JPS5816870B2 - キンカンベツヨウバイチ - Google Patents
キンカンベツヨウバイチInfo
- Publication number
- JPS5816870B2 JPS5816870B2 JP50126533A JP12653375A JPS5816870B2 JP S5816870 B2 JPS5816870 B2 JP S5816870B2 JP 50126533 A JP50126533 A JP 50126533A JP 12653375 A JP12653375 A JP 12653375A JP S5816870 B2 JPS5816870 B2 JP S5816870B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- medium
- capillary
- bacteria
- test
- culture medium
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Measuring Or Testing Involving Enzymes Or Micro-Organisms (AREA)
- Mushroom Cultivation (AREA)
- Apparatus Associated With Microorganisms And Enzymes (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は菌の鑑別用培地に係り、その目的とするところ
は、少量の供試菌で簡単な操作で菌の鑑別を行うことの
できる菌鑑別用培地を提供せんとするにある。
は、少量の供試菌で簡単な操作で菌の鑑別を行うことの
できる菌鑑別用培地を提供せんとするにある。
菌の性状を検査してその菌を同定するための培地として
は、従来多くのものが知られている。
は、従来多くのものが知られている。
就中、菌の利用分解物によって培地のPHが変化し、そ
の培地中の試薬等を呈色せしめる性質検査としては次の
ものがある。
の培地中の試薬等を呈色せしめる性質検査としては次の
ものがある。
■ 炭水化物からの酸の産生性
ブドウ糖、乳糖、白糖、イノジット、ソルビット、ラム
ノース、アラビノース、アミグダリン等。
ノース、アラビノース、アミグダリン等。
■ 炭素源としての有機酸の利用性
酒石酸、クエン酸、粘液酸、酢酸、乳酸、ピルビン酸、
マロン酸等。
マロン酸等。
■ デカルボキシラーゼ・テス) (TayIorの方
法) リジン、オルニチンのデカルボキシラーゼおよびアルギ
ニンのジヒドロラーゼ活性を調べる。
法) リジン、オルニチンのデカルボキシラーゼおよびアルギ
ニンのジヒドロラーゼ活性を調べる。
■ 0NPGテスト
〇−孕トロフェノールーβ−D〜ガラクトピラノシド(
ONPG)を基質としてβ−ガラクトシダーゼ活性を調
べる。
ONPG)を基質としてβ−ガラクトシダーゼ活性を調
べる。
■ 尿素の分解性
ウレアーゼ活性を調べる。
従来、これらの諸性質を調べる方法としては、これを確
認するための培地を通常、直径10〜15311−長さ
100mm前後の小試験管に約0.5 dずつ無菌分注
し、菌を接種後4〜6時間培養してその色調の変化によ
って判定する方法が採用されていた。
認するための培地を通常、直径10〜15311−長さ
100mm前後の小試験管に約0.5 dずつ無菌分注
し、菌を接種後4〜6時間培養してその色調の変化によ
って判定する方法が採用されていた。
しかし、この従来法によるときは、■多量の培地と多量
の供試菌を必要とする、◎試験管を操作するために嵩張
り、一回に多検体を培養することが困難である。
の供試菌を必要とする、◎試験管を操作するために嵩張
り、一回に多検体を培養することが困難である。
θ試験に先立って常に培地を調製しなければならない。
O試験後には培地を試験管からとり出してよく洗浄しな
ければならない等の種々の欠点を有し、菌の鑑別操作を
繁雑かつ専門的なものとしていた。
ければならない等の種々の欠点を有し、菌の鑑別操作を
繁雑かつ専門的なものとしていた。
斯る情況において、本発明者はこの欠点を除去し、簡単
な操作で菌の鑑別を行うべく種々研究を重ねた結果、従
来の試験管に代えて培地をキャピラルに充填することに
よって当該欠点を解決することに成功し、本発明を完成
した。
な操作で菌の鑑別を行うべく種々研究を重ねた結果、従
