JPS58151127A - 自動車用受信装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、受信感度さらに雑音特性等を効果的に改良
するようにした自動軍用ラジオ受信装置に関する。

従来から自動車用のラジオ受信装置にあっては、金属体
でなる車体の外部に受信アンテナを設置すると共に、運
転席の近くの車室内に受信機を設置するようにしている
。そして、上記受信機とアンテナとを電波信号伝送線に
よって接続している。この場合、間ｍｓａｍ等の操作部
は、上記受信機と一体に構成され、受信機ボデー前面の
操作つまみ等が、運転者を含む乗員によって容易に操作
できるようにしている。

第１図はこのような従来のラジオ受信機の概略的な構成
を示したもので、受信アンテナ１ノは車体のボンネッ、
ト部側部あるいは後部トランク部側部に外方に向けて収
り付けられ、受信機１２は車室内に設置される。この受
信ｍ１ｘは同一回路ＩＳおよび検波、増幅等を行なうオ
ーディオ信号変換部１４等で構成されるものでさらに同
調回路１３およびオーディオ信号変換部１４に対して、
同調制御指令および音量可変指令を発する制御回路１５
を備え、この制御回路１５にはつまみ等による操作部１
６から操作制御信号を結合するようにしてなる。そして
、受信アンテナ１１と受信機１２の同副回路ＩＳとの間
は、伝送同軸ケーブル１７によって接続する。この場合
、同軸ケーブル１７および受信機１２の接地回路は、金
属でなる車体に接地接続される。

すなわち、受信アンテナ１ノに生ずる電波受信に伴なう
起電力は、同軸ケーブル１７を介して同調回路１３に伝
送され、操作部１６から制御回路１５を介して与えられ
る同調指令信号に基づき、所定の目的とする電波を同調
受信する。

そして、この同調受信信号はオーディオ信号変換部１４
で検波増幅してオーディオ信号に変換し、車室内に向け
て設置されるスピーカ１８に供給してラジオ受信音声を
得るものである。

ここで、受信ａＺＺの同調回路１３は、通常量ダイオー
ドＣＩからなる並列共振回路によって構成されるもので
、操作部１６の操作に応じて制御回路１５からダイオー
ドＣＩの容量を可変制御し、目的とする電波を同一受信
する。この場合、アンテナ１１からの受信輻電力は同軸
ケーブル１７を介して同調回路ＩＳに伝送されるもので
あるため、可変容量ダイオードＣｘｌ二並列にして、同
軸ケーブル１ノの電極間容量Ｃｃが存在する。したがっ
て、この竜極間容臘Ｃｃが存在しなければ、同調周波ｔ
ｉＸｆＴはｆＴ−２ｄτ下ｒ であるが、同軸ケーブル１１が存在するため実際の同調
周波数は ｆＴ−ハＣてｒコ璽 となる。ここでインダクタンスＬと並列に入る容量Ｃ（
−Ｃｘ＋Ｃｃ）と同調周波数ＪＴとの関係は＄３図に示
す曲線のようになる。

通常、このような自動車用ラジオ受信１ｊｔ置にあって
は、同軸ケーブル１７の長さが１〜３屏もあり、その電
極間容ｌ　Ｃｃも比較的大きなものとなる。したがって
、ダイオードの可変容量Ｃｘに基づく可変同調周波数は
、第３図において可変容量Ｃｘが「０」に対応するｆｌ
と、可変容量Ｃｘの可変幅ΔＣｘによる可変容量最大（
二対応するｆ、との間の幅しかとれず、要求される同調
周波数幅Ｃｆｓ〜ｆｔ）に対応させることが困難となる
。

さらｊ−二、容置ＣＣが存在するため、アンテナ１１に
おける起電力Ｅは「／２　Ｃｃ　ｉｉｊ”　Ｊとなる静
電エネルギとして吸収され、受信機同調回路１３に到達
する入力分は小さなものとなって、充分な受信感度とす
ることができない。この点を改善する手段として受信機
１２の前段部に高周波増幅段を設けることが行なわれる
ものであるが、この増幅段は受信すべき放送の周波数を
すべて受信機１２に伝送する必要があり、中間放送帯か
ら超短波放送帯まで含んで、通常０．５ＭＨｚ〜１１０
ＭＨｚ　の帯域をカバーしなければならない。

しかし、実際に受信するのは選崗された放送周波数ｆｄ
に対応する狭い周波数帯に限られるものであるのに対し
て、高周波増幅段ではこれより充分広い帯域を増幅して
いる。今、周波数ｆｄに近接した周波数の放送電波が存
在すると、高周波増幅段の非直線性によって、相互変調
作用で新しい周波数成分の信号が発生し、これが周波数
ｆｄに等しいような状態となると、強い混信境象が起る
。その対策として非直線性を除くための複雑な回路を設
けるなどがあるが、構成が複雑となり、またその特性改
良も効率が良くないものであった。

