JPS5816403B2 - セメントミルク等注入工法におけるミルク注入率自動制御方法 - Google Patents
セメントミルク等注入工法におけるミルク注入率自動制御方法Info
- Publication number
- JPS5816403B2 JPS5816403B2 JP54120444A JP12044479A JPS5816403B2 JP S5816403 B2 JPS5816403 B2 JP S5816403B2 JP 54120444 A JP54120444 A JP 54120444A JP 12044479 A JP12044479 A JP 12044479A JP S5816403 B2 JPS5816403 B2 JP S5816403B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- injection amount
- injection
- milk
- time
- penetration
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Consolidation Of Soil By Introduction Of Solidifying Substances Into Soil (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、場所打ち杭や柱列山土壁用のソイルパイル造
成さらには、軟弱地盤改良工事等の造成手段の一つで、
掘削機により地中を掘削進行しながら、その掘削土砂に
セメントミルク等を注入し両者を混合撹拌することによ
ってフィルパイルや軟弱地盤改良を行うセメントミルク
等注入工法におけるミルク注入率自動制御方法に関する
。
成さらには、軟弱地盤改良工事等の造成手段の一つで、
掘削機により地中を掘削進行しながら、その掘削土砂に
セメントミルク等を注入し両者を混合撹拌することによ
ってフィルパイルや軟弱地盤改良を行うセメントミルク
等注入工法におけるミルク注入率自動制御方法に関する
。
従来、上述セメントミルク等注入工法のミルク注入手段
としては、掘削機の貫入時または引抜時においてミルク
注入を行っており、そのミルク注入制御としては、掘削
機の貫入または引抜き速度に見合ったミルク注入量にて
制御を行っていた。
としては、掘削機の貫入時または引抜時においてミルク
注入を行っており、そのミルク注入制御としては、掘削
機の貫入または引抜き速度に見合ったミルク注入量にて
制御を行っていた。
しかしながら、掘削機の貫入工程でミルクの注入量を制
御することは、地盤条件等により貫入速度の変動が大き
くなるため複雑な注入量制御装置が必要となるばかりか
、固い地盤においては貫入速度が微小となるので、注入
量制御の範囲外となり、また、ミルクをある程度注入し
ながら施工しなければ能率が悪くなる等の欠点がある。
御することは、地盤条件等により貫入速度の変動が大き
くなるため複雑な注入量制御装置が必要となるばかりか
、固い地盤においては貫入速度が微小となるので、注入
量制御の範囲外となり、また、ミルクをある程度注入し
ながら施工しなければ能率が悪くなる等の欠点がある。
また、掘削機引抜時にミルクの注入量制御を行うことは
、土砂とミルクの撹拌効率が悪くなるばかりか、注入量
によって引抜き速度が限られるため、施工能率が悪くな
る等の欠点がある。
、土砂とミルクの撹拌効率が悪くなるばかりか、注入量
によって引抜き速度が限られるため、施工能率が悪くな
る等の欠点がある。
本発明は上述従来の事情に鑑みて検討の結果、掘削機の
貫入速度の変動が大きくても、また、注入量を増して貫
入しなければならない地盤であっても、その注入量を補
正して注入制御を可能とするミルク注入率自動制御方法
を提供することを目的とするものであって、その要旨と
するところは、掘削機の貫入装置と、演算および制御装
置とを備え、前記速度検出装置による検出速度に関係な
く貫入時に目標注入量よりも少なく注入しながらその注
入量を深度側に記憶させ、貫入時の瞬時注入量を層別注
入量に変換すると共に、引上時には注入量を瞬時注入量
に変換し、さらに制御装置により引上げ速度の変化に対
応する注入量にコントロールし、もって、演算装置にて
目標注入量、貫入時の社大量から引上げ時の注入量を算
出して所定量のミルク注入を行うことにある。
貫入速度の変動が大きくても、また、注入量を増して貫
入しなければならない地盤であっても、その注入量を補
正して注入制御を可能とするミルク注入率自動制御方法
を提供することを目的とするものであって、その要旨と
するところは、掘削機の貫入装置と、演算および制御装
置とを備え、前記速度検出装置による検出速度に関係な
く貫入時に目標注入量よりも少なく注入しながらその注