来の試験管に代えて培地をキャピラルに充填することに
よって当該欠点を解決することに成功し、本発明を完成
した。
すなわち、本発明は菌の生育によって色調が変化する培
地をキャピラルに充填してなる菌鑑別用培地である。
地をキャピラルに充填してなる菌鑑別用培地である。
菌の生育によって色調の変化する培地としては、色調の
変化によって菌の鑑別を行っていた従来の液体培地の倒
れをも用いることができ、例えばSa 1mone 1
1aおよびShigellaの鑑別用培地のIM培地(
乳糖、白糖及び尿素の分解テストの組み合せ)等が挙げ
られる。
変化によって菌の鑑別を行っていた従来の液体培地の倒
れをも用いることができ、例えばSa 1mone 1
1aおよびShigellaの鑑別用培地のIM培地(
乳糖、白糖及び尿素の分解テストの組み合せ)等が挙げ
られる。
キャピラルとしては、毛細管現象によって液体培地がキ
ャピラル内部に吸入される透明な材質のものであれば、
その太さおよび長さに特に制限はないが、操作および判
定の容易性の点から内径0.6〜1.5 mrn、長さ
9Omvt位のガラスまたはプラスチック製のものが好
ましい。
ャピラル内部に吸入される透明な材質のものであれば、
その太さおよび長さに特に制限はないが、操作および判
定の容易性の点から内径0.6〜1.5 mrn、長さ
9Omvt位のガラスまたはプラスチック製のものが好
ましい。
キャピラルに液体培地を充填するには、液体培地にキャ
ピラルの一端を当接せしめれば毛細管現象によってキャ
ピラル中に培地が充填される。
ピラルの一端を当接せしめれば毛細管現象によってキャ
ピラル中に培地が充填される。
斯くして充填されたものはそのまま直ちに菌の鑑別に使
用できるが、これを一旦凍結乾燥等によって乾燥して保
存し、その使用時水を補給して乾燥前の状態に戻し、使
用することもできる。
用できるが、これを一旦凍結乾燥等によって乾燥して保
存し、その使用時水を補給して乾燥前の状態に戻し、使
用することもできる。
本発明の菌鑑別用培地を用いて菌を鑑別するには、鑑別
用培地をほぼ水平に保ってキャピラルの一端を供試菌の
集落に軽く当接する。
用培地をほぼ水平に保ってキャピラルの一端を供試菌の
集落に軽く当接する。
このとき通常供試菌の一コロニーが採取される。
次いでこのキャピラルは第1図に示す如く、水平に保っ
て培養し、そのキャピラルを通して観察される培地の色
調の変化で判定する。
て培養し、そのキャピラルを通して観察される培地の色
調の変化で判定する。
尚図面中、1はキャピラル、2は培地、3は固定台であ
る。
る。
また第2図は本発明の菌鑑別用培地を示す。
以上の如く、本発明の菌鑑別用培地は叙上の如く構成さ
れているので、■培地が少量ですむと共に極めて少ない
供試菌の鑑別が可能である、◎簡単な操作で一回に多検
体の試験を行うことができる、O培地が予め用意されて
いるので、試験に先立って培地を調製する必要がないの
で、専門的知識を有することなく、簡単に試験を行うこ
とができる、■試験後はそのまま廃棄できるので後処理
が容易である等の種々の利点を有する。
れているので、■培地が少量ですむと共に極めて少ない
供試菌の鑑別が可能である、◎簡単な操作で一回に多検
体の試験を行うことができる、O培地が予め用意されて
いるので、試験に先立って培地を調製する必要がないの
で、専門的知識を有することなく、簡単に試験を行うこ
とができる、■試験後はそのまま廃棄できるので後処理
が容易である等の種々の利点を有する。
次に実施例を挙げて説明する。
実施例
(I)IM培地
ペプトン 2.0 (1
))塩化ナトリウム 0.5
乳 糖 1.0白
糖
0,5尿 糖 2
.OIM指示薬(アンドレードの指示薬 1.0に
チモール・ブルーを0.4%に溶解) 精製水 100m1 (II) 操作法 培地およびキャピラル(内径0.8 mm、長さ90關
のガラス管)を予め滅菌する。
))塩化ナトリウム 0.5
乳 糖 1.0白
糖
0,5尿 糖 2
.OIM指示薬(アンドレードの指示薬 1.0に
チモール・ブルーを0.4%に溶解) 精製水 100m1 (II) 操作法 培地およびキャピラル(内径0.8 mm、長さ90關
のガラス管)を予め滅菌する。
試験菌を分離培地に接種し、37℃で一夜培養し、多く
の集落を得たらそのうちの独立している集落をスクリー
ニングする。
の集落を得たらそのうちの独立している集落をスクリー
ニングする。
キャピラルに無菌的に培地を吸い上げ、キャピラルを水
