JPS58188825A - 高純度ブテン−1の分離回収方法 - Google Patents

高純度ブテン−1の分離回収方法

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JPS58188825A
JPS58188825A JP57070287A JP7028782A JPS58188825A JP S58188825 A JPS58188825 A JP S58188825A JP 57070287 A JP57070287 A JP 57070287A JP 7028782 A JP7028782 A JP 7028782A JP S58188825 A JPS58188825 A JP S58188825A
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butane
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はイソブチレンおよびブテン−1′fi:fむブ
タン−ブテン留分から高収率で高純度のブテン−1を分
離回収する方法に関するものである。
イソブチレンおよびブテン−1を含むブタン−ブテン留
分からブテン−1を分離するためにはブテン−1以外の
CIl留分を精密蒸留によって分離除去しなければなら
ないが、その際、インブチレンはブテン−1と比揮発度
が酷似しているためにIl′Iに蒸留操作では高純度の
ブテン−1を分離回収することができない。したがって
、インブチレンおよびブテン−1を含むブタン−ブテン
留分から高純度のブテン−1を分離回収するためにまず
この留分からイソブチレンをほぼ完全に除去することが
要求される。
従来、ブタン−ブテン留分からイソブチレンを分離する
方法として硫酸抽出法がある。しかしこの方法は硫酸の
腐食性のために高級な材質を使用しなければならないた
めに経済的負担が大きい。
インブチレンを分離する他の方法としてゼオライトVこ
よる吸着方法もあるが、この方法ではブテン−1および
ブテン−2との分離が不十分である。
一般に酸性触媒を用いることによりインブチレンを2量
化又は多量化して、この多量体を蒸留でブタノ−ブテン
留分から除去することが考えられるが、通常この反応の
際にブテン−1が異性化してブテン−2となる傾向が強
い。またブテン−1がインブチレンと共低重合反応を起
こす。したがって、ブテン−1ff:高収率で分離回収
するためにはこれらの副反応を極力抑制してイソブチレ
ンを多量化する必要がある。
本発明はインブチレン、ブテン−1に含むブタン−ブテ
ン留分をそれぞれ特別な反応条件を有する反応によシブ
テン−1の損失をできるだけ抑え1   てインブチレ
ンを低重合させ、しかる後蒸留操作を施すことを特徴と
する高収率で高純度のブテン−1を分離回収する方法に
関するものであり、この際活性の低下した該イオン交換
樹脂粒子の活111−を再生することによって該イオン
交換樹脂粒子をぐシ返し使用することを特徴とするブテ
ン−1の分離方法に関するものである。
すなわち、本発明はインブチレン01〜15wt係、ブ
テン−110〜50wt%を含むブタ7−ブテン留分を
平均粒径02〜10mmの強酸型陽イオン交換樹脂粒子
を充填した反応塔に温度30〜100℃、液空間速度0
.1〜50 (1/hr) 、 LL(力l〜50気圧
で連続的に通過させることによジイソブチレンを低重合
させ、この低重合体を蒸留によって除去した後のブタン
−ブテン留分を精密蒸留することによって高純度のう°
テン−1を製造する際に、インブチレンの低重合反応時
においてブテン−1の残存率(原料中のブテン−1の含
イ1昂に対する該反応後のブテン−1の残存割合)が実
質的に低下した時点で原料ブタン−ブテン留分の( 供給を停止し、反応塔に5ec−ブタノールあるいは5
