JPS5817883Y2 - 索状体用の錠 - Google Patents
索状体用の錠Info
- Publication number
- JPS5817883Y2 JPS5817883Y2 JP1979184391U JP18439179U JPS5817883Y2 JP S5817883 Y2 JPS5817883 Y2 JP S5817883Y2 JP 1979184391 U JP1979184391 U JP 1979184391U JP 18439179 U JP18439179 U JP 18439179U JP S5817883 Y2 JPS5817883 Y2 JP S5817883Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lock
- tumbler
- protrusion
- key
- tip
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Lock And Its Accessories (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案はチェーン、ワイヤー等の素状体の両端を拘束・
開放する型の錠に係る。
開放する型の錠に係る。
従来より自転車用、扉側などの分野において、チェーン
、ワイヤー等(以下「素状体」と称する)の一端を錠本
体に止着し、他端を錠本体に係脱するようにした錠(以
下「素状体用の錠」と称する)が広汎に実用されている
。
、ワイヤー等(以下「素状体」と称する)の一端を錠本
体に止着し、他端を錠本体に係脱するようにした錠(以
下「素状体用の錠」と称する)が広汎に実用されている
。
代表的なものとして不例すれば第11図に示すように扁
平形錠ケース100の前端部両側にワイヤー101の両
端の棒状金具102゜103を挿入する孔104,10
5を穿設し、該棒状金具102 、103を挿入した状
態において発条111によって錠杆106の錠止端10
7がワイヤー101の先端の棒状金具103の頚部10
8に係入されて施錠されるものにおいては、該施錠状態
で鍵109の代りに針金等によって錠杆106のキー係
合溝110に差し込んで該針金の先端を左方に動かすと
容易に開錠出来、又、施錠状態の時にハンマー等で強く
たたくとこの振動で錠杆106の錠止端107が棒状金
具103の頚部108より容易にはずれて開錠されるた
め、盗窃者によって破錠されるおそれがあり、しいては
自転車の盗難につながるおそれがあった。
平形錠ケース100の前端部両側にワイヤー101の両
端の棒状金具102゜103を挿入する孔104,10
5を穿設し、該棒状金具102 、103を挿入した状
態において発条111によって錠杆106の錠止端10
7がワイヤー101の先端の棒状金具103の頚部10
8に係入されて施錠されるものにおいては、該施錠状態
で鍵109の代りに針金等によって錠杆106のキー係
合溝110に差し込んで該針金の先端を左方に動かすと
容易に開錠出来、又、施錠状態の時にハンマー等で強く
たたくとこの振動で錠杆106の錠止端107が棒状金
具103の頚部108より容易にはずれて開錠されるた
め、盗窃者によって破錠されるおそれがあり、しいては
自転車の盗難につながるおそれがあった。
本考案は上記のような従来の素状体用錠の問題点に鑑み
、簡潔かつ新規な構成の錠機構を備えた素状体用の錠で
あって、破錠が不可能なものを提供せんとするものであ
る。
、簡潔かつ新規な構成の錠機構を備えた素状体用の錠で
あって、破錠が不可能なものを提供せんとするものであ
る。
以下、図の実施例について説明すると、素状体1の一端
2は錠本体3につねに止着され、他端4は係脱する。
2は錠本体3につねに止着され、他端4は係脱する。
錠本体3を各部品を保持するための凹凸を内面に設けた
1対の皿状体5,6を以ってそのハウジングとしである
。
1対の皿状体5,6を以ってそのハウジングとしである
。
皿状体5の中央に揺動自在に設けたタンブラ7の基端部
には係止用の突起8,9が、また先端部には素状体1の
他端4の環状溝10と係脱する突起11と、鍵12の斜
