JPS5817941Y2 - クラツチ装置 - Google Patents
クラツチ装置Info
- Publication number
- JPS5817941Y2 JPS5817941Y2 JP1977062424U JP6242477U JPS5817941Y2 JP S5817941 Y2 JPS5817941 Y2 JP S5817941Y2 JP 1977062424 U JP1977062424 U JP 1977062424U JP 6242477 U JP6242477 U JP 6242477U JP S5817941 Y2 JPS5817941 Y2 JP S5817941Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plate
- outer ring
- clutch
- fitting groove
- piston
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案はクラッチ装置に係り、特に大形船舶等の減速機
、逆転機に使用される大形の多板摩擦クラッチの改良に
関するものである。
、逆転機に使用される大形の多板摩擦クラッチの改良に
関するものである。
従来、大形船舶等に使用される大形の多板摩擦クラッチ
は第1図に示すようなものである。
は第1図に示すようなものである。
すなわちシャフト1にベアリング2を介してバッキング
プレート3を嵌着し、次に上記シャフト1に固定したハ
ブ4に、1駆動側の摩擦板5と従動側の摩擦板6とを交
互に組合わせたものの半分を嵌合する。
プレート3を嵌着し、次に上記シャフト1に固定したハ
ブ4に、1駆動側の摩擦板5と従動側の摩擦板6とを交
互に組合わせたものの半分を嵌合する。
この際上記駆動側の摩擦板5の内側嵌合部は上記ハブ4
のスプライン溝7にぴつ、なりと嵌合するが、従動側の
摩擦板6はその内空部の内径が上記ハブ4の外径より大
きいため上記ハブ4上に偏心して乗っている。
のスプライン溝7にぴつ、なりと嵌合するが、従動側の
摩擦板6はその内空部の内径が上記ハブ4の外径より大
きいため上記ハブ4上に偏心して乗っている。
さらにアウターリング8の第1図中右側に切込形成した
嵌着溝9に、アウターリング8の内部に摺動自在に嵌合
する戻し板10の外周支持部を嵌合し、さらにこの戻し
板10を備えた状態のアウターリング8を心合せしつつ
前記半分の摩擦板5,6群に被嵌し、このアウターリン
グ8の一端を前記バッキングプレート3の内端面の段部
11に嵌着する。
嵌着溝9に、アウターリング8の内部に摺動自在に嵌合
する戻し板10の外周支持部を嵌合し、さらにこの戻し
板10を備えた状態のアウターリング8を心合せしつつ
前記半分の摩擦板5,6群に被嵌し、このアウターリン
グ8の一端を前記バッキングプレート3の内端面の段部
11に嵌着する。
この際前記ハブ4上に偏心して乗っている従動側の前記
摩擦板6をアウターリング8と同心状に位置修正しなが
ら、アウターリング8のスプライン溝12を上記摩擦板
6の外側嵌合部に嵌合するようにしないと、アウターリ
ング8とバッキングプレート3の段!11との心合せが
できない。
摩擦板6をアウターリング8と同心状に位置修正しなが
ら、アウターリング8のスプライン溝12を上記摩擦板
6の外側嵌合部に嵌合するようにしないと、アウターリ
ング8とバッキングプレート3の段!11との心合せが
できない。
次に前記戻し板10の第1図中左側に残り半分の摩擦板
5,6群を挿嵌し、さらに内側面に上記摩擦板5,6群
を押圧する円環状のピストン13を進退自在に嵌着した
クラッチキャリア14をベアリング15を介して前記シ
ャフト1に装着し、さらに複数のボルト16、ナツト1
γによって前記バッキングプレート3とアウターリング
8とクラッチキャリア14とを固定する。
5,6群を挿嵌し、さらに内側面に上記摩擦板5,6群
を押圧する円環状のピストン13を進退自在に嵌着した
クラッチキャリア14をベアリング15を介して前記シ
ャフト1に装着し、さらに複数のボルト16、ナツト1
γによって前記バッキングプレート3とアウターリング
8とクラッチキャリア14とを固定する。
そして上記ピストン13にはこのピストン13の回り止
めとピストン13の作動を外部から点検できる役目を兼
ねて所定間隔ごとに支持部18を一体に形成上、また前
記アウターリング8には第3図に示すように上記支持部
18が摺動自在に嵌合する嵌着溝19を前記戻し板10
の嵌着溝9とは反対側に切込形成する。
めとピストン13の作動を外部から点検できる役目を兼
ねて所定間隔ごとに支持部18を一体に形成上、また前
記アウターリング8には第3図に示すように上記支持部
18が摺動自在に嵌合する嵌着溝19を前記戻し板10
の嵌着溝9とは反対側に切込形成する。
なお第1図中20は前記戻し板10をピストン13側に
附勢するため前記嵌着溝9に装着された圧縮ばねであり
、斗た21は前記ピストン13を復帰動するため前記ア
ウターリング8の孔に嵌着された圧縮ばねであり、オた
22は負荷側と噛合うギヤである。
附勢するため前記嵌着溝9に装着された圧縮ばねであり
、斗た21は前記ピストン13を復帰動するため前記ア
