JPS5816852Y2 - 薄鋼板を埋設した耐摩耗ウレタンライニング材 - Google Patents

薄鋼板を埋設した耐摩耗ウレタンライニング材

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Publication number
JPS5816852Y2
JPS5816852Y2 JP1928178U JP1928178U JPS5816852Y2 JP S5816852 Y2 JPS5816852 Y2 JP S5816852Y2 JP 1928178 U JP1928178 U JP 1928178U JP 1928178 U JP1928178 U JP 1928178U JP S5816852 Y2 JPS5816852 Y2 JP S5816852Y2
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JP
Japan
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wear
lining material
urethane rubber
thin steel
steel plates
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Expired
Application number
JP1928178U
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JPS54123575U (ja
Inventor
功 石崎
喜久男 平島
Original Assignee
株式会社金陽社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は粉粒体輸送用板又は管の該粉粒体滑り面に設け
たライニング材の改良に関するものである。
従来粉粒体を輸送するに際し該粉粒体の滑り運動に伴う
滑り面に灯す□る摩耗の問題は鉱工業関係において広く
遭遇しているトラブルであり、製鉄、非鉄精錬、化学工
業、製紙工業、上布建設、更に最近では海□洋開発等広
い範囲に及んでおり、鉱石、石炭、コークス等の粉砕、
輸送或は、浚渫作業等にお、する土砂の輸□送等に見ら
れる□ものである。
この場合粉粒体の滑り運動に伴う摩耗を防止する方法と
しては、通常滑り面の寸法を極度に本きくするとか、或
は普通鋼より高硬度を有する高マンガン鋼、高クロム鋳
鋼等の合金鋼を用いるとか又は玄武岩を溶融鋳造して高
硬度にした合成石を用いているものであるが、これらの
ものの耐摩耗性は普通鋼より優れているものの決して使
用側にとって満足すべきものではない。
即ちこれらの特殊鋼は高価であり、且つ部品重量が大き
くなる点がら交換作業が難渋し、或は装置の停止に伴う
経済面及び生産性の面での損失が極めて大きいといった
幾多の欠点を有するものであった。
粉粒体の運動に伴う滑り面の摩耗は、粉粒体が滑り面に
衝突することによって傷が発生し、その傷が成長するこ
とから始まるものであり、粉粒体の衝突力が衝突角度に
よって、その水平分力が引っかき傷を、垂直分力が押し
込み傷を滑り面に与えるものであるが、滑り運動をする
場合には前者が圧倒的に多くなる。
従って丁度バイトで平面切削加工を行ったり或はヤスリ
で平面を削りとる形態を呈するが、当然のこととして衝
突エネルギーの大なるに伴って摩耗度は増大する。
これの改良として第1図Aに示す如く鋼板1上にウレタ
ンゴムライニング2を施したものが出現されである。
このライニング材は軽量にして且つ優れた弾性を有する
ため衝突エネルギーを容易に吸収し応力緩和の役目を果
し、摩耗量の減少を図ることが出来うるか、機械的強度
に劣るため僅かな傷が生成した場合、時間の経過と共に
傷が戒長し、第1図Bに示す如く遂には片3,3.3と
なって母体のウレタンゴム2より剥脱し摩耗現象を生起
する。
又片が剥脱する際に母体には傷が残存した状態にあるの
で、次の時点では剥脱する片が順次大きな片になるため
時間の経過と共に摩耗量が急激に増加する傾向を示す。
本考案はかかる現状に鑑み鋭意研究を行った結果、粉粒
体輸送用の板又は管において、該粉粒体に対して耐摩耗
性に優れたう、イニング材を見出したものである。
即ち本考案は板又は管の該粉粒体滑り面に設けた耐摩耗
性ライニング材において、つレタンゴムライニング層の
内部に多数の小孔を穿設した薄鉄板又は鋼板を所望間隔
毎に埋設し且つ鉄板とウレタンゴム層とを強固に接着せ
しめることを特徴とするものである。
本考案の1例を図面について詳述する。
即ち第2図Aに示す如く鉄板又は鋼板1面に設けたウレ
タンゴムライニング層2の中に径1〜3mmの多数の小
