JPS58151365A - 陶土または配合用陶土の製造方法 - Google Patents

陶土または配合用陶土の製造方法

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JPS58151365A
JPS58151365A JP3207382A JP3207382A JPS58151365A JP S58151365 A JPS58151365 A JP S58151365A JP 3207382 A JP3207382 A JP 3207382A JP 3207382 A JP3207382 A JP 3207382A JP S58151365 A JPS58151365 A JP S58151365A
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clay
slurry
sieve
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JP3207382A
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香山 有樹
前田 義盛
山田 金五郎
佐藤 義富
江上 常則
名和 元樹
坂本 憲仁
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KYORITSU CERAMIC MATERIALS
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KIYOURITSU YOUGIYOU GENRIYOU KK
KYORITSU CERAMIC MATERIALS
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  • Preparation Of Clay, And Manufacture Of Mixtures Containing Clay Or Cement (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は陶土または配合用陶土の製造方法に係り、特に
色調や可塑性などの性能の改善された陶土または配合用
陶土を、陶石を原料として低コストで、大量に生産する
ことの出来る製造方法に関するものである。
古くから、佐賀県有出車、伊万里布を中心とした地域に
おいて、所謂有田焼という白い地肌を持つ高級磁器が大
量に生産されている。そして、このような磁器の磁土に
は主に陶土が用いられているが、かかる陶土は伝統的に
陶石を乾式スタンパ−にて粉砕し、水篩処理して微粒部
分を集めることによって、製造されている。
而して、天然原料である陶土は再生使用出来ない貴重な
資源である。今日、かかる陶磁器用陶土には、陶磁器の
消費量が増大するに伴ない、その需要が増加する一方、
(IL)良質な陶石の得られる部分から採掘されている
。(b)鉱床上或いは鉱床周辺の上地が宅地化されて行
く、(C)鉱床を採掘した後の処理規制が厳しくなる、
等の各種の採掘条件の変化のため、可採鉱量の減少、そ
の品質の低下、コストアップという傾向が見られるよう
になった。特に、高級な陶磁器用の陶土、即ち酸化鉄(
Fe203  ) ヤ酸化−P タ> (”02 )な
どの着色成分を殆んど含まない白色の陶土については、
近い将来においてそれが枯渇するという深刻な事態が招
来することも充分に考えられるのである。
本発明は、かかる事情に鑑みて為されたものであって、
その要旨とするところは、陶石を粗砕した後、粉砕機に
て粉砕せしめ、ついで25〜60μの粒度で分級して篩
下のものを集め、更に必要に応じて粉砕を加えた後、充
分に解Bqされた、固形分中の粒径1μ以下の粒子の割
合が35%以下である陶石スラリーを調製し、そしてか
かるスラリーを湿式高勾配磁選機にて処理するようにし
たことにあり、これによってFe2O3やTiO2など
の着色成分を極めて効果的に磁着、除去せしめ、以て著
しく品質の向上された陶土若しくは配合用陶土と為し得
