JPS5816253Y2 - ル−フサイド型アンテナ取付装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案はモービル用アンテナのルーフサイド型アンテ
ナ取付装置の改良に関す。

従来よりモービル用アンテナのルーフサイド型アンテナ
基台が種々開発されているが、これらは部品点数が多く
、シかも部品それぞれが別体になってむり、その部品を
複数本のねじ等を用いて自動車のルーフサイドに取り付
けるようになっている。

このため取り付は作業が煩雑で手間がかかるという欠点
を有していた。

この考案は上記事情に基づいてなされたものでその目的
とするとこは、Ｌ字状をなして第１、第２の取付部が形
成され、この第１の取付部にアンテナが取着される取付
は基台と、上記第１の取付部に第２の取付部に沿う方向
に進退自在に貫通螺合されたねじと、前記第１の取付部
の第２の取付部に面する側面で、第２の取付部と上記ね
じの間に一端部が回動自在に設けられ、他端部が上記第
２の取付部方向に回動可能な押え部材と、この押え部材
の回動中心部に設けられ押え部材を前記第２の取付部か
ら離間する方向に付勢するばねと、上記押え部材の前記
ねじ側の面に設けられ、常時ねじの先端部に接する舌部
とを具備し、構成が簡単で、且つ着脱を容易に行ない得
るルーフサイド型アンテナ取付装置を提供しようとする
ものである。

以下この考案の一実施例について図面を参照して説明す
る。

第１図、第２図において１１はＬ字状に形成された取付
は基台であり、この基台１１の長子部を第１の取付部１
１１、短手部を第２の取付部１１２と称す。

即ち第１の取付部１１１の上端部にはアンテナ取付部材
１２が取着され、この取付部材１２の上面部にモービル
用アンテナ１３が取着される。

捷た、上記第１の取付部１１□にはねじ１４が貫通して
螺合されており、とのねじ１４は上記第２の取付部１１
２に沿う方向に進退自在となっている。

さらに、前記第１の取付部１１１の前記第２の取付部１
１２に面する側面で、第２の取付部１１゜と前記ねじの
間には押え部材１５が設けられている。

即ち、この押え部材１５の一端部は軸１６により第１の
取付部１１□に取着され、他端部は軸１６を回動中心と
して前記第２の取付部方向に回動自在となっている。

さらに、他端部は前記第２の取付部１１２′方向に折曲
され押え部１５□が形成されている。

また、上記押え部材１５の前記ねじ１４側の面には切欠
き形成されて舌部１５２が形成されている。

さらに、上記軸１６にはコイル状のねじりばね１７が軸
心回りに嵌挿されている。

このばね１７の一端部は上記押え部材１５の下面部に対
接し、他端部は前記第１の取付部１１１に対接しており
、上記押え部材１５はばね１７の付勢力により前記第２
の取付部１１゜から離間する方向に偏倚力を受けている
。

そして、′この状態において、前記舌部１５２はねじ１
４の先端部に対接し、押え部材１５０回動が規制されて
いる。

尚、１８はねじ１４を回転するつまみであり、１９は前
記アンテナ１３に接続された給電線である。

□このような構成においてつ１み１８を所定方向に回
転することによりねじ１４が進退し、これに伴ない押え
部材１５がねじ１４の進退方向と直交する面内をはね１
７の付勢力によって回動される。

以って、このアンテナ取着装置が第３図に示す如く自動
車のルーフサイド２０に取着された状態では、ねじ１４
が前進状態（ねじを締めた状態）にあり、とのねじ１４
の先端部が押え部材１５の舌部１５□を押圧し、この押
え部材１５の押え部１５、と基台１１の第２の取付部１
１゜とがルーフサイド２０を挾持している。

渣た、上記とは逆にねじ１４を後退方向（ねじをゆるめ
る方向）に回すと、ねじ１４の後退に伴ない押え部材１
５はばね１７の付勢力により第２の取付部１１゜から離
間する方向（図示上方向）に回動するため、アンテナ取
着装置をルーフサイドから取り外すことが可能である。

上記構成のアンテナ取付装置によればＬ字状の基台１１
の第１の取付部１１、に、この取付部１１１の一方の面
から基台１１の第２の取付部１１゜方向に沿って進退可
能なねじ１４を貫通螺合している。

また、上記第１の取付部１１□にばばね１７によって一
端部が上記第２の取付部１１゜から離間する方向に回動
付勢された押え部材１５を設け、この押え部材１５には
前記ねじ１４の先端部に対接する舌部１５２を設けてい
る。

そして、上記ねじ１４を進退操作することにより上記押
え部材１５が回動するようになっている。

したがって、この装置は基台１１、ねじ１４、押え部材
１５が一体的に設けられており、且つつ１み１Ｂを回転
してねじ１４を進退することにより、工具等を要さず容
易にルーフサイド２０に対して着脱可能なため極めて便
利である。

また、押え部材１５はばね１７により常に上方に偏倚力
を受け、この偏倚力は舌部１５□を介してねじ１４に伝
えられている。

このためねじ１４は常に後退方向に偏倚力を受けている
ため、第１の取付部における摩擦が大きく自動車の振動
によるねじ１４の緩みを防止することが可能となってい
る。

以上詳述したようにこの考案によれば構成が簡単で、且
つ着脱を容易に行ない得るルーフサイド型アンテナ取付
装置を提供できる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの考案に係るルーフサイド型アンテナ取付装
置の一実施例を示す斜視図、第２図は上記装置にアンテ
ナを取付は異なる状態を示す側面図、第３図は上記装置
をルーフサイドに取付けた状態を示す図である。 １１・・・・・・基台、１４・・・・・・ねじ、１５・
・・・・・押え部材、１５□・・・・・・舌部、１７・
・・・・・ばね。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. り字状をなして第１、第２の取付部が形成され、この第
   １の取付部にアンテナが取着される取付は基台と、上記
   第１の取付部に第２の取付部に沿う方向に進退自在に貫
   通螺合されたねじと、前記第１の取付部の第２の取付部
   に面する側面で、第２の取付部と上記ねじの間に一端部
   が回動自在に設けられ、他端部が第２の取付部方向に回
   動可能な押え部材と、この押え部材の回動中心部に設け
   られ押え部材を前記第２の取付部から離間する方向に付
   勢するばねと、上記押え部材の前記ねじ側の面に設けら
   れ、常時ねじの先端部に対接する舌部とを具備し、前記
   ねじの前進状態において押え部材と第２の取付部とが被
   取付部材を挾持することを特徴とするルーフサイド型ア
   ンテナ取付装置。