孔5,5.5を穿設した厚さ1〜2mmの薄鋼板4,4
.4を2〜3mmの間隔毎に埋設し、全体の厚みを20
〜40mmに形成すると共に薄鋼板の両面及び小孔部分
をウレタンゴム層2と強固に接着したものである。
このように本考案はウレタンゴムの弾性によって衝突エ
ネルギーの応力を緩和し傷の成長を防止すると共にウレ
タンゴムと薄鋼板との接着力が抗力となるため摩耗によ
り傷を生じたとしても、この傷は小さな片3,3.3に
しか成長せず従って大きく剥脱することがない。
又摩耗の度合が進行して該鋼板が露出したとしても、該
鋼板の下層のウレタンゴム層が保護の役目を果すという
ことを繰返すことによりライニング材としての耐摩耗性
を著しく向上せしめることができるものである。
次に本考案の実施例について説明する。
水100重量部、カーポランダム井2030重量部、白
河珪砂井1040重量部からなるスラリーを、第1表に
示す如き各種の板面に速度150 m7分、温度30℃
の条件にて200時間、400時間及び700時間夫々
吹付け、その摩耗度をスラリー摩耗試験器により測定し
た。
その結果は第1表に示す通りである。
注(1)本考案品は厚さ2mmの薄鋼板をウレタンゴム
層中に間隔3mmをおいて2枚埋設したものであり、全
体厚lQmmのものを使用した。
(2)数値は何れも本考案品の摩耗度を1とした場合の
比率である。
上表から明らかの如く本考案品によれば優れた耐摩耗性
を有することを示した。
実施例 2 水平面に対し60’の傾斜を有するシュータ−に1mの
高さからコーク文60%を含む粉磁石(粒径2 mm)
を落下し、これを滑らせて移動させる面に、普通鋼板(
厚さ60mm)、ウレタンゴムライニング(厚さ6Q
mm)及び実施例1における本考案品(厚さ20 mm
)を使用して夫々摩耗日数を測定した結果は第2表に示
す通りである。
第2表 普通鋼 7日 ウレタンゴム 26日 本考案品 62日 以上詳述した如く本考案によれば耐摩耗性に優れたライ
ニング材をうるため粉粒体の輸送するための管等に適用
して極めて有用なものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のウレタンゴムライニング材を示すもので
あり、人は摩耗前の断面図、B?よ摩耗後の断面図、第
2図は本考案つレタンゴムライニンク゛材を示すもので
あり、Aは摩耗前の断面図、Bは摩耗後の断面図である
。 □1・・・・・・鋼板、2・・・・・
・ウレタンゴムライニング層、3・・・・・・片、4・
・・・・・薄鋼板、5・・・・・・十」\孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 粉粒体輸送用板又は管の該粉粒体滑り面に設けた耐摩耗
    ライニング材において、ウレタンゴムライニング層の内
    部に多数の小孔を穿設した薄鉄板又は鋼板を所望間隔毎
    に埋設し且つ鉄板とウレタンゴム層とを強固に接着せし
    めることを特徴とする薄鋼板を埋設した耐摩耗ウレタン
    ライニング材。
JP1928178U 1978-02-17 1978-02-17 薄鋼板を埋設した耐摩耗ウレタンライニング材 Expired JPS5816852Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1928178U JPS5816852Y2 (ja) 1978-02-17 1978-02-17 薄鋼板を埋設した耐摩耗ウレタンライニング材

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JP1928178U JPS5816852Y2 (ja) 1978-02-17 1978-02-17 薄鋼板を埋設した耐摩耗ウレタンライニング材

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS54123575U JPS54123575U (ja) 1979-08-29
JPS5816852Y2 true JPS5816852Y2 (ja) 1983-04-05

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ID=28848091

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JP1928178U Expired JPS5816852Y2 (ja) 1978-02-17 1978-02-17 薄鋼板を埋設した耐摩耗ウレタンライニング材

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