JPS5815490Y2 - 溶融めつき装置 - Google Patents

溶融めつき装置

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Publication number
JPS5815490Y2
JPS5815490Y2 JP1978174868U JP17486878U JPS5815490Y2 JP S5815490 Y2 JPS5815490 Y2 JP S5815490Y2 JP 1978174868 U JP1978174868 U JP 1978174868U JP 17486878 U JP17486878 U JP 17486878U JP S5815490 Y2 JPS5815490 Y2 JP S5815490Y2
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JP
Japan
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hot
steel strip
dip plating
roll
plating bath
Prior art date
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Expired
Application number
JP1978174868U
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English (en)
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JPS5596160U (ja
Inventor
正郎 久保田
登 近藤
Original Assignee
日新製鋼株式会社
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Publication date
Application filed by 日新製鋼株式会社 filed Critical 日新製鋼株式会社
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  • Coating With Molten Metal (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、溶融めっきラインにおける溶融めっき装置に
関するものである。
亜鉛あるいはアルミニウム等の溶融めっきラインにおい
ては、ガスワイピング法の採用によってライン速度は高
速化されてきた。
しかしながら、従来の溶融めっき装置によってはまだ実
用的には150 m/分程度の速度が限界であす、18
0〜200m/分のライン速度は実用化することができ
なかった。
なぜならば、浸漬ロールの振動によっで鋼帯が振動し、
ガスワイピング法によっても安定した溶融金属の付着量
制御を行うことが困難であったからである。
従来の溶融めっき装置においては、浸漬ロール及びこれ
を支持する取付アーム構成体をめっき浴中に配置してい
た。
従って、浸漬ロールの軸受部も当然にめっき浴中に位置
しており、浸漬ロールが鋼帯との摩擦によって回転させ
られると、これを支持する軸受部は溶融金属の侵食を受
けて摩耗し、その結果、浸漬ロールの振動を発生してい
た。
この浸漬ロールの振動によって鋼帯も振動し、ガスワイ
ピング法によっても安定した溶融金属付着量制御を行う
ことが困難である他、鋼帯の両面における溶融金属付着
量を相違させることは不可能であった。
本考案は、上記のような問題を解消して、浸漬ロールの
振動発生を防止し、高速のライン速度においても安定し
た均一な溶融金属付着量制御を行うことのできると共に
銅帯の両面の溶融金属付着量を相違させた、いわゆる、
差厚めつきを可能とする溶融めっき装置を得ることを目
的とするものである。
以下、本考案を添付図面を第1及び2図に基づいて説明
する。
めっき浴1の上面に軸心を有する浸漬ロール2がめつき
浴外にある軸受3,3′によって支持されている。
浸漬ロール2及びめつき浴面はカバー4によって全体を
覆われており、カバー4の内部にはガス供給穴5を介し
てふん囲気ガス(非酸化性又は還元性ガス)が供給され
ている。
鋼帯6はカバー4の鋼帯穴ロアを貫通する還元ダクトの
スノーケル部8内を通って進入し、浸漬ロール2によっ
て方向を変えられ鋼帯通過スリット9を通って上方へ出
ていくようにしである。
鋼帯通過スリット9のすぐ上方にガスワイピング装置1
0が配置されており、更にその上方に鋼帯の振動を抑止
するためのタッチロール11が設けられている。
また、スクレーパ12を浸漬ロール2の側部に配置して
、浸漬ロール2に付着するドロスを取り除くことができ
るようにしである。
この溶融めっき装置は次のように作用する。
スノーケル部8を通ってめっき浴1内に入る鋼帯6は、
浸漬ロール2によって案内されて方向転換され上方に送
られる。
溶融金属を付着してめっき浴1を出た鋼帯6は鋼帯通過
スリット9を通り、次いで、ガスワイピング装置10に
よって溶融金属付着量が制御される。
次いで、タッチロール11を通り、次工程に送られてい
く。
なお、この間カバー4内にはガス供給穴5を介してふん
囲気ガスが供給されており、めつき浴面及び浸漬ロール
2を大気からシールしている。
本考案による溶融めっき装置によって次のような利点が
得られる。
浸漬ロール2の軸13はめっき浴1の外部にあり、軸受
部3,3′もめつき槽外側部に設けであるので、精密軸
受を使用することができ振動の発生を大幅減少させるこ
とができる。
軸受部3,3′はめつき浴外にあるので、溶融金属の侵
食作用を受けず、長期間にわたり安定して浸漬ロール2
を支持する。
しかも、従来の浸漬ロールは鋼帯との摩擦力によって回
転させられていたが、本考案によるめっき装置では、浸
漬ロールを他の駆動装置(図示していない)によって鋼
帯速度に応じた回転速度で駆動することができるので、
こうすることによって一層有効に振動を防止することも
できる。
従って、ワイピング装置10を従来法より鋼帯6に近づ
けることができ、極少付着量の製品を生産することがで
きるようになった。
更に、一般に鋼帯が高速であるほど、鋼帯がめつき浴か
ら出る際に持ち上げられる溶融金属の量も多くなるが、
本考案による浸漬ロールでは、鋼帯の一方の側面がめつ
き浴の上方で浸漬ロールに接しているので、この持ち上
げ量が減少し、ガスワイピング装置での吹拭が容易にな
るという利点もある。
なお、浸漬ロールに付着するドロ又はスクレーパ12に
よって定期的に除去する。
逆に、浸漬ロールの軸13をめっき浴上力に配置したこ
とによって、浸漬ロールが溶融金属を巻き上げ、めっき
浴中に酸化物を多量に生ずるという問題が起こるが、こ
れはカバー4を設けてふん囲気ガスによって浸漬ロール
を大気からシールすることで完全に防止することができ
る。
更に、このふん囲気ガスによるシールはガスワイピング
されて銅帯面を流下する溶融金属の酸化をも防止する。
従って、軸受をめっき浴の外部に配置したことによって
新らたな欠点は生じない。
次に、本考案によるめっき装置を連続溶融亜鉛めっきラ
インに適用して実際に高速のライン速度でめっき処理を
行なった結果を示すことによって本考案の効果を具体的
に明らかにする。
結果1 ライン速度 180 m7分 めっき浴温度 460℃ めっき浴進入直前の鋼帯温度 463℃浸漬ロール側
表面の付着量 38±5g/m2浸漬ロールの反対側
表面の付着量43±6g/m2結果2 ライン速度 200 m7分 めっき浴温度 463℃ めっき浴進入直前の鋼帯温度 461℃浸漬ロール側
表面の付着量 41±6g/m2浸漬ロールの反対側
表面の付着量44±7g/m2上記のように、180m
/分及び200 m7分という高速のライン速度におい
ても安定した、しがも、両表面における溶融金属付着量
を相違させた差厚めつきを行なうことができた。
以上の説明から明らかなように、本考案によるめっき装
置によると、高速のライン速度においても鋼帯はほとん
ど振動しないので、安定した均一な溶融金属付着量制御
を行なうことができ、めっき工程の生産性を向上するこ
とができ、また、容易に差厚めつきを行なうことができ
るので、特に、この種類のめっき鋼帯の高速生産に適し
ているものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による溶融めっき装置を概略的に示す断
面図、第2図は同めっき装置の正面図である。 1・・・・・・めっき浴、2・・・・・・浸漬ロール、
3.3′・・・・・・軸受部、4・・・・・・カバー、
5・・・・・・ガス供給穴、6・・・・・・鋼帯、7・
・・・・・鋼帯入口、9・・・・・・鋼帯通過スリット

