JPS58154B2 - オンドセンサ−デンチ - Google Patents
オンドセンサ−デンチInfo
- Publication number
- JPS58154B2 JPS58154B2 JP2172375A JP2172375A JPS58154B2 JP S58154 B2 JPS58154 B2 JP S58154B2 JP 2172375 A JP2172375 A JP 2172375A JP 2172375 A JP2172375 A JP 2172375A JP S58154 B2 JPS58154 B2 JP S58154B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electrolyte
- battery
- temperature
- lithium
- negative electrode
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Classifications
-
- Y02E60/12—
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は特定の温度以上で作動する温度センサー電池に
関する。
関する。
この種温度センサー電池としては、溶融塩電解質を用い
たものが知られている。
たものが知られている。
これは溶融塩が融解する温度以上になると電池の内部抵
抗が急激に低下し、大電流が取出せることを利用したも
のである。
抗が急激に低下し、大電流が取出せることを利用したも
のである。
この場合、電解質の溶融温度は一般に高く、最も低湿と
いわれる塩化リチウム−塩化カリウム共晶溶融塩でも3
52℃以上である。
いわれる塩化リチウム−塩化カリウム共晶溶融塩でも3
52℃以上である。
このような高温では、火災報知器、安全誘導灯のように
、温度上昇を検知して電池を作動きせる用途には動作が
遅すぎる不都合がある。
、温度上昇を検知して電池を作動きせる用途には動作が
遅すぎる不都合がある。
本発明は、臭化リチウムLiBr、 ヨウ化リチウム
LiIの水和物が、室温よりわずかに高い温度で潮解に
よって電導塵が10−70■/cm/から10−1■/
cmのオーダに変わることを利用した温度センサー電池
を提供するものである。
LiIの水和物が、室温よりわずかに高い温度で潮解に
よって電導塵が10−70■/cm/から10−1■/
cmのオーダに変わることを利用した温度センサー電池
を提供するものである。
以下本発明はその実施例を示す図面を参照して説明する
。
。
第1図において、1は正極で、後述の電解質と同じハロ
ゲンを用いるハロゲン化鉛PbX2、PdX3などの金
属ハロゲン化物、ペリレン、ピリジン、テトラシアノキ
ノジメタン、炭素などとハロゲンとからなる電荷移動錯
体などを活物質とし、必要に応じて炭素などの導電材を
加えて成形したものである。
ゲンを用いるハロゲン化鉛PbX2、PdX3などの金
属ハロゲン化物、ペリレン、ピリジン、テトラシアノキ
ノジメタン、炭素などとハロゲンとからなる電荷移動錯
体などを活物質とし、必要に応じて炭素などの導電材を
加えて成形したものである。
2は電解質層で、LiBr・2H2O(32℃以上で潮
解する)またはLiI・3H2O(70,5℃以上で潮
解する)を電解質とし、これにセルロース、ポリ塩化ビ
ニル、ナイロンなどの繊維を混合して成形したものであ
る。
解する)またはLiI・3H2O(70,5℃以上で潮
解する)を電解質とし、これにセルロース、ポリ塩化ビ
ニル、ナイロンなどの繊維を混合して成形したものであ
る。
これらの繊維は潮解した電解質の保持と正・負極のの短
縮防止機能を有する。
縮防止機能を有する。
3はリチウムを活物質とする負極で、リチウム金属また
はLi−Zn、 Li−Alなどのリチウム合金を用い
る。
はLi−Zn、 Li−Alなどのリチウム合金を用い
る。
4は硬鉛からなる正極集電体、5は鉄からなる負極集電
板である。
板である。
6は金属製の電池容器で、一方の電極の集電板と接触し
て電極端子、この例では正極端子を兼ねている。
て電極端子、この例では正極端子を兼ねている。
7は溶接によって容器6の開口を密封した封口板でその
中央にはガラス8で負極端子9を気密に取付けている。
中央にはガラス8で負極端子9を気密に取付けている。
10は埋込んだ樹脂の絶縁層である。
11はリン青銅からなるバネ板である。
第1図は単セル構成の電池を示したが、第2図は3セル
を直列したものを3組を並列接続した例を示し、12は
正極同志を接続するリード、13は負極同志を接続する
リードである。
を直列したものを3組を並列接続した例を示し、12は
正極同志を接続するリード、13は負極同志を接続する
リードである。
次に具体例を説明する。
電池の構造は第1図とし、その直径は15mm、正極、
電解質層、負極の各々の厚みを2mm、 1.5mm、
0.5mmとする。
電解質層、負極の各々の厚みを2mm、 1.5mm、
0.5mmとする。
正極活物質に電解質と同じハロゲンを用いるPbX2、
例えば臭化リチウムを電解質とする場合はPbBr2、
負極活物質にリチウム金属を用い、電極質を変えた場合
の各温度での2Ω負荷電流を比較すると第3図の如くで
あった。
例えば臭化リチウムを電解質とする場合はPbBr2、
負極活物質にリチウム金属を用い、電極質を変えた場合
の各温度での2Ω負荷電流を比較すると第3図の如くで
あった。
この結果より、電解質にLiBr・2H2Oを用いた電
池は約37℃、LiI・3H2Oを用いたものは約75
℃から急激に負荷電流が増大することが認められる。
池は約37℃、LiI・3H2Oを用いたものは約75
