JPS5814709B2 - 閉図形の形状認識方式 - Google Patents

閉図形の形状認識方式

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JPS5814709B2
JPS5814709B2 JP53071848A JP7184878A JPS5814709B2 JP S5814709 B2 JPS5814709 B2 JP S5814709B2 JP 53071848 A JP53071848 A JP 53071848A JP 7184878 A JP7184878 A JP 7184878A JP S5814709 B2 JPS5814709 B2 JP S5814709B2
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mask
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JP53071848A
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吉田真澄
山本栄一郎
松浦俊夫
清水慎一
長田茂美
蕪山幸和
桝井猛
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、フローチャートのシンボル等の閉ループで構
成される図形(こゝでは閉図形という)に対する認識方
式に関し、更に詳細にはこれらの閉図形が円、三角形、
四角形等の幾何学的形状のいずれかにあるかを判断する
形状認識方式に関する。
フローチャートの自動認識を行なうには先ずシンボルマ
ークを認識する必要があり、それには該マークが円、三
角形、四角形等の幾何学的形状のいずれかであるかを判
別する必要がある。
勿論四角形にも正方形、矩形、菱形など種々の形状があ
り、三角形などにも同様のことが言えるが、かゝる細分
類はそれぞれの形状の特徴を加味することにより行なう
ことができ、そして細かく区分できるほど図形認識の適
用対象をフローチャートに限らず広く一般に適用するこ
とが可能になるが、本発明はそのうちの大まかな分類即
ち閉図形が円,三角形、四角形などのいずれに該当する
かを判別しようとするものである。
閉図形の上記分類を行なうため本発明ではマスク操作に
より閉図形の輪郭線を構成する線分の向きおよび変曲点
を検出する。
例えば閉図形が矩形又は正方形なら、水平、垂直各方向
の線分が各々2つ、変曲点が4つであり、かゝる特徴が
得られたら該図形は矩形または正方形であると判断する
ことができる。
ところで例えばアスタリスク(牢)で画いた第1図に示
す閉図形例えばフローチャートの判別部を認識しようと
する場合、図に示す中空の菱形そのままについて特定の
マスク群による走査(以下マスク操作という)を行なっ
て線分の向き、変曲点等の特徴を抽出すると外部輪郭A
の特徴の他に内部空白部の輪郭Bの特徴も加わってしま
い、確実な又は安定した特徴抽出を行なうことができな
い。
本発明はこのような問題に対処しながら,閉図形につい
て安定した特徴を抽出し、該閉図形の判別を行なうこと
ができる形状認識方式を提供することを目的とする。
すなわち本発明では、認識の対象となる閉図形の輪郭線
内部に存在する閉領域をあらかじめ輪郭線と同一状態に
埋め合わせる変換を行なう。
そしてこの変換された図形に対してN行×N列のマスク
操作を行ない方向コードヒストグラムを作成し、これに
N種類の閾値を設定してその閉図形の特徴を抽出する。
そしてこの抽出された特徴を用いて、あらかじめ作成し
たツリーに従い、閉図形を円や三角形等に分類する。
以下実施例と共に、本発明を更に詳細に説明する。
アスタリスクで構成された第1図に示されるようなシン
ボルが、認識の対象となる入力図形Fとして与えられた
とすると、この入力図形に対しまず穴埋めを行なう。
この穴埋めの詳細は本出願人が同時に出願した特願昭5
3−71342号、特開昭54−161845号「閉ル
ープをもつ図形の前処理方式」で詳述したが、その概要
を述べると、先ず入力図形Fを囲む枠Eを作る。
これには該入力図形を持つ図面を走査して該図形のX,
Y方向の始終端座標を知り、該座標値に適当なマージン
を加えて枠Eの上、下,左、右の辺を決定すればよい。
枠Eの設定は、入力図形Fが例えば白地に黒で画かれて
いるとすれば前記走査で得た地が白「0」、図形輪郭部
が黒「1」からなる画信号を画像メモリへ書込み、その
画像メモリの該図形周囲の枠E相当部分を1,0以外の
例えば2に変換することにより行なう。
次いでこのメモリを3行ずつ読出し、その読出し信号を
第9図に示すマスクM1〜M4でチェックする。
これは、マスクM1〜M4で第1図の図形を走査したの
と等価であり、そしてこれらのマスクは斜線を付して示
す枠Eに対応するデータ「2」部分、網線を付して示す
図形輪郭に対応するデータ「1」部分、無印の白地また
は枠に対応するデータ「0」または「2」部分を持って
いるので、走査が枠Eに差しかゝるとこの枠Eを検出す
ることができる。
しかし枠Eの近傍では図形輪郭はないからマスクM1〜
M4と一致する画像信号はなく、この状態では該マスク
で走査される部分を枠Eと同じデータ「2」に変換して
ゆく。
マスク走査が図形輪郭に差しかゝると輪郭部は黒「1」
であるからマスクM1〜M4のいずれかと一致する場合
が生じ始め、このとき該マスクで指定されるX印部分は
