JPS5818578B2 - 氷容器支持装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、氷貯蔵容器に関し、特に、冷蔵庫の開閉扉が
開かれると該容器が自動的に前方張出位置即ち氷取出可
能位置へ移動されるように該容器を前方張出位置への偏
倚作用をかけられた状態で揺動自在に取付けるための機
構に関する。

本出願人自身の米国特許第４０９５４３９号には、可動
氷容器支持機構が開示されている。

この構成では、容器は、１対の前部リンクと１対の後部
リンクによって揺動自在に取付けられた支持体上に担持
される。

そして支持体およびそれに担持された容器は、冷凍部扉
を閉鎖すると後方かつ上方へ揺動され、冷凍部扉に付設
された小さな氷取出側扉を開けると容器が氷取出可能位
置へ下方に揺動されるようになされている。

冷凍部扉および氷取出側扉の両方が閉じられているとき
は、氷貯蔵機構（容器自体をも含む）全体の重力により
容器は後方引込位置にあって前方への偏倚作用を受け、
氷取出側扉に圧接されている。

上記各対の揺り（枢動）リンクは、容器を担持するため
のキャリアを揺動自在に支持するものであり、冷蔵庫の
キャビネットの内壁の、容器より上方の個所に枢着され
た上端部分と、容器の底部のところで該キャリアに枢着
された下端部分とを有している。

また、米国特許第１５２９０３２号には、冷蔵庫等のた
めの氷容器ホルダが開示されている。

この容器は、該容器をキャビネット内の引込位置からキ
ャビネットの前方の張出位置へ中立位置（片寄り即ち偏
倚作用のない位置）を越えて揺動させる１対のリンクに
よって支持されており、引込位置においてはキャビネッ
トの後壁に設けられた後部停止体に圧接せしめられ偏倚
作用を与えられている。

米国特許第２６７４５１１号は、傾動自在の画室を有す
る冷蔵庫を開示している。

この冷蔵庫においては氷貯蔵ユニットを閉鎖位置の方へ
偏倚させるために１対のロンドに１対のコイルばねが装
着されている。

米国特許第３６４３４６４号は、氷取出側扉を有する冷
凍冷蔵庫を開示している。

この特許の構成では、氷容器は、氷取出側扉が開放位置
へ揺動されるのに伴って外方へ引出されるように、反対
に扉が閉鎖位置へ揺動されると氷貯蔵位置へ戻されるよ
うに適当な機構によって氷取出側扉に連結されている。

本発明は、１対のリンクによって揺動自在に取付けた支
持体即ちキャリア上に取外し自在に担持させ、該キャリ
アおよび容器に外方への偏倚作用を与えるように該リン
クを構成したことを特徴とする冷蔵庫を提供する。

詳述すれば、本発明は、氷貯蔵容器担持キャリアを冷凍
キャビネット内に揺動自在に取付けるためのものであっ
て、上端をキャリアの上方前部に枢着され、下端をキャ
ビネットに枢着された前部揺りリンクと、下端をキャリ
アの下方後方に枢着さね、上端を容器より上方の高さの
ところでキャビネットに枢着された後部揺りリンクとか
ら成る取付機構を提供する。

上記後部揺りリンクの垂直方向の長さは、前部揺りリン
クの垂直長さより実質的に長くする。

氷貯蔵容器がキャビネットの冷凍空間内の引込位置即ち
氷貯蔵位置に置かれているときは前部揺りリンクの上端
はその下端の真上の空間より後方に位置されているが、
例えば氷取出用扉を開放することによって容器が氷取出
位置へ移動されると、該前部揺りリンクは、上記の状態
からその上端が下端の上方空間より前方に位置される状
態へ中立位置を越えて揺動する。

後部揺りリンクは、氷取出位置においてはキャリアの後
部を下方位置へと下向きに揺動させ、それによって常時
キャリアへ外向き偏倚作用を付与するような態様でキャ
リアおよび容器を支持する。

上記リンクには、それとキャリアとのピボット連結点の
位置を調節するための手段を設けることができる。

ここに例示する実施例においては、キャリアに前記前部
揺りリンクの屈曲端を選択的に受容するための複数の下
方に開口したピボット穴を設け、キャリアおよびリンク
を大きさおよび水収容容量の異るいろいろな容器に適用
させるためにリンクの前記屈曲端をキャリアに対して水
平方向でみて異る部位に位置づけすることができるよう
にする。

