JPS5815476Y2 - 高炉冷却水の非常給水構造 - Google Patents
高炉冷却水の非常給水構造Info
- Publication number
- JPS5815476Y2 JPS5815476Y2 JP1979091105U JP9110579U JPS5815476Y2 JP S5815476 Y2 JPS5815476 Y2 JP S5815476Y2 JP 1979091105 U JP1979091105 U JP 1979091105U JP 9110579 U JP9110579 U JP 9110579U JP S5815476 Y2 JPS5815476 Y2 JP S5815476Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water
- water supply
- pipe
- cooling water
- cooling
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Description
【考案の詳細な説明】
この考案は、高炉冷却水の非常給水構造、たとえば冷却
系統の損傷その他の原因による断水、または停電による
給水ポンプの停止などによって、高炉冷却水の供給が一
時的にあるいは一定時間継続して止まった時に用いて好
適な非常給水構造に関するものである。
系統の損傷その他の原因による断水、または停電による
給水ポンプの停止などによって、高炉冷却水の供給が一
時的にあるいは一定時間継続して止まった時に用いて好
適な非常給水構造に関するものである。
機械的、電気的な故障などに起因する高炉冷却水の供給
停止は、ステーブ、冷却函などの炉壁冷却手段の損傷を
もたらすのみならず、炉壁ひいては高炉の寿命を縮める
こととなる。
停止は、ステーブ、冷却函などの炉壁冷却手段の損傷を
もたらすのみならず、炉壁ひいては高炉の寿命を縮める
こととなる。
そこで、このような非常時における対策として、従来は
バルブの遠隔操作によって別系統の冷却水を供給するこ
と、または非常給水タンクを準備してこのタンクから給
水を行うことなどによって断水に対処し、一方、自家発
電によって停電に対処することが広く一般に行われてい
た。
バルブの遠隔操作によって別系統の冷却水を供給するこ
と、または非常給水タンクを準備してこのタンクから給
水を行うことなどによって断水に対処し、一方、自家発
電によって停電に対処することが広く一般に行われてい
た。
しかしながら、バルブの遠隔操作を行う方法では炉体周
辺の配管が極めて繁雑になり、また非常給水タンクを用
いる方法では、炉体のレイアウトの都合上、そのタンク
容量をわずか数分の断水に対処し得るだけの容量以上に
することができず、さらに自家発電による方法では停電
から発電機の始動までに数十枠の時間遅れがあるため、
その間に炉壁冷却手段の損傷を受けるなどの問題があっ
た。
辺の配管が極めて繁雑になり、また非常給水タンクを用
いる方法では、炉体のレイアウトの都合上、そのタンク
容量をわずか数分の断水に対処し得るだけの容量以上に
することができず、さらに自家発電による方法では停電
から発電機の始動までに数十枠の時間遅れがあるため、
その間に炉壁冷却手段の損傷を受けるなどの問題があっ
た。
この考案はこれらの問題を有利に解決するものである。
以下にこの考案をステーブ式高炉の好適例につき図面に
基いて説明する。
基いて説明する。
第２図中１は炉体、２は炉壁に埋設した炉壁冷却手段と
しての複数個のステーブ、３は一端を図示しない冷却水
の冷却装置に接続し、他端を最下位に位置するステーブ
に接続した給水管路、４は一端を最上位に位置するステ
ーブに接続した排水管路を示す。
しての複数個のステーブ、３は一端を図示しない冷却水
の冷却装置に接続し、他端を最下位に位置するステーブ
に接続した給水管路、４は一端を最上位に位置するステ
ーブに接続した排水管路を示す。
ここで、各ステーブ２は連結管５によってそれぞれ縦方
向に接続されており、排水管路４の他端は排水樋６に開
口する。
向に接続されており、排水管路４の他端は排水樋６に開
口する。
そしてこの考案では排水樋６に戻り管路７を接続し、こ
の管路７の他端をまた図示しない冷却水の冷却装置に接
続する。
の管路７の他端をまた図示しない冷却水の冷却装置に接
続する。
排水樋６にはさらに、その内側を仕切板その他によって
区画して形成した管路７とは連通しない貯水部分８を設
け、ここに常に一定量の冷却水を溜め得るようにする。
区画して形成した管路７とは連通しない貯水部分８を設
け、ここに常に一定量の冷却水を溜め得るようにする。
この貯水部分８、すなわち排水樋６の位置は、冷却水の
後述するような自然循環のために、少なくとも最上位の
ステーブよりも高い位置とする。
後述するような自然循環のために、少なくとも最上位の
ステーブよりも高い位置とする。
第２図は排水樋の斜視図であり、排水管路４から流出し
た冷却水は、その一定量が貯水部分８に溜った後、仕切
板を越えて流出し、そして管路７を経て冷却装置へ導び
かれる。
た冷却水は、その一定量が貯水部分８に溜った後、仕切
板を越えて流出し、そして管路７を経て冷却装置へ導び
かれる。
さらにこの考案では貯水部分８と給水管路３をバイパス
管路９で接続し、このバイパス管路９に給水管路３から
貯水部分８方向への冷却水の流れを阻止する逆止弁１０
を配置する一方、給水管路３のバイパス管路９との接続
位置よりも上流側に、冷却水の給水管路上流方向への流
れを阻止する逆止弁１１を配置する。
管路９で接続し、このバイパス管路９に給水管路３から
貯水部分８方向への冷却水の流れを阻止する逆止弁１０
を配置する一方、給水管路３のバイパス管路９との接続
位置よりも上流側に、冷却水の給水管路上流方向への流
れを阻止する逆止弁１１を配置する。
このように構成した図示例の非常給水構造によれば、通
常時には冷却水は、給水ポンプによって冷却水の冷却装
置から給水管路３を経て各ステーブ２へ順次に供給され
、次いで排水管路４から排水樋６へ流出し、さらに戻り
管路７を経て冷却装置へ再び流入する。
常時には冷却水は、給水ポンプによって冷却水の冷却装
置から給水管路３を経て各ステーブ２へ順次に供給され
、次いで排水管路４から排水樋６へ流出し、さらに戻り
