JPS58146290A - 多糖類の製造法 - Google Patents
多糖類の製造法Info
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- JPS58146290A JPS58146290A JP3008882A JP3008882A JPS58146290A JP S58146290 A JPS58146290 A JP S58146290A JP 3008882 A JP3008882 A JP 3008882A JP 3008882 A JP3008882 A JP 3008882A JP S58146290 A JPS58146290 A JP S58146290A
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- xanthomonas
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はキサントモナス(Xanthomonas)属
の微生物による多糖類の製造法に関する。
の微生物による多糖類の製造法に関する。
キサントモナス属により作り出される多糖類は一般にキ
サンクンガムと呼ばれ、各種の工業−1−の応用に益々
使用されるようになりつつある。キサンクンガムの水溶
液は特別なレオロジー性をもつのて、一般工業ては石油
の掘削、ペイント、インク、洗剤、研磨剤、農薬、化粧
品、医薬等の分野、食品では飲料、ドレッシング、マヨ
ネーズ、ソース、冷凍食品、アイスクリーム等の多様な
分野で応用されつつある。
サンクンガムと呼ばれ、各種の工業−1−の応用に益々
使用されるようになりつつある。キサンクンガムの水溶
液は特別なレオロジー性をもつのて、一般工業ては石油
の掘削、ペイント、インク、洗剤、研磨剤、農薬、化粧
品、医薬等の分野、食品では飲料、ドレッシング、マヨ
ネーズ、ソース、冷凍食品、アイスクリーム等の多様な
分野で応用されつつある。
従来、一般にキサンクンガムの製造法としては回分培養
法あるいは連続培養法か開示されている。
法あるいは連続培養法か開示されている。
例えば回分培養法としては特公昭40−10400、米
国特許第3,020,206号およびロゴビン(Rog
ovin) らによる論文(Biotechnolo
gy andBioengineerir+g、”−
151−63,1961)等が示されている。しかしな
がら、このような回分培養法は、他のあらゆる培養系に
おけると同様に生産性および制御性からみて工業的に不
利で、連続培養法の方か望捷しい。連続培養法に関して
は各地で研究がなされ開示されている。即ち、米国特許
第8,485,719 ’4およびシルマン(Silm
an)らによる論文(Biotechnology
and Bioengi−neering、 1”、7
5−83.1970 ; Biotech −nolo
gy and Bioengineering、 1
4123−31.1972)では、制限基質を窒素源と
した単独連続培養法か、特公昭56−46794で一制
限基質を炭水化物炭素源とした培養法か、更に米国特許
第3.328,262号では多段連続培養法が記述され
ている。しかし、これらに記載されている連続培養に於
ける希釈速度(基質液供給速度Fと培養液体積Vとの比
:F/Vを表わす)は、微生物の増殖速度から制限を受
は約0.2hr 以下の低い値でしか培養は出来ず
、キサンタンガムの生産速度か低く、望捷しいものでは
なかった。従って、設備費、ランニングコストの低減化
を図るためにさらに高生産性の得られる製造方法の開発
か期待されていた。
国特許第3,020,206号およびロゴビン(Rog
ovin) らによる論文(Biotechnolo
gy andBioengineerir+g、”−
151−63,1961)等が示されている。しかしな
がら、このような回分培養法は、他のあらゆる培養系に
おけると同様に生産性および制御性からみて工業的に不
利で、連続培養法の方か望捷しい。連続培養法に関して
は各地で研究がなされ開示されている。即ち、米国特許
第8,485,719 ’4およびシルマン(Silm
an)らによる論文(Biotechnology
and Bioengi−neering、 1”、7