たのであり、またかかる着色成分が多量に含有されるた
めに今迄使用され得なかった、或は低級品用としてのみ
使用されていた陶土原料からも、品質の良好な高級陶土
を取得し得ることとなった他、ボールミル、ローラーミ
ル等の通常の粉砕機を用いて陶石を粉砕せしめても、可
塑性などの諸性能に優れた陶土が効果的に得られ、以て
その生産性を高め、またそのコストダウンを図り得るこ
ととなったのである。
ここにおいて、かくの如き本発明手法に従って良好な品
質の陶土(配合用陶土をも含む。以下同じ)を与える陶
石とは、白雲母族鉱物−カオリン族鉱物−石実質系の岩
石であって、石英とセリサイト及び/又はカオリナイト
からなる場合が多いが、葉蝋石(パイロフィライト)も
含有する場合がある。かかる陶石としては、例えば、来
由陶石、天草陶石の如く生産地などの名称を冠した各種
の陶石が代表的であるが、地域的には、熊本系、佐賀基
以外にも、長崎系、岐阜系、石川系、福島系等、国外で
は中国、韓国等、広く分布している。
本発明では、このような陶石を採鉱した後、先ず次の粉
砕機に供給するために、例えばジョー・クラッシャーな
どを用いて最大粒径が10ai程度以下となるように粗
砕が行なわれるのである。
ついで、この粗砕され゛存一定粒度以下の粗砕陶石は、
ローラーミル、タワーミル(基型粉砕s>、チューブミ
ル或は乾式ボールミルなどの適当な粉砕機を用いて粉砕
せしめられ、そしてその微細な粉砕物が、乾式または湿
式の分級機、例えば風簸若しくは水篩によって、25〜
60μの間の所定の粒度で分級せしめられるのである。
かがる25〜60μの範囲内において、原告(陶石)中
の石英粒の大きさにより最も効率のよい分離の出来る粒
径を選んで分級せしめることにより、篩上のもの(分級
粒径より大なる粒子)には石英が濃縮される一方、篩下
のもの(分級粒径より小なる粒子)には粘土分が濃縮せ
しめられることとなるのであり、本発明では、かかる粘
土分の多い篩下のものを集めて、次、の所定の磁選処理
が施されるのである。
なお、かくの如き25〜60μの間での分級操作によっ
て石英分を効果的に除去するためには、前記粉砕機によ
る粉砕操作を、30μ以上の粒子が3〜80%、且つ4
4μ以上の粒子が15%以下となるように、実施するこ
とが望ましい。このような粒径分布となるように選択的
に粉砕せしめることにより、陶土となる粘土分(セリサ
イト。
カオリナイト等)が、石英分の混入を抑制しつつ、効果
的に採取されるのである。即ち、44μを越える粒子が
多くな、ると、それらの粒子にも粘土分が含まれている
ので、陶土としての歩留りが悪くなるのであり、また3
0μ未満の粒子が多くなると、陶石中の石英分が細粉と
なって粘土分との分離が悪くなり、最終的に陶土として
の可塑性などの性能に悪影響をもたらすのである。けだ
し、セリサイトやカオリナイト粒は通常数μ以下である
のに対して、石英の粒径は、原告により異なるが、該セ
リサイト粒などより遥かに大きく、それ故原告を全べて
一度に微粉砕すると、石英粒までも粉砕されて微粒とな
り、その後分級を行なっても粘土分の多い部分と石英外
の多い部分との分離精度が非常に悪くなるからであり、
従って石英外は余り粉砕されないように上記範囲内に維
持するのが有効であるのである。
また、かかる粉砕手法に代わる、工業的に有用なリサイ
クル粉砕手法も、本発明では有利に採用されるものであ
る。このリサイクル粉砕手法にあっては、先ず、前記粗
砕された一定粒度以下の粗砕陶石が、粉砕機にて80μ
以上の粒子が10%以L1好ましくは10〜70%とな
るように粉砕せしめられ、そしてこの得られた陶石粉砕
物が前述のように25〜60μの間で分級(−次分級)
せしめられ、その篩下の粘土分の多いものが集められる
。一方、かかる−次分級によって分離された、石英外の
多い篩上のものには、そこに含まれている石英外(8i
02)を除去するために35〜100μの間における所
定の粒度での分級(除珪分級)操作が施され、これによ
り石英外の更に濃縮されたものが篩下として除去され得
るのである。
