JPS5817394B2 - 岩盤内冷凍冷蔵庫 - Google Patents
岩盤内冷凍冷蔵庫Info
- Publication number
- JPS5817394B2 JPS5817394B2 JP210279A JP210279A JPS5817394B2 JP S5817394 B2 JPS5817394 B2 JP S5817394B2 JP 210279 A JP210279 A JP 210279A JP 210279 A JP210279 A JP 210279A JP S5817394 B2 JPS5817394 B2 JP S5817394B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cavity
- rock
- refrigerator
- storage
- freezer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は地中の岩盤内に設けた冷凍冷蔵庫に関するも
のである。
のである。
一般に冷凍冷蔵庫においては、倉庫壁面等の防湿下、防
熱工の性能如何が、冷凍倉庫としての機能を左右すると
言われている。
熱工の性能如何が、冷凍倉庫としての機能を左右すると
言われている。
したがって、従来の冷凍倉庫では、倉庫壁面等における
防湿下、防熱工の欠陥は極力、発生せぬようにしている
。
防湿下、防熱工の欠陥は極力、発生せぬようにしている
。
しかし現況では、施工ジヨイントや、冷却、冷凍に伴う
断熱材の収縮を原因とした外気の流入を経年的に完全に
防止することは実際上困難とされている。
断熱材の収縮を原因とした外気の流入を経年的に完全に
防止することは実際上困難とされている。
そこで考えられることは、古来より食品の貯蔵に広く知
られている地下の利用である。
られている地下の利用である。
地下は地上に比較して温度変化が少ないことは事実であ
るが、地盤中の水や地盤の割れ目を通じて流入する外気
の影響を強く受け、これがため地下の岩盤に掘削した空
洞をそのまま冷凍圧などに利用することはできない。
るが、地盤中の水や地盤の割れ目を通じて流入する外気
の影響を強く受け、これがため地下の岩盤に掘削した空
洞をそのまま冷凍圧などに利用することはできない。
特にコンクリートの吹付けなどにより外気の流入は防止
できても、岩盤の割れ目から生ずる水を、他物の施工に
より恒久性に阻止することはできない。
できても、岩盤の割れ目から生ずる水を、他物の施工に
より恒久性に阻止することはできない。
この発明は、地中の空洞を冷凍冷蔵庫として利用したと
きに、当然考慮しなければならない上記外気と水の悪影
響をきわめて簡単な手段により同時に排除し、地中岩盤
に掘削した空洞を、大げさなコンクリート防護壁などを
打設することなく、そのままの状態で直接的に冷凍冷蔵
庫として用いようとするものである。
きに、当然考慮しなければならない上記外気と水の悪影
響をきわめて簡単な手段により同時に排除し、地中岩盤
に掘削した空洞を、大げさなコンクリート防護壁などを
打設することなく、そのままの状態で直接的に冷凍冷蔵
庫として用いようとするものである。
上記目的によるこの発明では、空洞内への外気及び地下
水等の主たる流入が、岩盤中に生じた割れ目を通じて行
われる点を重視し、その割れ口中に存在する水を人為的
に凍結して、水の流れを阻止すると同時に、そこに生じ
た凍結層により外気を完全に遮断する。
水等の主たる流入が、岩盤中に生じた割れ目を通じて行
われる点を重視し、その割れ口中に存在する水を人為的
に凍結して、水の流れを阻止すると同時に、そこに生じ
た凍結層により外気を完全に遮断する。
また地中であっても、冷熱の外部への移動は、岩盤を媒
体として当然に起こるが、これは岩盤を断熱層とし、岩
盤の厚みを十分に確保することにより、従来の冷凍倉庫
と同程度以上の断熱性能を保持させる。
体として当然に起こるが、これは岩盤を断熱層とし、岩
盤の厚みを十分に確保することにより、従来の冷凍倉庫
と同程度以上の断熱性能を保持させる。
さらにまた、岩盤の割れ口中の水を凍結させ得る性能を
有した断熱材を、空洞内壁に施すことにより、冷凍冷蔵
庫としての損失熱量を減少させ、かつまた必要設定温度
と関係なく、岩盤の凍結層を必要最低限度の成長に制御
することができる。
有した断熱材を、空洞内壁に施すことにより、冷凍冷蔵
庫としての損失熱量を減少させ、かつまた必要設定温度
と関係なく、岩盤の凍結層を必要最低限度の成長に制御
することができる。
以下この発明を図示の例により詳細に説明する。
地表から適度な距離を隔てた地下の岩盤１に、所定規模
の庫体となる空洞２を掘削する。
の庫体となる空洞２を掘削する。
この掘削にあたって、岩盤１の掘削だけでは自立が困難
な場合には、ロックボルト３や吹付はコンクリート４な
どを利用して自立する空洞２とする。
な場合には、ロックボルト３や吹付はコンクリート４な
どを利用して自立する空洞２とする。
また空洞２は第２図に例示するように複数を平行に或は
１点を中心に放射状に掘削してもよく、全ての空洞２，
２は正面上部に掘削した搬出路５を備え、その搬出路５
の接続をもって互に連絡させである。
１点を中心に放射状に掘削してもよく、全ての空洞２，
