JPS5817734B2 - ソジアリ−ルテレフタレ−トノセイセイホウ - Google Patents

ソジアリ−ルテレフタレ−トノセイセイホウ

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JPS5817734B2
JPS5817734B2 JP50010951A JP1095175A JPS5817734B2 JP S5817734 B2 JPS5817734 B2 JP S5817734B2 JP 50010951 A JP50010951 A JP 50010951A JP 1095175 A JP1095175 A JP 1095175A JP S5817734 B2 JPS5817734 B2 JP S5817734B2
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JP
Japan
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terephthalate
group
periodic table
phenols
hydroxides
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Expired
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JP50010951A
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JPS5186435A (ja
Inventor
浦崎隆徳
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Teijin Ltd
Original Assignee
Teijin Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はジアリールテレフタレートの精製法に関スる。
更に詳細に説明すると、テレフタル酸とフェノール類と
を直接エステル化することによって得られた粗ジアリー
ルテレフタレートを精製する方法に関する。
従来、ジアリールテレフタレートはテレフタル酸とフェ
ノール類とを直接エステル化することにより得られるこ
とは知られており、工業的に価値ある化合物である。
ジアリールテレフタレートを製造する方法は種種提案さ
れているが、その中でテレフタル酸とフェノール類とを
アンチモン、モリブデン、ビスマス、鉛、スズ、マンガ
ン、コバルト等の金属の化合物を触媒として使用し、2
50〜350℃の温度に加熱して直接エステル化する方
法は工業的に有利な方法である。
しかし、この方法の欠点の一つは反応を充分に完結しな
いと、得られる粗ジアリールテレフタレート中の遊離の
カルボキシル基量が多いということである。
一般にエステル化反応は、その反応率があがるに従って
反応速度が遅くなるが、前記ジアリールテレフタレート
の製造の場合にその傾向は著しい。
例エバ、テレフタル酸1モルに対しフェノール4モルを
使用し、テレフタル酸に対して1モル%の三酸化アンチ
モンの存在下280℃でエステル化を行った場合、エス
テル化率を50%、80%、90%、95%、98%と
するためには夫々約1.5時間、2.5時間、3時間、
4時間、6時間、12時間を要する。
一方、ジアリールテレフタレートをポリエステルの重合
促進剤として用いるためには150当量/106グ程度
又はそれ以下の遊離カルボキシル基量の高純度のものが
必要であり、それ以上のものを使用すると得られるポリ
エステルの末端カルボキシル基量が増大し好ましくない
また遊離カルボキシル基量の多いジアリールテレフタレ
ートはそれ自体沸点が高く、その上未反応テレフタル酸
は昇華性であるので単なる蒸留法によっては、カルボキ
シル基量の少いジアリールテレフタレートを得ることは
困難であった。
本発明者らはテレフタル酸とフェノール類とを直接エス
テル化することによって得られた粗ジアリールテレフタ
レートを蒸留して遊離カルボキシル基量の少いジアリー
ルテレフタレートを得る方法について研究した結果、本
発明に到達したものである。
即ち本発明はテレフタル酸とフェノール類とを直接エス
テル化することによって得られた粗ジアリールテレフタ
レートを、周期律表第1a族元素の酸化物、水酸化物、
フェノラート及び周期律表第1Ia族元素の炭酸塩、脂
肪族モノカルボン酸塩、酸化物、水酸化物、フェノラー
トよりなる群から選ばれた少なくとも一種の化合物の存
在下で蒸留することを特徴とする前記粗ジアリールテレ
フタレートの精製法である。
本発明方法においてジアリールテレフタレートの形成反
応に使用されるフェノール類としては、例えばフェノー
ル、P−クレゾール、P−オクチルフェノール、P−7
”チルフェノール、P−ノニルフェノール、m−クロル
フェノール、P−クロルフェノール、0−クロルフェノ
ール p −7エニルフェノール、P−ベンジルフェノ
ール、α−ナフトール、β−ナフトール等の種々のフェ
ノール類を挙げることができる。
これらは一種または二種以上の混合物でも使用すること
ができる。
上記したフェノール類はテレフタル酸に対して通常2モ
ル倍以上、好ましくは4〜10モル倍使用される。
前記したフェノール類とテレフタル酸との直接エステル
化反応は、通常触媒の存在下に行われ、かかる触媒とし
ては例えばアンチモン、ビスマス、モリブデン、鉛、ス
ズ、マンガン、コバルトの金属及びそれらの下記に示し
た種々の化合物を挙げることができる。
例えば前記金属の酸化物、水酸化物、酸素酸又はその塩
、カルボン酸塩、ハロゲン化物(例えば沸化物、塩化物
、臭化物)、フェノオキサイド、アルコオキサイド、錯
体、その他従来ポリエステルの重合触媒として知られて
いる化合物が挙げられる。
その具体的化合物を示すと、例えば三酸化アンチモン、
五酸化アンチモン、三酸化ビスマス酸化鉛、酢酸アンチ
モン、酢酸ビスマス、三酸化モリブデン、安息香酸アン
チモン、塩化アンチモン、酢酸鉛、三硫化アンチモン、
酸化第1スズ、酸化第2スズ、水酸化第1スズ、亜スズ
酸金属塩塩化第1スズ、塩化第2スズ、炭酸スズ、脂肪
族又は芳香族カルボン酸とのスズ塩、マンガン、コバル
トについても同様に酸化物、水酸化物、酸素酸塩、ハロ
