JPS58185694A - 金属引抜加工用潤滑剤 - Google Patents
金属引抜加工用潤滑剤Info
- Publication number
- JPS58185694A JPS58185694A JP6716482A JP6716482A JPS58185694A JP S58185694 A JPS58185694 A JP S58185694A JP 6716482 A JP6716482 A JP 6716482A JP 6716482 A JP6716482 A JP 6716482A JP S58185694 A JPS58185694 A JP S58185694A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lubricant
- coated
- graphite
- graphite fluoride
- metal
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は鉄系、非鉄系金属、または鉄等に金属メッキを
怖じた金属材料からなる管等の引抜カ■工用乾式潤滑剤
に関するものである。
怖じた金属材料からなる管等の引抜カ■工用乾式潤滑剤
に関するものである。
金属材料の引抜加工に当っては、予め金属材料表面を物
理的もしくは化学的に脱スケールしたり、更に前処理被
膜を設けることが行なわれており、この引抜加工時に用
いられる潤滑剤の内、乾式潤滑剤として金属石鹸あるい
はこれに硫黄、グラファイト、二硫化モリブデン、タル
ク、消石灰等の添加剤を加えてダイスと金属の焼付防止
をはかったり、コロの役目を加味したものが知られてい
る。そしてこれら潤滑剤の引抜加工性能を高めたものと
して、金属石鹸を主成分とする乾式潤滑剤に更に弗化炭
素の粉末を添加したものが提案されている（特開昭５５
−７５７９２号公報）。
理的もしくは化学的に脱スケールしたり、更に前処理被
膜を設けることが行なわれており、この引抜加工時に用
いられる潤滑剤の内、乾式潤滑剤として金属石鹸あるい
はこれに硫黄、グラファイト、二硫化モリブデン、タル
ク、消石灰等の添加剤を加えてダイスと金属の焼付防止
をはかったり、コロの役目を加味したものが知られてい
る。そしてこれら潤滑剤の引抜加工性能を高めたものと
して、金属石鹸を主成分とする乾式潤滑剤に更に弗化炭
素の粉末を添加したものが提案されている（特開昭５５
−７５７９２号公報）。
フン化黒鉛は炭素又は黒鉛をフッ素と反応させて得られ
る白色ないし灰色の固体粉末であって、（ＣＦ）、ｎ又
は（Ｃ，Ｆ）ｎで表わされるものが知られており、特異
な潤滑性、撥水撥油性を有し、耐薬品性もすぐれている
ところから、固体潤滑剤、電池活物質等として広く用い
られている。
る白色ないし灰色の固体粉末であって、（ＣＦ）、ｎ又
は（Ｃ，Ｆ）ｎで表わされるものが知られており、特異
な潤滑性、撥水撥油性を有し、耐薬品性もすぐれている
ところから、固体潤滑剤、電池活物質等として広く用い
られている。
しかしながら、フッ化黒鉛は低表面エネルギー性のため
撥水性が強く、水中には分散せず、また樹脂との相溶性
も悪く、上記金属引抜加工用潤滑剤の場合にも、金属石
鹸や他の添加剤中への分散性が低く、その結果、金属材
料表面にフン化炭素を均一に被覆することが、できず、
金属引抜加工時の潤滑性がまだ十分とはいえなかった。
撥水性が強く、水中には分散せず、また樹脂との相溶性
も悪く、上記金属引抜加工用潤滑剤の場合にも、金属石
鹸や他の添加剤中への分散性が低く、その結果、金属材
料表面にフン化炭素を均一に被覆することが、できず、
金属引抜加工時の潤滑性がまだ十分とはいえなかった。
本発明はこれらの欠点を改良したもので、ビニル系ポリ
マー被覆フン化黒鉛を含有する金属引抜加工用乾式潤滑
剤に関し、上記ポリマー被覆フン化黒鉛の他に焼付防止
用の極圧添加剤ならびにコロ的作用の無機添加剤や金属
石鹸を加えることもできるものである。
マー被覆フン化黒鉛を含有する金属引抜加工用乾式潤滑
剤に関し、上記ポリマー被覆フン化黒鉛の他に焼付防止
用の極圧添加剤ならびにコロ的作用の無機添加剤や金属
