の先端走行軌跡に沿って支架されラグ２６で搬送さ
れる穀稈を案内する穂先ガイド、２ｇは引起しケース２
２に支持され引起し装置２１から解放された殻稈の穂先
部を支えるフェーンダ、３ｏはチェーンケース２２と駆
動車３側とを連結して設けられたベルトカバー、３１は
圃場走行時に未刈稈を機体に触れないように排除するナ
ローガイドである。

前記ギアボックス２３には伝導パイプ２５内を貫逸して
前記刈取駆動軸１２と駆動連結された結束駆動軸３２お
よきこれとギアで駆動連結されたハツカ軸３３が垂直状
に軸支されておシ、また、ギアボックス２３の上方には
、これから機幅方向へ延びる刈取伝導ボックス３４が、
連結枠１７にステー３５で支持されて一体的に設けられ
ている。

この刈取伝導ボックス３４には、前記ハツカ軸３３とチ
ェーン３Ｂで駆動連結された刈刃軸３７が、齢記引起し
装置２１の終端下方すなわち殻稈の引起し、搬送径路の
終端部に位置して垂直状に軸支されておシ、その下方へ
の突出部には全体を符号３８で示す回転刃が装着されて
いる。この回転刃３８は、図に矢印人で示す方向に回転
する円板３９と、三角形板状に形成されて円板３９の周
縁部に等間隔で螺着された複数個の刃体４０とで形成さ
れておシ、刃体４０の突出部に形成された鋸刃状の刃部
で殻稈の根元部が刈られるように構成されている。また
、刈刃軸３了の上方への突出部には放射方向へ突出する
複数個の歯体を備えた刈取殻稈用の回転掻込体４１が軸
着されておシ、刈取殻稈の切断部よシ上方を掻込んで未
刈稈の搬送径路とはゾ直交する刈取殻稈の搬送径路へ導
くように構成されている。

さらに、前記ギアボックス２３の前部に一体的に形成さ
れた軸受４２には、前記結束駆動軸３２とチェーン４３
で駆動連結された結束軸４４が垂直状に軸支されておシ
、軸受４２に軸支されて結束軸４４とギア連結された掻
込駆動軸４５の軸支部上端には、小判型に形成された掻
込ケース４６が、先端部を回転刃３８近傍に臨ませて一
体的に固定されている。この掻込ケース４６の先端部に
は、結束軸４３との間をチェーン４７で駆動連結された
掻込軸４８が軸支されており、この掻込軸４８には、放
射方向へ突出する複数個の歯体を備えた未刈稈用の掻込
回転体４９が軸着されている。

この掻込回転体４９は図に矢印Ｂで示す方向に回転して
未刈稈を回転刃３８による刈取位置へ」３テ込むもので
あって、その歯体の周回軌跡が、回転刃３８の刃体４０
と回転掻込体４１の歯体との周回軌跡と重なるようにそ
の位置が設定されている。

以上のように構成された掻込、刈取装置で刈取られた殻
稈の結束装置は次のように構成されている。すなわち、
符号５０で示すものは、平面視コ字状に形成されたプラ
ットホーム５１に？Ｅｌう結束通路５２へ刈取殻稈を押
し出すパツカであって、前記結束駆動軸３２上に遊装さ
れたリンクアーム５３と、パツカ軸３３に固定されたパ
ラカフランク５４とで２箇所を回動自在に支持されてお
シ、パツカ軸３３の回転により先端が第２図に鎖線Ｃで
示すような軌跡を通るリンク運動をするように構成され
ている。そして、軌跡Ｃの一部が前記刃体４０と回転掻
込体４１の歯体との周回軌跡と重なるようにパツカ５０
の位置郷が設定されている。