ec−ブタノールを含む炭化水素B液ヲWh度O〜12
0℃、液相を維持し得る圧力下に供給することにより該
イオン交換樹脂粒子の触媒活性を再生し、しかる後に該
ブタン−ブテン留分を該反応塔に連続的に通過させるこ
とを特徴とするブタン−ブテン留分から高純度ブテン−
1を高収率で分離回収する方法に関する。
本発明で使用される出発原料はインブチレン01〜15
wt係、ブテン−110〜50wt係を含むブタン−ブ
テン留分である。この原料は通常石油類を熱分解、水蒸
気分解、接触分解する際に生成するCII留分から得ら
れるもので、ブタジェンをほぼ完全にたとえばO,1w
t%以下に除去したものが通常使用される。
これらには通常イソブチレン、ブテン−1の他ニア’ 
テン−2+イノブタン、n−ブタンが含有される。イン
ブチレンが15wt4よυ多量に含有されている場合に
は有効に使用されない。インブチレンl−10wt%、
ブテン−120〜40wt%が好ましい。
本発明においては、原料ブタン−ブテン留分として石油
類を分解することにより得られるCI+炭化水素留分か
らブタジェンを分離除去したCI+炭化水素混合物を塩
化アルミニウム触媒により重合させ液状又は半固体状重
合体を製造する際の未反L1・4、のC11炭化水素混
合物を用いることが好ましく採用される。従来からブタ
ジェンを除去しfcC11炭化水素混合物原料として塩
化アルミニウム触媒でこれを重合処理し、主にC1l炭
化水素混合物中のイソブチレンを重合させて液状又は半
固体状の重合物(ポリブテン)を製造することは公知で
、この重合反応後の未反応C11炭化水素混合物はイソ
プグーレン含有量は減少しているものの依然約1〜10
wt%、特に2〜6wt%含有されている。この未反応
C+1炭化水素混合物をそのまま蒸留しても高純度のブ
デンー1が得られず、この混合物は燃料として使用され
るのが一般的であった。本発明においてはこの未反応C
i1炭化水素混合物を出発原料とすることがきわめて好
ましく採用される。
また本発明においては、出発原料のブタン−ブテン留分
として、石油類を分解することによりT1)られるC1
1炭化水素留分よりブタジェノを分離除去したC11炭
化水素混合物とメタノールを酸性触媒の存在下で反応さ
せてメチル−ターシャリ−ブチルエーテルを製造する際
の未反応のCIl炭化水素混合物も有効に使用できる。
ブタジェンを分離除去したC11炭化水素混合物とメタ
ノールを酸性触媒たとえば本願で用いると同種の後述す
る強酸型陽イオン交換樹脂の存在下で反応させ該混合物
中のイソブチレンとメタノールの反応によりメチル−タ
ーシャリ−ブチルエーテルを製造することは公知であり
、この反応後の未反応C11炭化水素混合中にはイソブ
チレンが依然l〜lowt%程度含まれており、通常燃
料として用いら−れるものである。本発明においてはこ
の未反応CII炭化水素混合物も有効に使用される。
本発明においてはさらに原料のブタン−ブテン留分とし
て、石油類を分解することにより得られるC11炭化水
素留分よシブ・タジエンを分離除去したC +1炭化水
素混合物と水とを酸性触媒存在下に反応させてターシャ
リ−ブチルアルコールを製造する際の未反応のCI+炭
化水素混合物も有効に使用することができる。ブタジェ
ンを除去した(4炭化水素留分と水とを酸性触媒たとえ
ば硫酸、塩酸2本願で使用するのと同種の後述する陽イ
オン交換樹脂等を用いて反応させ該留分中のイソブチレ
ンを水和しターシャリ−ブチルアルコールを製造スるこ
とは公知である。この反応における未反応混合物中には
同様に1〜10wt%のイソブチレンが含有されており
、通常燃料として使用されていたものである。本願にお
いてはこの未反応C11炭化水素混合物も有効に使用す
ることができる。
本発明に、おいては11■述した原料ブタン−ブテン留
分を用いて、これを下記する強酸型陽イオン交換樹脂を
充填した反応塔に供する。