5−83.1970 ; Biotech −nolo
gy and Bioengineering、 1
4123−31.1972)では、制限基質を窒素源と
した単独連続培養法か、特公昭56−46794で一制
限基質を炭水化物炭素源とした培養法か、更に米国特許
第3.328,262号では多段連続培養法が記述され
ている。しかし、これらに記載されている連続培養に於
ける希釈速度(基質液供給速度Fと培養液体積Vとの比
:F/Vを表わす)は、微生物の増殖速度から制限を受
は約0.2hr 以下の低い値でしか培養は出来ず
、キサンタンガムの生産速度か低く、望捷しいものでは
なかった。従って、設備費、ランニングコストの低減化
を図るためにさらに高生産性の得られる製造方法の開発
か期待されていた。
不発り]者等はギサントモナス属を用いて多糖類を高い
生産速度で連続的に製造する方法に関して鋭意研究した
結果、微生物を直接多孔性物質あるいはゲル基剤によっ
て固定化させ培養を行うと従来の方法よりも極めて高い
生産速度でキサンタンガムが製造できることを見出し本
発明を完成させたものである。
生産速度で連続的に製造する方法に関して鋭意研究した
結果、微生物を直接多孔性物質あるいはゲル基剤によっ
て固定化させ培養を行うと従来の方法よりも極めて高い
生産速度でキサンタンガムが製造できることを見出し本
発明を完成させたものである。
本発明は微生物を直接固定化する、いわゆる固定化微生
物の手法を用いている。固定化微生物の技術は従来から
活発に研究されており、応用例としては果糖の製造、脂
肪の分解、L−アスノくラギン酸、L−シトルリン、L
−グルタミン酸、コエンザイムA等、あるいは最近では
アルコールの製造等の技術開発が々されている。しかし
、一般的に多糖類の場合には培養液の粘度がかなり高く
、生成された多糖類は容易に培養液中に拡散しにくく、
捷た固定化物に対する気液接触が困難なこと、反応装置
にも高粘性液に対する工夫が必要々こと、等の理由から
固定化微生物法は応用できなかった。
物の手法を用いている。固定化微生物の技術は従来から
活発に研究されており、応用例としては果糖の製造、脂
肪の分解、L−アスノくラギン酸、L−シトルリン、L
−グルタミン酸、コエンザイムA等、あるいは最近では
アルコールの製造等の技術開発が々されている。しかし
、一般的に多糖類の場合には培養液の粘度がかなり高く
、生成された多糖類は容易に培養液中に拡散しにくく、
捷た固定化物に対する気液接触が困難なこと、反応装置
にも高粘性液に対する工夫が必要々こと、等の理由から
固定化微生物法は応用できなかった。
本発明者等は上記の如〈従来不可能とされていた固定化
微生物法によるキサンクンガムの製造に関して、以下に
述べる本発明法の固定化方法、連続培養条件等を使用す
ることにより連続培養を可能ならしめたものである。
微生物法によるキサンクンガムの製造に関して、以下に
述べる本発明法の固定化方法、連続培養条件等を使用す
ることにより連続培養を可能ならしめたものである。
即ち本発明による多糖類の製造方法は、キサントモナス
属に属する多糖類生産株を、多孔性物質あるいはゲル基
剤によって固定化させ、連続的に多糖類を製造するに際
し、希釈速度を02〜06hr−1の範囲で行うことを
内容とする。
属に属する多糖類生産株を、多孔性物質あるいはゲル基
剤によって固定化させ、連続的に多糖類を製造するに際
し、希釈速度を02〜06hr−1の範囲で行うことを
内容とする。
本発明において使用できる多孔性物質としては、例えば
ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリスチレン等の熱可
塑性樹脂の焼結多孔質体、活性炭、発泡体、多孔性セラ
ミックス、多孔性ガラス、焼結金属多孔質体等があり、
ゲル基剤としては例えば寒天、カラギーナン、アルギン
酸ソーダ、ポリアクリルアミド、ポリビニールアルコー
ル、セルロースサクシネート等の一般のゲル基剤を用い
ることかてきる。
ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリスチレン等の熱可
塑性樹脂の焼結多孔質体、活性炭、発泡体、多孔性セラ
ミックス、多孔性ガラス、焼結金属多孔質体等があり、
ゲル基剤としては例えば寒天、カラギーナン、アルギン
