JPS5814702A - ソウチェ−ンのための駆動スプロケット - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はソウチェーンのだめの２駆動スプロケツトに関
する。このスプロケットはソウチェーンの７駆動者片を
収容するポケットと、切屑用隙間開口とを有し、これら
の開口はポケットと関連しており、しかもチェーンを通
過した切屑がポケットから離れることができるようにチ
ェーンの横方向寸法より大きくなっている。

一般に、チェーンソウは４つの主要部品から成る。即ち
、チェーンソウは、無端型のソウチェー（４） ンと、周縁のまわりでチェーンを運動させると共にチェ
ーンを支持する細長いソウバーと、モータの如き動力手
段と、モータのシャフトヲンウチェーンに駆動連結する
手段とから成る。一般に、ソウチェーンは対向した側部
リンクを備え、これらの側部リンク間には駆動リンクが
位置し、駆動リンクと側部リンクとは互に枢着してあり
、まだ駆動リンクは側部リンクの底表面のＦ方へ延びた
駆動舌片を有する。既知のように、スプロケットは、側
部リンクの底表面がスプロケットの周縁部に係合するよ
うな深さの駆動舌片収容ポケットを有する。

チェーンソウの使用に伴なう問題点は駆動スプロケット
の駆動舌片収容ポケット内に切屑や異物が溜まらないよ
うにすることである。このような切屑等はチェーンの駆
動舌片に伴なってポケット内へ入り、適当な排出手段が
ない場合にはポケット内に溜まってしまう。切屑等がポ
ケットに溜まると、チェーンソウのチェーンその他の部
品にとって有害となる。例えば、切屑がポケット内に蓄
（５） 積すると、切屑はポケット内でのチェーンの適正な着座
を阻止し、そのためチェーンがスプロケット及びソーバ
ーのまわりで動いているときにチェーンの張力が増大し
てしまう。また、駆動舌片をスプロケットの周辺から持
上げてしまい、だのためチェーンがスプロケットのまわ
りで動くときに不安定が生じる。

更には、スプロケットに隣接して位置した自動研磨装置
を備えたチェーンソウにおいては、スプロケットのポケ
ット内に切屑、異物等が蓄積した場合、不均一な研磨が
行なわれてしまう。詳細には、スプロケットに隣接した
研磨装置は、チェーンのカッタリンクがスプロケットの
まわりで円弧に沿って動くときにカッタリンクの頂部と
係合するように、位置している。そして、研磨具は、カ
ッタリンクの頂部を研磨するように、スプロケットから
半径方向外方に離れた所定位置に位置している。このよ
うな状態で個々のポケットに切屑等が蓄積した場合、そ
のポケット内に入った駆動リンクに隣接したカッタリン
クは、他のポケット内（６） に入った駆動リンクに隣接するカッタリンクよりも、ス
プロケットから一層半径方向外方へ離れてしまい、その
結果チェーン又は研磨装置が破損する原因となる。

本発明の一般的な目的は、スプロケットから切屑、異物
等を半径方向へ有効に排出する手段を備えた新規なスプ
ロケットを提供することである。

詳細には、本発明の目的はチェーンソウのための特異な
構成の駆動スプロケットを提供することであり、このス
プロケットにおいては、スプロケットの周辺部に半径方
向の切屑排出開口が設けてあり、これらの開口は、スプ
ロケットの軸方向に測定したその横方向寸法がこのスプ
ロケットと共に使用するソウチェーンの横方向寸法より
大きくなっており、そのため切屑はチェーンの対向側部
を越えてスプロケットから半径方向に排出できる。

本発明の別の目的は新規な構成のスプロケットを提供す
ることであり、このスプロケットにおいては、スプロケ
ットの駆動舌片収容ポケットは、その長さの大半に亘っ
て、チェーンの駆動舌片の（７） 幅よりもほんの僅かに大きな幅を有していてチェーンが
スプロケットにより駆動されるときにチェーンに安定性
を与える。また、スプロケットはポケットの長さの一部
分に設けた切屑排出開口をも有し、該開口の幅は切屑の
排出を可ａ目にすべくチェーンの全体横幅より大きくな
っている。

