JPS5818599B2 - ボウエンセイノ カイゼンサレタ トウシツセイキタイシヤヘイブツ - Google Patents

ボウエンセイノ カイゼンサレタ トウシツセイキタイシヤヘイブツ

Info

Publication number
JPS5818599B2
JPS5818599B2 JP14477674A JP14477674A JPS5818599B2 JP S5818599 B2 JPS5818599 B2 JP S5818599B2 JP 14477674 A JP14477674 A JP 14477674A JP 14477674 A JP14477674 A JP 14477674A JP S5818599 B2 JPS5818599 B2 JP S5818599B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paper
moisture
air
permeability coefficient
taisiya
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP14477674A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5170306A (en
Inventor
橋本芳樹
高橋健造
草川英昭
林久美子
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP14477674A priority Critical patent/JPS5818599B2/ja
Publication of JPS5170306A publication Critical patent/JPS5170306A/ja
Publication of JPS5818599B2 publication Critical patent/JPS5818599B2/ja
Expired legal-status Critical Current

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  • Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
  • Paper (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は防炎性の改善された透湿性気体遮蔽物に関する
さらに詳しくは非イオン性防炎剤及びイオン性吸湿剤が
添加された水溶性高分子物質の水溶液を可燃性繊維より
成る多孔性物体に含浸又は塗装することにより、透湿性
をさほど変えることなく通気性を押え防炎性を改善した
透湿性気体遮蔽物に関する。
気体遮蔽物の通気性や透湿性は包装材料あるいは合成皮
革などにおいて問題とされてお頃前者においては主とし
て通気性と共に透湿性の小さいことが要求され、後者に
おいては通気性と共に透湿性の大きいことが要求される
しかしながら近時暖房あるいは冷房などの空気調整機器
が発達しかつ普及しこれを用いた居住区域が拡大される
につれて空気調整機器用気体遮蔽物の特性として通気性
が小さく、しかも透湿性の大きいことが要求される様に
なった。
空気調整機器用熱交換器もその使用状態から、屋外から
屋内に吸入される空気と屋内から屋外に排出される空気
とが混合することなく、しかも屋内の湿度変化を小さく
すべく水蒸気が吸入空気と排出空気の間で移行すること
が好ましい。
しかしてかかる要求に対処するべく本発明者らは先にハ
ロゲン化リチウムが添加された水溶性高分子物質を多孔
性物体に含浸又は塗装した透湿性の改善された気体遮蔽
物及びイオン性防炎剤と吸湿剤が添加された水溶性高分
子物質を多孔性物体に含浸又は塗装した防炎性の改善さ
れた透湿性気体遮蔽物を提案し空気調整機器用熱交換膜
材料として使用してきたが、防炎剤として必らずしもイ
オン性のものを用いる必要はなく水溶性であればむしろ
非イオン性の防炎剤を用いる方が吸湿剤及び水溶性高分
子物質との相溶性も良いため薬液の調製が非常に容易で
あり、しかも多孔性物体に対する含浸、塗装の加工性に
も優れ高品質の防炎性の改善された透湿性気体遮蔽物を
提供し得ることを見い出し、本発明を完成するにいたっ
た。
前記非イオン性防炎剤としてはポリ燐酸エステル誘導体
、ハロゲン化有機硫黄化合物誘導体などがあげられる。
イオン性吸湿剤としては種々のハロゲン化リチウム、塩
化亜鉛、臭化カルシウム、酢酸カリ、炭酸カリ、塩化カ
ルシウム等があげられる。
水溶性高分子物質としては通常一般の水溶性合成樹脂や
天然物質あるいはそれらの混合物が用いられ、例えばポ
リビニルアルコール樹脂、ポリビニルメチルエーテル樹
脂、ポリアクリル酸樹脂やポリメクアクリル酸樹脂ある
いはそれらの共重合樹脂、カゼイン、ゼラチン、メチル
セルロースなどがあげられる。
前記可燃性繊維より成る多孔性物体としては和紙、F紙
、洋紙等の種々の紙、布、不織布等があげられる。
中でも親水性繊維である紙等は透湿過程の内吸着された
水分子の拡散速度を大きくし透湿係数を大きくする作用
を有するのでより好ましい。
通気性を表わす透気係数は気体遮蔽物の密度に依存し、
透湿係数は吸湿剤の濃度に依存するため各薬剤の処理液
濃度を変えることによって透気係数、及び透湿係数を制
御することができる。
各薬剤の処理液濃度としては水溶性高分子物質5〜50
重量%、吸湿剤1〜20重量%、防炎剤10〜20重量
%が用いられ、通気性が小さく透湿性の太きいところの
透過選択性及び防炎性を付与することができる。
しかして本発明の気体遮蔽物は前記のごとく非イオン性
防炎剤と吸湿剤が添加された水溶性高分子物質の水溶液
を前記和紙、p紙、洋紙及び布等に含浸又は塗装するこ
とにより容易に得られる。
得られた気体遮蔽物はそのままあるいは積層して用いら