℃から急激に負荷電流が増大することが認められる。
これは電解質の潮解により電池の内部抵抗が減少したこ
とにほかならない。
とにほかならない。
第4図は正極活物質を変えた場合の80℃における2Ω
負荷電流を比較したものである。
負荷電流を比較したものである。
なお電解質にはLiH−3H2O、負極には金属リチウ
ムを用い、正極には10重量%のアチレンブラックを加
えである。
ムを用い、正極には10重量%のアチレンブラックを加
えである。
正極活物質に電荷移動錯体、炭素とヨウ素との錯体(C
−I)、ペリレンとヨウ素との錯体(ペリレン−I)、
テトラシアノキノジメタンとヨウ素との錯体(TCNO
−I)を用いると、一般に電圧は高いが減衰が大きい。
−I)、ペリレンとヨウ素との錯体(ペリレン−I)、
テトラシアノキノジメタンとヨウ素との錯体(TCNO
−I)を用いると、一般に電圧は高いが減衰が大きい。
第5図は負極活物質を変えて室温に放置した場合、放置
後の80℃における2Ω負荷電流を比較したものである
。
後の80℃における2Ω負荷電流を比較したものである
。
なお電解質にはLiI・3H2O1正極にはPdI2を
用いた。
用いた。
負極のリチウムは、放置中に電解質中の水分と反応して
Li0H−H2Oなどを生成する。
Li0H−H2Oなどを生成する。
しかしその反応は固相反応であって速くなく、電池の負
極活物質量を多くし、正極により放電容量を支配するよ
うにすれば、所定温度で正常に作動する。
極活物質量を多くし、正極により放電容量を支配するよ
うにすれば、所定温度で正常に作動する。
しかし負極リチウム単独を用いるよりは亜鉛あるいいは
ルミニウムとの合金を用いる方が負荷電流が安定してい
る。
ルミニウムとの合金を用いる方が負荷電流が安定してい
る。
これは合金化によってリチウムの上記のような反応が抑
制されることによるものと思われる。
制されることによるものと思われる。
以上のように本発明の電池は、ある温度以上になると急
激に内部抵抗が減少して電池としての出力源となり、そ
れ以下の温度では働かないので、電源性の温度センサー
として有用である。
激に内部抵抗が減少して電池としての出力源となり、そ
れ以下の温度では働かないので、電源性の温度センサー
として有用である。
また作動温度が従来の溶融塩電池より低いので、火災報
知器にも使用しうるなどの特徴を有する。
知器にも使用しうるなどの特徴を有する。
第1図および第2図は本発明の温度センサー電池の構成
例を示す図、第3図は各種電解質を用いた電池の温度対
負荷電流特性を比較した図、第4図は各種正極活物質を
用いた電池の放電時間対負荷電流特性を比較した図、第
5図は各種負極金属を用いた電池の放電時間対負荷電流
特性を比較した図である。 1・・・・・・正極、2・・・・・・電解質、3・・・
・・・負極。
例を示す図、第3図は各種電解質を用いた電池の温度対
負荷電流特性を比較した図、第4図は各種正極活物質を
用いた電池の放電時間対負荷電流特性を比較した図、第
5図は各種負極金属を用いた電池の放電時間対負荷電流
特性を比較した図である。 1・・・・・・正極、2・・・・・・電解質、3・・・
・・・負極。
Claims (1)
- 1 臭化リチウムもしくはヨウ化リチウムの水和物より
なる電解質と、リチウムを活物質とする負極と、正極と
により構成したことを特徴とする温度センサー電池。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2172375A JPS58154B2 (ja) | 1975-02-20 | 1975-02-20 | オンドセンサ−デンチ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2172375A JPS58154B2 (ja) | 1975-02-20 | 1975-02-20 | オンドセンサ−デンチ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5196027A JPS5196027A (ja) | 1976-08-23 |
JPS58154B2 true JPS58154B2 (ja) | 1983-01-05 |
Family
ID=12062989
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2172375A Expired JPS58154B2 (ja) | 1975-02-20 | 1975-02-20 | オンドセンサ−デンチ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58154B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61130725A (ja) * | 1984-11-30 | 1986-06-18 | Babcock Hitachi Kk | チヤ−ベツト監視装置 |
-
1975
- 1975-02-20 JP JP2172375A patent/JPS58154B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61130725A (ja) * | 1984-11-30 | 1986-06-18 | Babcock Hitachi Kk | チヤ−ベツト監視装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5196027A (ja) | 1976-08-23 |
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