本発明の更に別の目的は、上述の半径方向の切屑排出開
口のほかに当該開口と交わる軸方向の切屑排出開口をも
備え、もってポケットからの切屑の排出を一層有効なも
のとした新規な駆動スプロケットヲ提供することである
。

図面、特に第１図を参照すると、細長いソウバー１２の
まわりで駆動せしめられるソウチェーン１０の一部を示
し、チェーン１０は本発明に係るスプロケット１４にて
駆動する。このスプロケット１４はチェーンソウのモー
タ（図示せず）に連結した１ｗ、動シャフト１６とスプ
ライン式に係合している。

既知のように、ノウチェーンは複数個の横方向に離れて
対向した側部リンクを有し、これらのう（８） ちのいくつかは単なる連結用リンク２０であり、残りは
カッタリンク２２である。リンク２０．２２間には駆動
リンク２４が枢着しである。

第４図に明示するように、側部リンクは、後に詳述する
が、スプロケットの周縁部と保合できる底表面２０α、
２２αを有する。更に、側部リンクの外側に向いた表面
２０ｈ、２２ｈば、第４図に示すような幅Ｙで離れてお
り、この幅は第１所定距離という。

駆動リンク２４は第１，４図に示すように側部リンクの
底表面２０α、２２ａより下方に延びた所定長さ及び所
定幅の駆動舌片２４αを有する。

駆動スプロケット１４は実質上円板状の部材であり、対
向する側壁２６．２８と、これらの間で延びる周縁部３
０とを有する。スプライン孔３２はスプロケットを軸方
向に貫通している。スプロケットの円周に沿って互に離
隔して駆動舌片収容ポケット６６が位置する。各ポケッ
トは、スプロケットの円周方向に測定して、このポケッ
トに収容すべきチェーンの駆動舌片２４αの長さに少な
（９） くとも等しいかこれより大きな長さを有し、ポケットの
深さは、側部リンクの底表面からＦ方へ突出する。駆動
舌片の長さに等しいかそれよりも太きい。ポケットは、
その大半の長さに亘って、駆動舌片２４αの幅より僅か
に犬なる幅を有するが、ポケット幅はチェーンの側部リ
ンク間の横幅Ｙより小さい。このため、チェーンの駆動
舌片はポケット内に収容され、側部リンクの底表面２０
α。

２２、Ｚはポケットに隣接するスプロケットの周縁部６
０に係合する。

ポケットの長さの一部分に亘って切屑排出開口４０が設
けである。各開口４０は図示のように実質上円形孔の形
をしているとよくスプロケットの周縁部から内方へ延び
、対応するポケット３乙の底部近くまで至っている。こ
の開口はスプロケットの周縁部で外部に開いており、側
部リンクの横幅Ｙより大きな幅を有する。しかし、開口
４０は、スプロケットの円周方向長さの一部分に設けて
あり、従ってチェーンがスプロケットのまわりで動くと
きに駆動舌片は比較的安定な位置に保持され　。

（１０） る。

作動においては、スプロケットを回転駆動したとき、ス
プロケットの各ポケットにチェーンの駆動舌片が順々に
入り、もってソウバー１２のまわりでチェーン１０を駆
動する。チェーンで木を切っているとき、チェーンは切
屑、異物を随伴し、これら切屑等の一部は駆動舌片に伴
なってポケット３６内に入る。スプロケットの周辺に開
口した開口４０はチェーンの幅α）よシ大きな幅を有す
るため、ポケットに入った切屑等はチェーンの側部を越
してポケットから半径方向に排出できる。

このようにして、ポケット内での切屑等の有害な蓄積を
阻止できる。

第６，７図には、本発明の別の実施例を示す。

第６，７図において、スプロケットは前述の第１〜５図
に示すものとほぼ類似するが、この第６゜７図のスプロ
ケットは更に、スプロケット６６を貫通しかつ切屑排出
開口４０と交差する軸方向の切屑排出開口４６をも備え
ている。このため、ポケット内の切屑等は開口４０．４
６の相方から外（１１） 部へ排出される。もし、所望するなら、軸方向の開口は
ポケットから側部リンクの片側のみへ延びてもよい。

