JPS58173310A

JPS58173310A - スラリ−燃料の霧化方法

Info

Publication number: JPS58173310A
Application number: JP5602682A
Authority: JP
Inventors: Tadahisa Masai; 政井　忠久; Shoichi Masuko; 益子　庄一; Toshio Uemura; 俊雄植村; Takeo Mita; 三田　武雄; Shigeki Morita; 茂樹森田; Isao Koyama; 勲小山
Original assignee: Babcock Hitachi KK
Current assignee: Mitsubishi Power Ltd
Priority date: 1982-04-06
Filing date: 1982-04-06
Publication date: 1983-10-12

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明は、スラリー燃料の霧化方法に関し、特に石炭と
重油の混合物のようなスラリー燃料を霧化ガスにより霧
化させる方法に関するものである、従来、スラリー状燃
料の霧化は重油の場合と同様な方法で行われており、第
１図および第２図に示すように、蒸気または圧縮空気等
の霧化ガスを利用しＹジェット型の燃料ノズル本体１の
中に設けられた複数個の噴出孔７から霧化ガス２とスラ
リー状燃料３を噴霧させるもので、スラリー燃料通路６
から流入したスラ・リー燃料を、スロート部５から流入
した霧化ガスと衝突混合させ、ここで霧化状態とした後
、外・部に噴出させる構成となっているしかしながら、このようなＹジェット型の霧化装＋１で
は、霧化ガス２により加速されたスラリー燃料中の固体
成分により噴ｆ孔１１８が一般に１０〜５０時間程度で
摩耗され、畳時間の使用に耐えられないという欠点があ
る。この八め、噴霧孔壁８に尚硬度の物質（例えばセラ
ミック等）を使用する試みがなされているが、その加工
が困難であり、また熱衝撃に対して弱いため、コ゛スト
および信頼性の面で問題が残されている。さらに、上記
従来技術においては、スラリー燃料通路６が何らかの原
因で閉塞した場合に、ノズル部を解体しなければならな
いという不都合があり、また閉塞孔を清掃するのに時間
がかかる等の欠点がある。

本発明の目的は、上記した従来技術の欠点をなくし、通
常の金属材料で充分な信頼性を有するとともに閉塞がお
こりに（く、かつ良好な霧化状態が達成可能なスラリー
燃料の霧化方法を提供することにある。

上記目的を達成するため、本発明は、スラリー燃料噴出
孔の回りに同心的に、かつ噴出方向が噴出スラリー燃料
の方向を順次横切るように定められた複数の霧化ガス噴
出孔を配置し、該霧化ガス噴出孔から一次霧化ガスおよ
び二次霧化ガスをその方向が互いに逆になるように旋回
流で供給し、−次層化ガスで霧化されたスラリー燃料を
さらに二次霧化ガスと衝突させて微細霧化することを特
徴とする。

以下−１本発明を図面によりぎらに詳細に説明する。

第３図は、本発明の霧化方法の一実施例を示す噴霧ノズ
ルの断面図、第４図は、そのＢ方向視図である０図にお
いて、この装置は、ノズル本体１の中央に設けられたス
ラリー燃料９の通路１２およびスラリー燃料９の噴出、
孔１５と、その外側に同心円状に設けられた一次蒸気通
路１３および一次蒸気噴出孔１６と、さらにその外側に
設けられた二次蒸気通路１４および二次蒸気噴出孔１７
と、ノズルキャップ１８から主として構成されている。

上記−次蒸気噴出孔１６および′二次蒸気噴出孔１７は
、それらの噴出方向が共に噴出スラリー燃料の方向を順
次横切るように内側へ向けて設けられており、かつ−次
蒸気噴出孔１６は一次蒸気が反時計回りの旋回流を形成
するように、また二次蒸気噴出孔１７は時計回りの旋回
流を形成するように配置されている。

このような装置構成において、スラリー燃料通路１２を
流れるスラリー燃料９はスラリー燃料噴出孔１５かも流
出する。この場合、スラリー噴出孔１５内の流速はｌ　
Ｑ　＊　／　ＪＦ以下であれば摩耗が起こりにくく、実
用上問題のないことがわかっている。一方、蒸気は、−
次蒸気通路１３および二次蒸気通路１４に分けられて導
入されるが、これら−次および二次蒸気は噴出孔部で分
離すればよく、それ以前は共通となっていても差し支え
ない。