ウターリング8の孔に嵌着された圧縮ばねであり、オた
22は負荷側と噛合うギヤである。
一般に摩擦板を多数備えた多板摩擦クラッチでは、クラ
ッチを切りピストンを中立位置に戻しても上記摩擦板の
戻りが悪くつれ渣わりが生ずることがあるが、上記従来
装置のごとく、戻し板10によって強制的に摩擦板5,
6を戻すようにしてやることにより、そのつれまわりを
防止できるようになった。
ッチを切りピストンを中立位置に戻しても上記摩擦板の
戻りが悪くつれ渣わりが生ずることがあるが、上記従来
装置のごとく、戻し板10によって強制的に摩擦板5,
6を戻すようにしてやることにより、そのつれまわりを
防止できるようになった。
ところが前記従来装置では上記バッキングプレート3は
負荷側に接続されていてシャフト1から取外すことがで
きないため、前記摩擦板5,6の交換、点検を行うため
装置を分解するときは前記クラッチキャリア14側から
部品を取外さざるをえず、その際アウターリング8のバ
ッキングプレート3側に上記戻し板10の嵌着溝9が切
込形成されているので、上記戻し板10を取外すとき同
時に上記アウターリング8をも前記バッキングプレート
3から取外さざるをえなかった。
負荷側に接続されていてシャフト1から取外すことがで
きないため、前記摩擦板5,6の交換、点検を行うため
装置を分解するときは前記クラッチキャリア14側から
部品を取外さざるをえず、その際アウターリング8のバ
ッキングプレート3側に上記戻し板10の嵌着溝9が切
込形成されているので、上記戻し板10を取外すとき同
時に上記アウターリング8をも前記バッキングプレート
3から取外さざるをえなかった。
ところがこのようにアウターリング8をバッキングプレ
ート3からいったん取外すと、前記従来装置の説明で述
べたように、装置を組立てるとき前記ハブ4上に偏心し
て乗っている従動側の摩擦板6をアラターニング8と同
心状に位置修正しながら、アラターニング8のスプライ
ン溝12を上記摩擦板6の外側嵌合部に嵌合するように
しないと、アウターリング8とバッキングプレート30
段部11との心合せができず、渣た大形のクラッチ装置
であるから上記摩擦板6も大形で重く、その位置修正が
非常に困難であった。
ート3からいったん取外すと、前記従来装置の説明で述
べたように、装置を組立てるとき前記ハブ4上に偏心し
て乗っている従動側の摩擦板6をアラターニング8と同
心状に位置修正しながら、アラターニング8のスプライ
ン溝12を上記摩擦板6の外側嵌合部に嵌合するように
しないと、アウターリング8とバッキングプレート30
段部11との心合せができず、渣た大形のクラッチ装置
であるから上記摩擦板6も大形で重く、その位置修正が
非常に困難であった。
このように戻し板10を備えた従来の大形なりラッチ装
置を分解、組立する際には多くの労力と時間を費してい
た。
置を分解、組立する際には多くの労力と時間を費してい
た。
本考案はこのような点を改良しようとするもので、戻し
板を備えた多板摩擦クラッチにトいて、アウターリング
の一端側に上記戻し板の支持部の嵌着溝とピストンの支
持部の嵌着溝とを一方向に切込形成することにより、摩
擦板などの交換、点検時に訃いて、上記アウターリング
をバッキングプレートから取外すことなく上記戻し板を
アウターリングから取外すことができるようにし、もっ
て装置の分解、組立が容易にできるようにすることを目
的とする。
板を備えた多板摩擦クラッチにトいて、アウターリング
の一端側に上記戻し板の支持部の嵌着溝とピストンの支
持部の嵌着溝とを一方向に切込形成することにより、摩
擦板などの交換、点検時に訃いて、上記アウターリング
をバッキングプレートから取外すことなく上記戻し板を
アウターリングから取外すことができるようにし、もっ
て装置の分解、組立が容易にできるようにすることを目
的とする。
本考案の一実施例を第2図トよび第4図に基づいて説明
する。
する。
なト前記従来例(第1図)と同一の部材には同−耐量を
附し説明を省略する。
附し説明を省略する。
アウターリング8aの一端側に、戻し板10の外周支持
部を摺動自在に嵌合する嵌着溝9aと、ピストン13の
支持部18を摺動自在に嵌合する嵌着溝19とを所定間
隔ごとに切込形成し、寸た組立にあたって、上記嵌着溝
9aに戻し板10を嵌着した後との嵌着溝9aにスペー
サ24を装着する。
部を摺動自在に嵌合する嵌着溝9aと、ピストン13の
支持部18を摺動自在に嵌合する嵌着溝19とを所定間
隔ごとに切込形成し、寸た組立にあたって、上記嵌着溝
9aに戻し板10を嵌着した後との嵌着溝9aにスペー
サ24を装着する。
なトクラッチが入り、戻し板10が第2図中右側に押動
されたときでも上記スペーサ24が軸方向に変動しない
よう、上記スペーサ240図中右側に比較的ばね力の弱
い圧縮はね25を装着しておく。
されたときでも上記スペーサ24が軸方向に変動しない
よう、上記スペーサ240図中右側に比較的ばね力の弱
い圧縮はね25を装着しておく。
そしてこの装置の組立は、バッキングプレート3にアウ
ターリング8aを取付け、このアウターリング8aと−
・ブ4とに摩擦板5,6群の半分をスプライン嵌挿し、
さらに上記アウターリング8aの嵌着溝9aに戻し板1