溝13と係脱する傾斜突起14と、線バネ15の脚先端
の折曲部16に係脱する段状の凹部17とが夫々設けら
れている。
には係止用の突起8,9が、また先端部には素状体1の
他端4の環状溝10と係脱する突起11と、鍵12の斜
溝13と係脱する傾斜突起14と、線バネ15の脚先端
の折曲部16に係脱する段状の凹部17とが夫々設けら
れている。
弾発片18は有底筒状であり皿状体5の内壁面に一端を
受支されたコイルスプリング19が嵌挿されている。
受支されたコイルスプリング19が嵌挿されている。
仕切壁20は前記のタンブラ7の揺動範囲を規制しつつ
これと弾発片18とを区画している。
これと弾発片18とを区画している。
コイルスプリング21は他の仕切壁22と皿状体5内壁
面との間に遊嵌され、タンブラ7の係止用の突起8を図
の右方へ反撥している。
面との間に遊嵌され、タンブラ7の係止用の突起8を図
の右方へ反撥している。
また他の突起9は仕切壁20と皿状体内壁面との間の凹
所23に緩嵌合し前記の突起8と相まってタンブラの上
方への離脱を阻止している。
所23に緩嵌合し前記の突起8と相まってタンブラの上
方への離脱を阻止している。
線バネ15はその胴部をピン24を嵌挿し、折曲部16
がタンブラ7の段状の凹部17に係止されているので、
タンブラ7は図面左方への平行移動は阻止されている。
がタンブラ7の段状の凹部17に係止されているので、
タンブラ7は図面左方への平行移動は阻止されている。
一方、突起25は索状体1の一端2の環状溝10′を係
止するものであり、突起26 、27は、他の皿状体6
の対応する部位に設けた貫孔28.29に夫々嵌合の上
その頭部をカシメられて両皿状体5,6を強固に結合す
るものである。
止するものであり、突起26 、27は、他の皿状体6
の対応する部位に設けた貫孔28.29に夫々嵌合の上
その頭部をカシメられて両皿状体5,6を強固に結合す
るものである。
なお皿状体6の中央に切り起こして設けた舌片30を有
する板バネ31は鍵12をタンブラ7に押圧する作用を
なす。
する板バネ31は鍵12をタンブラ7に押圧する作用を
なす。
また、皿状体6の中央に設けた1対の平行な突条32
、32は鍵を挿脱する際のガイドである。
、32は鍵を挿脱する際のガイドである。
なお、符号33は鍵番手を決めるためタンブラに設けた
突起であり、鍵12の凹入部34の位置に合わせである
。
突起であり、鍵12の凹入部34の位置に合わせである
。
別の鍵を挿入したときは突起33が鍵の側面に当りタン
ブラが揺動しえず開錠することか゛できない。
ブラが揺動しえず開錠することか゛できない。
上記実施例について使用方法と各部の作動とを、施錠状
態の第6図と、開錠開始状態の第7図と、開錠状態の第
8図によって説明する。
態の第6図と、開錠開始状態の第7図と、開錠状態の第
8図によって説明する。
まず、第6図は、素状体1の他端4がコイルスジ1ング
19の弾力に抗して弾発片18を押し下げられると、タ
ンブラ7が線バネ15の弾力とコイルスプリング21の
弾力で鎖線から実線の位置へ瞬間的に移動し、素状体1
の他端4の環状溝10にタンブラ7の突起11が合致し
、この状態で施錠状態が保たれている。
19の弾力に抗して弾発片18を押し下げられると、タ
ンブラ7が線バネ15の弾力とコイルスプリング21の
弾力で鎖線から実線の位置へ瞬間的に移動し、素状体1
の他端4の環状溝10にタンブラ7の突起11が合致し
、この状態で施錠状態が保たれている。
次に第7図に示すように、開錠のためには鍵12を挿入
してその先端部12 aで線バネ15の先端の折曲部1
6を押し上げると、第8図のように該折曲部16がタン
ブラ7の段状の凹部17の手前側の段17aから外れ奥
側の段17 bへ押しやりつつ、斜溝13を傾斜突起1
4に押し当てることによってタンブラ7を図にて左方へ
移動させると、素状体1の他端4の環状溝10とタンブ
ラ7の突起11の保合が解かれ、索状体1の他端4は弾
発片18で錠本体外へはじき出される。
してその先端部12 aで線バネ15の先端の折曲部1
6を押し上げると、第8図のように該折曲部16がタン
ブラ7の段状の凹部17の手前側の段17aから外れ奥
側の段17 bへ押しやりつつ、斜溝13を傾斜突起1