本発明の実施の様式は次のとおりである。

（１）底表面を有する一対の対向した側部リンクと、こ
れら側部リンクに枢着され該側部リンク間に介挿された
駆動リンクとを有し、該各側部リンクが他方の側部リン
クとは反対側の外側に向いた側表面を有し、これらの側
表面が第１所定距離だけ離れており、前記駆動リンクが
前記側部リンクの前記底表面から下方へ突出した所定長
さ及び所定幅の駆動舌片を有しているような細長い無端
のソウチェーンのだめの、駆動スプロケットにおいて、
この駆動スプロケットが、対向した側壁と、これら側壁
間で延びる周縁部とを有し、該周縁部がこの周縁部から
該スプロケットの半径方向内方へ延びた駆動舌片収容ポ
ケットを有し、該ポケットは該駆動舌片の長さに等しい
かこれより大きな長さを有しかつ駆動舌片の幅よりも大
きく前記第１所定距離よりも小さな幅を有し、該ポケッ
トが（１２） 該ポケットの両端部間に拡大した切屑排出開口を備え、
該開口は該スプロケットの半径方向内方へ延びておりか
つ前記周縁部において外部に開口した出口部を有してお
り、該開口の幅が前記第１所定距離より大きくなってお
り、かつ該スプロケットの円周方向で測定して前記駆動
舌片より小さくなっていることを特徴とする駆動スプロ
ケット。

（２）前記切屑排出開口の出口部が該ポケットの長さの
半分より小さいことを特徴とする第（１）項に記載の駆
動スプロケット。

（３）前記切屑排出開口の出口部が前記第１所定距離よ
りも少なくとも１０％大きい第（１）項に載の駆動スプ
ロケット。

（４）第（１）項に記載の駆動スプロケットにおいて、
該スプロケットの側壁を貫通して延びかつ前記周縁部よ
り半径方向内側の部分で前記切屑排出開口と交わる第２
の切屑排出開口を備えて成る駆動スプロケット。

（５）駆動舌片を有する駆動リンクを介挿枢着した複数
対の対向する側部リンクを有するソウチェ（１３） −ンに使用する駆動スプロケットにおいて、該スプロケ
ットが実質上円板状の部材から成り、この部材の周縁部
がその円周に沿って互に離隔した複数個の細長い駆動舌
片収容ポケツＩｆ有し、該ポケットが、該ポケットに隣
接した前記周縁部に前記側部リンクの底表面が係合する
ようにして前記駆動舌片を収容するため前記周縁部から
前記部材の半径方向内方へ延びており、該部材の円周方
向において測定した前記ポケットの長さの大半の部分が
前記対向する側部リンクの外側表面間の第１距離より小
さな幅を有し、該ポケットの長さの一部に亘って拡大幅
の開口を備え、前記部材の周縁部における該開口の幅が
前記第１距離より大きくなっていることを特徴とする駆
動スプロケット。

（６）第（５）項に記載の駆動スプロケットにおいて、
前記ポケットの前記開口が前記部材の周縁部から該ポケ
ットの底部近傍まで半径方向内方に延びた孔から成る駆
動スプロケット。

（力　第（５）項に記載の駆動スプロケットにおいて、
前記開口が前記部材の軸方向での測定において対（１４
） 応する該ポケツ［・の残りの部分の実質上中心にあり、
それによってチェーンの両側において該ポケットから切
屑を排出させるように、該開口の実質上同じ量の部分が
該ポケットの両側へ延びている駆動スプロケット。

（８）第（５）項に記載の駆動スプロケットにおいて、
前記部材が、該部材の側壁を貫通して軸方向に延び、か
つ該部材の周辺から半径方向内方に隔たった位置で前記
開口と交わる別の開口をも備えている駆動スプロケット
。

【図面の簡単な説明】

第１図は、チェーンソウに装着した本発明の一実施例に
係る駆動スプロケットの部分破断断面図で、このスプロ
ケットに関連するソウバー及びソウチェーンの一部をも
示す図。第２図は第１図のスプロケットの斜視図。第６
図は第２図の６−６線における断面図。第４図は第１図
の４−４線における断面図。第５図は第４図の５−５線
に沿って見た部分図。第６図は本発明の別の実施例に係
るスプロケットの斜視図。第７図は第６図のスプ（１５
） ロケットの部分破断拡大断面図である。 特許出願人　　オーマーク・インダストリーズ・インコ
ーホレッド（１６）