酸ソーダ、ポリアクリルアミド、ポリビニールアルコー
ル、セルロースサクシネート等の一般のゲル基剤を用い
ることかてきる。
上記の熱可塑性樹脂は、一般的に150〜250°Cの
温度で0.5〜5時間加熱することにより焼結体となり
、適当な金型を使用すれば種々の形状の焼結多孔質体が
製造できる。しかも、空隙率、孔の大きさ、強度等も焼
結温度、焼結時間、樹脂の充填率、増粘剤あるいは水の
添加量等の条件を適宜選択することにより望捷しい多孔
質体か製造できる。他の−に記名孔性物質としては、一
般の市販品あるいは加工品でキサシトモナス属が吸着で
きるものけ全て使用できる。
温度で0.5〜5時間加熱することにより焼結体となり
、適当な金型を使用すれば種々の形状の焼結多孔質体が
製造できる。しかも、空隙率、孔の大きさ、強度等も焼
結温度、焼結時間、樹脂の充填率、増粘剤あるいは水の
添加量等の条件を適宜選択することにより望捷しい多孔
質体か製造できる。他の−に記名孔性物質としては、一
般の市販品あるいは加工品でキサシトモナス属が吸着で
きるものけ全て使用できる。
多孔l圧物質ばあらかしめ製造されていた微生物中に浸
しつつ微生物を吸着させたり、発酵のスクートする植菌
段階から微生物と多孔性物質とを接触させ、培養の進行
とともに吸着させることがてきる。この場合、吸着量を
できるだけ多くすることか重要てあり、多孔・1′笠物
質を高い微生物濃度の液中に浸すことか好捷しい。その
為に予め製造されていた微生物を遠心分Nf機等で濃縮
し微生物濃度を高めた濃縮液中で吸着させたり、発酵の
進行とともに吸着させる場合にはキサンクンガムの生産
よりもキサントモナス属の増殖に適した培地中で培養さ
せつつ吸着させたりすることが好捷しい。
しつつ微生物を吸着させたり、発酵のスクートする植菌
段階から微生物と多孔性物質とを接触させ、培養の進行
とともに吸着させることがてきる。この場合、吸着量を
できるだけ多くすることか重要てあり、多孔・1′笠物
質を高い微生物濃度の液中に浸すことか好捷しい。その
為に予め製造されていた微生物を遠心分Nf機等で濃縮
し微生物濃度を高めた濃縮液中で吸着させたり、発酵の
進行とともに吸着させる場合にはキサンクンガムの生産
よりもキサントモナス属の増殖に適した培地中で培養さ
せつつ吸着させたりすることが好捷しい。
増殖に適した培地としては培養液中の炭素源および微N
成分は充分量与え窒素濃度およびリン濃度かそれぞれ2
00 ppm以」二および500ppm以上となるよう
な培地を用いるとよい。勿論、この培地で培養した微生
物を旧訳の如く濃縮した後で多孔性物質と接触させ微生
物を吸着させてもよく、−また一般的にキサンクンガム
の生産に用いられる培地を用いることもてきる。ゲル基
剤を用いる固定化は通常の文献、特許等公知の微生物菌
体の固定化法を用いることができる。しかし上記の固定
化法において、キサンタンガムの生産に対し、生産され
た多糖類か容易に培地中に放出される事が好捷しく、こ
の点で固定化による拡散抵抗の小さい多孔性物質を用い
る事が好捷しい。その中でも、強度の熱殺菌か可能なこ
と、機械的強度の大きいこと、再使用が可能なことがら
、多孔性物質としては焼結金属多孔質体が最も好捷しい
。
成分は充分量与え窒素濃度およびリン濃度かそれぞれ2
00 ppm以」二および500ppm以上となるよう
な培地を用いるとよい。勿論、この培地で培養した微生
物を旧訳の如く濃縮した後で多孔性物質と接触させ微生
物を吸着させてもよく、−また一般的にキサンクンガム
の生産に用いられる培地を用いることもてきる。ゲル基
剤を用いる固定化は通常の文献、特許等公知の微生物菌
体の固定化法を用いることができる。しかし上記の固定
化法において、キサンタンガムの生産に対し、生産され
た多糖類か容易に培地中に放出される事が好捷しく、こ
の点で固定化による拡散抵抗の小さい多孔性物質を用い
る事が好捷しい。その中でも、強度の熱殺菌か可能なこ
と、機械的強度の大きいこと、再使用が可能なことがら
、多孔性物質としては焼結金属多孔質体が最も好捷しい
。
焼結金属多孔質体としては一般に市販されているもの、
例えば焼結ステンレス鋼繊維(例えば、11本精線(剛
製)が挙げられる。勿論、焼結条件によって孔の大きさ
、空隙率等が異なるが実験によりキサシトモナス属の吸
着条件に適した焼結条件を決めることができる。他の市