換言すれば、かかる35〜100μの範囲内において、
原告(陶石)中の石英粒の大きさにより最も効率のよい
分離の出来る粒径(当然のことながら、−次分級時の粒
径より大となる)を選んで分級せしめることにより、篩
下のもの(−次分級粒径よりは大きく、除珪分級粒径よ
りは小さな粒子)には石英がより一層濃縮され、そのた
めこれが廃棄される一方、篩上のもの(除珪分級粒径よ
り大なる粒子)は、未だ充分な粉砕作用を受けておらず
、それ故そこには石英外と共に粘土分も原告と同程度に
含まれているため、該除珪分級操作によって取り出され
た篩上のものは、再び前記粉砕工程に戻されて、原告と
同様に粉砕処理を受けるのである。そして、この再粉砕
されたものは、再度前記−次分級操作を受け、25〜6
0μの篩下の(−次)分級物が取得されることとなる。
このように、大きな粒径の陶石粒子は再循環されて、幾
度となく、粉砕、分級処理を受けるのであり、これによ
って原告(陶石)からの粘土分の採取効率(歩留り)の
向上が達成されることは勿論、粉砕工程における原告、
再循環陶石粒子の粉砕条件が緩和され、以て石英外の微
粒化が効果的に抑制されることにより、石英外の混入の
少ない製品、換言すれば可塑性などに優れた製品を有利
に取得し得るのである。
なお、このような好ましい粒度を与え、過粉砕になりに
くい粉砕機として、本発明にあっては、特に、回転せし
められるローラーの遠心力を利用して粉砕を行なう、所
謂ローラーミル、及び基型粉砕機:タワーミルが推奨さ
れるのである。”更にまた、かかる粒度を与える粉砕機
としては、単なる粉砕操作のみの通常の粉砕機や、分級
機構を内蔵した粉砕機、更には分級機を組み合わせた粉
砕機があり、史にはそれらの乾式タイプのもの、湿式タ
イプのもの等もあるが、いずれにしても、前記本発明に
従う粒度条件を満たす粉砕物が得られることとなるなら
ば、如何なる粉砕機をも使用可能である。
そして、かくして得られた25〜60μの篩下の分級物
には、必要に応じて更に粉砕操作が加えられた後、次の
湿式高勾配磁選機による磁選処理を施すために、所定の
陶石(陶土)スラリーが調製されることとなる。かかる
スラリーは、充分に解りされていることが必要であり、
未解HYの部分に対しては充分な磁選作用を及ぼし得ず
、磁選効率を低下せしめる原因となる。また、かかる解
膠は、ケイ醗ソーダの如き公知の適当な解llv剤を陶
石スラリーに添加することによって行なわれるが、その
添加の時期としては、該湿式高勾配磁選機にかけられる
直前までの如何なる段階であってもよく、前記粉砕操作
や分級操作の前後あるいはその途中であっても何隻差支
えない。更に、かかるスラリーにおける固形分中の粒径
1μ以下の粒子の割合が35%以下、好ましくは30%
以下となるように調整する必要があるのであり、微粒子
が余りにも多くなり過ぎると、湿式高勾配磁選機による
磁選処理によって目的とする磁性物を磁着、除去し難く
なって、本発明の目的が良好に達成され得なくなる。従
って、かかる陶石スラリーを調製するに際しては、陶石
原料を物理的に粉砕し過ぎないように注意することが望
ましい。また、かかる粒径1μ以下の粒子の割合の下限
は、一般的に、1%程度とすることが望ましい。
なお、この調製された陶石スラリーは、一般に5〜70
%、好ましくは10〜40%の陶石(陶土)固形分を有
するように調節されることが望ましく、これに対してス
ラリー中の固形分の割合が余りにも高い場合には湿式高
勾配磁選機における有効な磁選処理が困離となるのであ
り、また截すぎる場合には、生産性、ひいては経済性の
点などで問題を生じるようになる。また、湿式高勾配磁
選機に供給される陶石スラリーの粘度が高すぎると、該
陶石スラリー中からの磁性物、特に弱磁物(着色成分)
の除去を充分に行ない得なくなるので、通常、かかるス
ラリーの粘度を20センチポアズ以下、好ましくは10
センチポアズ以下とすることか望ましい。
また、ここで用いられる湿式高勾配磁選機とは、一般に
磁場の強さ;Hが3〜25X1030e程度、磁場勾配
;dH/dx  が1000〜20000×1030e