データ変換を禁止する。
マスクM1,M2,M3,M4のデータ「1」部分は円
の第4,第3,第2,第1象限部分に対応しており、×
印部分はそれらの円弧の内側を示している。
従って上記の如き操作を縦または横方向に複数回行なう
と枠Eと図形Fの輪郭線Aとの間の白「0」部分がすべ
て枠Eと同じデータ「2」に変換され、輪郭線B内の白
部分はそのまメ残留する。
そこで反転操作を行なうと輪郭線B内の部分が黒「1」
になり、輪郭線Aと枠Eの間は白「0」になる。
こうして図形の内部空洞部を埋める操作を行なうことが
できる。
この穴埋めされた図形に対してNXNのマスク操作を行
ない、方向コードヒストグラムを作成する。
第2図は3×3のマトリックスから成る方向抽出マスク
を説明するためのもので、同図Aは番号1から番号8ま
での8個の方向コードを示し、同図Bはこれらの各コー
ドについてのマスクを説明するものである。
マスクのうち斜線の施された質ものは認識対象が黒地で
ある場合を、又、白地のものは認識対象が白地である場
合を示す。
これに対しマスクにX印が付されているものは、認識対
象が白地でも黒地でも良い場合すなわちピント・ケア(
Don’t Care)の状態であることを表わす。
入力図形に対してこの3×3のマスク操作を行なうのは
、第3図に示す3×3マスク操作回路30である。
3×3マスク操作回路30は、穴埋めされた入力図形を
走査する。
この走査は入力図形の存在しない白部分から順に行なわ
れ、入力図形の存在する黒部分に到達した時点で,図形
輪郭線の方向性のチェックが行なわれる。
第4図は第1図に示す入力図形の一部分Dについてのマ
スク操作を説明するためのもので、この場合番号1のマ
スクが入力図形に合致したことを示す。
ドント・ケアの概念をマスク操作に用いているので、入
力図形が特定方向に多少傾いていてもマスクの合致を図
ることが可能である。
3×3マスク操作回路30はこのようにして入力図形の
各輪郭をチェックし、その結果該当すると判断されたマ
スクの番号を順に方向コードヒストグラム作成回路40
に送出する。
方向コードヒストグラム作成回路40はマスクの種類だ
けのカウンタを備えており、3×3マスク操作回路30
から該当するマスク番号が入力する度に、そのマスクの
番号に対応するカウンタを1ずつ加算する。
このようにして入力図形の走査終了と共に、第5図で示
すような方向コードヒストグラムが作成される。
同図で番号1から番号8は第2図Bに示した8種類のマ
スクにそれぞれ対応する。
また各番号についての棒線の長さは、入力図形に対して
マスクが合致した頻度を表わす。
このようにして得られた方向コードヒストグラムから、
図形の識別のために、ピークの個数とバレー(谷)の個
数の特徴が抽出される。
ピークの個数およびバレーの個数は次のようにして抽出
する。
まず第5図に示すように方向コードヒストグラムに、L
(ロー)、M(ミドル)およびH(ハイ)の3種の閾値
を設定する。
この閾値の設定位置は分類する図形の種類や大きさ等に
よって適宜調整する。
閾値H、閾値Mを越えるものをそれぞれ閾値ハイ、閾値
ミドルによるピークと呼び、これら2種類のピークを計
数したものがピークの個数である。
例えば第5図では、閾値Highによるピークは符号■
および■で示す2ケ所に存在するので、本図形の閾値H
によるピークの個数は2個となる。
同様に閾値Mによるピークは符号■,■および■で示す
3ケ所に存在するので、閾値Mによるピークの個数は3
個となる。
ピークはある程度図形の辺の長さに対応して検出される
ので、これを閾値Hと閾値Mの2段階に分けて検出する
こととし.長方形と正方形との識別を可能としようとす
るものである。
次にバレーとは閾値Lを越えた棒線にはさまれた,閾値
Lに満たない部分をいい、その部分を計数したのがバレ
ーの個数である、第5図で示した例では、バレーはアス
タリスク1,2,および3を付して示す2,4と5,お
よび8の部分に存在し、バレーの個数は3個となる。
このようにバレー(ピークも同様)の計数に当っては、
閾値しに満たない符号■,■,■および■を付して示す
2,4,5,8の部分を単純に計数するのではなく、符
号■および■のように連続して閾値しに満たない部分は
1個として計数する。
また,第2図Aに示すように方向コードは一循している
ので、アスタリスク3の部分のように、方向コードを示
す番号7と1が閾値Lを越え、その中間の番号8は閾値
Lに達していない部分、すなわち符号■の部分もバレー
の個数として計数する。
このようにバレーについて独得の計数を行なうのは、バ
レーによって入力図形に存在する辺の屈曲点および辺の
角度変化を特徴的に検出しようとするためである。
このようにして得られたピークの個数およびバレーの個
数という特徴を用いて、あらかじめ作成したツリーに従
って認識対象図形の粗分類を行なう。
第6図は認識対象図形を円、三角形または四角形に分類
するツリーの一例を示す。
この例では閾値ハイによるピークの個数とバレーの個数
で図形を決定し、閾値ミドルによるピークの個数は特徴
としては用いていない。
まずピークの個数が調べられ3個のときは三角、4個の
ときは四角形であると判定される。
それ以外の時は、更に「バレーの個数」が調べられる。
そして3個のときは三角形、4個のときは四角形として
判定され、それ以外の0個から2個のときは円形である
と判定される。