販品についても同様に好捷しい多孔性物質を製造、選択
することができる。
例えば焼結ステンレス鋼繊維(例えば、11本精線(剛
製)が挙げられる。勿論、焼結条件によって孔の大きさ
、空隙率等が異なるが実験によりキサシトモナス属の吸
着条件に適した焼結条件を決めることができる。他の市
販品についても同様に好捷しい多孔性物質を製造、選択
することができる。
本発明において使用できる微生物は、キザン]・モナス
属に属するもので、例えば、キサントモナス キャムペ
ストリス(Xanthomonas campes
−tr+s ) 、キサントモナス ベゴr−y−(X
antho −monas begoniae )
、キサントモナス インカナエ(Xanthomona
s 1ncanae )、キサントモナスファセオリ
(Xanthomonas phaseoli )、
キサントモナス 力ロタエ(Xanthomonas
carotae)等、その他キサンクンガムを生産す
るものは全て使用できる。発酵に用いる培地はキサンク
ンガムの生産に適した培地、例えば炭水化物としてはグ
ルコース、シュクロース、フラクトース、ラクトース、
でんぷん、糖蜜等、加えて窒素、リン、マグネシウム、
カリウムおよび他の微量成分を含む培地を使用すればよ
い。
属に属するもので、例えば、キサントモナス キャムペ
ストリス(Xanthomonas campes
−tr+s ) 、キサントモナス ベゴr−y−(X
antho −monas begoniae )
、キサントモナス インカナエ(Xanthomona
s 1ncanae )、キサントモナスファセオリ
(Xanthomonas phaseoli )、
キサントモナス 力ロタエ(Xanthomonas
carotae)等、その他キサンクンガムを生産す
るものは全て使用できる。発酵に用いる培地はキサンク
ンガムの生産に適した培地、例えば炭水化物としてはグ
ルコース、シュクロース、フラクトース、ラクトース、
でんぷん、糖蜜等、加えて窒素、リン、マグネシウム、
カリウムおよび他の微量成分を含む培地を使用すればよ
い。
水弁F!11において用いられる反応器としては、」1
記の多孔性物質あるいはゲル基剤によって固定化された
微生物が好気的に発酵できるものであればいかなる型式
の反応器も使用できる。−例さして、図1(a)気泡塔
型反応器、(b)多段式反応器、(C)ドラフトチュー
ブ伺反応器、(d)循環流のある反応器、輸)撹拌機に
多孔性物質を収り伺げた型式のものを示した。勿論、こ
れらの改良型あるいは他の公知の好気的反応装置か使用
できる。
記の多孔性物質あるいはゲル基剤によって固定化された
微生物が好気的に発酵できるものであればいかなる型式
の反応器も使用できる。−例さして、図1(a)気泡塔
型反応器、(b)多段式反応器、(C)ドラフトチュー
ブ伺反応器、(d)循環流のある反応器、輸)撹拌機に
多孔性物質を収り伺げた型式のものを示した。勿論、こ
れらの改良型あるいは他の公知の好気的反応装置か使用
できる。
本発明における通気の方法としては、一般的には空気の
みを通気する方法か用いられるか、溶存酸素濃度が不足
する場合には空気と純酸素との混合ガスあるいは純酸素
ガスを通気することができる。また、pHおよび温度は
公知の条件すなわち6.0〜7.8および25〜35°
Cの範囲に調節すればよい。希釈速度は02〜0.6b
r”の範囲、より好捷しくに025〜0.5hr”の範
囲(連続培養法ではウオンシュアウトが起り培養が不可
能な範囲である)で実施すれば従来の連続培養法よりも
キサンタンガムの生産速度が非常に高くなることが確認
できた。
みを通気する方法か用いられるか、溶存酸素濃度が不足
する場合には空気と純酸素との混合ガスあるいは純酸素
ガスを通気することができる。また、pHおよび温度は
公知の条件すなわち6.0〜7.8および25〜35°
Cの範囲に調節すればよい。希釈速度は02〜0.6b
r”の範囲、より好捷しくに025〜0.5hr”の範
囲(連続培養法ではウオンシュアウトが起り培養が不可
能な範囲である)で実施すれば従来の連続培養法よりも
キサンタンガムの生産速度が非常に高くなることが確認
できた。
本発明法は」1記の如くキサンタンガムの生産速度を高
く維持する培養方法を提供するもので、その他不発明法