本発明においては、強酸型陽イオン交換樹脂を充填した
固定床に該ブタン−ブテン留分に一段−回通過方式によ
り通過させることによってインブチレンの低重合をおこ
させることが可能である。
しかしこの工程を長時間続けているとイソブチレンの重
合物が該イオン交換樹脂の中に吸着さ才1、徐々に活性
の低下が表われる。その場合反応温度を上げることによ
ってインブチレンの低重合反応による除去率をある一定
値以上に保持する手段が講じられるが、その際ブテン−
1が異性化・重合を起こしその含有量が徐々に減少する
傾向が観察される。製造されるブテン−1をたとえば9
9%以上の高純度に維持させつつしかもそのときのブチ
7−1の残存率を高く保持し、その結果ブテン−1の回
収率を高度に保持することが要求される。
反応開始後イソブチレンの重合反応度合が徐々に低下す
ると製品の純度が劣化することになる。
この場合反応温度を徐々に高めて反応開始当初と同じ程
度のイソブチレンの反応率(たとえば90チ以上特に9
5%以上)に保持することが要求されるが、温度が高く
なると、ブテン−1の副反応がより多く併発してブテン
−1の残存率が低下する。本発明においては反応当初に
おけるブテン−1の残存率に比べ温度を高めた後のブテ
ン−1の残存率がたとえば80%以下特に70%以下に
低ドした場合において触媒の再生操作が実施される。
本発明における該イオン交換樹脂の再生方法は該ブタン
−ブテン留分の流れを中断し、しかる後5ec−ブタノ
ールあるいは5ee−ブタノールを含む炭化水素を供給
し、該樹脂と接触させる。通常反応塔の上端又は下端か
ら供給する。この場合温度O〜120℃、好ましくは2
0〜100℃、通常液空間速度0.01〜50 (1/
hr)、好ましくは05〜10 (1/hr)、  液
相を維持し得る圧力下で一般に5分〜30時間、好まし
くは30分〜lO時間連続的に流通させるか、又はこの
間一時的に5ee−ブタノールの流れを中止することに
よって成し遂げられる。一時的とはたとえばlO分〜3
時間ぐらいであり、これは再生のための時間的ゆとりが
十分にある場合に採用されることが好捷しい。このよう
に5ee−ブタノールあるいはsec −ブタノールを
含む炭化水素の流通によシ有効に当該イオン交換樹脂触
媒が再生されることはきわめて特異的なことである。5
ec−ブタノールはそのまま単独で用いてもよく、又炭
化水素で稀釈してもよい。通常この場合の5ec−ブタ
ノールの濃度は1 wt%以上、好ましくは3owt%
以上である。
この場合の炭化水素は特に制限はないが、ブタン。
ヘキザン、オクタンあるいはこれらよシ分子量の大きい
飽和炭化水素類が望ましい。5ec−ブタノールあるい
は5ec−ブタノールを含む炭化水素が0℃より低いと
、充分な再生がされない。120℃より高くすることは
該イオン交換樹脂の耐熱温度に近づくことになるため好
ましくない。通常液空間速度が0.01 (1/hr 
)  より小では再生に要する時間がかかり過ぎ、50
 (1/hr)より大では5QC−ブタノール等の浪費
を増す。当該イオン交換樹脂触媒を通過した後の5ec
−ブタノールあるいは5ec−ブタノールを含む炭化水
素は必要に応じて蒸留することによシこれに溶存してい
る重質分を分離除去した後再度活性の低下した該イオン
交換樹脂触媒の再生用として使用することができる。5
ee−ブタノールあるいは5ec−ブタノールを含む炭
化水素全供給し、該樹脂との接触の際の圧力はこの流体
が液相を維持している状態ならばいかなる圧力でも差し
つかえない。たとえば5ee−ブタノールの沸点は99
.56であるので、5ec−ブタノールのみを用いた場
合、995℃以下ではほぼ常圧で十分である。5ee−
ブタノールあるいは5ec−ブタノールを含む炭化水素
の流通時間が5分より小では再生効果が不十分であり、
30時間より大では5ee−ブタノール等の浪費を増す