２は正面上部に掘削した搬出路５を備え、その搬出路５
の接続をもって互に連絡させである。
上記空洞２を掘削したならば、冷凍冷蔵庫としての棚６
などの保管設備を空洞内に組立て、昇降機７やベルトコ
ンベヤー８などの荷役設備、さらには冷却設備９を所定
位置ごとに設置して、空洞２を冷凍冷蔵庫として用いる
。
などの保管設備を空洞内に組立て、昇降機７やベルトコ
ンベヤー８などの荷役設備、さらには冷却設備９を所定
位置ごとに設置して、空洞２を冷凍冷蔵庫として用いる
。
そして、冷却を行って庫内を冷凍に供する温度まで下げ
るのであるが、庫内の冷熱は周辺の岩盤を媒体として地
盤中へ逸散することになる。
るのであるが、庫内の冷熱は周辺の岩盤を媒体として地
盤中へ逸散することになる。
この冷却によって空洞２を形成する周辺岩盤も徐々に冷
却され、岩盤１の割れ目に存在する水分は、時間の経過
に伴って凍結し、冷却当初は割れ目を通って、外気や地
下水などが流入して来るが、凍結の進行に従って、周辺
岩盤に凍結領域１０が形成され、そこに生じた凍結層は
外気や地下水に対しての不透過層として働き、庫内を防
水、かつ防湿構造とする。
却され、岩盤１の割れ目に存在する水分は、時間の経過
に伴って凍結し、冷却当初は割れ目を通って、外気や地
下水などが流入して来るが、凍結の進行に従って、周辺
岩盤に凍結領域１０が形成され、そこに生じた凍結層は
外気や地下水に対しての不透過層として働き、庫内を防
水、かつ防湿構造とする。
この場合、断熱については、適当な厚さの岩盤を確保す
れば、岩盤が断熱層としての役目を十分に果すことはい
うまでもないが、断熱効果をより一層高めるためには、
第６図に示すように、空洞２壁面に断熱材１１を取付け
る。
れば、岩盤が断熱層としての役目を十分に果すことはい
うまでもないが、断熱効果をより一層高めるためには、
第６図に示すように、空洞２壁面に断熱材１１を取付け
る。
この断熱材の取付けは、保管設備等を設置する前に行う
。
。
またこの地下の冷凍冷蔵庫においても、地上の場合と同
様に保管設備等を統合制御することができる。
様に保管設備等を統合制御することができる。
この１例を第４図にて説明するならば、予め定めた場所
に統合制御装置１２を設置し、この装置からの指令によ
って荷役作業を行うようにする。
に統合制御装置１２を設置し、この装置からの指令によ
って荷役作業を行うようにする。
たとえば、他からの保管品１３が搬送装置から各搬送路
５，５の要部となる荷捌場１４に入荷すると、制御装置
１２の指令によって、指定されたベルトコンベヤー８が
、保管品１３を特定の冷凍冷蔵庫に搬送し、昇降機７な
どの庫内荷役装置に移載し、さらに制御装置１２により
検索し指令された保管設備の空所に搬送して、入荷作業
を完了する。
５，５の要部となる荷捌場１４に入荷すると、制御装置
１２の指令によって、指定されたベルトコンベヤー８が
、保管品１３を特定の冷凍冷蔵庫に搬送し、昇降機７な
どの庫内荷役装置に移載し、さらに制御装置１２により
検索し指令された保管設備の空所に搬送して、入荷作業
を完了する。
この発明は上述のように、地下岩盤中に掘削した空洞と
、その空洞を囲繞する周辺岩盤を凍結して不透過層とな
した庫壁とから冷凍冷蔵庫を構成してなるものであるか
ら、地上に建設した冷凍倉庫よりも冷凍保存機能がすぐ
れ、また市外地に建設されることから、環境保全の而に
てもきわめて有利である。
、その空洞を囲繞する周辺岩盤を凍結して不透過層とな
した庫壁とから冷凍冷蔵庫を構成してなるものであるか
ら、地上に建設した冷凍倉庫よりも冷凍保存機能がすぐ
れ、また市外地に建設されることから、環境保全の而に
てもきわめて有利である。
しかも地下にあるため天災や火災等に対しても強く、特
に地震に対しては地上にあるものよりはるかに安全であ
り、維持費もあまりかからず、永久的使用に耐えるなど
の効果を有する。
に地震に対しては地上にあるものよりはるかに安全であ
り、維持費もあまりかからず、永久的使用に耐えるなど
の効果を有する。
図面はこの発明に係る岩盤内冷蔵庫の実施例を示すもの
で、第１図は空洞の縦断側面図、第２図各図は空洞の配
列例を示す横断平面図、第３図は第１図の縦断正面図、
第４図は冷凍冷蔵庫の縦断側面図、第５図は同じく縦断
正面図、第６図は他の実施例の縦断側面図、第７図は同
上の縦断正面図である。 １・・・・・・岩盤、２・・・・・・空洞、５・・・・
・・搬送路、６・・・・・・棚、７・・・・・・昇降機
、８・・・・・・ベルトコンベヤー、１０・・・・・・
凍結領域、１１・・・・・・断熱材。
で、第１図は空洞の縦断側面図、第２図各図は空洞の配
列例を示す横断平面図、第３図は第１図の縦断正面図、
第４図は冷凍冷蔵庫の縦断側面図、第５図は同じく縦断
正面図、第６図は他の実施例の縦断側面図、第７図は同
上の縦断正面図である。 １・・・・・・岩盤、２・・・・・・空洞、５・・・・
・・搬送路、６・・・・・・棚、７・・・・・・昇降機
、８・・・・・・ベルトコンベヤー、１０・・・・・・
凍結領域、１１・・・・・・断熱材。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ 保管設備と、保管物品を保管設備に出入配送する荷
役設備と、雰囲気気温を低温に維持する冷却設備とを有