石鹸を加えることもできるものである。
本発明で用いられるビニル基含有ピリマーで被覆したフ
ン化黒鉛は、水−有機溶媒混合系または水−界面活性剤
混合系にてフッ化黒鉛と、ラジカル重合もしくけラジカ
ル共重合しうるビニル性単量体とを分散せしめ、水溶性
重合開始剤の存在下にて重合を行い、フッ化黒鉛にグラ
フト結合した重合体でフン化黒鉛を被覆することによっ
て製造される。
ン化黒鉛は、水−有機溶媒混合系または水−界面活性剤
混合系にてフッ化黒鉛と、ラジカル重合もしくけラジカ
ル共重合しうるビニル性単量体とを分散せしめ、水溶性
重合開始剤の存在下にて重合を行い、フッ化黒鉛にグラ
フト結合した重合体でフン化黒鉛を被覆することによっ
て製造される。
本発明で用いられるフン化黒鉛とは（ＣＦｌｎ、（Ｃ２
Ｆｌｎで表わされるもののほか、そのいかなる割合の混
合物をも包含する３、 使用される有機溶媒は水に溶解性のあるものなら何でも
よく、メチルアルコール、エチルアルコール等の各種ア
ルコール、アセトン等のケ■・ン類、エーテル類、アミ
ン類などが用いられ、界面活性剤としてはアニオン性、
カチオン性、ノニオン性界面活性剤−のうちいずれを使
用してもよく、混合系であってもよい。
Ｆｌｎで表わされるもののほか、そのいかなる割合の混
合物をも包含する３、 使用される有機溶媒は水に溶解性のあるものなら何でも
よく、メチルアルコール、エチルアルコール等の各種ア
ルコール、アセトン等のケ■・ン類、エーテル類、アミ
ン類などが用いられ、界面活性剤としてはアニオン性、
カチオン性、ノニオン性界面活性剤−のうちいずれを使
用してもよく、混合系であってもよい。
一方、フッ化黒鉛を被覆する重合体を形成するためのビ
ニル性単量体はラジカル重合、またはラジカル共重合し
うるものであればよく、例えばアクリル酸、メタクリル
酸、アクリル酸塩、メタクリル酸塩、アクリル酸エステ
ル、メタクリル酸エステル、アクリロニトリル、Ｎ−メ
チロールアクリルアミド、塩化ビニル、酢酸ビニル、ス
チレン、ジビニルベンゼンなどのビニル基を有する単量
体が用いられる。
ニル性単量体はラジカル重合、またはラジカル共重合し
うるものであればよく、例えばアクリル酸、メタクリル
酸、アクリル酸塩、メタクリル酸塩、アクリル酸エステ
ル、メタクリル酸エステル、アクリロニトリル、Ｎ−メ
チロールアクリルアミド、塩化ビニル、酢酸ビニル、ス
チレン、ジビニルベンゼンなどのビニル基を有する単量
体が用いられる。
水溶性の重合開始剤としては二酸化硫黄、亜硫酸水溶液
、亜硫酸水素塩溶液、過硫酸カリウム、アゾビスシアノ
吉草酸、Ｖ−５０（２，２’−アゾビス−（２−アミジ
ノプロパン）−ジハイドロクロライド、和光純薬製）な
どが用いられる。
、亜硫酸水素塩溶液、過硫酸カリウム、アゾビスシアノ
吉草酸、Ｖ−５０（２，２’−アゾビス−（２−アミジ
ノプロパン）−ジハイドロクロライド、和光純薬製）な
どが用いられる。
上記製造を好適に実施するには、水１００重量部中に有
機溶媒１〜１００重量部または界面活性剤１〜５０重量
部、フッ化黒鉛１〜１００重量部とビニル性単量体０１
〜１００重量部とを加えて、よく攪拌分数させ、このよ
うにして得られた懸濁液に重合開始剤を添加し、よくか
きまぜる。重合開始剤の使用量はビニル性単量体に対し
て、００１〜２０重量％の範囲で十分である。
機溶媒１〜１００重量部または界面活性剤１〜５０重量
部、フッ化黒鉛１〜１００重量部とビニル性単量体０１
〜１００重量部とを加えて、よく攪拌分数させ、このよ
うにして得られた懸濁液に重合開始剤を添加し、よくか
きまぜる。重合開始剤の使用量はビニル性単量体に対し
て、００１〜２０重量％の範囲で十分である。
重合反応時のｐＨを５〜９とすることによりグラフト率
を大巾に高めることができる。重合反応は常温で可能で
あるが、重合時間を短縮したい場合には、約７０℃程度
まで加温すればよく、１〜５時間程度の短い重合時間で
高い重合率を得ることができる。
を大巾に高めることができる。重合反応は常温で可能で
あるが、重合時間を短縮したい場合には、約７０℃程度
まで加温すればよく、１〜５時間程度の短い重合時間で