だけである。
本発明における該イオン交換樹脂を充填した固定床に該
ブタン−ブテン留分を通過させる場合、イソブチレンの
低重合反応は発熱反応であるだめに、反応塔の入口と出
口の間に温度差が生じ、特に該ブタン−ブテン留分中の
インブチレンの濃度が高い場合には反応塔出口の近傍で
はかなり高温になる。このように高温になることは原料
中のブテン−1の損失量の増大と触媒の劣化の点でかな
り厳密に回避することが要求される。したがってこの場
合、反応器内にたとえば特別の冷却器等を装備する必要
が生ずるが、イオン交換樹脂の伝熱が悪いだめに多管冷
却反応型にしなければならず、 ;このような方法を採
用すると触媒の取り替えが煩雑となる。しかもこの場合
でも局部的な高温部分の存在が往々生じて不利となる。
したがって反応器内に特別の冷却器等をi備しない場合
には、一段一回通過方式は該ブタン−ブテン中のインブ
チレンの含有量が01〜2wt%の場合に好ましく採用
される。イソブチレンの含有量が2〜15wt%の場合
は反応塔を二段に分け、第一反応塔においては第一反応
塔を通過した反応混合物を2つの流れに分割し、1つの
流れを後続する第二反応塔に供給し、他の流れを該イオ
ン交換樹脂を充填した第一反応塔に直接循環供給する循
環供給方式が採用されることが好ましい。この場合名流
れの量は前者の量lに対して後者の#(循環する量)は
1〜15(重量倍)で好ましくは3〜7が採用される。
第二反応塔は通常の一回通過方式が採用される。循環方
式の場合は反応塔内の温度は十分均一に保持される。し
かしながら一段循環方式では、これと等温の一回通過方
式(ピストンフロ一方式)に比べて反応性は低下するた
めにインブチレンの低重合が抑えられる、すなわち原料
中のイソブチレンに対する反応後のインブチレンの残存
量が増してくる。そのために反応条件を過酷(反応温度
を上げたシ、液空間速度を下げたりする)にしなければ
ならない。しかしこのような過酷な条件にするとブテン
−1の異性化・重合による損失量が増加してブテン−1
の残存量が減少することになる。そこで一段目ではイン
ブチレンの低重合をある程度抑えた条件(たとえばイソ
ブチレンの反応率たとえば70〜90wt係)においで
循環方式を採用し、残シのインブチレンを二段目の反応
塔で反応させることが好ましい。二段目においては二段
目の原料中のインブチレンはよシ低減され、反応熱の蓄
積も少ないために反応塔内の入口と出口の間の温度差が
小さい“こと、およびブテン−1の反応をできるだけ抑
制する目的で二段目の反応塔は一回通過方式が採用され
る。
本発明においては、反応温度は一段法、二段法を問わず
、いずれにおいても30〜100℃で行う。好ましくは
40〜75℃で行う。いず第1の反応塔においても反応
温度が30℃よりも低いと反応速度が小さいためにイン
ブチレンの分離が不十分となる。また100℃より高い
とブテン−1の反応が過激となりブテン−1の損失量が
増加する。
本発明における反応圧力は一段法、二段法を問わずいず
れにおいても1〜50気圧、好ましくは5〜30気圧で
ある。反応圧力が1気圧よシ低いと反応系内が気相とな
り反応が十分に達せられず、50気圧よシ大とすること
は反応容器及びその付属装置を堅固な耐圧装置とせねば
ならず工業的に不利となる。
本発明でいう強酸型陽イオン交換樹脂とは、強酸性を示
す陽イオン交換樹脂であり、スチレン系72.ホ、酸型
樹脂あるいはフェノ−2,ス2.ホレ酸型樹脂等がそれ
らの代表である。スチレン系スルホン酸型イ・オン交換
樹脂はスチレンとジビニルベンゼン力どの多不飽和化合
物を共重合させて得ら5 わる樹脂をスルホン化したも
のであり通常次式で示される。
マタ、フェノールスルホン酸型樹脂は通常フェノールス
ルホン酸をホルムアルデヒドで縮合したものであり通常
次式で示される。
(m、nは正の整数) 上述の強酸型陽イオン交換樹脂は本発明におり)で触媒