入量を深度側に記憶させ、貫入時の瞬時注入量を層別注
入量に変換すると共に、引上時には注入量を瞬時注入量
に変換し、さらに制御装置により引上げ速度の変化に対
応する注入量にコントロールし、もって、演算装置にて
目標注入量、貫入時の社大量から引上げ時の注入量を算
出して所定量のミルク注入を行うことにある。
以下本発明方法の実施例を示した図面に基いて詳述する
。
。
海底の軟弱地盤改良施工例を示した第１図において、１
は、航行もしくは曳航によって自由な位置に停止可能な
作業船２に架装機３を介して鉛直に駆動昇降自在に支持
されたオーガードリル１ａを順次下降させることによっ
て地盤Ｇを掘削進行する掘削機である。
は、航行もしくは曳航によって自由な位置に停止可能な
作業船２に架装機３を介して鉛直に駆動昇降自在に支持
されたオーガードリル１ａを順次下降させることによっ
て地盤Ｇを掘削進行する掘削機である。
掘削機１には、セメントと水を混練して注入セメントミ
ルク等を作成する図示しない混線プラントを具備する。
ルク等を作成する図示しない混線プラントを具備する。
これは、図示しないセメントサイロ、水タンク、セメン
トおよび送り出し用スクリューコンベヤ、各材料の計量
器ミキサーならびにフロート式スイッチなどのレベルス
イッチによってセメントミルクを最大吐出量以上の範囲
で定量貯溜できるように構成されたセメントミルク仮置
タンクとを備え、該仮置タンクには吐出量可変式のセメ
ントミルクポンプが接続されている。
トおよび送り出し用スクリューコンベヤ、各材料の計量
器ミキサーならびにフロート式スイッチなどのレベルス
イッチによってセメントミルクを最大吐出量以上の範囲
で定量貯溜できるように構成されたセメントミルク仮置
タンクとを備え、該仮置タンクには吐出量可変式のセメ
ントミルクポンプが接続されている。
そして、前記掘削機１の運転に伴ない、そのオーガード
リル１ａにより地盤Ｇを掘削し貫入しながら、その掘削
土砂に、前記混練プラントで作成され、その仮置タンク
内に貯溜されたセメントミルクを、前記ポンプおよび接
続ホース４を介して注入し、両者を混合撹拌することに
より、地盤Ｇにソイルパイルまたは改良部ｇを造成する
のである。
リル１ａにより地盤Ｇを掘削し貫入しながら、その掘削
土砂に、前記混練プラントで作成され、その仮置タンク
内に貯溜されたセメントミルクを、前記ポンプおよび接
続ホース４を介して注入し、両者を混合撹拌することに
より、地盤Ｇにソイルパイルまたは改良部ｇを造成する
のである。
上述のようなソイルパイルまたは改良部ｇを造。
成するセメントミルク等注入工法におけるミルク注入率
自動制御方法の実施にあたり、本発明では、前記オーガ
ードリル１ａの昇降を司どる巻取り式ワイヤー５の単位
時間当りの繰出量および巻上げ量をもって、前記掘削機
１の掘削速度および引上げ。
自動制御方法の実施にあたり、本発明では、前記オーガ
ードリル１ａの昇降を司どる巻取り式ワイヤー５の単位
時間当りの繰出量および巻上げ量をもって、前記掘削機
１の掘削速度および引上げ。
速度を検出する速度検出装置６と、セメントミルク注入
量を検出する注入量検出装置７と、貫入時の注入量を記
憶する記憶装置８と、演算および制御装置９を設けであ
る。
量を検出する注入量検出装置７と、貫入時の注入量を記
憶する記憶装置８と、演算および制御装置９を設けであ
る。
第２図は、陸上での実施の態様例を示したもの弓で、掘
削機１は、クローラ１０走行によって自由な位置にセッ
ト可能であり、これは、車体２ａに架装機３を介して鉛
直または略鉛直面を駆動昇降自在に支持されたオーガー
ドリル１ａを順次下降させることによって地盤Ｇを掘削
進行するものであって、他は前述の海底における実施の
態様例と同様にそれぞれの装置を具備してなるものであ
る。
削機１は、クローラ１０走行によって自由な位置にセッ
ト可能であり、これは、車体２ａに架装機３を介して鉛
直または略鉛直面を駆動昇降自在に支持されたオーガー
ドリル１ａを順次下降させることによって地盤Ｇを掘削
進行するものであって、他は前述の海底における実施の
態様例と同様にそれぞれの装置を具備してなるものであ
る。
かくして、本発明の注入量制御管理図を示した第３図Ａ
、Ｈにおいて、掘削機１貫入時には、その貫入速度に関
係なく任意量のセメントミルクを注入する。
、Ｈにおいて、掘削機１貫入時には、その貫入速度に関
係なく任意量のセメントミルクを注入する。
ここで、任意量きは目標注入量よりも少ない注入量をい
う。
う。
その注入量をＶｄとする。この注入量□Ｖｄは深度別に
記憶装置８に記憶させておく。
記憶装置８に記憶させておく。
このように貫入時に任意量を注入し、その引上時には目
標注入量ｖＴに対し貫入時に注入した量■ｄを差し引い
た量ｖＵを注入すれば良いことになる。