4に押し当てることによってタンブラ7を図にて左方へ
移動させると、素状体1の他端4の環状溝10とタンブ
ラ7の突起11の保合が解かれ、索状体1の他端4は弾
発片18で錠本体外へはじき出される。
これは共に弾発片18の先端部側面はタンブラの突起1
1に当接する位置をとり、鍵12を錠本体より抜去でき
なくする。
1に当接する位置をとり、鍵12を錠本体より抜去でき
なくする。
これは、鍵を抜去するためには斜溝13が傾斜突起14
を介してタンブラ7を右方に変位させねばならないが、
このタンブラの運動が拘束されていることと、鍵12自
体の横動も皿状体6のガイド32で規制されていること
とによる。
を介してタンブラ7を右方に変位させねばならないが、
このタンブラの運動が拘束されていることと、鍵12自
体の横動も皿状体6のガイド32で規制されていること
とによる。
かくして第8図のように開錠状態が安定に保たれると共
に、鍵を紛失するおそれもないのである。
に、鍵を紛失するおそれもないのである。
以上のように本考案の素状体用の錠は構造簡潔であり製
作容易であるばかりでなく、その操作も索状体端部を錠
本体に押込むのみで施錠、鍵を押込むのみで弾発的に開
錠という簡単なものとなり、いわばワンタッチで操作で
きるという利点を備えている。
作容易であるばかりでなく、その操作も索状体端部を錠
本体に押込むのみで施錠、鍵を押込むのみで弾発的に開
錠という簡単なものとなり、いわばワンタッチで操作で
きるという利点を備えている。
さらにこれに加えて破錠が著しく困難であり殆ど不可能
に近いという特長を有する。
に近いという特長を有する。
つまり、タンブラ7を係止する線バネ15の端部が傾斜
突起14の背後にあるため、該突起を左方に押しやりつ
つ線バネ15を外すことは極めて難かしく、加えて素状
体1の他端4の環状溝10に係合しているタンブラ7が
線バネ15とコイルスプリング21によって押圧されて
いるので該線バネ15とコイルスプリング21の両方を
タンブラ7よりはずすことは不可能であるので破錠する
ことは出来ず、又、ハンマー等による外部からの衝撃に
よっても線バネ15とコイルスプリング21がタンブラ
7よりはずれることがなく、これによってこの種の錠を
自転車等に使用した場合の盗難防止効果は非常に顕著な
ものとなる。
突起14の背後にあるため、該突起を左方に押しやりつ
つ線バネ15を外すことは極めて難かしく、加えて素状
体1の他端4の環状溝10に係合しているタンブラ7が
線バネ15とコイルスプリング21によって押圧されて
いるので該線バネ15とコイルスプリング21の両方を
タンブラ7よりはずすことは不可能であるので破錠する
ことは出来ず、又、ハンマー等による外部からの衝撃に
よっても線バネ15とコイルスプリング21がタンブラ
7よりはずれることがなく、これによってこの種の錠を
自転車等に使用した場合の盗難防止効果は非常に顕著な
ものとなる。
【図面の簡単な説明】
図面本考案の一実施例であり、第1図は素状体の平面図
、第2図は錠本体の一方の皿状体にタンブラ等を装着し
た状態の平面図、第3図は他方の皿状体を裏返してその
内部を示す平面図、第4図は鍵の平面図、第5図は分解
斜視図、第6図は施錠状態において他方の皿状体を取り
除いた状態を示す平面図、第7図は同様にして開錠開始
状態を示す平面図、第8図は同様にして開錠状態を示す
平面図、第9図は第6図のA−A線断面図、第10図は
第8図のB−B線断面図、第11図は従来例を示す断面
図である。 1・・・・・・索状体、2・・・・・・素状体の一端、
3・・・・・・錠本体、4・・・・・・索状体の他端、
5,6・・・・・・皿状体、7・・・・・・タンブラ、
10・・・・・・環状溝、11・・・・・・突起、12
・・・・・・鍵、12 a・・・・・・先端部、13・
・・・・・斜溝、14・・・・・・傾斜突起、15・・
・・・・線バネ、17・・・・・・凹部、18・・・・
・・弾発片、21・・・・・・コイルスプリング。
、第2図は錠本体の一方の皿状体にタンブラ等を装着し
た状態の平面図、第3図は他方の皿状体を裏返してその
内部を示す平面図、第4図は鍵の平面図、第5図は分解
斜視図、第6図は施錠状態において他方の皿状体を取り