本発明の揺動取付機構によれば、キャリアおよび容器に
一定限に抑制された偏倚作用を付与するので、容器がそ
の偏倚作用により氷取出用扉に圧接されていても、氷取
出用扉および冷凍部の主扉が確実に閉鎖状態に保持され
、偶発的に開かれるようなことがない。

氷取出位置においては、前部リンクの外向き偏倚力が、
最下調心位置に置かれている後部リンクの力によって平
衡されるので、キャリアの位置が安定化される。

本発明は、冷凍空間内に収容さへ揺り支持体によって担
持された上方が開口した氷貯蔵容器を有する自動製氷器
構造体を提供する。

揺り支持体は、該容器を冷凍空間内の貯蔵即ち保管位置
から氷取出位置（冷凍空間の外部から容器内の氷を取出
すことができる位置）の方へ重力による偏倚作用により
移動させるような態様で支持している。

また、この揺り支持体は、容器に対する重力偏倚力の度
合を調節するための手段を備えている。

上記揺り支持体は、容器を下から支える第１揺り支持部
材と、上から支える第２揺り支持部材とを有しており、
それらのうちの少くとも一方の支持部材は、容器がその
貯蔵位置と氷取出位置との間で移動するのに伴って中立
位置を越えて移動することができる。

揺り支持体を調節する前記手段は、前記２つの揺り支持
部材の一方に関連させて設けることができる。

上述のように、本発明は、氷貯蔵容器の重力偏倚作用に
よる移動を制御するための改良された手段を提供するも
のであり、氷取出用扉の開放により容器内に貯蔵されて
いる氷を取出すことができるようにする。

この揺り支持体は、構造が極めて簡単で、製造費が安く
、しかも、極めて優れた機能を発揮する。

本発明の斜上およびその他の目的、特徴ならびに利点は
、添付図を参照して記述した以下の説明から一層明瞭に
なろう。

第１図を参照すると、本発明を組入れた冷蔵庫の１実施
例として冷凍冷蔵庫１０が示されている。

冷蔵庫１０は、一方の側に冷凍部１１が配置されており
、他方の側に冷蔵部１２が配置された並置型冷蔵庫であ
る。

第１図に示されるように、冷凍部１２は、キャビネット
内の冷凍空間１４（第２図）を開閉するための前部扉１
３を備えており、更に、この冷凍部も主扉１３に設けら
れている開口１７（第２図）を開閉するための氷取出用
小扉１５が設けられている。

第２図に示されるように、氷取出群１５は、適当なピボ
ット１８によって主冷凍部扉１３に枢着された閉鎖扉で
あり、この扉を第２図に示されるように開口１７を閉鎖
する閉鎖位置と、第３図に示されるように開口１７から
離れた開放位置の間で開閉するための把手１９が取付け
られている。

。本発明は、第３図に破線で示されるような氷塊■を冷
凍空間１４内に貯蔵し、扉１３または１５のどちらかが
開放される−と自動的に出入れ可能な位置へもたらされ
るようにした貯蔵容器に関する。

詳述すれば、本発明は、支持キャリア２１と、該キャリ
アに着脱自在に載せることができる氷貯蔵容器２０とか
ら成る氷貯蔵機構１６を提供する。

キャリア２１は、揺り支持具２３によって冷蔵庫のキャ
ビネットの内壁２２に揺動自在に支持させる。

揺り支持具２３は、冷凍空間１４内に設置した慣用の自
動製氷器２４の下方に氷容器２０を担持しているキャリ
ア２１を支持するように構成する。

容器２０は、第２図に示されるように冷凍空間１４内の
貯蔵位置に置かれると製氷器２４から製造された氷塊を
受取るように位置される。

氷取出扉１５は第３図に示される開放位置へ枢動させれ
ば、揺り支持具２３は、キャリア２１を取出口１７内へ
前方即ち外方へ動かすことを許容し、それによって容器
２０を第３図に実線で示される取出位置に置く。

この位置で、氷塊Ｉを容器２０から取出すことができ、
あるいは第３図に破線で示されるように、所望ならば、
容器全体をキャリア２１から開口１７を通して引出すこ
ともできる。