高い重合率を得ることができる。
重合反応終了後、スラリー状のフッ化黒鉛を濾別し、よ
く水で洗浄した残留物を乾燥する１、上述のような方法
により得られるフッ化黒鉛の重合体被覆組成物は任意の
樹脂量で被覆でき、反応条件の制御も容易である。樹脂
含量は任意な値をとり得るが、分散性を良好にするため
には少なくとも０５重量−程度が必要であり、上限は特
にないが、フン化黒鉛の物性を発揮させるためには５０
重量−程度までが好ましい。
く水で洗浄した残留物を乾燥する１、上述のような方法
により得られるフッ化黒鉛の重合体被覆組成物は任意の
樹脂量で被覆でき、反応条件の制御も容易である。樹脂
含量は任意な値をとり得るが、分散性を良好にするため
には少なくとも０５重量−程度が必要であり、上限は特
にないが、フン化黒鉛の物性を発揮させるためには５０
重量−程度までが好ましい。
このようにフッ化黒鉛を極めて少量の樹脂によってマイ
クロカプセル化でき、得られたものは自在に成形するこ
とができるため、フッ化黒鉛の理想的な使用形態である
フン化黒鉛自体による連続密着膜（層）に近いものを形
成させることが可能となり、且つ他の材料中に分散させ
る場合においても周りが４じみのよい視性ポリマー被膜
でおおわれているために分散性が極めて良く、それ故に
効果的に性能が生かせるものである。
クロカプセル化でき、得られたものは自在に成形するこ
とができるため、フッ化黒鉛の理想的な使用形態である
フン化黒鉛自体による連続密着膜（層）に近いものを形
成させることが可能となり、且つ他の材料中に分散させ
る場合においても周りが４じみのよい視性ポリマー被膜
でおおわれているために分散性が極めて良く、それ故に
効果的に性能が生かせるものである。
本発明の潤滑剤成分たる極圧添加剤、無機添加剤として
は消石灰、二硫化モリブデン、二硫化タングステン、グ
ラファイト、硼砂、硫黄、窒化硼素、硼酸カルシウム、
タルク、雲母、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化マグネシウ
ム、炭酸カルシウム、炭酸ソーダ、イソプロピルアシド
フォスフェート金属塩、塩化パラフィン、塩素化もしく
は弗素化樹脂等の公知のものが挙げられる。
は消石灰、二硫化モリブデン、二硫化タングステン、グ
ラファイト、硼砂、硫黄、窒化硼素、硼酸カルシウム、
タルク、雲母、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化マグネシウ
ム、炭酸カルシウム、炭酸ソーダ、イソプロピルアシド
フォスフェート金属塩、塩化パラフィン、塩素化もしく
は弗素化樹脂等の公知のものが挙げられる。
金属石鹸とし玉は、ステアリン酸、オレイン酸、パルミ
チン酸等の高級脂肪酸のｅａ、Ｂａ。
チン酸等の高級脂肪酸のｅａ、Ｂａ。
Ａｊ、Ｍｇ、Ｚｎ、 Ｆｅ、 Ｐｂｓ Ｓｎ塩等が挙げ
られる。
られる。
これらの配合割合としては、重量％で、金属石鹸Ｏ〜７
０％、マイクロカプセル化フン化黒鉛３〜９０％、極圧
添加剤０〜４０チ、無機添加剤０〜４０％の範囲が好ま
しい。
０％、マイクロカプセル化フン化黒鉛３〜９０％、極圧
添加剤０〜４０チ、無機添加剤０〜４０％の範囲が好ま
しい。
実施例
第１表に示される本発明の乾式潤滑剤および従来の乾式
潤滑剤をステンレス＠５ＵＳ５０４に適用して、試供付
線径４ ａｓ 、仕上り線径１．５＠ＩＩ。
潤滑剤をステンレス＠５ＵＳ５０４に適用して、試供付
線径４ ａｓ 、仕上り線径１．５＠ＩＩ。
供試材ＴＳ６Ｃ１９／Ｃ−の伸線条件下での伸線速度を
比較したところ、従来品１７０７１１／分であったもの
が、４５０ ｍ／分まで高めることが、できた。
比較したところ、従来品１７０７１１／分であったもの
が、４５０ ｍ／分まで高めることが、できた。
第 １ 表 配合例（重量部）
ＭＣ化二マイクロカプセル化（ビニル系ポリマー被覆）
ここではメチルメタクリレート樹脂で被また同一伸線条
件で伸線速度を１７０ｍ／分で一定とし、ダイス寿命を
比較したとき、最終仕上りダイス線径が１ ／ １００
＊ｘａ太るまでのダイス１機当りの伸線量を比較する
と次の通りである。