平に保って、その一端をその集落に軽く当接して菌を採
取し、これを水平に保って37℃で培養し、培養開始後
2.3.4.5.6、7時間毎に培地の変化を観察した
。
平に保って、その一端をその集落に軽く当接して菌を採
取し、これを水平に保って37℃で培養し、培養開始後
2.3.4.5.6、7時間毎に培地の変化を観察した
。
尚キャピラルの固定には粘土を用いた。
また対照として、同一の培地を小試験管(直径15mm
、長さ100m5)に0.5 mlとり、同一の集落か
ら白金耳にて釣菌接種し、同様に培養を行った。
、長さ100m5)に0.5 mlとり、同一の集落か
ら白金耳にて釣菌接種し、同様に培養を行った。
(組 結果
その結果は次表のとうりである。
但し、判定は次の基準で行った。
一:培地の色に変化のないもの
+:培地が赤あるいは深青色に変化したもの(−+−)
:わずかであるが培地の色が変化したもの以上の結果か
ら明らかな如く、IM培地を使用するSa 1mone
l l aおよびShigellaのスクリーニング
として本発明培地は充分その効果が認められ、従来法で
4〜6時間を必要とするものを本発明培地によれば3〜
5時間で判定が可能である。
:わずかであるが培地の色が変化したもの以上の結果か
ら明らかな如く、IM培地を使用するSa 1mone
l l aおよびShigellaのスクリーニング
として本発明培地は充分その効果が認められ、従来法で
4〜6時間を必要とするものを本発明培地によれば3〜
5時間で判定が可能である。
第1図は本発明鑑別用培地を使用して培養を行う場合の
実施説明図、第2図は本発明鑑別用培地である。
実施説明図、第2図は本発明鑑別用培地である。
Claims (1)
- 1 菌の生育によって色調が変化する培地をキャピラル
に充填したことを特徴とする菌鑑別用培地。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP50126533A JPS5816870B2 (ja) | 1975-10-21 | 1975-10-21 | キンカンベツヨウバイチ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP50126533A JPS5816870B2 (ja) | 1975-10-21 | 1975-10-21 | キンカンベツヨウバイチ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5251086A JPS5251086A (en) | 1977-04-23 |
JPS5816870B2 true JPS5816870B2 (ja) | 1983-04-02 |
Family
ID=14937546
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP50126533A Expired JPS5816870B2 (ja) | 1975-10-21 | 1975-10-21 | キンカンベツヨウバイチ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5816870B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2651793B1 (fr) * | 1989-09-14 | 1991-12-06 | Cassou Robert | Tubes ou paillettes pour la conservation cryogenique d'echantillons biologiques tels que virus, et procede de remplissage. |
EP2798076B1 (en) | 2011-12-28 | 2019-04-10 | 3M Innovative Properties Company | Method of detecting a salmonella microorganism |
-
1975
- 1975-10-21 JP JP50126533A patent/JPS5816870B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5251086A (en) | 1977-04-23 |
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