JPS5816792Y2 - テニスラケットボ−ル接触位置表示装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はテニス・プレイ中に、ボールがラケットのどの
位置に接触したかを、ボールの接触直後に表示装置に表
示せしめるための装置に係り、以下図面に示す実施例を
参照して説明する。

図において１はテニスラケットで、そのフレーム５には
マイクロフォン２，３及び４が取付られている。

６は各マイクロフォンに接続された送信器、７はアンテ
ナ、８は受信器、９はマイクロプロセッサ、１０はテレ
ビ受信機である。

今、ラケット１にボール１１が接触すると、その時発生
する音が各マイクロフォン２〜４で検出され、その出力
は送信器６により電波となって送信される。

この電波はアンテナ７を介して受信器８で受信され、受
信出力はマイクロプロセッサ９に与えられる。

マイクロプロセッサ９は３つのマイクロフォンに音が到
達する時間差によってラケット１に対するボール１１の
接触位置を算出し、テレビ受信機１０のブラウン管１２
上にスポット１３として表示する。

この場合ブラウン管１２上にはラケット１に対応するパ
ターン１４を表示せしめておくのがよい。

また下記のような機能も具備せしめれば好適である。

（１）その都度スポットを消さないようにすれば、連打
することによりボールの接触位置の分布を観察できる。

（２）ラケットでボールをジャストミートした時にチャ
イム等をならすようにする。

（３）ブラウン管上に、打数、ジャストミート数、ジャ
ストミート打率等を合せて表示するように構成する。

なお、表未装置としてはブラウン管だけでなく、Ｘ−Ｙ
レコーダ等も使用可能で、また音声発生装置１５を設け
、マイクロプロセッサ９により、結果に応じてラケット
の打ち方等に対し一定のアドバイス等を与えるようにす
ることもできる。

以上説明した所から明らかなように本考案によれは、ワ
イヤレス方式なのでプレイに支障なく大きな練習効果を
あげることができる。

また種々の演算処理を施すことによりゲーム的効果を楽
しむようにすることもでき、表示装置として家庭用テレ
ビ受信機を使用可能なので安価にもなしうる。

【図面の簡単な説明】

図は本考案の一実施例の路線図である。 １；テニスラケット、２〜４；マイクロフォン、６；送
信器、７；受信器、９；マイクロプロセッサ、１０；テ
レビ受信機、１１；ボール、１２；ブラウン管、１３；
スポット、１４；ラケットパターン。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. テニスラケットに取付られた少くとも３個のマイクロフ
   ォンと、該マイクロフォンの出力を送信する送信器と、
   送信される電波を受信する受信器と、該受信器の出力か
   ら前記テニスラケットにおけるボールの接触位置を算出
   する演算器と、該演算器の出力により上記ボールの接触
   位置を表示する表示装置とを備えたことを特徴とするテ
   ニスラケットボール接触位置表示装置。