JPS5817283B2 - オムツヨウカンチタイ - Google Patents
オムツヨウカンチタイInfo
- Publication number
- JPS5817283B2 JPS5817283B2 JP50051186A JP5118675A JPS5817283B2 JP S5817283 B2 JPS5817283 B2 JP S5817283B2 JP 50051186 A JP50051186 A JP 50051186A JP 5118675 A JP5118675 A JP 5118675A JP S5817283 B2 JPS5817283 B2 JP S5817283B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- urine
- diaper
- film
- diapers
- fragrant
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Investigating Or Analyzing Non-Biological Materials By The Use Of Chemical Means (AREA)
- Absorbent Articles And Supports Therefor (AREA)
- Fats And Perfumes (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、おむつに装填することにより、乳児または老
人が大小便をしたとき、香気を発生させることによって
大小便の有無を簡単に知ることができるおむつ用感知体
に関する。
人が大小便をしたとき、香気を発生させることによって
大小便の有無を簡単に知ることができるおむつ用感知体
に関する。
さらに詳しくは本発明は香気性物質をポリビニールアル
コールフィルムで被覆したおむつ用感知体に関し、この
感知体をおむつに装填すると乳児または老人が大小便し
たとき大小便によりポリビニルアルコールが崩壊または
溶解して、中の香気性物質が揮散することにより大小便
の有無が分る。
コールフィルムで被覆したおむつ用感知体に関し、この
感知体をおむつに装填すると乳児または老人が大小便し
たとき大小便によりポリビニルアルコールが崩壊または
溶解して、中の香気性物質が揮散することにより大小便
の有無が分る。
従来おむつを使用する乳児が大小便をしたかどうかは、
乳児の表情等によって知るか、または、はどいて調べて
みなければ分らないため、その確認に不便であり手数を
要した。
乳児の表情等によって知るか、または、はどいて調べて
みなければ分らないため、その確認に不便であり手数を
要した。
このため乳児等の大小便の有無を外部から容易に知るこ
とができれば大変便利である。
とができれば大変便利である。
おむつの大小便による濡れを知る方法は、従来より、い
(つかの方法が提案されている。
(つかの方法が提案されている。
しかし、これらはいずれも欠点があり満足できる方法と
はいえない。
はいえない。
例えば電気的にランプで表示して視覚に訴える方法や、
音で感知して聴覚に訴えるものがある。
音で感知して聴覚に訴えるものがある。
いずれも電池を必要としたり、取り扱いがむずかしく、
また経済的にも不利な方法である。
また経済的にも不利な方法である。
本発明者らは香気性物質をフィルム形成物質で被覆した
ものをおむつに装填すれば、これらのフィルムが大小便
により崩壊または溶解し、香気成分が大気に揮散するこ
とにより大小便の有無が検知されることに着眼した。
ものをおむつに装填すれば、これらのフィルムが大小便
により崩壊または溶解し、香気成分が大気に揮散するこ
とにより大小便の有無が検知されることに着眼した。
これらのフィルム形成物質は水溶性で香気性物質の透過
を防ぐものでなければならず、また毒性や皮膚刺激があ
ってはならない。
を防ぐものでなければならず、また毒性や皮膚刺激があ
ってはならない。
水溶性のフィルム形成物質は種々あるが、その大部分は
香気性物質の透過が多い。
香気性物質の透過が多い。
すなわちゼラチン、アラビアゴム、トラガントゴム、ア
ミロース、α−殿粉等の天然高分子物質、メチルセルロ
ース、ヒドロキシグロビルセルロース、カルボキシメチ
ルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース等のセルロ
ース誘導体や、ポリビニールピロリドン、ポリエチレン
グリコールは水溶性、フィルム形成性、毒性や皮膚刺激
性等ではほぼ問題ないが、香気性物質の透過が多く実用
に供し得ない。
ミロース、α−殿粉等の天然高分子物質、メチルセルロ
ース、ヒドロキシグロビルセルロース、カルボキシメチ
ルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース等のセルロ
ース誘導体や、ポリビニールピロリドン、ポリエチレン
