JPS5814689Y2 - 小型電気時計用電動機 - Google Patents
小型電気時計用電動機Info
- Publication number
- JPS5814689Y2 JPS5814689Y2 JP15637077U JP15637077U JPS5814689Y2 JP S5814689 Y2 JPS5814689 Y2 JP S5814689Y2 JP 15637077 U JP15637077 U JP 15637077U JP 15637077 U JP15637077 U JP 15637077U JP S5814689 Y2 JPS5814689 Y2 JP S5814689Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rotor
- annular
- protrusion
- soft magnetic
- magnetic stator
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は軟磁性ステータの円周内面内で環状永久磁石を
取り付けたロータを回転するようにした小型電気時計用
電動機の改良に関するもので、ロータ、ステータ間のギ
ャップを大きくすることなく軟磁性ステータを地板に確
実に位置決めできるようにすると同時にロータがその外
周部で永久磁石を確実に保持しようとするものである。
取り付けたロータを回転するようにした小型電気時計用
電動機の改良に関するもので、ロータ、ステータ間のギ
ャップを大きくすることなく軟磁性ステータを地板に確
実に位置決めできるようにすると同時にロータがその外
周部で永久磁石を確実に保持しようとするものである。
一般に二の種の電動機においてロータの永久磁石材とし
てはサマリウムコバルト等の希土類磁石が特性的に高エ
ネルギー積を有しているため使用されている。
てはサマリウムコバルト等の希土類磁石が特性的に高エ
ネルギー積を有しているため使用されている。
しかるにこの種の磁石材は脆いため加工性が悪く、又小
型電気時計のロータ用として使用する場合には形状を内
径0.5〜2mm、外径1.5〜4mm程度の環状とし
なければならない。
型電気時計のロータ用として使用する場合には形状を内
径0.5〜2mm、外径1.5〜4mm程度の環状とし
なければならない。
そのため永久磁石をロータに取付ける場合、内径を基準
とする永久磁石の内、外径の寸法、及びその間の同心度
が精度的にプラス、マイナス10μ以内におさえなけれ
ばならず、かつ、永久磁石の内径が前記の如く小さいた
め内面の研摩が難かしく量産性が悪い。
とする永久磁石の内、外径の寸法、及びその間の同心度
が精度的にプラス、マイナス10μ以内におさえなけれ
ばならず、かつ、永久磁石の内径が前記の如く小さいた
め内面の研摩が難かしく量産性が悪い。
そのため従来第1図、第2図の如く、ロータ1の中心に
中心孔2を形成し、該中心孔2に軸3を嵌合固定し、外
周には軸3と同心の環状鍔4を形成し、環状永久磁石5
の外周面を前記環状鍔4の内面に圧入又は接着剤で一体
に固定したロータ1を軟磁性ステータ6の磁界発生部で
ある一対の円周内面7,8と対向するようにすることに
よって永久磁石の内径の精度を数10μ程度にゆるめて
量産しやすくする方法が知られている。
中心孔2を形成し、該中心孔2に軸3を嵌合固定し、外
周には軸3と同心の環状鍔4を形成し、環状永久磁石5
の外周面を前記環状鍔4の内面に圧入又は接着剤で一体
に固定したロータ1を軟磁性ステータ6の磁界発生部で
ある一対の円周内面7,8と対向するようにすることに
よって永久磁石の内径の精度を数10μ程度にゆるめて
量産しやすくする方法が知られている。
一方、軟磁性ステータはロータとの相対的位置を確実に
決める必要があり、そのためには地板9上にロータの中
心軸と同心の環状突部10を形成させ、前記軟磁性ステ
ータ6の円周内面7,8を環状突部10に嵌合し軟磁性
ステータ6を地板9に対してずれないように位置決めす
ることが好ましい。
決める必要があり、そのためには地板9上にロータの中
心軸と同心の環状突部10を形成させ、前記軟磁性ステ
ータ6の円周内面7,8を環状突部10に嵌合し軟磁性
ステータ6を地板9に対してずれないように位置決めす
ることが好ましい。
そして、ロータにおける永久磁石の外周と軟磁性ステー
タにおける円周内面の距離、いわゆるエアギヤツブは永
久磁石の外径寸法によって異なるが約Q、3mmないし
Q、6mm程度と比較的狭いギャップが特性上好ましい
ため、ロータの環状鍔4、および地板の環状突部10を
量産上可能な程度に厚くすると第2図の如くロータの環
状鍔の外径が地板の環状突部10の内径よりも大きくな
って、それぞれが充分にロータ磁石5および軟磁性ステ
