JPS581495Y2 - 菓子箱等の包装用缶 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、例えば菓子などを詰めた缶の改良に関する
ものである。

この種包装用缶は、中身を使用してしｌうと一時は捨て
難く保存するがいつか捨ててし１うことになり、甚だし
く資源の無駄な消失である。

ところで事業場や商店等では、得意先に中元品や歳暮品
の贈呈を行い、感謝の意を表すると共に、贈呈品を通じ
て贈呈者の認識を深めることを求る。

年末にカレンダーを届けるのも一つの手段である例、カ
レンダーといえども比較的コスト高である。

にもかＸわらず受は取った側では各方面からカレンダー
の届けがあり、従って好みのものを選択使用することに
なり、選択から除外されたカレンダーはいつか棄却され
る波目になってその実が上らないことがある。

そこで本考案者は、定期的贈呈品を例えば菓子箱とし、
且つ容器を缶にして、中身を食した後は空缶を卓上に置
いて備忘入れに再使用し得るようにすると共に日常使用
の上での必要な要素を缶に盛り込めば空缶になっても次
の贈呈１での間活用してもらえるであろうし、缶表面に
広告表示することによって贈呈者が忘れられないであろ
うと考え、且つは資源の有効再利用になることに着目し
包装用缶に工夫を施こしたのである。

以下この考案の実施例を添付図面に基いて詳細に説明す
る。

図においてＡは菓子等を詰める缶本体、Ｂは缶蓋である
。

缶蓋Ｂにはその頂壁外表面においてそのほぼ１／２の部
分に形等の窪み部１を所要大きさ所要深さに形成する。

大きさは例えば小型の月別カレンダー２の大きさ、深さ
は月別カレンダー１２枚の積層体、或は同程度の大きさ
のメモ紙所要枚数からなる積層体Ｃを装填し得る浅い窪
みとする。

積層体Ｃは一辺縁で綴金３で綴じ、且つミシン目４を施
して１枚づ＼千切り得るようにするか、便箋のように軽
く糊付けしたものとし、積層体の裏面に両面粘着テープ
５を貼りつけ、この粘着テープを利用して窪み部底に固
定する。

尚窪み部１には積層体の紙片めくり側に指挿し込み用入
り込み部６を形成しておけば紙片めくりが容易となる。

又積層体Ｃが月別カレンダーの場合、余白ａを設けその
月の行事等を掲示しておく。

缶蓋Ｂの他方のほぼ１／２部分には贈呈溝側事業場や商
店の称号、電話番号、取扱い商品等を表示する。

第１回において１点鎖線の角枠７は上記表示部分を示す
。

更に缶蓋の適当位置に「備忘入れ」の表示８を施してお
くか、中身が無くなり空缶になった際に貼りつけてもら
えるように缶内に、「備忘入れ」の文字を印刷し裏面に
粘着剤層を形威し離型紙で覆った紙片を入れておく。

この考案は上記したような構成であり、この包装用缶は
缶蓋表面に適当な深さの窪み部を設けて月別カレンダー
の如き紙片の積層体を、紙片−を１枚づつめくり、又は
千切れるようにして装填固定しておき、又別に必要な広
告表示部を設けであるので、広告表示部に必要な印刷を
施してこの缶に所要の物品を詰め得意先等に贈呈するこ
とにより、受取った者は中身を処分し終った空缶を卓上
におき、カレンダー類を活用し、メモした紙片を缶内に
投入保管する備忘入れとして長く利用できるという効果
があり、又缶蓋表面には贈呈溝側の必要な広告印刷が施
しであるので、卓上において日常使用中広告文字類が目
に写って認識を強くし贈呈の実を太いにあげ得るという
効果がある。

又缶蓋Ｂを２ケに分割して両分割体９，１０を蝶番１１
により連結しておくことによって、メモした紙片を缶内
に投入するのに蓋全体をあけることなく・一方の分割体
１０のみを第２図鎖線に示すようにあけることができて
メモ紙片の投入操作を著しく容易ならしめ得るという効
果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案に係る包装用缶の一例の斜視図、第２図
は同上の縦断右側面図である。 Ａ・・・・・・缶本体、Ｂ・・・・・・缶蓋、１・・・
・・・窪み部、Ｃ・・・・・・月別カレンダー２等の紙
片積層体、７・・・・・・広告表示印刷面、９，１０・
・・・・・分割体、１１・・・・・・蝶番。

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. （１）缶本体と缶蓋とからなり、缶蓋の頂壁のほぼ１／
   ２部分に所要大きさ所要深さの窪み部を形成して、この
   窪み部に月別カレンダー等の紙片積層体を１枚づつめく
   り又は千切り可能に固定し、他方のほぼ１／２部分を広
   告等の表示印刷面としたことを特徴とする菓子箱等の包
   装用缶。
2. （２）前期缶蓋は、頂壁の窪み部形成部分と広告等の印
   刷面との間で２分割し蝶番結合とした実用新案登録請求
   の範囲第（１）項記載の菓子箱等の包装用缶。