JPS5818266Y2 - 油入電気機器の放圧装置 - Google Patents

油入電気機器の放圧装置

Info

Publication number
JPS5818266Y2
JPS5818266Y2 JP1978124191U JP12419178U JPS5818266Y2 JP S5818266 Y2 JPS5818266 Y2 JP S5818266Y2 JP 1978124191 U JP1978124191 U JP 1978124191U JP 12419178 U JP12419178 U JP 12419178U JP S5818266 Y2 JPS5818266 Y2 JP S5818266Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressure relief
valve body
pressure
operating rod
cover
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1978124191U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5540589U (ja
Inventor
筒井康郎
Original Assignee
株式会社愛知電機工作所
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社愛知電機工作所 filed Critical 株式会社愛知電機工作所
Priority to JP1978124191U priority Critical patent/JPS5818266Y2/ja
Publication of JPS5540589U publication Critical patent/JPS5540589U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS5818266Y2 publication Critical patent/JPS5818266Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Housings And Mounting Of Transformers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は変圧器やりアクドル等油入電気機器のタンク内
部に発生する異常圧力を外部へ放出する放圧装置の改良
に関するものである。
変圧器等の油入電気機器においては、短絡その他の事故
によりアークが発生し、このアークによりタンク内の絶
縁油が分解されて多量の分解ガスが生じ、このガスが異
常圧力となって油密となっているタンクの破損又は爆発
を惹起する怖れがあるため、従来から放圧装置が取付ら
れている。
この放圧装置は、タンク内の圧力が設定値以上になった
とき放圧膜を破壊して内圧をタンク外に放出する構造や
、異常圧力の放出後スプリングにより放圧弁を自動復帰
させてタンク内に外気や異物が侵入するのを阻止せしめ
る構造のものが実用化されている。
而してこれら放圧装置には放圧膜の外側あるいは放圧弁
と連動させたマイクロスイッチが設置されており、この
スイッチは放圧膜の破壊に伴い圧下されて投入されるか
、あるいは放圧弁と連動して投入されて警報装置を働か
せることにより監視者に機器に異常の発生したことを知
らせる。
然るに、上記マイクロスイッチは、タンク内からガスと
共に噴出する絶縁油の通路に設置されている関係上、接
点が油により浸漬されて動作不良が生じないように完全
密閉形のものを使用したり、あるいは機器の運転中に絶
縁物の破壊が徐々に進行し、タンクに発生した異常圧力
を放出後放圧弁が自動復帰した場合、マイクロスイッチ
はすぐ遮断しないように一定時間投入を維持させて警報
装置を作動させるためにリレー等を組込んだ自己保持回
路を別に設置しなければならないので非常に不経済であ
り、放圧装置自体の原価を高くする欠点がある。
又、警報装置やマイクロスイッチが故障した場合には、
上述のように機器の運転中に放圧装置が動作したことは
全く分らず、この結果、機器の故障を事前に知ることが
出来なくなり、運転が停止したとき始めて事故の発生を
知ることとなるため、機器の大事故を未然に阻止するこ
とは困難であった。
本考案は上述の欠点を除き、簡単な構成を附加すること
により放圧装置の動作を確実に検出して機器の大事故を
未然に阻止せしめるようにした簡素な構成で安価に製作
することが出来る油入電気機器の放圧装置を提供するも
ので、以下本案の実施例を図により説明すると、1は変
圧器等油入電気機器の上蓋2上に穿設した開口で、この
開口1の周縁には一端がタンク内と連通して先端に放出
口3を設けた放圧管4が締付ボルトに締着されて油密に
直立されている。
5は放圧管4の放出口3上部の開口部6に01Jングを
介して上下動可能に気密に嵌着されて開口部6を開閉せ
しめる弁体で、この弁体5の内側面中央部には上記放出
口3に形成された支持腕7に設けた孔8内に挿通されて
放圧管4内に垂下するスタッド9が一体に取付られてい
る。
10は上記スタッド9に挿入された放圧圧力値を調整す
る押圧ばねて、上記支持腕7とスタッド9に螺着された
ばね受座11との間にはね圧を調整して介挿され、常時
弁体5を一体の力で下方に附勢させて放圧管4の開口部
6を閉塞させている。
12は放圧器カバーで、タンク内の圧力により弁体5が
上動した際、これを収容出来る範囲内で上記弁体5の上
面と一定の間隔で放圧管4の基端にカラーを介して締付
ボルトにより締着された帽子状の取付座13と、この取
付座13の上部に止着された端子台カバー14とによっ
て構成されている。
15は略中央部にテーパー状の段差を形成してその下方
が径細aに、上方は径太すとなして上下部が異径状に形
成された棒状の操作杆で、この操作杆15は図に示すよ
うに、端子台カバー14の開口端に被着された覆蓋16
と取付座1.3とにまたがって弁体5の上面中央部と対
向して設けた軸受17に径太部bt−上下動可能に支承
させて弁体5の上面中央部に径細a下端を当接させて弁
体5上に直立されており、操作杆15の径太部す上方端
は常時は軸受17内に没入し、弁体5が放圧管4の開口
部6から開離したときのみ弁体5と共動して軸受17上
方に突出するように設けられている。
18は軸受11の内側面に嵌着れたゴム又は樹脂よりな
る弾力性に優れた環状の制御部材で、弁体5により押し
上げられた操作杆15を自重では降下しないように挾持
せしめると共に雨水が軸受17を伝って放圧器カバー1
2内に侵入するのを阻止せしめる。
19は放圧器カバー12を構成する取付座13の内側上
面に弁体5と対向して操作杆15の側方に取付られた図
示しないブザー又はランプ等の警報装置を作動せしめる
マイクロスイッチで、常時は作動軸20先端のローラー
21が操作杆15の径太部すと当接してオフ状態となし
、操作杆15の上動により径細部aにローラー21が当
接したときはオン状態となるように設置されている。
22は端子台カバー14内に固定された端子角で、マイ
クロスイッチ19と警報装置からの各リード線が接続さ
れる。
次に、動作について説明すると、機器が正常に運転され
ているときは、弁体5は押圧ばね10の弾性力により0
リングを介して放圧管4の開口部6に気密に嵌着されて
いる。
この際、マイクロスイッチ19は操作杆15の径太部す