0を嵌着し、さらに前記スペーサ24を装着し、残り半
分の摩擦板5゜6群をスプライン嵌挿し、さらにピスト
ン13を装着したクラッチキャリア14をアウターリン
グ8aの他側に被嵌し、全体をボルト締めする。
ターリング8aを取付け、このアウターリング8aと−
・ブ4とに摩擦板5,6群の半分をスプライン嵌挿し、
さらに上記アウターリング8aの嵌着溝9aに戻し板1
0を嵌着し、さらに前記スペーサ24を装着し、残り半
分の摩擦板5゜6群をスプライン嵌挿し、さらにピスト
ン13を装着したクラッチキャリア14をアウターリン
グ8aの他側に被嵌し、全体をボルト締めする。
本考案によれば、アウターリングの同側に戻し板の支持
部の嵌着溝とピストンの支持部の嵌着溝とを切込形成し
たので、上記アウターリングをバッキングプレートから
取外すことなく上記戻し板をアウターリングから取外す
ことができ、装置の分解、組立が容易に行なえる。
部の嵌着溝とピストンの支持部の嵌着溝とを切込形成し
たので、上記アウターリングをバッキングプレートから
取外すことなく上記戻し板をアウターリングから取外す
ことができ、装置の分解、組立が容易に行なえる。
第1図は従来のクラッチ装置を示す縦断面図、第2図は
本考案のクラッチ装置の一実施例を示す縦断面図、第3
図は従来のアウターリングの正面図、第4図は本考案の
アウターリングの正面図である。 1・・・シャフト、3・・・バッキングプレート、5゜
6・・・摩擦板、8a・・・アウターリング、9a・・
・戻し板の嵌着溝、10・・・戻し板、13・・・ピス
トン、14・・・クラッチキャリア、18・・・ピスト
ンの支持部、19・・・ピストン支持部の嵌着溝、20
,21・・・ばね、24・・・スペーサ。
本考案のクラッチ装置の一実施例を示す縦断面図、第3
図は従来のアウターリングの正面図、第4図は本考案の
アウターリングの正面図である。 1・・・シャフト、3・・・バッキングプレート、5゜
6・・・摩擦板、8a・・・アウターリング、9a・・
・戻し板の嵌着溝、10・・・戻し板、13・・・ピス
トン、14・・・クラッチキャリア、18・・・ピスト
ンの支持部、19・・・ピストン支持部の嵌着溝、20
,21・・・ばね、24・・・スペーサ。
Claims (1)
- アウターリングをクラッチキャリア釦よびバッキングプ
レートとともにシャフトに回動自在に設け、クラッチキ
ャリアに摩擦板を押圧するピストン13側、該ヒストン
とバッキングプレートとの間にトいてアウターリングに
ピストンの押匣解除時に摩擦板の隔離を確実にする戻し
板を設けた多板摩擦クラッチにトいて、アウターリング
のクラッチキャリア側の端面から上記戻し板の支持部を
摺動自在に嵌合する嵌着溝と上記ピストンの支持部を摺
動自在に嵌合する嵌着溝とを同一方向に切込形成し、各
嵌着溝に釦ける各支持部とバッキングプレートとの間に
ばねを介設し、戻し板の支持部の嵌着溝内にかいて戻し
板の支持部とクラッチキャリア上の間にスペーサを設け
たことを特徴とするクラッチ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1977062424U JPS5817941Y2 (ja) | 1977-05-16 | 1977-05-16 | クラツチ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1977062424U JPS5817941Y2 (ja) | 1977-05-16 | 1977-05-16 | クラツチ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS53157245U JPS53157245U (ja) | 1978-12-09 |
JPS5817941Y2 true JPS5817941Y2 (ja) | 1983-04-12 |
Family
ID=28964662
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1977062424U Expired JPS5817941Y2 (ja) | 1977-05-16 | 1977-05-16 | クラツチ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5817941Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4943049A (ja) * | 1972-08-30 | 1974-04-23 |
-
1977
- 1977-05-16 JP JP1977062424U patent/JPS5817941Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4943049A (ja) * | 1972-08-30 | 1974-04-23 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS53157245U (ja) | 1978-12-09 |
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