この発明は上記のような点に１みなされたもので、同軸
ケーブルのような伝送縁体を使用することなく、腫送電
波ｔｔ４実且つ動車的に受信するようにして、効果的に
受信感度、同−特性等を改良するようにした自動軍用ラ
ジオ受信装置を提供しようとするものである。

すなわち、この発明に係るラジオ受信装置は、車体に対
して取り付けられる受信アンテナと一体的にして受信機
の少なくとも同調回路を構成すると共に、運転席等の車
室内に対応して操作部を設け、この操作部から上記同調
回路を遠隔制御によって同調制御させるようにしたもの
であり、さらに１記受信機において同調回路の後段に高
周波増幅段を設けるようにしたものである。

以下図面を参照してこの発明の一実施例を説明する。′
Ｓ４図はその概略的な構成を示したもので、受信アンテ
ナ１ノは、同軸ケーブル等を介すことなく、直接的に受
信８１１２の同調回路１３に接続する。この受信＠１２
は同軸回路１３で同調選択された受信信号を増幅する高
周波増幅回路１９およびこの増幅回路１９で増幅された
高周波受信信号を検波し低周波増幅するオーディオ信号
変換回路Ｊ４を備え、この回路１４から得られるオーデ
ィオ（Ｍ号はスピーカ１８に供給し、音声として発生さ
れる。また、上記同調回路１３およびオーディオ信号変
換回路１４に対して、同調制御指令および音量、ｆ質制
御指令を発する制御回路１５を有するもので、この制御
回路１５に対しては、受信機１２から分離された操作部
１６から、つまみ等の操作に対応した操作信号が結合さ
れる。

ここで、上記受信アンテナ１１および受信機１２は、第
５図に・２０で示すように受信部として一体的に構成さ
れるもので、例えば受信アンテナ１１が車体２１のトラ
ンク部に外方に向けて突出するように構成される場合、
この受信部２０はトランク内に設置固定される。そして
、この受信部２０から収り出されるオーディオ信号は、
車室２２内の例えばリアシート後部のスピーカ１８ｍ、
１１ｂに配線により導かれるものであり１、また操作部
１６は車室２２の運転席フロントパネル部に装置し、こ
の傑作部１６と受信部２０との間は配線２１により接続
する。

第６図は上記単体２１のトランク内に設置された受信部
２０の具体的構成例を示すもので、受信アンチ−）−１
１は金属棒状体で構成されるもので、その基端部は詳細
は示してないが絶縁体でなる可撓性のケーブル２４で構
成し、このケーブル２４はリール２５に巻き付けられて
いる。

このリール２５の回転に対応してアンテナ１ノが伸縮制
御されるもので、リール２５に対しては同軸的に歯車２
６を結合し、この歯車２６はモータ２７で回転されるフ
オームギア２８で回転され、モータ２２の回転制御でア
ンテナ１ノの伸縮が制御されるようになっている。そし
て、これらの機構は金属でなるハウジング２９内に収納
固定され、ねじ機構３０によって車体２１の外装板等に
取り付は固定される。

また、上記ハウジング２９に対しては金属ケース３０を
一体的に収り付け、この金属ケース３０内に前記受信機
１２を収納する。この受信ａＡ１２からは、その内部の
同調回路１３に接続される接触片３１が突出され、この
突出片３１は前記受信アンテナ１１に弾性的に接触し、
電波受信に対応するアンテナ１ノの起電力が、受信機１
２の同調回路ＩＳで検知されるようにしてなる。Ｓ２は
、上記受信９２２からのオーディオ信号回路さらにモー
タ２７に対する駆動電流回路、そして接地回路を含む導
出端子板で、この端子板３２から前記スピーカＩ　Ｊｉ
　ｍ、　１８ｂさらに操作部１６に対する配線が行なわ
れる。

すなわち、上記のように構成されるラジオ受信装置にお
いては、アンテナ１１で発生した起電力は接触片Ｓ１を
通して受信＠１２の同軸回路１３に結合される。この場
合、接触片３１は極めて短かく構成できるものであり、
且つ接地電位となるハウジング２９さらに金属ケース３
０とは充分な距離をもって、しかもＭ４率の小さい空気
を介して設定される。したがって、この接触片３１の静
電容量は極めて小さなものとすることができる。これは
、前述した従来の同軸ケーブルで接続した場合に比較し
て、靜゛峨容量を非常に小さくできるものであり、前述
した同軸ケーブルの存在による欠点はすべて効果的に改
善される。