れ、例えば空気調整機器用熱交換器に用いた場合屋外か
ら屋内に取り入れられる空気と屋内から屋外に排出され
る空気とが混合されることなくしかも空気中の水分が吸
入空気と排出空気の間を移行して、屋内の湿度変化が小
さくなり、衛生管理上きわめて有利である。
又この気体遮蔽物は気体分子の透過選択性を有するので
その他種々の分野に広範に利用され得るものである。
つぎに実施例をあげて本発明の気体遮蔽物について詳細
に説明する。
〔実施例1〕 ポリビニルアルコールの40重量%の水溶液に吸湿剤と
して3重量%の塩化リチウム、防炎剤として20重量%
のポリ燐酸エチルエステル例えば大日本インキ化学工業
に、に製フレームガードを添加して処理液を調製した。
薬剤は完全に溶解し透明な処理液を与えた。
次いてこの処理液に炭酸ガスの透気係数〜5x 1o
” i(STP ) cmlcytsec−atm、相
対湿度60%における透湿係数〜3 X ] O−2c
rit (STP ) ・cm7’cyrt sec・
atmの沢紙を約10秒間浸漬し、処理液を含浸したp
紙を乾燥して試料(以下改質P紙と称す)を得た。
改質沖紙の含浸率(未処理p紙重量に対する含浸薬剤の
重量%)は89%でありこの改質p紙の炭酸ガスの透気
係数は〜9 X 10 ”1(STP)CrfL/1
sec ・atm相対湿度60%における透湿係数は〜
3×10− crit (STP ) CnL/cri
Lsec・atmで透気係数は未処理済紙の11500
倍であるのに対して透湿係数は未処理P紙と変わらず、
その結果透気係数は透湿係数の約1/300倍であり気
体の選択透過性を示している。
又改質p紙は炎を接近させてもほとんど燃えず優れた防
炎性を確認した。
〔実施例2〕 ポリビニルアルコールの40重量%の水溶液に吸湿剤と
して3重量%の塩化リチウム、防炎剤として20重量%
のハロゲン化有機硫黄化合物例えば九菱油化工業に、に
製ノンネンを添加して処理液を調製した。
薬剤は完全に溶解し透明な処理液を与えた。
次いでこの処理液に炭酸ガスの透気係数〜5 X 10
−2crit (STP ) crrt/cyyt s
ec・aim、相対湿度60%における透湿係数〜30
X10−2i(STP ) am/cyrt、 ・se
c ・atmのP紙を10秒間浸漬し、処理液を含浸し
たp紙を乾燥して試料(以下改質沢紙と称す)を得た。
改質p紙の含浸率は95%でありこの改質沢紙の炭酸ガ
スの透気係数は〜4X10 ”clll(STP)m/
1sec・atm、相対湿度60%における透湿係数は
〜2X10−2cril(S T P ) crn/c
riY sec ・a t mで透気係数は未処理済紙
の約1/1000倍であるのに対して透湿係数は未処理
済紙とほぼ等しく、その結果透気係数は透湿係数の11
500倍であり気体の選択透過性を示している。
又改質p紙は炎を接近させてもほとんど燃えず優れた防
炎性を確認した。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 非イオン性防炎剤及びイオン性吸湿剤が添加された
    水溶性高分子物質の水溶液を可燃性繊維より成る多孔性
    物体に含浸又は塗装してなることを特徴とする防炎性の
    改善された透湿性気体遮蔽物。
JP14477674A 1974-12-16 1974-12-16 ボウエンセイノ カイゼンサレタ トウシツセイキタイシヤヘイブツ Expired JPS5818599B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14477674A JPS5818599B2 (ja) 1974-12-16 1974-12-16 ボウエンセイノ カイゼンサレタ トウシツセイキタイシヤヘイブツ

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JP14477674A JPS5818599B2 (ja) 1974-12-16 1974-12-16 ボウエンセイノ カイゼンサレタ トウシツセイキタイシヤヘイブツ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5170306A JPS5170306A (en) 1976-06-17
JPS5818599B2 true JPS5818599B2 (ja) 1983-04-13

Family

ID=15370153

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14477674A Expired JPS5818599B2 (ja) 1974-12-16 1974-12-16 ボウエンセイノ カイゼンサレタ トウシツセイキタイシヤヘイブツ

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JP (1) JPS5818599B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07332897A (ja) * 1994-06-09 1995-12-22 Yasuda Shiko Kk 御負付き玩具花火

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07332897A (ja) * 1994-06-09 1995-12-22 Yasuda Shiko Kk 御負付き玩具花火

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Publication number Publication date
JPS5170306A (en) 1976-06-17

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