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 （１）　　底表面を有する一対の対向した側部リンクと
   、これら側部リンクに枢着され該側部リンク間に介挿さ
   れた駆動リンクとを有し、該各側部リンクが他方の側部
   リンクとは反対側の外側に向いた側表面を有し、これら
   の側表面が第１所定距離だけ離れており、前記駆動リン
   クが前記側部リンクの前記底表面から下方へ突出した所
   定長さ及び所定幅の駆動舌片を有しているような細長い
   無端のソウチェーンのだめの、駆動スプロケットにおい
   て、この駆動スプロケットが、対向した側壁と、これら
   側壁間で延びる周縁部とを有し、該周縁部がこの周縁部
   から該スプロケットの半径方向内方へ延びた駆動舌片収
   容ポケットを有し、該ポケットは該駆動舌片の長さに等
   しいかこれより大きな長さを有しかつ駆動舌片の幅より
   も大きく前記第１所定陀離よりも小さな幅を有し、該ポ
   ケットが（１） 該ポケットの両端部間に拡大した切屑排出開口を備え、
   該開口は該スプロケットの半径方向内方へ延びておりか
   つ前記周縁部において外部に開口した出口部を有してお
   り、該開口の幅が前記第１所定距離より大きくなってお
   り、かつ該スプロケットの円周方向で測定して前記駆動
   舌片より小さくなっていることを特徴とする駆動スプロ
   ケット。 （２）前記切屑排出開口の出口部が該ポケットの長さの
   半分より小さいことを特徴とする特許請求の範囲（１）
   項に記載の駆動スプロケット。 （３）前記切屑排出開口の出口部が前記第１所定距離よ
   りも少なくとも１０％大きい特許請求の範囲第（１）項
   に記載の駆動スプロケット。 （４）特許請求の範囲第（１）項記載の駆動スプロケッ
   トにおいて、該スプロケットの側壁を貫通して延びかつ
   前記周縁部より半径方向内側の部分で前記切屑排出開口
   と交わる第２の切屑排出開口を備えて成る駆動スプロケ
   ット。 （５）駆動舌片を有する駆動リンクを介挿枢着した複数
   対の対向する側部リンクを有するソウチェ（２） −ンに使用する駆動スプロケットにおいて、該スプロケ
   ットが実質上円板状の部材から成り、この部材の周縁部
   がその円周に清って互に離隔した複数個の細長い駆動舌
   片収容ポケットを有し、該ポケットが、該ポケットに隣
   接した前記周縁部に前記側部リンクの底表面が係合する
   ようにして前記駆動舌片を収容するため前記周縁部から
   前記部材の半径方向内方へ延びており、該部材の円周方
   向において測定した前記ポケットの長さの大半の部分が
   前記対向する側部リンクの外側素面間の第１距離より小
   さな幅を有］７、該ポケットの長さの一部に亘って拡大
   幅の開口を備え、前記部材の周縁部における該開口の幅
   が前記第１距離より大きくなっていることを特徴とする
   駆動スプロケツｌ−８（６）特許請求の範囲第（５）項
   に記載の駆動スプロケットにおいて、前記ポケットの前
   記開口が前記部材の周縁部から該ポケットの底部近傍捷
   で半径方向内方に延びた孔から成る駆動スプロケット。 （力　特許請求の範囲第（５）項に記載の駆動スプロケ
   ットにおいて、前記開口が前記部材の軸方向で（３） の測定において対応する該ポケットの残りの部分の実質
   上中心にあり、それによってチェーンの両側において該
   ポケットから切屑を排出させるように、該開口の実質上
   同じ量の部分が該ポケットの両側へ延びている駆動スプ
   ロケット。 （８）特許請求の範囲第（５）項に記載の駆動スプロケ
   ットにおいて、前記部材が、該部材の側壁を貫通して軸
   方向に延び、かつ該部材の周辺から半径方向内方に隔た
   った位置で前記開口と交わる別の開口をも備えている駆
   動スプロケット。