JPS5815613B2 - 内燃機関等のピストン - Google Patents
内燃機関等のピストンInfo
- Publication number
- JPS5815613B2 JPS5815613B2 JP10221978A JP10221978A JPS5815613B2 JP S5815613 B2 JPS5815613 B2 JP S5815613B2 JP 10221978 A JP10221978 A JP 10221978A JP 10221978 A JP10221978 A JP 10221978A JP S5815613 B2 JPS5815613 B2 JP S5815613B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- piston
- forming member
- ring
- members
- internal combustion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02F—CYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
- F02F3/00—Pistons
- F02F3/0015—Multi-part pistons
- F02F3/0069—Multi-part pistons the crown and skirt being interconnected by the gudgeon pin
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Pistons, Piston Rings, And Cylinders (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は内燃機関等におけるピストンの改良に関し、該
ピストンを二部材から構成して両部材の接合部にピスト
ンリング溝を形成することにより、シール性に優れたピ
ストンリングを使用し得るようにするものである。
ピストンを二部材から構成して両部材の接合部にピスト
ンリング溝を形成することにより、シール性に優れたピ
ストンリングを使用し得るようにするものである。
ところで従来の一体形ピストンにあっては、ピストンリ
ングの装着時にこれをピストン外径より広く拡径させな
ければならないため、該リングの太さ、特に半径方向の
幅寸法を小さくして十分な可撓性を持たせる必要があり
、そのためシール作用を行う該リングの上下両端面とリ
ング溝における内側面との各接触部の面積が制限されて
リング背面を通過しようとする流体を十分にシールする
ことができず、また合口部において両端を重ね合せるこ
とにより合口隙間からの洩れを軽減させるようにしたリ
ングにおいても、重合部の寸法が制限されるため十分な
シール性が得られないのである。
ングの装着時にこれをピストン外径より広く拡径させな
ければならないため、該リングの太さ、特に半径方向の
幅寸法を小さくして十分な可撓性を持たせる必要があり
、そのためシール作用を行う該リングの上下両端面とリ
ング溝における内側面との各接触部の面積が制限されて
リング背面を通過しようとする流体を十分にシールする
ことができず、また合口部において両端を重ね合せるこ
とにより合口隙間からの洩れを軽減させるようにしたリ
ングにおいても、重合部の寸法が制限されるため十分な
シール性が得られないのである。
本発明はこのような実情に鑑みてなされたもので、ピス
トンを頂部形成部材と側部形成部材の二部材から構成し
て、頂部形成部材の円板部下面と側部形成部材の上端面
における両部材の接合部にリング溝を形成することによ
り、両部材の結合前にピストンリングを拡径させること
なく装着し得るようになし、これにより幅寸法域は重合
部を有するリングにおける該重合部寸法等のシール作用
を行う部分の寸法が大きいリングを使用し得るようにし
たものである。
トンを頂部形成部材と側部形成部材の二部材から構成し
て、頂部形成部材の円板部下面と側部形成部材の上端面
における両部材の接合部にリング溝を形成することによ
り、両部材の結合前にピストンリングを拡径させること
なく装着し得るようになし、これにより幅寸法域は重合
部を有するリングにおける該重合部寸法等のシール作用
を行う部分の寸法が大きいリングを使用し得るようにし
たものである。
以下これを図に示す実施例により説明すると、第1図に
おいて1は頂部形成部材で、ピストンの頂部をなす円板
部2及び核部と同芯且つ核部より小径の円筒部3が一体
に形成されている。
おいて1は頂部形成部材で、ピストンの頂部をなす円板
部2及び核部と同芯且つ核部より小径の円筒部3が一体
に形成されている。