においては連続して抜き出されてくる培養液中の微生物
@度は、通常の連続培養法に比べ少なくすることができ
るので菌体除去に必要な設備費、運転費を大幅に低減で
き、工業活動上極めて有利な方法である。
く維持する培養方法を提供するもので、その他不発明法
においては連続して抜き出されてくる培養液中の微生物
@度は、通常の連続培養法に比べ少なくすることができ
るので菌体除去に必要な設備費、運転費を大幅に低減で
き、工業活動上極めて有利な方法である。
以下に、実施例により本発明を更に説り]するか、不発
り」ばそれに限定されるものではない。
り」ばそれに限定されるものではない。
実施例1
キサントモナス キャムペストリス(Xantho−m
onas campestris)(ATCC189
51) ’f:第1図(a)に示した約54容(内径
10Cm1高さ約65 cm )の気泡塔型反応器を用
いて連続的に培養した。培養方法は多孔性物質を反応器
に入れ回分培養を行い微生物を吸着させた後、連続培養
を行った。回分およびも続培養に用いた培地組成をそれ
ぞれ表1および表2に示す。表1の培地を用いると回分
培養中の窒素およびリン濃度はそれぞれ200ppm以
」二および500ppm以」二となる。
onas campestris)(ATCC189
51) ’f:第1図(a)に示した約54容(内径
10Cm1高さ約65 cm )の気泡塔型反応器を用
いて連続的に培養した。培養方法は多孔性物質を反応器
に入れ回分培養を行い微生物を吸着させた後、連続培養
を行った。回分およびも続培養に用いた培地組成をそれ
ぞれ表1および表2に示す。表1の培地を用いると回分
培養中の窒素およびリン濃度はそれぞれ200ppm以
」二および500ppm以」二となる。
表 1
グルコース 2%
ペグ1−ン 0.5%
イーストエキス 03%
麦芽エキス 03%
に2HPO405%
表2
グルコース 0.2〜20%(NH4)2
S04 0.2 t ttKH2P0400
511 MgSO4・7H200,02// クエン酸H200,21// H3BO30,6ppm CaCO320// Zn0 4 // F ecn3 ・6H205077 MnCl2 ・2H2010// CuCI?2 2H20、1// CoCl2・6H202ll 濃HCl 0.18ml/1培養条件とし
てはpH7,0、温度28°C1通気量7g/minと
した。(S L、培養液中の溶存酸素濃度は常に1〜7
ppm の範囲に入るように、必要に応じトータル通気
量を変えずに純酸素を空気中に混合し通気した。用いた
多孔性物質は焼結ステンレA鋼繊維(日木精線(株)製
)の多孔質体で、空隙率約70〜90%、孔の大きさ約
3〜l Q 1t7i2のものを使用した。この多孔質
体を約3騎角状に加工し」−記反応器に充填した。
S04 0.2 t ttKH2P0400
511 MgSO4・7H200,02// クエン酸H200,21// H3BO30,6ppm CaCO320// Zn0 4 // F ecn3 ・6H205077 MnCl2 ・2H2010// CuCI?2 2H20、1// CoCl2・6H202ll 濃HCl 0.18ml/1培養条件とし
てはpH7,0、温度28°C1通気量7g/minと
した。(S L、培養液中の溶存酸素濃度は常に1〜7
ppm の範囲に入るように、必要に応じトータル通気
量を変えずに純酸素を空気中に混合し通気した。用いた
多孔性物質は焼結ステンレA鋼繊維(日木精線(株)製
)の多孔質体で、空隙率約70〜90%、孔の大きさ約
3〜l Q 1t7i2のものを使用した。この多孔質
体を約3騎角状に加工し」−記反応器に充填した。
培地の添加に先立ち反応器および多孔性物質を常法によ
り滅菌した後、反応器内の培地へ振盪フラスコ中(培地
:麦芽エキス0.3%、酵母エキス0.3%、クルコー
ス2%、ヘフトン0.5%)で育った培養液150m?
を加えた。この培養を前述した条件下に約30時間回分
式で発育させる。次に連続用培地を種々の希釈速度で供
給した。尚、反応器中の液阻は約34とした。培養が定
常状態に達した後、培養液サンプルを適宜希釈し、to
、oo。
り滅菌した後、反応器内の培地へ振盪フラスコ中(培地
:麦芽エキス0.3%、酵母エキス0.3%、クルコー
ス2%、ヘフトン0.5%)で育った培養液150m?