−次蒸気通路１３から流入した蒸気は、第５図および第
６図に示すように、１＠または豪数個（図では４個）の
−次蒸気噴出孔１６から反時計回りに旋回するように噴
出されてジェット流１９となり、中央のスラリー燃料噴
出孔１５から流出したスラリー燃料２０をその流出方向
空間部において削り取るように作用し、これを霧化させ
る。しかし、＃霧化されたスラリー燃料の粒度は一様に
微細なものとはなり難く、一般にジェット流１９の内側
（反時計回り側）２２では微細なものとなるが、ジェッ
ト流１９の外側（時計回り側）２１では粗くなるが、こ
のスラリー燃料粒子の粗い部分は二次蒸気の噴出により
良好に微細化される。

すなわち、二次蒸気通路１４から流入した蒸気は、１個
または複数個（図では４個）の二次蒸気噴出孔１７から
一次蒸気とは逆の時計回りに旋回するように噴出される
。咳噴出後は第７図に示すようにジェット流２３となり
、粗大スラリー燃料粒子な含む一次蒸気のジェット流１
９と交差点２４において交差衝突するが、この衝突は旋
回方向を異にするため相対速度差が大きくなる一次蒸気
に対してなされるので、上記粗大スラリー燃料粒子の微
細化が達成されることとなる。上記−次蒸気と二次蒸気
の噴出量は、前者ｌに対し後者を１．５以上とすること
が好ましい。

以上は、本発明の典型的な実施例について説明したが、
本発明は勿論これに限定されるものではな（、例えば、
スラリー燃料の但大粒子は一次蒸気ジエツト流の外側に
偏ってい本ことに注目し、この偏っている部分のみに二
次蒸気を衝突させても則様な値組化効果が得られる。ま
た、スラリー燃料噴出孔は１個に限らず複数個でもよく
、その形状も円形以外に環状のものでもよい。さらＫ。

霧化ガスは蒸気に限ることなく、例えば圧縮空気を用い
る場合にも同様な効果が得られる。

以上、本発明の霧化方法によれば、スラリー燃料と霧化
ガスとの衝突による霧化作用は各噴出孔出口の空間部で
行われるため、摩耗の問題が起こらず、長時間の使用に
対してノズル−性能の劣化はない、このため従来のよう
な高硬度の物質でノズル壁を形成する必要はなく、通常
の金属材料を用いて加工も容易に行なうことができる。

また、スラリー燃料による噴出孔の詰りの問題が少く、
仮に詰っても容易に詰りを除去することができるのでメ
ンテナンスが容易である。さらに、本発明においては、
−水霧化ガスと二次霧化ガスの旋回方向を逆にしたこと
により、その相対装置が大きくなり、これを利用して一
次霧化ガスのみでは微細化できない粗大スラリー燃料粒
子の部分が好適に微細化されるという効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、従来技術を説明するためのＹジェット型ノズ
ルの断面図、第２図は、第１図のＡ方向視図、第３図は
、本発明の霧化方法の一実施例を示す噴霧ノズルの断面
図、第４図は、第３図のＢ方向視図、第５図、第６図お
よび第７図は、本発明の霧化方法の一実施例における霧
化作用を説明する図である。１２・・・スラリー燃料通路、１３・・・−水蒸気通路
、１４・・・二次蒸気通路、１５・・・スラリー燃料噴
出振１６−・・−水蒸気噴出孔、１７・・・二次蒸気噴
出孔、１９・・・−水蒸気ジエツト流、２０・・・スラ
リー燃料、２１・・・ジェット流外側、２２・・・ジェ
ット流内側、２３・・・二次蒸気ジェット流、２４・・
・ジェット流交差点。代理人　弁理士　　川　北　武　長篇１図　　　　第２図第３図　　　　第４図６１５１１６

Claims

【特許請求の範囲】

（１）スラリー燃料噴出孔の回りに同心状に、かつ噴出
方向が噴出スラリー燃料の方向を順次横切るように定め
られた複数の霧化ガ曳噴出孔を配置し、該霧化ガス噴出
孔から一次霧化ガスおよび二次霧化ガスをその方向が互
いに逆になるように旋回流で供給し、−次層化ガスで霧
化されたスラリー燃料をさらに二次霧化ガスと衝突させ
て黴ｌ５Ｉｌ化することを特徴とするスラリー燃料の霧
化方法。（２、特許請求の範囲第１項において、二次霧化ガスに
よる衝突を部分的に行うことを特徴とするスラリー燃料
の霧化方法。