管路７を経て冷却装置へ再び流入する。
一方、断水、停電などによって給水管路３に、強制的に
循環される冷却水が存在しなくなった場合には、貯水部
分８に溜った冷却水がバイパス管路９、給水管路３、ス
テーブ２および排水管路４を経て自然循環して炉壁の冷
却を行う。
循環される冷却水が存在しなくなった場合には、貯水部
分８に溜った冷却水がバイパス管路９、給水管路３、ス
テーブ２および排水管路４を経て自然循環して炉壁の冷
却を行う。
これはすなわち、逆止弁１０が冷却水の給水管路３への
流下を許容する一方、逆止弁１１が冷却水の給水管路上
流方向への流れを阻止し、また、既にステーブ２内に存
在する冷却水が、炉内からの熱負荷によって蒸発を促進
されることに起因するものであり、比重の低下したステ
ーブ内の冷却水は、比重の大きい貯水部分内の冷却水に
よってステーブ２から押し出され、逆に貯水部分内の冷
却水が順次にステーブ内へ流入することによって冷却水
の自然循環が生じる。
流下を許容する一方、逆止弁１１が冷却水の給水管路上
流方向への流れを阻止し、また、既にステーブ２内に存
在する冷却水が、炉内からの熱負荷によって蒸発を促進
されることに起因するものであり、比重の低下したステ
ーブ内の冷却水は、比重の大きい貯水部分内の冷却水に
よってステーブ２から押し出され、逆に貯水部分内の冷
却水が順次にステーブ内へ流入することによって冷却水
の自然循環が生じる。
従って、貯水部分８には冷却水の蒸発損失を補うに足る
冷却水が溜っていれば、ステーブその他の炉壁冷却手段
の損傷を有利に防止することができる。
冷却水が溜っていれば、ステーブその他の炉壁冷却手段
の損傷を有利に防止することができる。
その後、断水、停電などが終った場合には、前述した通
常時と同様な冷却が行なわれることはもちろんである。
常時と同様な冷却が行なわれることはもちろんである。
以上のように、この例によれば、極めて簡単な構造にし
て断水、停電などにほとんど影響されない炉壁の冷却を
行うことができる。
て断水、停電などにほとんど影響されない炉壁の冷却を
行うことができる。
従ってこの考案によれば炉体周辺の繁雑な配管、非常給
水タンクなどを用いずに極めて有利に断水および停電に
対処することができる。
水タンクなどを用いずに極めて有利に断水および停電に
対処することができる。
第１図はこの考案の実施例を示す路線図、第２図は排水
樋を示す斜視図である。 １・・・・・・炉体、２・・・・・・ステーブ、３・・
・・・・給水管路、４・・・・・・排水管路、５・・・
・・・連結管、６・・・・・・排水樋、７・・・・・・
戻り管路、８・・・・・・貯水部分、９・・・・・・バ
イパス管路、１０゜１１・・・・・・逆止弁。
樋を示す斜視図である。 １・・・・・・炉体、２・・・・・・ステーブ、３・・
・・・・給水管路、４・・・・・・排水管路、５・・・
・・・連結管、６・・・・・・排水樋、７・・・・・・
戻り管路、８・・・・・・貯水部分、９・・・・・・バ
イパス管路、１０゜１１・・・・・・逆止弁。
Claims (1)
- 炉体に埋設した炉壁冷却手段に、給水管路および排水管
路を接続し、排水管路からの冷却水を受ける排水樋に、
戻り管路を接続するとともに、貯水部分を設け、この貯
水部分と前記給水管路をバイパス管路で接続し、このバ
イパス管路および給水管路のバイパス管路との接続位置
よりも上流側に逆止弁を設けて冷却水の排水樋への流れ
、ならびに冷却水の給水管路上流方向への流れを阻止し
得るようにするとともに、前記排水樋を、最上位の炉壁
冷却手段よりも高い位置に配置してなる高炉冷却水の非
常給水構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1979091105U JPS5815476Y2 (ja) | 1979-07-02 | 1979-07-02 | 高炉冷却水の非常給水構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1979091105U JPS5815476Y2 (ja) | 1979-07-02 | 1979-07-02 | 高炉冷却水の非常給水構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5611252U JPS5611252U (ja) | 1981-01-30 |
| JPS5815476Y2 true JPS5815476Y2 (ja) | 1983-03-29 |
Family
ID=29324189
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1979091105U Expired JPS5815476Y2 (ja) | 1979-07-02 | 1979-07-02 | 高炉冷却水の非常給水構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5815476Y2 (ja) |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5315962A (en) * | 1976-07-28 | 1978-02-14 | Comerio Ercole Spa | Device for temporarily clamping one or more needles in embroidering machine |
-
1979
- 1979-07-02 JP JP1979091105U patent/JPS5815476Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5315962A (en) * | 1976-07-28 | 1978-02-14 | Comerio Ercole Spa | Device for temporarily clamping one or more needles in embroidering machine |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5611252U (ja) | 1981-01-30 |
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