によりオフ状態となっている。
しかし、タンク内で異常圧力が発生すると、異常圧力は
押圧ばね10に設定された設定値以上に達すると、弁体
5は図に2点鎖線で示すように、押圧ばね10の圧縮に
より上昇距離が規制されるまで一気に押し上げられて放
圧管4の開口部6を開放してタンク内の異常圧力並びに
この圧力により噴出する絶縁油を放出口3を経て開口部
6から外部に放出する。
この際、弁体5上に当接された操作杆15は、弁体5と
共に押動されて軸受17の上方に径太部すの上方端が図
に2点鎖線で示すように突出されると共に、マイクロス
イッチ19は操作杆15の上動によりローラー21が径
細部aと当接してオン状態となり、図示しない警報装置
を作動させて監視者に機器に異状の発生したことを報知
する。
タンク内の異常圧力が放出されると、弁体5は押圧ばね
10の復元力により直ちに自動復帰して放圧管4の開口
部6を閉鎖する。
このため、タンク内に外気や異物が侵入することはない
この際、操作杆15は軸受17内に設けた制御部材18
に挾持されて径太部すの上方軸が軸受17から突出した
状態で保持されているので、マイクロスイッチ19は投
入が維持されて警報装置を作動しつづけさせるため、機
器に異常の発生したことを確実に知ることが出来る。
又、操作杆15はl旦上動すると、手で押し下げない限
り突出状態が維持されているので、機器の運転中に異常
圧力が発生した場合、マイクロスイッチや警報装置が故
障していても巡回点検時等に操作杆15の突出状態を目
視することにより容易に機器に異常圧力が生じたことを
知ることが出来る。
尚、機器に短絡事故等運転停止を伴う重大事故が発生し
たときに、例えば警報装置が故障していて警報が発せら
れない場合、機器は遮断器等の保護装置により線路から
自動的に切り離されるので、容易に重大事故が発生した
ことを知ることが出来ることは従前のとおりである。
本考案は上述のように、電気機器のタンク内と連通して
放出口を開口した放圧管の先端開口部に弁体を上下動開
閉可能に気密に嵌着し、上記弁体の上部には段差を有し
て下方が径細となって放圧器カバーにゴム等の弾性材料
よりなる制御部材を介して上下動可能に直立して支承さ
れた棒状の操作杆の下方端を当接させ、この操作杆の側
方にはマイクロスイッチを上下動する操作杆の異径部分
に亘って接触せしめて配設し、タンク内に異常圧力が発
生したときは弁体を開放して放圧管から異常圧力を放出
せしめると共に、弁体により上動される操作杆によりマ
イクロスイッチを投入させて警報装置を作動させるよう
にしたもので、放圧装置に設置されるマイクロスイッチ
は、弁体と所要の間隔を保って弁体の上方に設けた放圧
器カバー内に雨水にさらされることなく操作杆と接触さ
せた状態で取付けることが出来るので、警報装置を高価
な完全密閉構造で製作する必要がないため経済的である
と共に、上記マイクロスイッチは弁体上方の放圧器カバ
ー内に取付けられているので、異常圧力により弁体が開
放されて絶縁油が噴出されても、この絶縁油は弁体にさ
えぎられてマイクロスイッチまで飛散することがないた
め、絶縁油がマイクロスイッチの接点に耐着する等して
動作不良を生じさせたり、マイクロスイッチ自体を汚損
することは全くない。
又、上記マイクロスイッチを作動させる操作杆は環状の
制(財)部材によって自重では降下しないよう放圧器カ
バーに取付られているので、操作杆が一旦動作してマイ
クロスイッチを投入すると、外力により操作杆を強制的
に押し下げない限りはマイクロスイッチの投入をしつづ
けているので、上記マイクロスイッチには投入状態を維
持させるための自己保持回路を特別に設ける必要がない
ため、放圧装置を簡素な構造で安価に製作することが出
来る利点がある。
更に、放圧装置が一旦作動すると、必ず操作杆を人力よ
り押し下げてマイクロスイッチをリセットさせなければ
ならないので、その都度弁体が確実に放圧管に被着され
ているか、あるいは放圧装置以外の機器に異常個所があ
るかどうかの点検も同時に行うことができる。
更に、上記操作杆は弁体と分離出来る構造となっている
ので、一度動作すると、制御部材の挟持により降下する
ことがないため、軽事故の場合、弁体は一旦開放される
が、直ちに放圧管を閉鎖させるので、外気が機器内に侵
入するのを阻止できると共に、上記弁体の開放によって
操作杆は所要の長さ上昇しそしてその位置を維持した状
態でマイクロスイッチを径大部により投入出来る構造と
なっているので、機器内の異常圧力発生を迅速確実に察
知することが出来る。
その上、弁体がマイクロスインチを投入しない範囲で開
閉した場合とか、警報装置が万一故障していたとしても
、常時は放圧器カバー内に没入している操作杆の頭部が
、弁体の開放に追随して必ず放圧器カバーから突出した
状態に維持されているので、機器の巡回点検時、上記操
作杆の突出を目視することにより、異状圧力の発生を軽
微の段階で容易に確認することが可能なため、機器の保
守管理を確実に行うことが出来ると共に、大事故を未然
に、しかも、早期に阻止することが出来る等、実用上幾
多の優れた効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の放圧装置を縦断して示す側面図である0 3・・・・・・放出口、4・・・・・・放圧管、5・・
・・・・弁体、6・・・・・・開口部、12・・・・・
・放圧器カバー、15・・・・・・操作機、18・・・
・・・制御部材、19・・・・・・マイクロスイッチ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 電気機器のタンク内と連通して放出口3を開口した放圧
    管4の開口端に弁体5を上下動開閉可能にしかも気密に
    嵌着し、上記弁体5の上方には、弁体5の上部を被覆し
    て上記弁体5を収容可能となした放圧器カバー12を、
    弁体5と所要の間隔保って配設し、この放圧器カバー1
    4には、段差を有して下方が径細に形成され、しかも、
    上記放圧器カバー14に取付けられた環状の制御部材1
    8に挾持されて自重では降下しない棒状の操作杆15を
    、常時はその上方端を放圧器カバー14内に没入させた
    状態で下方端を弁体5上に当接させ、上記操作杆15の
    側方には上下動する該操作杆15の異径部分に亘って接
    触するマイクロスイッチ19を上記放圧器カバー12内
    に取付けて戒る油入電気機器の放圧装置。
JP1978124191U 1978-09-08 1978-09-08 油入電気機器の放圧装置 Expired JPS5818266Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1978124191U JPS5818266Y2 (ja) 1978-09-08 1978-09-08 油入電気機器の放圧装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1978124191U JPS5818266Y2 (ja) 1978-09-08 1978-09-08 油入電気機器の放圧装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5540589U JPS5540589U (ja) 1980-03-15
JPS5818266Y2 true JPS5818266Y2 (ja) 1983-04-13