これを第7図に示す、頂点a,b,cを有する三角形に
ついて説明すると,辺acについてマスク操作が行なイ
つれるときは番号2の方向コードについての合致が多く
、また辺ab,辺bcについてはそれぞれ番号4および
7についての方向コードの合致が多い。
この他の番号の方向コードについては合致をみることは
極めて少ないので、結局ピークの個数は3個となり、三
角形であることが判定される。
このように三角形ではピークの個数が3個表われること
が多く,またバレーの個数も3個表われることが多い。
同様に四角形は四個の線分から構成されるのでピークの
個数もバレーの個数も共に4個表われることが多い。
また円形については各方向コードがほぼ均等に合致する
のでピークの個数、バレーの個数とも零が、あるいは少
数となる。
もちろんこのようなピークの個数やバレーの個数は図形
の傾斜や閾値のとり方によって異なる。
またピークの表われる方向コードの缶号は図形の傾斜に
よって異なってくる。
これらの変化を特徴として認識すれば更に複雑な図形認
識かり能となる。
第8図はこのような認識方法の一例を示したもので、同
図Aは三角形の回転に伴なうピークを生じるマスクの変
化を表わし、同図Bは長方形の回転に伴なうそれを表4
つしている。
以上のように本発明の方式は、閉図形に存する閉早域を
あらかじめ埋め合わせてから形状の認識を行なうので、
閉図形の内部輪郭が図形認識に影響を与えることがなく
、形状についての大まかな認識を正確に行なうことがで
きる。
しかもピークを生じるマスクの種類を調べることにより
、図形の向きの違いなども区別することが可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は認識の対象となる閉図形の一例を示す図、第2
図は本発明に使用する3×3の方向抽出マスクを説明す
る図、第3図は形状認識装置のブロック図、第4図はマ
スクの合致を説明する図、第5図は方向コードヒストグ
ラム,第6図は形状認識のためのツリーの一例を示す図
、第7図は三角形とピークを生じるマスクの種類との関
係を説明する図、第8図は図形の回転とピークを生じる
マスクの番号との関係を説明する図、第9図は空白部埋
込み用マスクの説明図である。 図中、Fは閉図形、Dはその輪郭、Cは内部空白部、1
〜8はマスク、H,M,Lは閾値である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 閉図形を円形、三角形、四角形などの幾何学的図形
    に分類する形状認識方式において、認識の対象となる閉
    図形の輪郭線内部に存在する空白部をあらかじめ輪郭線
    と同一状態に埋めるデータ変換を行ない、この変換され
    た図形に対して縦、横、斜線を検出する複数個のマスク
    による走査を行なって図形輪郭の各線分の方向の現われ
    る頻度を示す方向コードヒストグラムを作成し、これに
    閾値を設定して、一定の閾値を越える方向コードの個数
    をピークの個数とし、また一定の閾値を越えずかつその
    両側のものは該閾値を越える方向コードの個数をバレー
    の個数とし、これらのピークおよびバレーの個数を用い
    て対象閉図形を幾何学的図形の1つに分類することを特
    徴とした閉図形の形状認識方式。
JP53071848A 1978-06-14 1978-06-14 閉図形の形状認識方式 Expired JPS5814709B2 (ja)

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JP53071848A JPS5814709B2 (ja) 1978-06-14 1978-06-14 閉図形の形状認識方式

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JP53071848A JPS5814709B2 (ja) 1978-06-14 1978-06-14 閉図形の形状認識方式

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JPS54162932A JPS54162932A (en) 1979-12-25
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ID=13472360

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JP53071848A Expired JPS5814709B2 (ja) 1978-06-14 1978-06-14 閉図形の形状認識方式

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58114180A (ja) * 1981-12-26 1983-07-07 Fujitsu Ltd 円形状抽出認識方式
JPS59114682A (ja) * 1982-12-20 1984-07-02 Matsushita Electric Works Ltd 形状欠陥検査装置

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JPS54162932A (en) 1979-12-25

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