第４図に示されるように、揺り支持具２３は、キャリア
２１を下から支える前方線１部分２５と、キャリアを上
から支える後方第２部分２６を備えている。

図に示されるように、前方揺り支持部分２５は、キャリ
ア２１の両側に１つづつ取付けられた１対のリンクまた
は腕２７．２８を有している。

各リンク２７．２８の下端２９は、キャビネットの壁２
２に担持させた支持部材３０に枢動自在に取付ける。

各リンクの上端３２は、キャリア２１の直立側部フラン
ジ３３．３３の上部に設けたピボット部３２に枢着する
。

第４図に示されるように、ピボット部３２は、下方に曲
げられたフランジ３４と、該フランジに水平方向に、即
ちキャリアに対して前後方向に間隔を置いて形成した下
向き開放凹部３５によって構成する。

各リンク２７．２８のピボット端は、下向き開放凹部３
５のどれか１つに選択的に嵌合させることができる屈曲
した上端部分３１によって構成する。

これによってキャリア２１に対するリンク２７．２８の
枢着部の位置を前後方向に調節することができる。

揺り支持具２３の後方部分２６は、キャリアの両側に１
つづつ配置した１対のリンク３６ 、３７によって構成
する。

各リンクの下端には、キャリア２１の対応するピボット
部３９に嵌合する、内方に曲げられた下端ピボット部３
８を形成し、各リンクの上端には、キャビネット壁２２
に設けた適当なピボットソケット４１に枢動自在に挿入
することができる屈曲ピボット部４０を設ける。

容器キャリア２１が第３図の取出位置に置かれていると
き製氷器２４を「オフ」状態に維持するように製氷器２
４の水平感知器４３と協同する横パー４２をリンク３６
と３７の間に延設することができる。

第４図に示されるように、容器２０は、上部開放容器で
あり、第３図の氷取出位置に置かれたとき容器内へ氷ば
さみを入れ易くするために、前壁は一部切欠された部分
前壁４４の形にされている。

本発明の氷貯蔵機構１６は、任意の適当な冷蔵庫に組合
せて使用することができるが、特に、氷取出側扉を備え
ており、氷貯蔵容器を冷凍空間内の貯蔵位置と、常態で
は氷取出側扉によって閉じられている氷取出用開口のと
ころの取出位置とに選択的に位置づけするように構成す
ることを可能にする。

上述した本発明の容器支持機構の作動を第２および３図
を参照して説明する。

第２図に示されるように、冷凍部界１３および氷取出側
扉１５が閉鎖位置にあるときは、扉１５は容器２０の前
壁４４に衝接し、氷貯蔵機構１６全体を後方貯蔵位置へ
押しやっている。

この位置では、揺り支持具２３の後方リンク３６．３７
は上端ピボット支持部４１から下端ピボット支持部３９
へ下向き後方に傾斜している。

一方、支持具２３の前方リンク２７．２８は下端ピボッ
ト支持部３０から上端ピボット支持部３２へ上向き後方
に傾斜して延びている。

この状態では、容器２０は貯蔵機構１６の重量により取
出用界１５の裏面に当接せしめられ前方へ偏倚力をかけ
られている。

（ここで、「「偏倚」とは、特定の方向に押圧力または
引張力を加えて片寄らせようとする作用をいう。

）開閉扉１５を第３図の開放位置へ枢動させると、容器
２０は貯蔵機構１６の重力による偏倚作用により揺り支
持具２３に乗って前方即ち外方へ揺動せしめられ、容器
の前壁４４が取出開口１７を通して外方へ押出され、容
器内の氷を取出し易いようにする。

その場合、揺り支持具の前方部分２５のリンクは第２図
の上向き後方傾斜位置から中立位置（偏倚作用を受けな
い位置）を通り越して第３図の上向き前方傾斜位置へ揺
動される。

従って貯蔵機構は、前方リンク２７．２８を介して作用
する該貯蔵機構の重量により依然として前方への偏倚作
用を受ける。

同時に、揺り支持具の後方部分２６のリンク３６．３７
は第２図の後方位置から第３図のほぼ垂直な位置へ下方
へ揺動し、キャリア２１の後部４５を降下さｉ、支持具
の前方部分２５と協同して貯蔵機構１６を第３図の取出
位置に保持する。

