JPS58174299A - 脱水ケ−キや濃縮汚泥の処理方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、産業廃水、下水の凝縮や脱水処理により発生
する脱水ケーキや濃縮汚泥を焼却等のその後の処理に適
するように前処理する方法に関する。

産業廃水や下水をシックナーのような濃縮装置や遠心脱
水機、真空脱水機、ベルトプレス、加圧プレスのような
脱水濾過装置において発生する脱水ケーキや濃縮汚泥は
比較的含水率が高く、べとべとの状態になっている。従
来は、このような高含水の脱水ケーキや濃縮汚泥をスネ
ークポンプで直接炉に送るか、またはドライヤーで乾燥
してから炉に入れていた。前者の場合は熱効率がきわめ
て低いし、後者の場合は余分な乾燥工程が必要であった
。また、脱水ケーキをその後の取扱かいに好都合にする
ためにミキサーや解砕機等で解砕する方法もあるが、解
砕した際に高含水の脱水ケーキから内部水分が表面に出
やすいために解砕機の内部に脱水ケーキの解砕物が付着
したり、または解砕物が相互に付着して団子状になった
りして、解砕機だけでは処理が困難であった。

本発明の目的は、上記の欠点を除去して、特に高含水の
脱水ケーキや濃縮汚泥の解砕作業を容易にすると共に焼
却等のその後の処理に好都合な良好な解砕物を得ろこと
ができる、冒頭に述べた種類の方法を提供することであ
る。

上記の目的は、本発明により、脱水ケーキや濃縮汚泥に
乾燥した粉体を加えた後解砕することにより達成される
。これにより表面に粉体を有する解砕物が得られる。粉
体としては集塵灰または石灰粉を用いるのが好都合であ
り、また微粉炭を使用することかできる。

また、特に表面に粉体が一様に分布した高品質の解砕物
が所望される場合には、脱水ケーキや濃縮汚泥に粉体を
加えて混合し、それから解砕するようにすれば良い。こ
の場合、粉体として固化剤例えばセメント等を使用すれ
ば、固化した解砕物を得ることができる。

以下、本発明を実施例について図面により説明する、 第１図に本発明の方法を実施するたぬの装置の一例を示
す。１は産業廃水や下水を脱水して得られた脱水ケーキ
や濃縮汚泥を収容するためのホッパー、２はホンパー１
から脱水ケーキを下方のコンベヤベルト３に定量的に供
給するための周知の定量供給機である。この定量供給ｆ
Ｍ２から解砕機４へ向うベルトコンベヤ６の途中には、
ベルトコンベヤ６上の脱水ケーキに加えられる乾燥した
粉体を収容するためのホンパー５およびその下に粉体定
置供給機６が設けられている。

この粉体としては、集塵灰、石灰粉、微粉炭等を用いる
。また、解砕ｆＭ４としては、本発明者等が昭和５７年
１月２９日に出願した特許出願の明４１書に記載された
型式の解砕装置を用いるのが良い。この解砕機では、放
射状に突出する羽根？有する材料押込車により供給され
る粉体の付着した脱水ケーキを、静止刃と高速で回転す
る回転刃により尚速剪断して解砕する。解砕物はベルト
コンベヤ７により車８に給送される。

第１図の装置では、粉体を脱水汚泥に加えるだけなので
、表面に粉体が粗く分布した解砕物が得られ、比較的低
い品質の解砕物で良い場合に用いられる。

第２図の装置では連続ミキサ１３により脱水ケーキと粉
体な混合するので、特に表面に粉体が一様に分布した比
較的高品員の解砕物が所望される場合に適している。１
１は脱水ケーキを搬送するコンベヤ、１２は連続ミキサ
１３に設けた脱水ケーキ入口のホッパーである。連続ミ
キサ１３には、スクリュ一部分１３ａと放射状に突出す
る羽根部分１３ｂとを有する軸が２本平行にかつ回転可
能に配置されている。１４（・ま粉体用ホンバー、１５
は定量供給機で連続ミキサ１３の途中でその中に開口し
ている。１６は連続ミキサ１３の二軸を回転させるため
の減速モータ、１７は連続ミキサ１３で混合された粉体
と脱水ケーキの混合物を連続ミキサ１３の出口１３ｃよ
り受けとって解砕するための第１図の解砕機と同様な解
砕機である。１８は解砕機１７より排出された解砕物を
所定の場所に搬送−ｆ６ためのベルトコンベヤ、１９は
得られた解砕物である。

特に、連続ミキサを有する＃２図の装置において、脱水
ケーキや濃縮汚泥に加える粉体として固化剤例えばセメ
ント等を用い、これらを混合して解砕すれば、固化した
解砕物を得ることができる。また、第２図の装置は、粉
体と脱水ケーキが十分混合されて粉体が脱水ケーキ内に
一様に行きわたるので、特にべとべとした高含水汚泥を
解砕する場合に適する。

本発明の方法では、脱水ケーキや濃縮汚泥に粉体を加え
た後解砕するので、解砕物表面が粉体でおおわれ、特に
解砕時に内部水分が表面に出やすい高含水の脱水ケーキ
や濃縮汚泥の場合、解砕機の内部に解砕物が付着したり
、解砕物同盾が付着することもなくなり、解砕作業が容
易になる。さらに、乾燥した粉体で処理された解砕物は
、炉で焼却するときに乾燥させる必要がない上、従来よ
り高い熱効率を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の方法を実施するための装置の一例を示
し、第２図は本発明の方法を実施するだめの装置の他の
例を示す。 ３，７，１１．１８・・・ベルトコンベヤ５．１４・・
・粉体用ホンパー ６．１５・・・粉体定量供給機 ４．１７・・・解砕機 １３・・・連続ミキサ

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）産業廃水や下水の脱水処理により発生する脱水ケ
   ーキや濃縮汚泥をその後の処理に好都合な形に前処理す
   る方法において、脱水ケーキや汚泥に乾燥した粉体加え
   た後解砕することを％徴とする方法。
2. （２）　　産業廃水や下水の脱水処理により発生する脱
   水ケーキや濃縮汚泥をその仮の処理に好都合な形に前処
   理する方法において、脱水ケーキや濃縮汚泥に乾燥した
   粉体を加えて混合し、それから解砕することを特徴とて
   ろ方法。
3. （３）　　前記粉体として固化剤を用い、固化した解砕
   物を得るようにした、特許請求の範囲第２項記載の方法
   。