さらに前記ギアボックス２３にバッヵ軸３３と平行して
軸支されたＴ突起軸５５には、パッヵ５゜で押し出され
た刈取殻稈を受は止めてその圧力によって回動するＴ突
起５Ｂが軸着されているとともに、Ｔ突起５６の上方に
は結束ひもを保持して往復回動するニードル５７が遊装
されている。そして、ニードル５１はニードルアーム５
Ｂを介して結束駆動軸３２上のクラッチ（図示せず）と
接続されておシ、Ｔ突起５６の回動角度が、これを押す
刈取殻稈の圧力で所定角度に達したときにクラッチが接
続されてニードル５７の回動と後述するノック装置の回
動とが開始されるように構成されている。前記プラット
ホーム５１の内側には、ノックとノックビルおよび前記
結束軸４４に軸着されたタイミングギア５９等からなる
ノック４４Ｎが設けられておシ、ニードル５７でノック
ビルに掛けられた結束ひもで刈取殻稈を結束するように
構成されている。

以上のように構成されたバインダの動作を説明する。エ
ンジン１０を始動しハンドル４を把持して機台を前進さ
せると、圃場の未刈稈は分草体２゜で掻き分けられて引
起し径路へ導かれ、穂先部を引起し装置２１で揚上搬送
されることによシ起立する。起立した未刈稈の根元部に
は、機台の進行とともに回転掻込体４９が作用するので
、未刈稈は回転掻込体４９の回転軌跡と一部が重なる回
転刃３８の刃体４０の周回軌跡内へ円滑に掻込まれ刃体
４０で刈取られる。刈取られた殻稈は、回転刃３８と同
心状の回転掻込体４１の歯体で確実に掻込まれて穂先部
をフェンダ２９へもたれかけさせて直角方向の結束通路
５２へ押し出されるとともに、そこへはパツカ５０が回
転刃３８および回転掻込体４１の回転軌跡と一部が重な
る軌跡Ｃに氾って周回してくるので、刈取殻稈は確実に
Ｔ突起５６へ押し着けられる。そしてこの刈取殻稈が所
定量に達するとクラッチが接続されニードル５１とノッ
ク装置とが回動して刈取・殻稈を結束する。

結束された殻稈は図示しない放出機構と搬送装置とで機
外へ放出される。

以上の説明により明らかなように本発明によれば殻稈を
刈取、結束するバインダにおいて、刈取用回転刃と刈取
殻稈用の回転掻込体とを未刈稈搬送径路の終端部に位置
させて同心状に設けるとともに、未刈稈用の回転掻込体
と刈取殻稈圧縮用のパツカとを、それぞれ回転刃の刃体
周回軌跡上方に歯体と圧縮体との周回軌跡の一部を臨ま
せて配設するように構成することによシ、未刈稈は未刈
稈用回転掻込体の歯体から回転刃の刃体および刈取殻稈
用回転掻込体の歯体へきわめて円滑に引継がれて刈取ら
れるとともに、そこヘパツカが、重なって周回してきて
刈取殻稈を歯体からきわめて円滑に引継いで結束通路へ
押し出すので、殻稈の詰りゃ乱れが発生することがなく
、刈残シがなくなって刈取性能が著しく向上するととも
に、結束通路へ正確に供給されることによシ結束性能が
向上する。

【図面の簡単な説明】

第１図および第２図は本発明に係るバインダのじく要部
の平面図である。 １・・・・バインダ、３８・・・・回転刃、３９・・・
・円板、４０・・−・刃体、４１・＊＠・刈取殻稈用回
転掻込体、４９・・の・未刈稈用回転掻込体、５０−・
会・パツカ。 特許出願人　井関農機株式会社 代理人　山川政樹（ほか１名）

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 回転円板とその周縁部忙配設された複数個の刃体とから
   なる回転刃と、放射方向へ突出する複数個の歯体を備え
   た刈取殻稈用回転掻込体とを未刈稈の搬送終端部に位置
   させて同心状に設けるとともに、放射方向へ突出する複
   数個の歯体を備えた未刈稈用回転掻込体を、前記回転刃
   の刃体周回軌跡の一部を臨ませて未刈稈の搬送径路内に
   配設し、かつ刈取殻稈を結束位置方向へ圧縮するパッヵ
   を前記回転刃の刃体周回軌跡上方に圧縮体の軌跡の一部
   を臨ませて刈取殻稈の搬送軌跡内妬配設したことを特徴
   とするバインダ。　　　　　　　−