ータ6を支持できる程度までそれらの高さを高くするこ
とができなかった。
タにおける円周内面の距離、いわゆるエアギヤツブは永
久磁石の外径寸法によって異なるが約Q、3mmないし
Q、6mm程度と比較的狭いギャップが特性上好ましい
ため、ロータの環状鍔4、および地板の環状突部10を
量産上可能な程度に厚くすると第2図の如くロータの環
状鍔の外径が地板の環状突部10の内径よりも大きくな
って、それぞれが充分にロータ磁石5および軟磁性ステ
ータ6を支持できる程度までそれらの高さを高くするこ
とができなかった。
このことは前記環状鍔4および地板9の環状突部10を
量産性向上のため合成樹脂材にて床形する場合、製造上
それら肉厚を高さに対してより厚くしなければならない
ため顕著であった。
量産性向上のため合成樹脂材にて床形する場合、製造上
それら肉厚を高さに対してより厚くしなければならない
ため顕著であった。
本考案は環状鍔の外周面及び地板の突部内面の少くとも
一方の先端部を先細りのテーパ面とし、その一方のテー
パ面と他方の先端部とが軸方向で重なる如くなして従来
の欠点を除くようにしたものである。
一方の先端部を先細りのテーパ面とし、その一方のテー
パ面と他方の先端部とが軸方向で重なる如くなして従来
の欠点を除くようにしたものである。
第3図は本考案の一実施例で、ロータ20の中心部に中
心孔21を形成し、該中心孔21と同心に環状鍔22を
形成し、環状の永久磁石23の外周面を前記環状鍔22
の内面に圧入又は接着剤で一体に固定し、軟磁性ステー
タ24の磁界発生部である円周内面25.26の底部の
地板27には環状突部28を突設固定し、環状突部28
の中心にピン29を突設し、環状鍔22の外面及び環状
突部28の内面をテーパ面22 a 、28 aとし、
両テーパ面22a、28aを僅のギャップを存して対向
させである。
心孔21を形成し、該中心孔21と同心に環状鍔22を
形成し、環状の永久磁石23の外周面を前記環状鍔22
の内面に圧入又は接着剤で一体に固定し、軟磁性ステー
タ24の磁界発生部である円周内面25.26の底部の
地板27には環状突部28を突設固定し、環状突部28
の中心にピン29を突設し、環状鍔22の外面及び環状
突部28の内面をテーパ面22 a 、28 aとし、
両テーパ面22a、28aを僅のギャップを存して対向
させである。
30は上方の地板で下方の地板27に一体に固定されて
いる。
いる。
本考案によれば地板27に環状突部28を設けであるの
で軟磁性ステータ25の円周内面25.26を地板27
とずれなく位置ぎめでき、しかも環状突部28の内面に
テーパ面28 aを形成し、ロータ20の環状鍔22の
外面もテーパ面22 aとして両テーパ面22 a 、
28 aをギャップを存して対向させているので環状の
永久磁石23の外周面と軟磁性ステータ24の磁界発生
部の内形内面25.26とのギャップを広げることなく
、ロータの環状鍔22と地板27の環状突部28の高さ
を高くできるため、ロータにおける永久磁石の保持、お
よび地板上における軟磁性ステータ24の位置決めを確
実に行うことができ、ロータ、ステータ間のギャップを
広くすることが特性上困難である点を考えるとその効果
は顕著である。
で軟磁性ステータ25の円周内面25.26を地板27
とずれなく位置ぎめでき、しかも環状突部28の内面に
テーパ面28 aを形成し、ロータ20の環状鍔22の
外面もテーパ面22 aとして両テーパ面22 a 、
28 aをギャップを存して対向させているので環状の
永久磁石23の外周面と軟磁性ステータ24の磁界発生
部の内形内面25.26とのギャップを広げることなく
、ロータの環状鍔22と地板27の環状突部28の高さ
を高くできるため、ロータにおける永久磁石の保持、お
よび地板上における軟磁性ステータ24の位置決めを確
実に行うことができ、ロータ、ステータ間のギャップを
広くすることが特性上困難である点を考えるとその効果
は顕著である。
尚、前述の説明においてはロータの環状鍔22および地
板の突部28のそれぞれにテーパを有し、軸方向で重な
る如く配設することにより、ステータと永久磁石との間
のギャップを広くすることなく、前記環状鍔22および
突部28を軸方向に最大限長くシ、保持力を向上せしめ
た好適な実施例につき述べたが、いずれか一方にのみテ
ーパを有し他方はストレートでもよく、要は少くとも一
方の先端部を先細りのテーパ面となし、その一方のテー
パ面と他方の先端部とが軸方向で重なるようにし、その
軸方向に重なった範囲内において、永久磁石保持部とな
る環状鍔部とステータ位置決め用の突起部を軸方向に長
くとるよう構成しても、前記同様の効果を有する。
板の突部28のそれぞれにテーパを有し、軸方向で重な
る如く配設することにより、ステータと永久磁石との間
のギャップを広くすることなく、前記環状鍔22および