/an程度で、磁界条件;H(dH/dx)としては(
8000〜500000)X106028/an程度の
ものであって、各種のものが市販    ゛され、所謂
高勾配磁気分離機として当業者によく知られている。
そして、この湿式高勾配磁選機に対して、前述した条件
下の陶石スラリーを供給して、所定の磁選処理を施すこ
とにより、該陶石スラリー中の着色成分たる磁性物、特
に弱磁物までもが効果的に磁着、除去せしめられること
となるのである。即ち、陶ど(陶土)粒子の制限された
粒度の下での高勾配磁選処理によって、Fe2O3やT
lO2などの着色成分の除去効果が高められ、それ故品
質もより一層向上せしめられることとなるのであるが、
この品質向上効果は、単なる磁選機による磁選処理によ
って達成されるものではなく、高勾配磁選機を用いると
共に、陶石スラリー中の特定粒子の粒度を規制すること
によって初めて達成されるものなのである。
なお、本発明にあっては、かかる湿式高勾配磁選機によ
る磁選処理に先立って、陶石スラリーに対して通常の磁
選処理などを予め施すことも可能であり、これによって
本発明に従う高勾配磁選処理を効果的に為すことが出来
る。
また、かかる本発明に従う高勾配磁選処理の施された陶
石スラリーは、脱水してそのまま製品(陶土)として用
いられたり、更に他の粘土類、珪石粉、長石粉等と混合
されて陶土或は磁土などとして用いられることとなる。
このように、本発明に従えば、特定の陶石スラリーに対
する高勾配磁選処理による相剰的な除去作用によって、
陶土中の着色成分たるFe2O3やTiO□などの磁性
物が極めて効果的に除去され、以て品質の著しく向上さ
れた陶土が得られることとなったのであり、これにより
従来低品質の陶土として取り扱われていたものを、高品
質の高級陶土と為し、その価値を高め、且つその用途を
著しく拡大し得たのである。
また、本発明によれば、生産性の高い粉砕機が利用出来
ることにより、可塑性などに優れた良質の陶土が低コス
トで大量に生産することが出来、そのための設備に必要
な面積も少なくて済むようになったのである。
以下に、本発明を更に具体的に明らかにするために、い
くつかの実施例を示すが、本発明がそれらの実施例の記
載によって何等の制約をも受けるものではないことは、
言うまでもないところである。なお、実施例中の百分率
は特に断わりのない限り何れも重量基準にて示すもので
ある。
実施例 1 皿山脈音陶石(組方)を粗砕して得られた1cm角以下
の大きさのもの1500kgを、ミゼット型ローラーミ
ル(石井粉砕機製作所製)に順次供給しつつ、乾式粉砕
せしめ、30μ以上の粒子を14%、44μ以上の粒子
を4%含む粉砕物(試料A)を得た。
ついで、かかる粉砕物を風力分級機(安用電機製作所製
ミクロプレックス400MPL )テ分級点二35μで
分級し、篩下のもの(85μ以下)を分離、補集し、試
料Bを得た。
そして、かくして得られた分離補集物に対して水を加え
、固形分:25%、1μ以下の粒子の割合:16%、ナ
イ酸ソーダ添加量:0.20%(対乾粉)、スラリー粘
度(B型回転粘度計):4.0センチボ了ズの陶石スラ
リーを調製した後、”湿式%式% −19型(米国:サラ・マグネティックス社製)に供給
し、磁場:15キロガウス(KO)、磁場勾配: 20
000 KG/an、磁界条件:800x103KG”
/an、流速:20m/Hrの条件下に磁選(高勾配磁
選)処理を施し、目的とする着色の少ない陶土(試料C
)を得た。
かかる陶土の製造過程で得られる粉砕品、分級品、磁選
品(陶土)の化学組成並びに累積粒度分布(比重計法に
よる)を求め、その結果を第1表及び第2表にそれぞれ
示した。
これらの表より明らかなように、本発明に従って所定の
粒度で分級した後、高勾配磁選処理を行なうことにより
、5in2 成分が少なくなる一方、Al2O3成分が
増加し、また着色成分たるFe2O3゜TiO2成分が
著しく減少せしめられて、その品質が高められているこ
とが理解されるのである。
実施例 2 村山脈音陶石(変色)の5000kgをla[1角以下