これは、特に自動車用ラジオ受信機のように、自動車の
移動に伴ない所によって掻めて強い電界、または所によ
っては極めて弱い電界となるような受信電界の大きく変
動する受信環境の場合に非常に大きな効果となるもので
あり、また限られたスペースであるフロントパネル部も
より効果的に利用できるようになる。

また、上記ラジオ受信装置にあっては、同調回路１３の
後段に高周波増幅回路１９を設けるようにした。したが
って、この高周波増幅回路１９では同調選局された受信
束−波に対応する信号のみを増幅するものであり、増幅
回路１９に非直線性が存在するような場合でも、混信状
態のような障害を発生することがなく、効果的に受信感
度を同上させることのできるものである。

また、アンテナからの受信電波に対応する起磁力を同軸
ケーブルで同調回路部に伝送する場合、この同軸ケーブ
ルはシールドされた車体内を引きまわされるため、放送
゛電波を吸収することはないが、車体内に存在する点火
プラグ系等からの各種雑音源からの信号が侵入し、信号
対雑音比を悪化させる原因となっていた。しかし、上記
実施例のようにオーディオ信号に変換して充分大きなレ
ベルの信号としてからスピーカー１１ｍ、１８ｂに伝送
するようにすれば、雑音侵入の影響はほとんど受けるこ
とが無く、信号対雑音比の改善にも大きな効果を発揮す
る。

その他、受信アンテナ部と受信同調回路部とが一体的に
組み立てられ、商品化することのできるものであるため
、アンテナと同調回路とが最適な動作をするように回路
！ｉｉ！笹して出荷可能となり、従来のように車に取り
付ける毎に行なう調整は不要となり、安定した受信特性
を効果的に設定可能となる。

尚、上記実施例では、受信＠ｉｓを同一回路とオーディ
オ信号変換部とで一体的に構成し、アンテナ機構と一体
結合するように示した。しかし、受信機１２部を同一回
路１３部のみ、あるいは高周波増幅回路１９まで、さら
に検波段までで構成するようにしてもよいものあり　要
するにレベルの低いアンテナからの起電力を同軸ケーブ
ルを介することなく、同調回路１３に結合するように構
成すれば、充分その効果は達成できるものである。特に
出力増幅部のみを操作部１６と一体的に設けるようにす
れば、これは他の並設されるテープ装置等の増幅部とし
ても効果的に使用できるようになる。

以上のようにこの発明によれば、受信感度を効果的に向
上させ、且つ雑音特性までも改善することの可能な自動
車用ラジオ受信機の提供で１６ものであり、さらに同調
のためのアンテナとの結合調整も出荷前に実行できるも
のであり、その効果は著るしいものである。

尚実施例では受信アンテナとして外部に突出する棒状ア
ンテナの例を示したが、これはリアあるいはフロラトウ
インドに添設して形成する構造のアンテナであっても同
様に実施可能であることはもちろんである。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来のラジオ受信機を説明する概略的構成図、
第２図は上記ｆ！置で使用される同一回路の例を示す図
、第３図は同一特性を示す曲線図、第４図はこの発明の
一実施例に係るラジオ受信機を説明する概略的構成図、
第５図は同じく車体に対する取り付は状態を示す図、第
６図は同じく受信部の構成例を示す断面図である。 １１・・・受信アンテナ、１２・・・受信機、１３・・
・同調回路、１４・・・オーディオ信号変換回路、１６
川操作部、１ｇ、ｌａｍ、ｌ１ｌｂ・・・スピーカ、１
９・・・高周波増幅回路、２０・・・受信部、２ノ・・
・車体、２２・・・車室、２７・・・モータ。 出鵬人代理人　　弁理士　雌　江　武　彦第１図 第２図 第３図 １４図 ＩＩ　５関 ＷＪ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 （１１車体に取り付けられたアンテナ装置と、このアン
   テナ装置と一体的に構成され車体内部に設置された受信
   機同調回路と、この同調回路から離れた位置の車室内に
   対応して設置され上記同調回路に操作同調制御指令を発
   する操作機構とを具備し、受信機同調回路をアンテナ装
   置と直結すると共に、離れた車室内から上記同調回路を
   制御するようにしたことを特徴とする自動車用ラジオ受
   信装置。 （２）上記受信機は同一回路と共に検波増幅するオーデ
   ィオ信号変換部を含み構成するようにした特許請求の範
   囲第１項記載の受信装置。 （３）上記受信機は、同調回路の後段に＾周波増ＷＡ段
   を有し、同一された受信信号のみを高周波増幅するよう
   にした特許請求の範囲第１項記載の受信装置。