として用いられ、平均粒径0゜2〜10ての球形又は円
柱形の粒子として用いられる。。
この触媒粒子は耐圧の円筒状反応容器にIcJOiされ
、固定床のベッドを形成する。
固定床の大きさはいずれも特に限定さtlなシ・)、。
通常高さ0.2m〜20mである。
固定床の上端又は下端から、好ましくは上端からインブ
チレンおよびブテン−1ff:含むブタン−ブテン留分
を連続的に供給する。供給量は液空間速If カol〜
50 (−!Lx−!−−j−) 、好ましくはに9h
r   hr 05〜15(1/hr)となる量で行う。ここで言う液
空間速度は一段法の場合は毎時(hr) 、触媒IK2
当り反応塔に供給される流れの重量(Kg)で示すもの
とし、二段法の場合は第一反応塔では毎時(br) 、
触媒I Kg当り第一反応塔に供給される流れの重量(
Kg) (第一反応塔を循環する流れを除く)で、第二
反応塔では毎時(hr) 、触媒l Kg当り第二反応
塔を通過する流れの重量(Kg)で示すものとするλブ
タンーブテン留分の供給量が01(1/hr)よシ小で
あると、イソブチレン分離後のブタン−ブテン留分の収
量が少なく工業的に不利である。また供給量が50 (
1/hr )よυ大であるとイソブチレンの分離が十分
達成されない。
本発明においては該ブタン・−ブテン留分中のインブチ
レン含有量が比較的少ない場合は一段法によりインブチ
レンの大部分を低重合させることなこよって、又該ブタ
ン−ブテン留分中のインブチレン含有量が比較的多い場
合は二段法によシ第−反応塔で原料のブタン−ブテン留
分中のイソブチレンの70〜90wt%を低重合させ、
残りのインブチレンの大部分を第二反応塔で低重合させ
ることによってインブチレンの除去が達成される。
前記反応を経た反応混合物を蒸留塔に供し、インブチレ
ンの二量体・低重合体を主に含む重質炭化水素を塔底か
ら得、塔頂からブタン−ブテンを主べ含む軽質炭化水素
を得る。この蒸留は通常の蒸留で段数約3〜30段たと
えばlO〜20段程度で充分である。
次に前記蒸留から得られる軽質炭化水素をさらに精密蒸
留に供する。通常この精密蒸留は2段で行なわれ、初め
の精密蒸留におい−Cは塔頂から王にイソブタンを分離
除去する。塔底流をさらに精密蒸留に供し、塔底から主
にn−フリン、フ゛テン−2を除去し、塔頂から高純度
の製品ブテン−1を分離回収する。精密蒸留はいずれも
通7630〜〜150段特に90〜140段程度のもの
が用いられる。
本発明の方法による場合は純度99qb以上さらには純
度995係以上の製品インブチレンが得られる。製品純
度がこのようによシ高いものを必要としない場合は前記
の反応条件をよυ温和にすること、蒸留操作条件を緩和
させることによシ行なうことができることはもちろんで
ある。
また本発明において、原料中のブテン−1の回収率(製
品中の残存率)が80チ以上さらには85チ以上とする
ことが可能できわめて高収率でブテノ−1が分離回収で
きる。
次に本発明の方法をさらに具体的に説明するために図面
にしたがってプロセスの一例を説明する。
一段法の場合は第1図において管路1に経て原料のブタ
7−ブテン留分が送入され、管路3を経て加熱器E1で
加熱され所定の温度に保たれ、強酸型陽イオン交換樹脂
粒子が充填されている固定床の反応塔Rに入る。反応塔
Rまわりの圧力は圧力コントロールパルプPC■で所定
の圧力でコントロールされている。反応塔Ri出た流体
は管路5を経てPCMで圧力が減じられ、必要に応じて
熱交換器E2で温度コントロールされて蒸留塔D1に入
る。蒸留塔D1の塔底からインブチレンの低重合体が分
離され、塔頂からインブチレンの除去されたブタン−ブ
テン留分が留出し、これは管路7を経て蒸留塔D2に入
る。D2の塔頂からインブタンが分離され、塔底留分は
管路9′(I−経て蒸留塔D5に入る。
D5の塔頂から高純度のブテン−1が分離され、D5の