する冷凍冷蔵庫の庫体を、地下岩盤中に掘削した自立す
る空洞と、該空洞を囲繞する岩盤内壁層の水分を凍結し
て形成した不透過層の庫壁とから構成したことを特徴と
する岩盤的冷凍冷蔵庫。 ２ 保管設備と、保管物品を保管設備に出入配送する荷
役設備と、雰囲気気温を低温に維持する冷却設備とを有
する冷凍冷蔵庫の庫体を、地下岩盤中に掘削とた自立す
る空洞と、該空洞を囲繞する岩盤内壁層の水分を凍結し
て形成した不透過層の庫壁と、該庫壁に施した断熱材層
とから構成したことを特徴とする岩盤的冷凍冷蔵庫。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP210279A JPS5817394B2 (ja) | 1979-01-11 | 1979-01-11 | 岩盤内冷凍冷蔵庫 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP210279A JPS5817394B2 (ja) | 1979-01-11 | 1979-01-11 | 岩盤内冷凍冷蔵庫 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5595075A JPS5595075A (en) | 1980-07-18 |
| JPS5817394B2 true JPS5817394B2 (ja) | 1983-04-06 |
Family
ID=11519971
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP210279A Expired JPS5817394B2 (ja) | 1979-01-11 | 1979-01-11 | 岩盤内冷凍冷蔵庫 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5817394B2 (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5975496U (ja) * | 1982-11-10 | 1984-05-22 | 積水プラントシステム株式会社 | 補強されたタンク |
| JPS59106895U (ja) * | 1982-12-29 | 1984-07-18 | 積水プラントシステム株式会社 | タンク |
| JPS6038287U (ja) * | 1983-08-25 | 1985-03-16 | 三菱樹脂株式会社 | 補強された組立式水槽 |
| JPS6052287U (ja) * | 1984-08-03 | 1985-04-12 | 株式会社ブリヂストン | 貯槽補強構造 |
| JPS6068291A (ja) * | 1983-09-12 | 1985-04-18 | 株式会社ブリヂストン | 組立式水槽補強構造 |
| JPS60177099U (ja) * | 1984-05-02 | 1985-11-25 | 株式会社 佐山製作所 | 組立式水槽の架台 |
| JPS60240640A (ja) * | 1984-05-07 | 1985-11-29 | 株式会社ブリヂストン | 組立水槽側壁の補強構造 |
| JPS613293U (ja) * | 1984-06-12 | 1986-01-10 | 三菱樹脂株式会社 | 組立式貯液槽 |
-
1979
- 1979-01-11 JP JP210279A patent/JPS5817394B2/ja not_active Expired
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5975496U (ja) * | 1982-11-10 | 1984-05-22 | 積水プラントシステム株式会社 | 補強されたタンク |
| JPS59106895U (ja) * | 1982-12-29 | 1984-07-18 | 積水プラントシステム株式会社 | タンク |
| JPS6038287U (ja) * | 1983-08-25 | 1985-03-16 | 三菱樹脂株式会社 | 補強された組立式水槽 |
| JPS6068291A (ja) * | 1983-09-12 | 1985-04-18 | 株式会社ブリヂストン | 組立式水槽補強構造 |
| JPS60177099U (ja) * | 1984-05-02 | 1985-11-25 | 株式会社 佐山製作所 | 組立式水槽の架台 |
| JPS60240640A (ja) * | 1984-05-07 | 1985-11-29 | 株式会社ブリヂストン | 組立水槽側壁の補強構造 |
| JPS613293U (ja) * | 1984-06-12 | 1986-01-10 | 三菱樹脂株式会社 | 組立式貯液槽 |
| JPS6052287U (ja) * | 1984-08-03 | 1985-04-12 | 株式会社ブリヂストン | 貯槽補強構造 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5595075A (en) | 1980-07-18 |
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