件で伸線速度を１７０ｍ／分で一定とし、ダイス寿命を
比較したとき、最終仕上りダイス線径が１ ／ １００
＊ｘａ太るまでのダイス１機当りの伸線量を比較する
と次の通りである。
第 ２ 表
フン化黒鉛類の全く入っていない潤滑剤階５を適用して
伸線したとき、ステンレス伸線表面は黒縁色で、銀白色
表面は得られなかった。
伸線したとき、ステンレス伸線表面は黒縁色で、銀白色
表面は得られなかった。
フン化黒鉛はＣＦの場合、純白であるが％Ｃ２Ｆは灰白
色を呈しているにもかかわらず、伸線を処理した場合は
いずれも銀白色の光拭ある表面肌を呈し、更に驚くこと
に、本発明のマイクロカプセル化フン化黒鉛を用いたも
のはマイクロカプセル化しないものに比べはるかに分散
性が良く、且つ線材とのなじみがよいため伸線量は増大
し表面処理がすぐれている結果を示した。
色を呈しているにもかかわらず、伸線を処理した場合は
いずれも銀白色の光拭ある表面肌を呈し、更に驚くこと
に、本発明のマイクロカプセル化フン化黒鉛を用いたも
のはマイクロカプセル化しないものに比べはるかに分散
性が良く、且つ線材とのなじみがよいため伸線量は増大
し表面処理がすぐれている結果を示した。
代理人 内 １） 明
代理人 萩 原 亮 −
Claims (2)
- （１） ビニル系ポリマー被覆フッ化黒船を含有する
金属引抜ｔＪＯＴ用乾式潤滑剤。 - （２） ビニル系ポリマー被覆フッ化黒鉛、金属石鹸
、極圧添加剤、無機添カ■剤からなる、特許・１ 請求の範囲１記載の金属引抜加工用乾式潤滑剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6716482A JPS58185694A (ja) | 1982-04-23 | 1982-04-23 | 金属引抜加工用潤滑剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6716482A JPS58185694A (ja) | 1982-04-23 | 1982-04-23 | 金属引抜加工用潤滑剤 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS58185694A true JPS58185694A (ja) | 1983-10-29 |
Family
ID=13336976
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6716482A Pending JPS58185694A (ja) | 1982-04-23 | 1982-04-23 | 金属引抜加工用潤滑剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS58185694A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH03221598A (ja) * | 1990-01-26 | 1991-09-30 | Yushiro Chem Ind Co Ltd | 継目無し鋼管造管用潤滑剤 |
| JP2010172906A (ja) * | 2009-01-27 | 2010-08-12 | Bridgestone Corp | マイクロカプセル、湿式伸線加工用潤滑剤および湿式伸線方法 |
-
1982
- 1982-04-23 JP JP6716482A patent/JPS58185694A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH03221598A (ja) * | 1990-01-26 | 1991-09-30 | Yushiro Chem Ind Co Ltd | 継目無し鋼管造管用潤滑剤 |
| JP2010172906A (ja) * | 2009-01-27 | 2010-08-12 | Bridgestone Corp | マイクロカプセル、湿式伸線加工用潤滑剤および湿式伸線方法 |
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