を加えた。この培養を前述した条件下に約30時間回分
式で発育させる。次に連続用培地を種々の希釈速度で供
給した。尚、反応器中の液阻は約34とした。培養が定
常状態に達した後、培養液サンプルを適宜希釈し、to
、oo。
rpm で20分間遠心し、微生物を分離した。−1−
澄液に15体積倍のイソプロパツールを加え多糖類を沈
殿させた。沈殿を戸集後、45°Cで24時間真空乾燥
し粗製多糖類を回収した。得られた多糖類の水溶液の粘
度は粘度計(Brookfield粘度計、回転数3O
rpm、25°C)により粘性特性を測定した。
澄液に15体積倍のイソプロパツールを加え多糖類を沈
殿させた。沈殿を戸集後、45°Cで24時間真空乾燥
し粗製多糖類を回収した。得られた多糖類の水溶液の粘
度は粘度計(Brookfield粘度計、回転数3O
rpm、25°C)により粘性特性を測定した。
尚、比較のため通常の連続培養法を本発明法と同一の培
養条件(温度、1)Hs培地組成、溶存酸素濃度等)で
実施した。本発明法の結果を表3に示す。
養条件(温度、1)Hs培地組成、溶存酸素濃度等)で
実施した。本発明法の結果を表3に示す。
表3
比較例の連続培養法においては、希釈速度が005〜0
.2hr’の範囲内では定常状態を維持できたか、0.
25hr 以上ではウオンシュアクトが起り定常状
態か得られなかった。捷た、定常状態が維持てきる範囲
において、キザンタンガムの生産速度の最高値は希釈速
度が0,15hr の場合、0.85g/l・hrで
あった。本発明法および連続培養法によって得られた多
糖類の水溶液(1%)Kおける見かけの粘度はいずれも
約2,000cpで、pHか3〜11の間あるいは温度
が30〜100°Cの聞でほとんと粘度の変化はなかっ
た。
.2hr’の範囲内では定常状態を維持できたか、0.
25hr 以上ではウオンシュアクトが起り定常状
態か得られなかった。捷た、定常状態が維持てきる範囲
において、キザンタンガムの生産速度の最高値は希釈速
度が0,15hr の場合、0.85g/l・hrで
あった。本発明法および連続培養法によって得られた多
糖類の水溶液(1%)Kおける見かけの粘度はいずれも
約2,000cpで、pHか3〜11の間あるいは温度
が30〜100°Cの聞でほとんと粘度の変化はなかっ
た。
実施例2
多孔性物質として塩化ビニル樹脂の焼結体を使用した以
外はすべて実施例1と同一の条件で培養を行なった。
外はすべて実施例1と同一の条件で培養を行なった。
塩化ビニル樹脂と水とを容積比1:0.6で約20分間
捏和した後、射出し、マルメライザーにて直径約2mm
の粒状に加工した。これを温度180°Cで30分間焼
結した。この焼結体を約70%のア・・・−・・液に浸
し、滅菌後、−空乾燥し、実施例1に用いた反応器に充
填した。結果を表4に示す。
捏和した後、射出し、マルメライザーにて直径約2mm
の粒状に加工した。これを温度180°Cで30分間焼
結した。この焼結体を約70%のア・・・−・・液に浸
し、滅菌後、−空乾燥し、実施例1に用いた反応器に充
填した。結果を表4に示す。
表 4
ここで得られた多糖類の水溶液の粘性特性は実施例1と
同じく、pH,温度の影響はほとんとなかった。
同じく、pH,温度の影響はほとんとなかった。
図1は本発明に用いる反応器の1例の説明用断面図。(
a)は気泡塔型反応器、(1))は多段式、(C)はド
ラフトチューブ付、(d)は循環流のある反応器、(e
)は撹拌器に多孔性物質の羽根を収り付けた型式の反応
器。 ■・・・通気ガス(空気あるいは空気と純酸素との混合
ガス) 2・・・培地の供給、 3・・・培養液出[]、4・
・・排気ガス、 5・・・ガス分散板、6・・・
固定化物流出防止板、 7・・・ジャケット、 8・・・固定化物、9・・・
気泡、 lO・・・ドラフトチューブ、11
・・・撹拌羽根。 特許出願人 鐘淵化学工業株式会社 代理人 弁理士 浅 野 真 − 1zt (α) (b) (e) 488−
a)は気泡塔型反応器、(1))は多段式、(C)はド
ラフトチューブ付、(d)は循環流のある反応器、(e
)は撹拌器に多孔性物質の羽根を収り付けた型式の反応
器。 ■・・・通気ガス(空気あるいは空気と純酸素との混合
ガス) 2・・・培地の供給、 3・・・培養液出[]、4・
・・排気ガス、 5・・・ガス分散板、6・・・
固定化物流出防止板、 7・・・ジャケット、 8・・・固定化物、9・・・
気泡、 lO・・・ドラフトチューブ、11
・・・撹拌羽根。 特許出願人 鐘淵化学工業株式会社 代理人 弁理士 浅 野 真 − 1zt (α) (b) (e) 488−
Claims (7)
- (1)キサントモナス(Xanthomonas) 属
に萬する多糖類生産株を、多孔性物質あるいはゲル基剤
によって固定化させ連続的に多糖類を製造するに際し、