除いた状態を示す平面図、第7図は同様にして開錠開始
状態を示す平面図、第8図は同様にして開錠状態を示す
平面図、第9図は第6図のA−A線断面図、第10図は
第8図のB−B線断面図、第11図は従来例を示す断面
図である。 1・・・・・・索状体、2・・・・・・素状体の一端、
3・・・・・・錠本体、4・・・・・・索状体の他端、
5,6・・・・・・皿状体、7・・・・・・タンブラ、
10・・・・・・環状溝、11・・・・・・突起、12
・・・・・・鍵、12 a・・・・・・先端部、13・
・・・・・斜溝、14・・・・・・傾斜突起、15・・
・・・・線バネ、17・・・・・・凹部、18・・・・
・・弾発片、21・・・・・・コイルスプリング。
Claims (1)
- 1対の皿状体5,6よりなる錠本体3に素状体1の一端
をつねに止着し他端4を係脱するようにした錠において
、該他端4に向って出没する突起11と鍵12の斜溝1
3に係脱する傾斜突起14とを先端部に備え、揺動自在
に胴部を皿状体5に支持されかつ前記先端部の段状の凹
部17に係止した線バネ15と皿状体5の下方内部に収
納されたコイルスプリング21によって前記素状体1の
他端4に向けて付勢されたタンブラ7を設けると共に、
索状体1の他端4を受支する弾発片18を設けた構成で
あり、該弾発片18の弾力に抗して素状体1の他端を挿
入することにより素状体1の他端4の環状溝10を上記
タンブラ7の突起11に係合させて施錠、鍵12の先端
部12aで線バネ15の係止を解きつつ斜溝13にて傾
斜突起14を介してタンブラ7を揺動させて前記素状体
1の他端4の環状溝10との保合を解除し弾発的に解錠
、しうるようにしたことを特徴とする素状体用の錠。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1979184391U JPS5817883Y2 (ja) | 1979-12-26 | 1979-12-26 | 索状体用の錠 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1979184391U JPS5817883Y2 (ja) | 1979-12-26 | 1979-12-26 | 索状体用の錠 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5697458U JPS5697458U (ja) | 1981-08-01 |
JPS5817883Y2 true JPS5817883Y2 (ja) | 1983-04-11 |
Family
ID=29694611
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1979184391U Expired JPS5817883Y2 (ja) | 1979-12-26 | 1979-12-26 | 索状体用の錠 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5817883Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2579076Y2 (ja) * | 1992-08-25 | 1998-08-20 | 株式会社ニッコー | 暗証番号を任意に設定できる押釦式自転車用錠 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5256318U (ja) * | 1975-10-21 | 1977-04-23 |
-
1979
- 1979-12-26 JP JP1979184391U patent/JPS5817883Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5256318U (ja) * | 1975-10-21 | 1977-04-23 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5697458U (ja) | 1981-08-01 |
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