塔底から残りのCIl留分が除天される。D5の塔頂か
ら管路lOを経て分離されるブテン−1の残存率(又は
回収率)がある一定値以下に低下したならば、原料のブ
タン−ブテン留分の供給を停止し、バルブv1およびV
qffi閉じ、バルブプv2およU v5 k 開き管
路・2f:経て5ec−ブタノールあるいは5ec−ブ
タノールを含む炭化水素を送入し、管路3を経て加熱器
E1で所定温度に保持烙れ反応塔Rに入る。
反応塔R内で該イオン交換樹脂の再生に使われた  。
5ec−フリノールあるいは5ec−フリノールを含む
炭化水素は管路4を経て放出さ肛る。所定時間における
再生の終了後、5ec−ブタノール等の送大番中止して
バルブv2およびV5を閉じ、バルブV1ふ・よびV+
1(i7開き、原料ブタン−ブテン留分の送入を再開し
、上記した同様の操作を行う。
二段法のプロセスについては、反応塔通過後の蒸留系お
よび活性の低下した該イオン交換樹脂の「Ir生法は一
段法と同一であるのでそれらの説明は省略して反応塔ま
わりの具体的な説明を行う。
第2図において管路1を経て原料のブタ/−ブテン留分
が送入され管路2を経て加熱器Elで加熱され所定の温
度に保たれ、強酸型陽イオン交換樹脂粒子が充填されて
いる固定床の反応塔R1に入る。
反応塔R1に出た流体は二つの流れに分けられ、一つの
流れは冷却器E2で冷却された後−循環ポンプPで循環
されて管路3を経て管路1から送入される原料と合流し
て反応塔R1に循環される。反応塔R1を出た流体の他
の流れは管路4を経て熱交換器E。
によって所定の温度に保たれ強酸型陽イオン交換樹脂が
充填されている固定床の反応塔R2に入る。
反応塔R1およびR21わりの圧力は圧力コントロール
バルブPC■で所定の圧力でコントロールさ)1ている
。pcvl出た流体は蒸留系に送入さtする7、次に実
施例をあげて本発明の特徴をさらりこ具体的に記載する
実施例1 第1図にしたがった反応プロセスにより、反応塔Rにス
チレン系スルフォン酸型イオン交換樹脂(ジビニルベン
ゼン約20%含有、酸jt 4.7 meq /g平均
粒径0.5膿φ)触媒を40に9充填する。管路lを経
てブタン−ブテン留分(組成;イソブチレン0.98係
(重量、以下同じ)、ブテン−1295係、ブテン−2
28,9係、イソブタン96係。
n−ブタン31.0%)を200 Kg/h r の流
速で送入する。原料の液空間速度は5.0 (1/h 
r )である。
反応系内の圧力はpcvの作動により18 K9/cn
I Gに保持される。反応塔Rの入口温度は48℃にな
るように熱交換器E1で制御される。反応塔Rの出口温
度は53℃で、Rを出た流体中のインブチレンの残存率
は28チ、ブテン−1の残存率Vi 9(15チである
。この流体は管路5を経てpcvで1ヒ力が減じられ、
蒸留塔D1に送入される。塔頂がらイソブチレン含有量
0.03%、ブテン−1含有量267チのブタン−ブテ
ン留分が留出し、塔底がらイノブチレンのオリゴマー類
が分離除去される。
蒸留塔D1の塔頂から留出しだ留分は理論段数100段
の精密蒸留塔D2およびD5によって精密蒸留され、D
5の塔頂から管路10を経て純度999係のブテン−1
が53.3 K9/ h rの流速で分離される。ブテ
ノ−1の純度を998%以上維持させるべく反応温度を
上げつつ連続運転を続ける。130日後にブテン−1の
残存率が80係以下になったので原料の供給を停止し、
反応系内の反応液を全量パージした後バルブ■1および
V++を閉じバルブ■2およびV5を開き管路2を経て
5ec−ブタノールを50℃。
液空間速度2(1/hr)、常圧下で1時間流通する。
5ec−ブタノールの送入を終了後、バルブ■2および
V 3 f閉じ、バルブV1およびVq’i開き、同じ
原料ブタン−ブテン留分の送入を再開したところ、触媒
活性は最初の活性に回復していた。
