JPS581845Y2 - トンアムのサブウェイト - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、レコードプレーヤに於いて、トーンアームの
先端に取付けるヘッドの重量に平衡するように、メイン
ウェイトの他にトーンアームの基部に取付けるサブウェ
イトに関する。

従来の上記サブウェイトは、第１図に示す例のように、
ねじ１′をもつサブウェイト１を、第２図に示すように
、メインウェイト２を移動可能にもつトーンアーム３の
基部円筒内周に設けたねじ３′にねじ込んで取付けたり
、第３図に示すように、弾性突起４′を先端部側面にも
つサブウェイト４を、第４図に示すように、トーンアー
ム３の基部円筒内部に設けであるノツチ５に嵌合させて
取付けたりしたが、第１図、第２図に示す例の場合は、
トーンアーム３の基部円筒内周にねじ３′を切ると共に
サブウェイト１にねじ１′を切る必要があるので、ねじ
切りの為の加工費がかさみ高価なものとなると共にサブ
ウェイトの取付は取外しが煩雑となる欠点があった。

又、第３図、第４図に示す例の場合には、第５図に拡大
して示すように間隙ａ、ｂができてがたとなり、有害な
共振を生起する欠点があった。

本考案は、上記従来の欠点を除去することを目的として
なるトーンアームのサブウェイトである。

本考案は、トーンアームの基部円筒内周に、複数の弾性
体の外端を圧着させて正しく中心軸を基部円筒の軸に合
致させて、がたなく取付けることができるようにしてな
る、トーンアームのサブウェイトである。

次に図面について本考案の実施例を説明する。

本考案の実施例は、第６図に示すように、二つの隆起部
６．’、６□′をもつ板ばね６を棒７に上記隆起部６１
’ｊ’６２’を対称にして取付けてトーンアーム３の基
部円筒内周に挿入合致できる基部８′をもつす４ブウエ
イト８で、第７図に示すようにトーンアー４３の基部円
筒に矢印で示す方向に板ばね６とサブウェイトの基部８
′を挿入し、第８図、第９図に示すように、板ばね６の
隆起部６１′、６２′のそれぞれの両端縁を上記円筒内
周に圧着し、サブウェイト８の中心軸をトーンアーム３
の基部円筒の中心軸と合致させてがたなくサブウェイト
８をトーンアーム３の基部に固着できる。

上述の通り本考案によれば、板ばねをかしめ作業等でサ
ブウェイトの先端に取付けるだけの簡単な構成でよいた
めに加工が容易で、トーンアーム基部円筒内周には何等
加工の必要なく、先端挿入部に簡単な弾性発揮工作を施
してなるサブウェイトを、正しく且つ簡単にトーンアー
ム基部に固着することができる。

又、機種変更に伴いサブウェイトの軸径に変更があって
も、板ばねはその折り曲げ部の曲げ幅を変えたり、隆起
部の中心軸からの距離を変えるだけですむので対応が容
易である。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第５図は従来のサブウェイトに関し、第１図
は従来のサブウェイトの例の斜視図である。 第２図は、第１図に示す従来のサブウェイトを取付けた
トーンアーム基部の側面図で、一部を断面で示したもの
である。 第３図は、従来の他のサブウェイトの例の斜視図である
。 第４図は、第３図に示す従来のサブウェイトを取付けた
トーンアーム基部の断面図である。 第５図は、第４図の要部拡大図である。 第６図乃至第９図は本考案実施例に関し、第６図は、本
考案実施例の斜視図である。 第７図、第８図は、第６図に示す本考案実施例をトーン
アーム基部に取付ける状態を示した側面図である。 第９図は、第８図のＡ−Ａでの断面図である。 １・・・・・・従来のサブウェイト、１′・・・・・・
ねじ、２・・・・・・メインウェイト、３・・・・・・
トーンアーム、３′・・・・・・ねじ、４・・・・・・
従来の他のサブウェイト、４′・・・・・・弾性突起、
５・・・・・・ノツチ、６・・・・・・板ばね、６１′
。 ６２′・・・・・・隆起部、７・・・・・・棒、８・・
・・・・サブウェイト、８′・・・・・・基部。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 二つの隆起部をもつ板ばねを、二つの隆起部が中心軸に
   関し対称となるように、中心軸の先端に取付け、中心軸
   より上記隆起までの距離を挿入固着するべきトーンアー
   ム基部円筒内周の半径より長めとし、トーンアーム基部
   円筒内周に挿入合致できる基部をもつ、トーンアームの
   サブウェイト。