ゲン化物、炭酸塩、又アルコール、フェノール類とのア
ルコオキサイド、フェノオキサイド類等の化合物を挙げ
ることができる。
前記エステル化反応において使用される触媒はテレフタ
ル酸に対して0.1〜5モル%の量使用される。
前記した触媒の使用量が0.1モル%より少ないと目的
とする効果が少なく、5モル%より多くなると生成物が
着色し、触媒の回収等の問題が生じる。
又、反応温度は250℃以上350℃の範囲である。
反応温度が250℃より低くては反芯速度が遅くなり又
350℃より高くなると分解をともない、反応生成物の
着色が多くなり収量も低下する。
本発明方法は、前記の如き直接エステル化反応によって
得られた粗ジアリールテレフタレートを、周期律表第1
a族元素の酸化物、水酸化物、フェノラート、周期律表
第1Ia族元素の炭酸塩、脂肪族モノカルボン酸塩、酸
化物、水酸化物、フェノラートよりなる群から選ばれた
少なくとも一種の化合物の存在下で蒸留することにより
精製するのである。
本発明方法において周期律表第1a族元素とは、例えば
リチウム、ナトリウム、カリウム、ルビジウム、セシウ
ムであり、本発明方法ではこれら元素の酸化物、水酸化
物、フェノラートが使用される。
その具体的化合物としては、例えば酸化リチウム、酸化
ナトリウム、酸化カリウム、水酸化ナトリウム、水酸化
カリウム、水酸化ルビジウム、水酸化セシウム及び粗ジ
アリールテレフタレートの製造原料となるフェノール類
との塩たとえばナトリウムフェノラート、カリウムフェ
ノラート等をあげることができる。
また、周期律表第1Ia族元素とは、例えばベリリウム
、マグネシウム、カルシウム、バリウム、ストロンチウ
ムであり、本発明方法ではこれら元素の炭酸塩、脂肪族
モノカルボン酸塩、酸化物、水酸化物、フェノラートが
使用される。
その具体的化合物としては、例えば炭酸べIJ ’ I
Jウム、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、炭酸バリ
ウム、炭酸ストロンチウム、・ギ酸ベリリウム、ギ酸マ
グネシウム、酢酸マグネシウム、酢酸カルシウム、プロ
ピオン酸バリウム、ステアリン酸ストロンチウム、酸化
ベリリウム、酸化カルシウム、水酸化カルシウム及び粗
ジアリールテレフタレートの製造原料となるフェノール
類との塩たとえばマグネシウムフェノラート、カルシウ
ムフェノラート、バリウムフェノラート等をあげること
ができる。
前記した周期律表第1a及び/又は第1Ia族の元素を
含む化合物は、そのまま粗ジアリールテレフタレートに
添加してもよいが、前記直接エステル化反応の際に使用
したものと同じフェノール類に分散又は溶解して添加す
ることもできる。
かかる周期律表第1a及び/又は第1Ia族の元素を含
む化合物の使用量は、粗ジアリールテレフタレートに対
し0.5〜15重量%、好ましくは1〜10重量%であ
ることが望ましい。
本発明方法においては、前記周期律表第1a及び/又は
第1Ia族の元素を含む化合物を粗ジアリールテレフタ
レートに添加して後、直ちに蒸留してもよいが、30〜
60分間攪拌下に200〜280℃に加熱した後蒸留す
ることが望ましい。
以上本発明方法によれば周期律表第1a族元素及び/又
は周期律表第1I a族元素を含む化合物を少量使用す
るだけで遊離カルボキシル基量の少いジアリールテレフ
タレートを蒸留という簡単な手段で得ることができる。
またかくして得られたジアリールテレフタレートは着色
度が極めて少いものである。
以下実施例を掲げて本発明方法を説明する。
尚例中の部は重量部を意味する。
実施例 1 テレフタル酸61部、フェノール139部、三酸化アン
チモン10部をコンデンサー付オートクル−プに仕込み
、280℃で8時間反応の結果生成する水を留去しなが
ら攪拌下に反応を行なった。
反応終了後、酸化ナトリウム3部を加え、100〜20
0℃で30分間加熱してからアスピレータ−減圧下に過
剰のフェノールを留去させ、ひきつづき1〜1.5mm
Hgのもとで長さ約20Cwlの精留塔を用いて蒸留し
た。
白色のジフェニルテレフタレート104部が得られた。
このジフェニルテレフタレ−1・の遊離カルボキシル基
量は42当量/106グであった。
比較例 1 酸化ナトリウムを使用しない以外は実施例]と同様にし
て減圧蒸留によりジフェニルテレフタレートを精製した
やや黄色味をおびたジフェニルテレフタレー) 108
部が得られた。
ここで得たジフェニルテレフタレ−1・の遊離カルボキ
シル基量は20g当量/106グであった。
実施例 2〜14 酸化ナトリウムのかわりに表1に示す各種化合物を所定
量加えた以外は実施例1と全く同様にしてジフェニルテ
レフタレ−1・の蒸留を行った。
得られた結果を下記表1に示した。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 テレフタル酸とフェノール類とを直接エステル化す
    ることによって得られた粗ジアリールテレフタレートを
    、周期律表第1a族元素の酸化物、水酸化物、フェノラ
    ート及び周期律表第1I a族元素の炭酸塩、脂肪族モ
    ノカルボン酸塩、酸化物、水酸化物、フエノラーI・よ
    りなる群から選ばれた少な(とも一種の化合物の存在下
    で蒸留することを特徴とする粗ジアリールテレフタレー
    トの精製法。
JP50010951A 1975-01-28 1975-01-28 ソジアリ−ルテレフタレ−トノセイセイホウ Expired JPS5817734B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58176339U (ja) * 1982-05-21 1983-11-25 信越ポリマ−株式会社 押釦スイツチ用カバ−部材

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JPS502606A (ja) * 1973-04-30 1975-01-11

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5256322Y2 (ja) * 1973-05-01 1977-12-20

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