グリコールは水溶性、フィルム形成性、毒性や皮膚刺激
性等ではほぼ問題ないが、香気性物質の透過が多く実用
に供し得ない。
本発明者らは鋭意研究の結果ポリ酢酸ビニールをケン化
した、いわゆるポリビニールアルコール(以下PVAと
いう)が水溶性、フィルム形成性、香気性物質の透過防
止性、毒性、皮膚刺激の安全性等の見地から充分満足で
きるものであることを見い出した。
した、いわゆるポリビニールアルコール(以下PVAと
いう)が水溶性、フィルム形成性、香気性物質の透過防
止性、毒性、皮膚刺激の安全性等の見地から充分満足で
きるものであることを見い出した。
本発明に用いられるPVAはケン化度が水溶性および透
過防止性の観点から50〜90%のものであることを要
し特に75〜85%のものが好ましい。
過防止性の観点から50〜90%のものであることを要
し特に75〜85%のものが好ましい。
第1表に各種フィルム形成物質のフィルムに対する香気
性物質(レモン油)の透過度を示す。
性物質(レモン油)の透過度を示す。
−旬いせず
± やや匂う
十 はっきりと匂いを認めた
フィルムは各物質を水溶液とし可塑剤としてグリセリン
を各物質に対し5%(W/W)添加したものを、ポリエ
チレンフィルム上に塗布し、乾燥後、約0.05mmに
したものを用いた。
を各物質に対し5%(W/W)添加したものを、ポリエ
チレンフィルム上に塗布し、乾燥後、約0.05mmに
したものを用いた。
テストの方法は直径30mm高さ20朋のガラスシャー
レにレモン油1′?を入れほぼ同直径の上記フィルムで
覆って、周囲をパラフィンろうで接着してシャーレを密
封し、次にこのシャーレを直径50mrtt高さ50m
mのふたつきガラス容器に入れ、。
レにレモン油1′?を入れほぼ同直径の上記フィルムで
覆って、周囲をパラフィンろうで接着してシャーレを密
封し、次にこのシャーレを直径50mrtt高さ50m
mのふたつきガラス容器に入れ、。
ふたと容器の間にはシリコーングリースをぬり、気密性
を保たせた。
を保たせた。
この容器を25℃恒温槽に入れ、経口毎に外槽のガラス
容器のふたをとり匂いを官能検査した。
容器のふたをとり匂いを官能検査した。
第1表より、PVAフィルムは長期間にわたり。
はとんどレモン油の匂いを透過しないことが分る。
次にメチルセルロース、カルボキシメチルセルロースが
、1日程度の非透過性を示したが、実際におむつに装填
した際、溶解不良のため適格な感知ができないことが判
明した。
、1日程度の非透過性を示したが、実際におむつに装填
した際、溶解不良のため適格な感知ができないことが判
明した。
本発明で使用する香気性物質としては揮発性であり、ま
た無毒で刺激性がない安全性の高いものであって、PV
Aフィルムを溶解または変質させないものであれば、固
体であっても液体であってもよい。
た無毒で刺激性がない安全性の高いものであって、PV
Aフィルムを溶解または変質させないものであれば、固
体であっても液体であってもよい。
水溶性の香料は不適である。香気性物質の被覆法は常法
でよく、例えば香気性物質が固体である場合は直接PV
Aフィルムでヒートシールするか錠剤にしたり、油に溶
解してヒートシールする。
でよく、例えば香気性物質が固体である場合は直接PV
Aフィルムでヒートシールするか錠剤にしたり、油に溶
解してヒートシールする。
また香気性物質が液体の場合は、これを油に溶解したり
、紙や粉末等にしみこませたものをヒートシールするか
、粉末等に耐着せしめたものを錠剤にしてヒートシール
する方法等がある。
、紙や粉末等にしみこませたものをヒートシールするか
、粉末等に耐着せしめたものを錠剤にしてヒートシール
する方法等がある。
また特に液体のものをPVAフィルムによりマイクロカ
プセル化することも可能である。
プセル化することも可能である。
おむつとしては布製のおむつでも紙製のおむつでもよく
、またその形状もいかなるものでもよい。
、またその形状もいかなるものでもよい。
おむつに本発明に係る感知体を装填する方法としては、
大小便の及ぶ範囲で適当な位置、例えば、おむつの間と
か特別に設けたポケットとかに装填する。
大小便の及ぶ範囲で適当な位置、例えば、おむつの間と
か特別に設けたポケットとかに装填する。
マイクロカプセル化したものの場合には適当な接着剤を
用いて、おむつに接着して使用できる。
用いて、おむつに接着して使用できる。
本発明によれば、乳児等が大小便をしたことを直ちに知
ることができる結果、おむつの交換をつねに適当な時期
に行うことができるが、このことは乳児等の衛生上ひい
ては健康管理上極めて有用なことである。
ることができる結果、おむつの交換をつねに適当な時期
に行うことができるが、このことは乳児等の衛生上ひい
ては健康管理上極めて有用なことである。
次に実施例を示す。
実施例 1
速崩壊性賦形剤パーフィラー101(登録商標)(フロ
イント産業製) 146m9、ハツカ油2〜およびハツ
カ脳2m9を直径7 mrn 1錠150m9に打錠し