希釈速度を02〜0.6hr−1の範囲で行うことを特
徴とする多糖類の製造法。 - (2)多孔性物質が熱可塑性樹脂の焼結体、活性炭、発
泡体、多孔性セラミックス及び多孔性ガラスからなる群
より選らばれたものである特許請求の範囲第1項記載の
製造法。 - (3)多孔性物質が焼結金属多孔質体である特許請求の
範囲第1項記載の製造法。 - (4) ゲル基剤が寒天、カラギーナン、アルギン酸
ソーダ、ポリアクリルアミド、ポリビニ−/l/フルコ
ール及びセルロースサクシネートからなる群より選らば
れたものである特許請求の範囲第1項記載の製造法。 - (5)培養液中の窒素濃度およびリン濃度か、それぞれ
200ppm以」−および500ppm以」二の条件で
増殖させたキサントモナス属の多糖類生産株を固定化し
て用いる特許請求の範囲第1項記載の製造法。 - (6)希釈速度が0.25〜0.5hr−1の範囲であ
る特許請求の範囲第1項記載の製造法。 - (7) キサントモナス(Xanthomonas)
Eに萬する多糖類生産株が、キサントモナス キャム
ペストリス(Xanthomonas campes
tris)、キサントモナス ベゴr−工(Xanth
omonasbegoniae) 、キサントモナス
インカナエ(Xanthomonas 1ncana
e)、キサントモナス ファセオリ(Xanthomo
nas phaseoli)及びキサントモナス カ
ロタエ(Xanthomonascarotae)より
なる群より選らばれた微生物である特許請求の範囲第1
項記載の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3008882A JPS58146290A (ja) | 1982-02-25 | 1982-02-25 | 多糖類の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3008882A JPS58146290A (ja) | 1982-02-25 | 1982-02-25 | 多糖類の製造法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58146290A true JPS58146290A (ja) | 1983-08-31 |
Family
ID=12294031
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3008882A Pending JPS58146290A (ja) | 1982-02-25 | 1982-02-25 | 多糖類の製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58146290A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63269994A (ja) * | 1987-04-27 | 1988-11-08 | Glyco Eiyou Shokuhin Kk | キサンタンガムの製造方法 |
WO1989004369A1 (fr) * | 1987-11-13 | 1989-05-18 | Societe Nationale Elf Aquitaine | Procede de purification de polysaccharides |
CN107496975A (zh) * | 2017-08-14 | 2017-12-22 | 浙江大学 | 一种具有光响应性抗菌的聚乙烯醇/海藻酸钠载药水凝胶敷料及其制备方法 |
-
1982
- 1982-02-25 JP JP3008882A patent/JPS58146290A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63269994A (ja) * | 1987-04-27 | 1988-11-08 | Glyco Eiyou Shokuhin Kk | キサンタンガムの製造方法 |
WO1989004369A1 (fr) * | 1987-11-13 | 1989-05-18 | Societe Nationale Elf Aquitaine | Procede de purification de polysaccharides |
CN107496975A (zh) * | 2017-08-14 | 2017-12-22 | 浙江大学 | 一种具有光响应性抗菌的聚乙烯醇/海藻酸钠载药水凝胶敷料及其制备方法 |
CN107496975B (zh) * | 2017-08-14 | 2020-08-28 | 浙江大学 | 一种具有光响应性抗菌的聚乙烯醇/海藻酸钠载药水凝胶敷料及其制备方法 |
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