実施例2 第2図において反応塔R1およびR2に実施例1と同じ
スチレン型イオン交換樹脂触媒をそれぞハ50に9およ
び29.2 Kq充填する。管路1を経てブタン−ブテ
ン留分(組成;イソブチレン35チ(重量以下同じ)、
ブテン−130,1%、ブテン−225,8%、イソブ
タン95%、n−ブタン31.1% ) fi’ 35
0 Kf/hr の流速で送入する。原料の液空間速度
は7.0(1/hr)である。反応系内の圧力はpcv
の作動により18に9/′ct!lGに保持される。
この原料は循環管路3を経て流れてきた流体と合流して
管路2を経て反応塔R1に送入される。反LL、塔R1
の入口温度は50℃になるように熱交換器E1で制御さ
れる。反応塔R1’を出た流体は”二つの流口・に分け
られ、一つの流れは原料張込み流量の511ζ(循環比
5)となるように循環ボンフ゛P″?l″1lill 
mU ’Jれ、管路3を経て新原料と合流する。反Ls
塔R1’に出た他の流れは管路4を経て反応塔R2rこ
送入さ第1る。この流体中のイソブチレンの残存二tは
202係、ブテン−1の残存率は90.0係であり、反
Lt、、塔R2の入口温度は50℃になるようVC7(
交換2:V E ’+によって制御される。R2におけ
る液空間速度は12(1/hr)である。反応塔R2e
出た流体中のイソブチレン残存率は28係、ブテン−1
の残存率は855係であり、この流体は管路5を経てP
cVで圧力が減じられて、蒸留塔D1に送入される。塔
頂からインブチレン含有量0.098%、ブテン−1含
有量25.7%のブタン−ブテン留分が留出し、塔底か
らインブチレンのオリゴマー類が分離除去きれる。蒸留
塔D1の塔頂から留去した留分は理論段数100段の精
密蒸留塔D2およびD5によって精密蒸留され、D5の
塔頂から管路10を経て純度996チのブテン−1が9
0Kr/hrの流速で分離される。ブテン−1の純度全
996%以上維持させるべく反応温度を上げつつ連続運
転を続ける。
120日後にブテン−1の残存率が80係以下になった
ので実施例1と同様の操作に従って反応塔R,中の触媒
再生を行う。再生の操作は実施例1と同様であるが、再
生用の流体は5ec−ブタノール20 w t % +
 n−ブタン65wt%、イソブタン15wt%から成
る混合溶液であって、再生条件は温度50℃、液空間速
度5(1/hr)、圧力8Kq/cr!、流通時間3時
間である。再生終了後、原料ブタン−ブテンの送入を再
開し、反応塔R1の入口温度50℃9反応塔R2の入口
温度60℃とする以外は本実施例前半と同様の条件で反
応を行ったところ、反応塔R2’に出た流体中のイソブ
チレン残存率は28係、ブテン−1の残存率は84.3
%であり、反応塔R1中の触媒の再生効果は十分に認め
られた。
実施例3 第2図において反応塔R1およびR2に実施例1と同様
の触媒をそれぞれ30 Kgおよび22.5 Kg充填
する。管路1を経て石油類の分解により得られるCIl
留分からブタジェンを抽出除去したものを塩化アルミニ
ウム触媒により重合反応に供し、液状重合体を生成させ
て分離した未反応C4留分であるフ゛タンーブテン留分
(組成;イソブチL/76.0%。
ブテン−135,3係、ブテン−2:325係。
イソブタン5.9 % r n−フリン20.3 % 
) k 180Kq/ h rの流速(反応塔R1での
液空間速1pi’ 6 (1/hr )R2での液空間
速度8(1,/h r ))で送入する。反りし塔R1
の入口温度は47℃、循環比はioとし、反応塔R2の
入口温度は50℃とする。反応に関して以上の他は実施
例2と同じである。管路4を通過する流体中のイソブチ
レン残存率は18.8%、ブテン−1残存率は91.0
%であシ、管路5″ff:通過する流体中のインブチレ
ン残存率は1.5q6.ブテン−1残存率は85.5%
である。蒸留塔D1の塔頂からインブチレン含有量0.