前方リンク２７．２８の上端ピボット部３１をキャリア
２１の前方ピボット支持部３２のピボット穴３５の１つ
に選択的に挿入することにより、貯蔵機構を大幅に大き
さおよび氷の収容重量の異る容器２０に適用することが
できる。

即ち、リンク２７．２８の上端ピボット３１の位置を変
えて、貯蔵機構１６による外方への水平方向の力を変え
ることによって、第２図に参される貯蔵位置において開
閉扉１５に作用する貯蔵機構の偏倚力を所望の大きさに
し、しかもなお、扉１５が開放されたとき容器２０を外
方へ揺動させる確実な重力偏倚力が得られるように調節
することができる。

かくして、貯蔵機構１６の過度の外向き重力偏倚力によ
って開閉扉１５が偶発的に開放されることが確実に防止
され、しかも、扉を開放したとき容器２０が所望の氷取
出位置へ自動的に押出されるようにする。

貯蔵機構の位置づけの良好な制御は、貯蔵機構１６が後
方貯蔵位置に置かれているとき揺り支持具２３の前方部
分２５と後方部分２６とによって与えられる互いに対向
する水平方向の力によって達成される。

当業者には明らかなように、前方支持部分２５と後方支
持部分２６の取付構成を互いに入れ替えて反対にするこ
とによって揺動力の不均衡な構成とすることもできる。

そのような構造の場合、前壁４４は、持上げられるので
はなく、下降せしめられ、一層、氷を取出し易くする。

また、支持部分２５．２６は、図示のように１対のリン
クによって構成するのではなく、いろいろな形態の単一
の揺動リンクとして構成することもできる。

また、支持部分２５．２６は、所望ならば容器２０に直
接連結してもよい。

以上、本発明を実施例に関連して説明したが、本発明は
、ここに例示した実施例の構造および形態に限定される
ものではなく、本発明の精神および範囲から逸脱するこ
となく、いろいろな実施形態が可能であり、いろいろな
変更および改変を加えることができることは当業者には
明らかであろう。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の氷貯蔵機構を備えた冷蔵庫の正面図、
第２図は氷貯蔵轡構が冷凍空間内に引込められた貯蔵位
置に壱る六ころを示す冷蔵庫の部分断面図、第３図は氷
貯蔵機構が氷取出位置へ移動されたところを示す冷蔵庫
の部分断面図、第４図は容器および揺り支持体の詳細透
視図である。 １４・・・・・・冷凍空間、１５・・・・・・氷取出用
界（開閉扉）１６・・・・・・氷貯蔵機構、１７・・・
・・・出入開口１．２０・・・・・・氷貯蔵容器、□、
、２１・・・・・・支持キャリア、２２・・・・・・キ
ャビネットの内壁、２３・・・・・・揺り支持具、２５
・・・・・・前部、２′６・・・・・・後部、２７．２
８・・・・・・リンク（揺り支持部材）１．３０・・・
・・・ピボット部（支持部材）、３２・・・・・・ピボ
ット部、３６ 、３７・・・・・・リンク（揺り支持部
材）、３８・・・・・・下端ピボット部、３９・・・・
・・ピボット部、４１・・・・・・ピボットソケット。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 冷凍空間１４を画定し、該空間への出入開口を有す
   る囲い壁と、該空間内に収容される氷貯蔵容器２０と、
   前記開口を閉鎖する第１位置と該開口を開放する第２位
   置との間で移動自在の扉１５とを有する冷蔵庫において
   、 。 前記扉が第１位置にあるときは前記氷貯蔵容器が該扉に
   よって係合され前記空間内の後方氷貯蔵位置へ移動され
   るように、そして、該氷貯蔵容器は、該扉が第２位置へ
   移動されると、前記開口に近接する前方氷取出位置へ重
   力によって揺動するように、該容器２０を水平軸線の周
   りに揺動自在に支持するためのピボット式支持手段を設
   け、該ピボット式支持手段は、下端ピボット部３８を前
   記容器の下方後部３９に枢着され、上端ピボット部４０
   を該下端ピボット部より上方において前記囲い壁に枢着
   された後部ピボットリンク３６，３７と、上端ピボット
   部３１を前記容器の前方上部３２に枢着さべ下端ピボッ