の大きさとなるように粗砕した後、かかる粗砕物を湿式
粉砕機:タワーミルVW−75型(日本タワーミル株式
会社製)にて湿式粉砕せしめ、30μ以上の粒子が略3
9%の割合を占める粉砕物(試料D)を得た。
ついで、この湿式粉砕物を、遠心分級機:デカンターZ
2L型(田辺鉄工所部)を用いて、40μの分級点にて
分級し、40μより小さな粒子である篩下のものを集め
ろ一方、40μより大きな粒子の篩上のものに対しては
更に60μの分級点で湿式分級(除珪分級)を施した。
なお、後者の湿式分級には、湿式サイクロンMD−3型
(三菱金属株式会社製)を用いた。そして、この除珪分
級によって分離された篩下のもの(石英分が濃縮された
60μ以下の粒子)を系から取り出し、廃棄する一方、
−60μ以上の粒径の大きな篩上のものを再び前記湿式
粉砕機に戻し、粉砕・分級操作を繰り返した。
かくの如き粉砕・分級操作の繰返しによって、前記粉砕
物中の石英分(8i02)を濃縮し、系外に除去する一
方、前記デカンタ−22L型遠心分級機から取り出され
る、粘土分が濃縮された40μ以丁の篩下の分級物(試
料E)を集めた後、ケイ醗ソーダにて充分に解Hqされ
た、固形分が25%、粘度が8.5センチポアス、1μ
以下の粒子が12%の割合を占める水性スラリーを調製
し、ついで実施例1と同様な条件下に湿式高勾配磁選機
にて磁選処理した。そして、この磁選処理された水性ス
ラリーを脱水・製出することにより、着色の著しく改善
された、目的とする陶土(試料F)を得た。
かかる陶土の製造過程で得られた粉砕物、分級物(40
μ篩下のもの)、更には製品たる陶土(磁遺品)の化学
組成及び累積粒度分布を求め、その結果を下記第3表及
び第4表に示した。
第3表、第4表の結果より明らかな如く、磁選品はFe
!03. TiO2の着色成分が著しく減少せしめられ
ており、また石英分たる8i02  量も少なくなって
いる一方、Al2O,量が増加されて、その品質が高め
られていることが理解されるのである。
一性能試験一 本発明に従う試料として8種類(隘1〜8)、比較例と
して4種類(隘4〜7)の試料を、それぞれ下記の如く
用意した。
試料凪     試料特性 1 ・・・・・・・・・実施例1で得られた陶土(試料
C)2 ・・・・・・・・・実施例1で得られた陶土に
10%の割合でカオリンを添加したもの 8 ・・・・・・・・・実施例2で得られた陶土(試料
F)4 ・・・・・・・・・有田焼用撰上陶土(市場品
)5 ・・・・・・・・・村山脈音組方をスタンパ−粉
砕した後、高勾配磁選処理して得られ た陶土 6 ・・・・・・・・・実施例1の分級品を陶土としだ
もの(磁選処理が施されていない) 7 ・・・・・・・・・皿山脈音組方を実施例1の如く
粉砕した後、分級することなく、高 勾配磁選処理して得られた陶土 これら7種類の陶土試料を用いて、鋳込成形並びにロー
ラマシン成形を行ない、それぞれ成形特性を評価する一
方、得られた成形品及びテストピースについて焼成呈色
評価、透光度の測定を行ない、それらの結果を第5表に
併せ示した。
なお、鋳込成形は、泥準濃度が68%となるように鋳込
泥漿を調製しく解げ剤として水ガラスが固形乾粉量に対
して0.85%添加されている)、これを石膏型に流し
込み、高さ5.5 anのぐい呑盃を成形することによ
り、実施された。そして、この時の脱型性とは、石膏型
に所定の泥漿を流し込み、着肉せしめた後、残りの泥漿
を除去し、そのあとの着肉した素地と石膏型との分離の
具合と仕上り状態をいうものであり、また半仕上性とは
、上記脱型された素地に存在する余分な部分を細い鉄線
で切り離すときの仕上りの良し悪しをいうものである。
また、クーラマシン成形は、試料をデエアリングマシン
にかけた後、外鏝ローラマシンにて直径17cm、高さ
2ans厚み4.1閣のパン皿を成形することによって
行なわれ、その成形性とは、ローラマシン成形時の素地
の仕上り性を言い、更に切れ発生とは、ローラマシン成
形後の素地の切れ(ヒビ割れ)の有無を意味するもので
ある。
さらに、焼成呈色評価(A)は上記ローラマシン成形に