標注入量ｖＴに対し貫入時に注入した量■ｄを差し引い
た量ｖＵを注入すれば良いことになる。
よって、演算および制御装置にて貫入時の瞬時注入量ｑ
を地盤Ｇの層別注入量Ｖｄに変換すると共に、引上時に
は前記注入量ｖＵを瞬時注入量ＱＵに変換し、さらに速
度検出装置６による引上げ速度の変化に対応する瞬時注
入量ＱＵをコントロールすると共に、演算装置■ｆ−Ｖ
ｄ＝ＶＵを算出し引上時の注入量ｖＵを制御するのであ
る。
を地盤Ｇの層別注入量Ｖｄに変換すると共に、引上時に
は前記注入量ｖＵを瞬時注入量ＱＵに変換し、さらに速
度検出装置６による引上げ速度の変化に対応する瞬時注
入量ＱＵをコントロールすると共に、演算装置■ｆ−Ｖ
ｄ＝ＶＵを算出し引上時の注入量ｖＵを制御するのであ
る。
第３図Ａ、Ｂは貫入、引上げを１回のみ行う場合につい
て示したが、これを各２回繰り返す場合でも第４図Ａ、
Ｈに示す如く、記憶を１回目注入量Ｖｄ１．２回目Ｖｄ
１＋ｖＵ１．３回目Ｖｄ 、 十ｖＵ１＋Ｖｄ２トシ、
４回目ハＶＴ−（Ｖ（Ｈ＋ＶＵｔ＋Ｖｄ２）＝ｖＵとす
れば可能である。
て示したが、これを各２回繰り返す場合でも第４図Ａ、
Ｈに示す如く、記憶を１回目注入量Ｖｄ１．２回目Ｖｄ
１＋ｖＵ１．３回目Ｖｄ 、 十ｖＵ１＋Ｖｄ２トシ、
４回目ハＶＴ−（Ｖ（Ｈ＋ＶＵｔ＋Ｖｄ２）＝ｖＵとす
れば可能である。
以上説明したように本発明のミルク注入率自動制御方法
によれば、地盤Ｇに対する掘削機１の貫入時に任意量を
注入し、引上げ時にその不足分を注入補正して目標注入
量とするものであり、また、演算および制御装置９にて
貫入時の瞬時注入量Ｑｄを地盤の層別注入量■ｄに変換
すると共に、弓１上げ時にはその注入量ｖＵを瞬時注入
置物に変換して、引上げ速度の変化に対応する注入量を
コントロールするものであるから、掘削機貫入速度の変
動が大きくても注入制御を完全可能ならしめることがで
きるようになり、よって、注入量を増して貫入しなけれ
ばならない一軸圧縮強度の極めて小さい眩盤であっても
引上げ時にその注入量を補正して商工注入量とすること
ができるため、注入材料の遅剰注入による無駄を省くこ
とができ、また、掘’ＩＩＪ機貫入時と引上げ時の両工
程注入のため、注入オの注入機械ポンプ能力が従来方式
における場合り約半分ですむと共に、施工能率も従来方
式に比ベて良くなるから、施工能率の維持、向上のもと
にミルク注入精度を向上できる特筆すべき利点がある。
によれば、地盤Ｇに対する掘削機１の貫入時に任意量を
注入し、引上げ時にその不足分を注入補正して目標注入
量とするものであり、また、演算および制御装置９にて
貫入時の瞬時注入量Ｑｄを地盤の層別注入量■ｄに変換
すると共に、弓１上げ時にはその注入量ｖＵを瞬時注入
置物に変換して、引上げ速度の変化に対応する注入量を
コントロールするものであるから、掘削機貫入速度の変
動が大きくても注入制御を完全可能ならしめることがで
きるようになり、よって、注入量を増して貫入しなけれ
ばならない一軸圧縮強度の極めて小さい眩盤であっても
引上げ時にその注入量を補正して商工注入量とすること
ができるため、注入材料の遅剰注入による無駄を省くこ
とができ、また、掘’ＩＩＪ機貫入時と引上げ時の両工
程注入のため、注入オの注入機械ポンプ能力が従来方式
における場合り約半分ですむと共に、施工能率も従来方
式に比ベて良くなるから、施工能率の維持、向上のもと
にミルク注入精度を向上できる特筆すべき利点がある。
第１図は本発明に係るセメントミルク等注入工法におけ
るミルク注入率自動制御方法の海底での実施態様を示し
た全体の構成概念図、第２図は同方法の陸上での実施態
様を示した全体の構成概念図、第３図Ａ、Ｂ、第４図Ａ
＞ Ｂは同方法における注入量制御方式をそれぞれ示し
た各制御管理図である。 １・・・・・・掘削機、６・・・・・・速度検出装置、
７・・・・・・注入量検出装置、８・・・・・・記憶装
置、９・・・・・・演算および制御装置、Ｇ・・・・・
・地盤。
るミルク注入率自動制御方法の海底での実施態様を示し
た全体の構成概念図、第２図は同方法の陸上での実施態
様を示した全体の構成概念図、第３図Ａ、Ｂ、第４図Ａ
＞ Ｂは同方法における注入量制御方式をそれぞれ示し
た各制御管理図である。 １・・・・・・掘削機、６・・・・・・速度検出装置、
７・・・・・・注入量検出装置、８・・・・・・記憶装
置、９・・・・・・演算および制御装置、Ｇ・・・・・
・地盤。
Claims (1)
- １ 掘削機により地盤を掘削進行しながらその掘削土砂
にセメントミルク等を注入し混合撹拌することによりフ
ィルパイル造成、−弱地盤改良工事等を行うセメントミ
ルク等注入工法におけるミルク注入率自動制御方法であ
づて前記掘削機の貫入速度検出装置と、記憶装置と、注
入量検出装置と演算および制御装置とを備え、前記速度