   ト部２９を該上端ピボット部３１より下方において枢動
   自在に取付けられた前記ピボットリンク２７．２８とか
   ら成り、該後部ピボットリンクは、前記容器が前記氷貯
   蔵位置に置かれているときは、重力による前向きの偏倚
   作用を受けて前記扉に当接するように、上端ピボット部
   ４０から下端ピボット部３８へ下向き後方に傾斜して延
   長するように配置されており、該前部ピボットリンクは
   、前記容器がその氷貯蔵位置にあるときは、前記扉がそ
   の第１位置から第２位置へ移動されたとき前記容器の重
   力による前向き偏倚移動に僅かに抵抗はするが、該偏倚
   移動を許容する程度に該下端ピボット部２９から上端ピ
   ボット部３１へ上向き後方に傾斜して延長するように配
   置されており、該前部ピボットリンクは、前記容器がそ
   の氷取出位置にあるときは、該容器がその氷貯蔵位置に
   向って後方へ移動しようとする動作に抵抗するように、
   該下端ピボット部２９から上端ピボット部３１へ上向き
   前方に傾斜して延長するように配置されたことを特徴と
   する冷蔵庫。 ２ 前記容器の前方上部３２と前記前部ピボットリンク
   の上端ピボット部３１のうちの少くとも一方に水平方向
   に隔置した複数のピボット部分を設け、該前方上部３２
   と上端ピボット部３１のうちの他方に該ピボット部分の
   任意の１つに選択的に係合するようにしたピボット部分
   を設けた特許請求の範囲第１項記載の冷蔵庫。 ３ 冷凍空間１４を画定し、該空間への出入開口を有す
   る囲い壁と、該空間内に収容される氷貯蔵容器２０と、
   前記開口を閉鎖する第１位置と該開口を開放する第２位
   置との間で移動自在の扉１５とを有する冷蔵庫において
   、 前記冷凍空間内に前記扉に近接して配置されており、前
   記容器を担持するキャリアと、前記扉が第１位置にある
   ときは前記氷貯蔵容器が該扉によって係合され前記空間
   内の後方氷貯蔵位置へ揺動されるように、そして該氷貯
   蔵容器は、該扉が第２位置へ移動されると、前記開口に
   近接する前方氷取出位置へ重力によって揺動するように
   、該容器２０を水平軸線の周りに揺動自在に支持するた
   めのピボット式支持手段を設け、該ピボット式支持手段
   は、下端ピボット部３８を前記キャリアの下方後部３９
   に枢着され、上端ピボット部４０を該下端ピボット部よ
   り上方において前記囲い壁に枢着された後部ピボットリ
   ンク３６．３７と、上端ピボット部３１を前記キャリア
   の前方上部３２に枢着され、下端ピボット部２９を該上
   端ピボット部３１より下方において枢動自在に取付けら
   れた前部ピボットリンク２７．２８とから成り、該後部
   ピボットリンクは、前記容器が前記氷貯蔵位置に置かれ
   ているときは、該容器およびキャリアが重力による前向
   きの偏倚作用を受けて前記扉に当接するように、上端ピ
   ボット部４０から下端ピボット部３８へ下向き後方に傾
   斜して延長するように配置されており、該前部ピボット
   リンクは、前記容器がその氷貯蔵位置にあるときは、前
   記扉がその第１位置から第２位置へ移動されたとき前記
   容器の重力による前向き偏倚移動に僅かに抵抗はするが
   、該偏倚移動を許容する程度に該下端ピボット部２９か
   ら上端ピボット部３１へ上向き後方に傾斜して延長する
   ように配置されており、該前部ピボットリンクは、前記
   容器がその氷取出位置にあるときは、該容器がその氷貯
   蔵位置に向って後方へ移動しようとする動作に抵抗する
   ように、該下端ピボット部２９から上端ピボット部３１
   へ上向き前方に傾斜して延長するように配置されたこと
   を特徴とする冷蔵庫。 ４ 前記キャリアの前方上部３２と前記前部ピボットリ
   ルクの上端ピボット部３１のうちの少くとも一方に水平
   方向に隔置した複数のピボット部分を設け、該前方上部
   ３２と上端ピボット部３１のうちの他方に該ピボット部
   分の任意の１つに選択的に係合するようにしたピボット
   部分を設けた特許請求の範囲第３項記載の冷蔵庫。