て得られたパン皿を素焼、釉かけ、本焼(1260°C
の還元炎焼成)したものについて、また焼成呈色評価(
B)は各試料から成形された5ai+X6cmX5m(
厚み)の試験片を1260°Cの還元炎焼成したものK
ついて、それぞれJIS−Z−8780に従って明度指
数(L)、クロマテイクネス指数(a、b)を求め、そ
れらの色調を評価した。
さらにまた、透光度は、上記焼成呈色評価(A)に用い
られた本焼パン皿を対象とし、これに光源からの光を照
射して、通過した光量を照度計にて測定し、試料mlの
パン皿の値を100として各試料の透光量を評価した。
第5表の結果より明らかなように、本発明に従う試料庵
1〜3はいずれも優れた成形特性を有することが認めら
れ、また市場で高級陶土とされている試料隘4やスタン
パ−品である試料pHh5と同様に可塑性に優れたもの
であることが確認される一方、色調(焼成呈色)や透光
度においてはそれらと同等あるいはそれらよりも優れて
いることが明らかとなった。
実施例 3 25〜60μの間の粒度で分級して得られた、1μ以下
の粒径の粒子を各種割合で含む陶石スラリーに対して、
実施例1に従う手法によって高勾配磁選を施し、それぞ
れFe2O3除去率を求め、その結果を1μ以下の粒子
の含有割合との関係において第1図に図示した。
第1図の結果より、1μ以下の粒径の粒子が少なくなる
に従って、Fe2O3の除去率が向上していることが認
められ、一般に85%以下、好ましくは30%以下程度
の含有量において優れた結果が得られることが示されて
いる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、実施例8において求められた1μ以下の粒径
の粒子の含有割合とFe2O3除去率との関係を示すグ
ラフである。 出願人  共立窯業原料株式会社 第1頁の続き 0発 明 者 坂本憲仁 名古屋市西区則竹新町1−1株 式会社ノリタケカンパニーリミ テド内

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (り陶石を粗砕した後、粉砕機にて粉砕せしめ、ついで
    25〜60μの粒度で分級して篩下のものを集め、更に
    必要に応じて粉砕を加えた後、充分に解Bτされた、固
    形分中の粒径1μ以下の粒子の割合が35%以下である
    陶石スラリーを調製し、そしてかかるスラリーを湿式高
    勾配磁選機にて処理することを特徴とする陶土または配
    合用陶土の製造方法。 (2)前記粉砕機による粉砕が、30μ以上の粒子が3
    〜30%且つ44μ以上の粒子が15%以下となるよう
    に行なわれる特許請求の範囲第1項記載の方法。 (3)前記粗砕された陶石を、粉砕機にて30μ以Fの
    粒子が10%以上となるように粉砕せしめ、ついで25
    〜60μの粒度で分級して篩下のものを集める一方、そ
    の篩上のものに対しては更に35〜100μの粒度で除
    珪分級を施して篩下のものを除去し、その篩上のものの
    みを取り出した後、それを再び前記粉砕工程に供給せし
    めるようにすることにより、大きな陶石粒子を再循環さ
    せつつ前記25〜60μの粒度の分級によってその篩下
    のものを取得し、ついで前記陶石スラリーの調製を行な
    う特許請求の範囲第1項記載の方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102527508A (zh) * 2011-12-14 2012-07-04 柳州市远健磁力设备制造有限责任公司 一种从切割产生的金属屑中湿法磁选回收铝、铁的方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN102527508A (zh) * 2011-12-14 2012-07-04 柳州市远健磁力设备制造有限责任公司 一种从切割产生的金属屑中湿法磁选回收铝、铁的方法

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