Family

ID=29083978

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1978124191U Expired JPS5818266Y2 (ja) 1978-09-08 1978-09-08 油入電気機器の放圧装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5818266Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6094748U (ja) * 1983-12-02 1985-06-28 エナジーサポート株式会社 密閉形開閉器の放圧構造

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4969015U (ja) * 1972-09-30 1974-06-15

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5540589U (ja) 1980-03-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5660944A (en) Multicell storage battery
CN208315367U (zh) 一种全密封油浸式变压器用多功能保护装置
BG64202B1 (bg) Устройство за предотвратяване на експлозии в електрическите трансформатори
US10900590B2 (en) Limit switch for rising stem gate valves
US3754602A (en) Fire extinguishing system
US9993675B2 (en) Pre-action sprinkler head
US6019126A (en) Remote function verification of low pressure and vacuum relief devices
US3100502A (en) Pressure relief valve
JPS5818266Y2 (ja) 油入電気機器の放圧装置
CN110662583B (zh) 灭火系统的安全监控装置
CN213964934U (zh) 一种新型双信号反馈悬挂式灭火装置
CN108012531A (zh) 用于受监视的灭火系统的内部安装设备
US9901762B2 (en) Method and mechanism for fast evacuation of a pressurized vessel
CN207909615U (zh) 一种劣化可示、可带电更换芯体的避雷器
KR20040098747A (ko) 소화기의 자동 소화 시스템
CN210762351U (zh) 一种双密封泄压人孔装置
CN112843542A (zh) 一种多功能的电力电气自动化控制系统
CN115899336A (zh) 一种压力释放装置以及压力容器
KR101949119B1 (ko) 변압기의 방압장치
US4314120A (en) Shock responsive device
KR102397195B1 (ko) 가스절연 개폐기의 방압 장치
JP5269109B2 (ja) 真空バルブ及びタンク形真空遮断器
CN105529212A (zh) 变压器油箱压力继电保护装置及保护方法
JP4440385B2 (ja) 多回路開閉器
CN219140023U (zh) 一种防止阀体误动作的报警装置