たもの1錠をケン化度80%、厚さ0.5 mmのPV
Aフィルム(30mmX 30mm)で上下から包み、
医薬品の錠剤をつくる際に通常使用するヒートシーラー
で4方をヒートシールした。
イント産業製) 146m9、ハツカ油2〜およびハツ
カ脳2m9を直径7 mrn 1錠150m9に打錠し
たもの1錠をケン化度80%、厚さ0.5 mmのPV
Aフィルム(30mmX 30mm)で上下から包み、
医薬品の錠剤をつくる際に通常使用するヒートシーラー
で4方をヒートシールした。
これを紙おむつの小便または大便があたる位置に装填し
、乳児に用いた結果、30例中28例においては大小便
を感知することができ、2例は感知することができなか
った。
、乳児に用いた結果、30例中28例においては大小便
を感知することができ、2例は感知することができなか
った。
この2例は小便を伴わず、かつ極めて少ない大便でかつ
硬質であったためフィルムが崩壊していなかったためで
ある。
硬質であったためフィルムが崩壊していなかったためで
ある。
小便のみの場合は100%感知可能で、大便の場合も小
便を伴うが、通常の水分量の大便では充分感知できるこ
とが分った。
便を伴うが、通常の水分量の大便では充分感知できるこ
とが分った。
実施例 2
実施例1において、錠剤にかえ、レモン油5%(W/W
)を含むオリーブ油ioom9を用いる以外は同様に作
製した被覆体を紙おむつの小便または大便があたる位置
に装填し、10人の乳児に用いたところ、10例とも大
小便を感知できた。
)を含むオリーブ油ioom9を用いる以外は同様に作
製した被覆体を紙おむつの小便または大便があたる位置
に装填し、10人の乳児に用いたところ、10例とも大
小便を感知できた。
実施例 3
実施例1に用いた錠剤を、定温でPVA(ケン化度83
%)7%水溶液を医薬品のフィルムコーチング機を用い
てスプレーしフィルムシートしたものをおむつに装填し
実施例1と同様のテストを行い極めて良好な結果を得た
。
%)7%水溶液を医薬品のフィルムコーチング機を用い
てスプレーしフィルムシートしたものをおむつに装填し
実施例1と同様のテストを行い極めて良好な結果を得た
。
Claims (1)
- 1 香気性物質をポリビニールアルコールフィルムで被
覆したおむつ用感知体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP50051186A JPS5817283B2 (ja) | 1975-04-26 | 1975-04-26 | オムツヨウカンチタイ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP50051186A JPS5817283B2 (ja) | 1975-04-26 | 1975-04-26 | オムツヨウカンチタイ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS51127850A JPS51127850A (en) | 1976-11-08 |
JPS5817283B2 true JPS5817283B2 (ja) | 1983-04-06 |
Family
ID=12879819
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP50051186A Expired JPS5817283B2 (ja) | 1975-04-26 | 1975-04-26 | オムツヨウカンチタイ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5817283B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03121932U (ja) * | 1990-03-28 | 1991-12-12 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8497409B2 (en) | 2008-02-29 | 2013-07-30 | Kimberly-Clark Worldwide, Inc. | Absorbent article having an olfactory wetness signal |
-
1975
- 1975-04-26 JP JP50051186A patent/JPS5817283B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03121932U (ja) * | 1990-03-28 | 1991-12-12 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS51127850A (en) | 1976-11-08 |
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