4はピストンの側部をなす円筒状の側部形成部材であり
、該部材の内側に上記頂部形成部材の円筒部3が嵌入さ
れることにより所定形状のピストンが構成されて1・る
と共に、両部材1,4は側部形成部材に保持されたピス
トンピン5が頂部形成部材の円筒部3を貫通することに
より結合されている。
、該部材の内側に上記頂部形成部材の円筒部3が嵌入さ
れることにより所定形状のピストンが構成されて1・る
と共に、両部材1,4は側部形成部材に保持されたピス
トンピン5が頂部形成部材の円筒部3を貫通することに
より結合されている。
6は圧力リング溝、7はオイルリング溝であるが、圧力
リング溝6は上記頂部形成部材における円板部の周縁部
下面2aと側部形成部材の上端面4aにおける両部材の
接合部に形成されている。
リング溝6は上記頂部形成部材における円板部の周縁部
下面2aと側部形成部材の上端面4aにおける両部材の
接合部に形成されている。
ここで、核部6は図示のように側部形成部材の上端面4
a側に切込みを設けることにより形成してもよいが、頂
部形成部材の円板部下面2a側に切込みを設けてもよく
、また両側に切込みを設けることにより核部を形成して
もよい。
a側に切込みを設けることにより形成してもよいが、頂
部形成部材の円板部下面2a側に切込みを設けてもよく
、また両側に切込みを設けることにより核部を形成して
もよい。
また、上記頂部形成部材の円筒部3は完全な円筒状でな
くてもよく、ピストンピンが貫通しない箇所を削除して
もよい。
くてもよく、ピストンピンが貫通しない箇所を削除して
もよい。
上記の構成によれば、圧縮リング溝6が頂部形成部材1
の円板部下面2aと側部形成部材4の上端面4aにおけ
る両部材の接合部に形成されているため、両部材の結合
前においてはリングを拡径させることなく装着すること
ができ、従って従来のようにリングにピストン外径より
広く拡径せしめ得るだけの可撓性を持たせる必要がなく
なって、第2図に示すリング8のように幅寸法aを大き
く取ることが可能となり、これによりリングの上下両端
面8a、8bと上記リング溝6における内側面5a 、
6bとの各接触部の面積を広くすることができて、リン
グ背面を通ってピストン隙間を上下に流動しようとする
流体を効果的にシールすることができるのである。
の円板部下面2aと側部形成部材4の上端面4aにおけ
る両部材の接合部に形成されているため、両部材の結合
前においてはリングを拡径させることなく装着すること
ができ、従って従来のようにリングにピストン外径より
広く拡径せしめ得るだけの可撓性を持たせる必要がなく
なって、第2図に示すリング8のように幅寸法aを大き
く取ることが可能となり、これによりリングの上下両端
面8a、8bと上記リング溝6における内側面5a 、
6bとの各接触部の面積を広くすることができて、リン
グ背面を通ってピストン隙間を上下に流動しようとする
流体を効果的にシールすることができるのである。
また両面を重ね合せる形式のリングにあっては、同じく
第2図に示すように重合部の寸法すを大きく取ることが
できるため、合口隙間80又は8dから該重合部の合せ
面8eを通過しようとする流体に対するシール性も向上
させることができるのである。
第2図に示すように重合部の寸法すを大きく取ることが
できるため、合口隙間80又は8dから該重合部の合せ
面8eを通過しようとする流体に対するシール性も向上
させることができるのである。
尚、第3図に示す実施例はコンプレッサーにおけるピス
トンのように温度条件が厳しくない場合のものであり、
該実施例においては頂部形成部材11は金属製であるが
、側部形成部材14が合成樹脂で形成され、これにより
軽量化、コストの低減等が図られており、その場合にリ
ング溝の摩耗を防止するため各部に金属製の補強3ff
14a。
トンのように温度条件が厳しくない場合のものであり、
該実施例においては頂部形成部材11は金属製であるが
、側部形成部材14が合成樹脂で形成され、これにより
軽量化、コストの低減等が図られており、その場合にリ
ング溝の摩耗を防止するため各部に金属製の補強3ff
14a。
14bが装着されている。
以上のように本発明ピストンは、頂部形成部材と側部形
成部材の二部材から構成して、頂部形成部材の円板部下
面と側部形成部材の上端面における両部材の接合部にピ
ストンリング溝を形成するようにしたため、両部材の結
合前においてはピストンリングを拡径させることなく装
着することができて、リングの幅寸法或は重合部を有す
るリングにおける該重合部の寸法を従来より大きく取る
ことが可能となり、これによりリングのシール性が向上
し、リング本数の削減が可能となると共に、該リングの
張力を弱くすることができるのでシリンダ面のカジリ現