突部28を軸方向に最大限長くシ、保持力を向上せしめ
た好適な実施例につき述べたが、いずれか一方にのみテ
ーパを有し他方はストレートでもよく、要は少くとも一
方の先端部を先細りのテーパ面となし、その一方のテー
パ面と他方の先端部とが軸方向で重なるようにし、その
軸方向に重なった範囲内において、永久磁石保持部とな
る環状鍔部とステータ位置決め用の突起部を軸方向に長
くとるよう構成しても、前記同様の効果を有する。
又、地板には環状突部を設ける代りに環状位置に複数個
の突部を設けてもよく、ロータの中心孔には軸を嵌合固
定し、その上下端を上下の地板に設けた軸受で軸支する
ようにしてもよい。
の突部を設けてもよく、ロータの中心孔には軸を嵌合固
定し、その上下端を上下の地板に設けた軸受で軸支する
ようにしてもよい。
更に軟磁性ステータにおける一対の磁界発生部を狭部に
隔てて一体化し円孔とすることも可能であるが、これら
変形組合せは本考案の要旨を変更するものではない。
隔てて一体化し円孔とすることも可能であるが、これら
変形組合せは本考案の要旨を変更するものではない。
第1図は従来の電子時計用電動機の平面図、第2図は第
1図のA−A正断面拡大部分図、第3図は本考案の一実
施例要部正断面図である。 20・・・・・・ロータ、22・・・・・・環状鍔、2
2a・・・・・・環状鍔の外周テーパ面、23・・・・
・・環状永久磁石、24・・・・・・軟磁性ステータ、
25,26・・・・・・磁界発生部である円周内面、2
7・・・・・・地板、28・・・・・・地板の突部、2
8 a・・・・・・地板突部の内周テーパ面。
1図のA−A正断面拡大部分図、第3図は本考案の一実
施例要部正断面図である。 20・・・・・・ロータ、22・・・・・・環状鍔、2
2a・・・・・・環状鍔の外周テーパ面、23・・・・
・・環状永久磁石、24・・・・・・軟磁性ステータ、
25,26・・・・・・磁界発生部である円周内面、2
7・・・・・・地板、28・・・・・・地板の突部、2
8 a・・・・・・地板突部の内周テーパ面。
Claims (1)
- ロータの外周に中心軸と同心の環状鍔を有し、環状鍔内
面に環状永久磁石外面を固定し、地板に突部を形成し、
該突部をガイドとして軟磁性ステータの円周内面を嵌合
して位置決めし、前記ロータを前記軟磁性ステータの円
周内面と所定のギャップを隔てて回転自在に取付けてな
る小型電気時計用電動機において、環状鍔外周面及び地
板の突部内面の少くとも一方の先端部を先細りのテーパ
面となしその一方のテーパ面と他方の先端部とが軸方向
で重なる如くなした事を特徴とする小型電気時計用電動
機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15637077U JPS5814689Y2 (ja) | 1977-11-21 | 1977-11-21 | 小型電気時計用電動機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15637077U JPS5814689Y2 (ja) | 1977-11-21 | 1977-11-21 | 小型電気時計用電動機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5481415U JPS5481415U (ja) | 1979-06-09 |
JPS5814689Y2 true JPS5814689Y2 (ja) | 1983-03-24 |
Family
ID=29146272
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15637077U Expired JPS5814689Y2 (ja) | 1977-11-21 | 1977-11-21 | 小型電気時計用電動機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5814689Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4888507A (en) * | 1988-10-27 | 1989-12-19 | Timex Corporation | Stepping motor rotor assembly for an electronic timepiece |
-
1977
- 1977-11-21 JP JP15637077U patent/JPS5814689Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5481415U (ja) | 1979-06-09 |
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