検出装置に上る検出速度に関係なく貫入時に目標注入量
よりも少なく注入しながらその注入量を深度側に記憶さ
せ、貫入時の瞬時注入量を層別注入量に変換すると共に
、引上時には注入量を瞬時注入量に変換し；さらに、制
御装置により引上げ速度の変化に対応する注入量にコン
トロールし、もって、演算装置にて目標注入量、貫入時
の注入量から引上げ時の注入量を算出しながらミルク注
入を行うことを特徴とするセメントミルク等注入工法に
おけるミルク注入率自動制御方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP54120444A JPS5816403B2 (ja) | 1979-09-19 | 1979-09-19 | セメントミルク等注入工法におけるミルク注入率自動制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP54120444A JPS5816403B2 (ja) | 1979-09-19 | 1979-09-19 | セメントミルク等注入工法におけるミルク注入率自動制御方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5646020A JPS5646020A (en) | 1981-04-27 |
| JPS5816403B2 true JPS5816403B2 (ja) | 1983-03-31 |
Family
ID=14786350
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP54120444A Expired JPS5816403B2 (ja) | 1979-09-19 | 1979-09-19 | セメントミルク等注入工法におけるミルク注入率自動制御方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5816403B2 (ja) |
Families Citing this family (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5652217A (en) * | 1979-10-03 | 1981-05-11 | Toto Denki Kogyo Kk | Management device for grouting |
| JPS58164818A (ja) * | 1982-03-23 | 1983-09-29 | Takechi Koumushiyo:Kk | ミルク注入管理装置 |
| JPS621922A (ja) * | 1985-11-08 | 1987-01-07 | Japan Steel & Tube Constr Co Ltd | 打込杭の変位計測方法 |
| JP2554331B2 (ja) * | 1987-04-20 | 1996-11-13 | 株式会社神戸製鋼所 | 地盤改良機の制御方法及び装置 |
| JPH03147921A (ja) * | 1989-11-02 | 1991-06-24 | Kokudo Sogo Kensetsu Kk | 地盤改良工法における硬化剤吐出量の管理方法 |
| JPH0757946B2 (ja) * | 1990-11-28 | 1995-06-21 | 日本車輌製造株式会社 | 混練流体の生産制御装置 |
| JP6624931B2 (ja) * | 2015-12-28 | 2019-12-25 | 株式会社竹中工務店 | ソイルセメント硬化体の構築方法 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS549408A (en) * | 1977-06-22 | 1979-01-24 | Koken Boring Machine Co | Device of controlling injection of grout |
-
1979
- 1979-09-19 JP JP54120444A patent/JPS5816403B2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS549408A (en) * | 1977-06-22 | 1979-01-24 | Koken Boring Machine Co | Device of controlling injection of grout |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5646020A (en) | 1981-04-27 |
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