09 % 、ブテン−】含有量302チのブタン−ブテ
ン留分が留出し、塔底かもイソブチレンのオリゴマー類
が分、離除去される。精密蒸留塔D5の塔頂から管路l
Oを経て純度997チのブテン−1がs4に9/hrの
流速で分離される。ブテノ−1の純度i99.7%以上
維持させるべく反応温度を上げつつ連続運転を続ける。
100日後にブテン−】の残存率が80係以下になった
ので実施例2と同様の操作に従って反応塔R1中の触媒
の再生を行う。但し実施例2と異なる点は再生条件とし
て温度35℃、液空間速度8(]/br)、圧力5に9
/C肩、流通時間5時間である。
(「L終了後、原料ブタン−ブテンの送入を再開し、反
応塔R1のムロ温度47℃1反応塔R2の入[l温度5
9℃とする以外は本実施例前半と同様の条件で反応を行
ったところ、反応塔R2’に出た流体中のインブチレン
残存率は1.5%、ブテン−1残存率は85.0%であ
り、触媒の再生効果は十分に認められた。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本発明のプロセスの一例を示す流
れ概要図である。 R・・・反応塔、R1・・・第一反応塔、El・・・熱
交換器、R2・・・熱交換器、P・・・ポンプ、R3・
・・熱交換器、R2・・・第二反応塔、EII・・・熱
交換器、Dl・・・蒸留塔、D2・・・精密蒸留塔、D
5・・・精密蒸留塔、■1・・・パルプ、■2・・・パ
ルプ、■さ・・・パルプ、■ζ・・・パルプ、1〜11
・・・管路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1)イソブチ2フ01ル15wt%、ブテン−110〜
    50 wt%を含むブタン−ブテン留分を平均粒径02
    〜1OWnの強酸型陽イオン交換樹脂粒子を充填した反
    応塔に温度30〜100℃、液空間速度0.1〜50 
    (1/hr) 、圧力1〜50気圧で連続的に通過させ
    ることによりインブチレンを低重合させ、この低重合体
    を蒸留によって除去した後のブタン−ブテン留分を精密
    蒸留することによって高純度のブテン−1’に製造する
    際に、イソブチレンの低重合反応時においてブテン−1
    の残存率が実質的に低下した時点で、原料ブタン−ブテ
    ン留分の供給を停止し、反応塔にsee −ブタノール
    あるいは5ec−ブタノールを含む炭化水素溶液を17
    afB’0−120℃、液相全維持し得る圧力下に供給
    することにより該イオン交換樹脂粒子の触媒活性を再生
    し、しかる後に該ブタン−ブテン留分を該反応塔に連続
    的に通過させることを特徴とするブタン−ブテン留分か
    ら高純度ブテン−1’に高収率で分離回収する方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007176942A (ja) * 2005-12-28 2007-07-12 Oxeno Olefinchemie Gmbh C4炭化水素の工業的混合物から1−ブテンを製造する方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5742639A (en) * 1980-08-28 1982-03-10 Toa Nenryo Kogyo Kk Purification of n-butene

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