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 1.連続溶融めっきラインにおける溶融めっき装置にお
    いて、溶融めっき浴1内を通過する鋼帯6を案内して方
    向転換するための浸漬ロール2を支持する軸受部3,3
    ′を溶融めっき浴1の外部に配置し、また、鋼帯穴ロア
    、銅帯通過スリット9及びガス供給穴5を有する箱状の
    カバー4によって溶融めっき浴1面及び浸漬ロール2を
    覆い、ガス供給穴5に非酸化性ガス又は還元性ガスから
    戊るふん囲気ガスを供給するようにした溶融めっき装置
    。 2、鋼帯6の速度に応じた回転速度で浸漬ロール2を駆
    動装置によって駆動するようにした実用新案登録請求の
    範囲第1項記載の溶融めっき装置。 3、カバー4の鋼帯通過スリット9の上方にガスワイピ
    ング装置10及びタッチロール11を配置して成る実用
    新案登録請求の範囲第2項記載の溶融めっき装置。
JP1978174868U 1978-12-22 1978-12-22 溶融めつき装置 Expired JPS5815490Y2 (ja)

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JP1978174868U JPS5815490Y2 (ja) 1978-12-22 1978-12-22 溶融めつき装置

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JPS5596160U JPS5596160U (ja) 1980-07-03
JPS5815490Y2 true JPS5815490Y2 (ja) 1983-03-29

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5736726B2 (ja) * 2010-10-25 2015-06-17 Jfeスチール株式会社 溶融金属めっき鋼帯製造装置及び溶融金属めっき鋼帯の製造方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5534609A (en) * 1978-08-30 1980-03-11 Nisshin Steel Co Ltd Continuous hot dipping apparatus

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