象等が防止され、またピストンの使用条件等に応じて上
記両部材を異種材料で形成することにより、軽量化、コ
ストの低減化を図り得るなどの効果を奏するのである。
成部材の二部材から構成して、頂部形成部材の円板部下
面と側部形成部材の上端面における両部材の接合部にピ
ストンリング溝を形成するようにしたため、両部材の結
合前においてはピストンリングを拡径させることなく装
着することができて、リングの幅寸法或は重合部を有す
るリングにおける該重合部の寸法を従来より大きく取る
ことが可能となり、これによりリングのシール性が向上
し、リング本数の削減が可能となると共に、該リングの
張力を弱くすることができるのでシリンダ面のカジリ現
象等が防止され、またピストンの使用条件等に応じて上
記両部材を異種材料で形成することにより、軽量化、コ
ストの低減化を図り得るなどの効果を奏するのである。
第1図は本発明ピストンの一実施例を示す縦断面図、第
2図は該ピストンに使用されるリングの一例を示す単体
図、第3図は他の実施例を示す一部欠截縦断面図である
。 1.11は頂部形成部材、2は円板部、2aは下面、3
は円筒部、4,14は側部形成部材、4aは上端面、5
はピストンピン、6はリング溝。
2図は該ピストンに使用されるリングの一例を示す単体
図、第3図は他の実施例を示す一部欠截縦断面図である
。 1.11は頂部形成部材、2は円板部、2aは下面、3
は円筒部、4,14は側部形成部材、4aは上端面、5
はピストンピン、6はリング溝。
Claims (1)
- 1 ピストン頂部をなす円板部及び核部に一体の円筒部
からなる頂部形成部材における該円筒部をピストン側部
をなす円筒状の側部形成部材の内側に嵌入することによ
り所要の形状を構成すると共に、側部形成部材に保持さ
れるピストンピンを上記頂部形成部材の円筒部を貫通さ
せることにより両部材を結合せしめ、且つ頂部形成部材
の円板部下面と側部形成部材の上端面における両部材の
接合部にピストンリング溝を形成したことを特徴とする
内燃機関等のピストン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10221978A JPS5815613B2 (ja) | 1978-08-21 | 1978-08-21 | 内燃機関等のピストン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10221978A JPS5815613B2 (ja) | 1978-08-21 | 1978-08-21 | 内燃機関等のピストン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5529063A JPS5529063A (en) | 1980-03-01 |
JPS5815613B2 true JPS5815613B2 (ja) | 1983-03-26 |
Family
ID=14321545
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10221978A Expired JPS5815613B2 (ja) | 1978-08-21 | 1978-08-21 | 内燃機関等のピストン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5815613B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
IT1194060B (it) * | 1981-07-31 | 1988-09-14 | Ae Borgo Spa | Pistone per motori diesel con camera di combustione isolata |
JPS58146057U (ja) * | 1982-03-26 | 1983-10-01 | 日野自動車株式会社 | 内燃機関 |
JPS58180352U (ja) * | 1982-05-27 | 1983-12-02 | トヨタ自動車株式会社 | 2分割型ピストン構造 |
DE3540085A1 (de) * | 1985-11-12 | 1987-05-14 | Alcan Aluminiumwerke | Kolben fuer brennkraftmaschinen |
-
1978
- 1978-08-21 JP JP10221978A patent/JPS5815613B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5529063A (en) | 1980-03-01 |
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