JPS58140035A - アラルキルモノ置換ヒドロキノンの製造方法 - Google Patents
アラルキルモノ置換ヒドロキノンの製造方法Info
- Publication number
- JPS58140035A JPS58140035A JP57021257A JP2125782A JPS58140035A JP S58140035 A JPS58140035 A JP S58140035A JP 57021257 A JP57021257 A JP 57021257A JP 2125782 A JP2125782 A JP 2125782A JP S58140035 A JPS58140035 A JP S58140035A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hydroquinone
- aralkyl
- phosphoric acid
- monosubstituted
- reaction
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
- Y02P20/50—Improvements relating to the production of bulk chemicals
- Y02P20/52—Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts
Landscapes
- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はアラルキルモノ置換ヒドロキノンの製造方法に
関し、更に詳しくは7ラルキルモノ置換ヒドロキノンを
高収率で製造する方法に関する。
関し、更に詳しくは7ラルキルモノ置換ヒドロキノンを
高収率で製造する方法に関する。
従来から、炭素数4以下の第3級アル井ル基のモノ置換
ヒト−キノンは、ポリエステルJIK全芳書族ポリエス
テルのジオール成分として有用であることが知られ【い
る。しかし、アラルキル基のモノ置換ヒドロキノンをジ
オール成分としたポジエステル、反びこのポリエステル
がいかなる特性を有するかは知られていない。本発明者
は、この7ラルキル基のモノ置換ヒドロキノンを主たる
ジオール成分とする全芳香族ポリエステルが溶融成形性
にすぐれ、且つすぐれた機械的特性、熱的特性、化学的
特性等を有し、繊鍮、プラスチック、その他工業用資材
として有用であることを見い出した。
ヒト−キノンは、ポリエステルJIK全芳書族ポリエス
テルのジオール成分として有用であることが知られ【い
る。しかし、アラルキル基のモノ置換ヒドロキノンをジ
オール成分としたポジエステル、反びこのポリエステル
がいかなる特性を有するかは知られていない。本発明者
は、この7ラルキル基のモノ置換ヒドロキノンを主たる
ジオール成分とする全芳香族ポリエステルが溶融成形性
にすぐれ、且つすぐれた機械的特性、熱的特性、化学的
特性等を有し、繊鍮、プラスチック、その他工業用資材
として有用であることを見い出した。
一方、フェノール類の7ラルキル化は、従来から研究さ
れ、かつまたその結果が報告されている。例えばJ、O
rg、 Ch@m、、 t 7 2 a s 〜248
頁には、フェノール類とスチレンの7ラルキル化反応、
411に触媒及び反応条件についての研究結果が報告さ
れ、フェノール類のアルキル化に有用なりん酸触媒はス
チレンによるアラルキル化では低い結果しか得られない
こと、触媒としては硫酸触媒がより一層有用であるが、
この場合でもアラルキル化物の高い収量は、スチレンを
トルエンの如き溶媒で稀釈して用いるときにだ1す得ら
れること、ヒドロキノンのアルケニル化では、従来の知
見と同様K、2.S−ジ(α−頑ジ フェニルエチル)ヒドロキノンの9置1k 体カ得られ
ることなどが示されている。更にこの具体的な実験例の
1つとして、ヒドロキノンとスチレンとを硫酸触媒の存
在下トルエン溶媒中で反応すせて2.5−ジ(α−フェ
ニルエチル)ヒト−キノンを製造した例が示されている
。
れ、かつまたその結果が報告されている。例えばJ、O
rg、 Ch@m、、 t 7 2 a s 〜248
頁には、フェノール類とスチレンの7ラルキル化反応、
411に触媒及び反応条件についての研究結果が報告さ
れ、フェノール類のアルキル化に有用なりん酸触媒はス
チレンによるアラルキル化では低い結果しか得られない
こと、触媒としては硫酸触媒がより一層有用であるが、
この場合でもアラルキル化物の高い収量は、スチレンを
トルエンの如き溶媒で稀釈して用いるときにだ1す得ら
れること、ヒドロキノンのアルケニル化では、従来の知
見と同様K、2.S−ジ(α−頑ジ フェニルエチル)ヒドロキノンの9置1k 体カ得られ
ることなどが示されている。更にこの具体的な実験例の
1つとして、ヒドロキノンとスチレンとを硫酸触媒の存
在下トルエン溶媒中で反応すせて2.5−ジ(α−フェ
ニルエチル)ヒト−キノンを製造した例が示されている
。
アラルキル基のモノ置換ヒドロキノンな製造する方法と
してしドロキノンの7ラルキル化が考えられる。
してしドロキノンの7ラルキル化が考えられる。
しかし、上記J、Org、 Ch@w、、 17243
〜24 s頁にも記載されている15に、従来のヒトc
I千7ンのアルケニル化では得られる生成物はもっはラ
ジ置換体の2.5−ジ(a−フェニルエチル)ヒドロキ
ノンである。そして上記J、Org、 Ch@w、。
〜24 s頁にも記載されている15に、従来のヒトc
I千7ンのアルケニル化では得られる生成物はもっはラ
ジ置換体の2.5−ジ(a−フェニルエチル)ヒドロキ
ノンである。そして上記J、Org、 Ch@w、。
月243〜24B頁にもモノ置換体の2−フェニルエチ
ルヒドロキノンを得るには如何なる手段を用いればよい
か、については全く言及されていない。
ルヒドロキノンを得るには如何なる手段を用いればよい
か、については全く言及されていない。
本発明者番言、上述のポリエステルの製造原料として有
用なアラルキル基Qモノ置換ヒドロキノンを工業的に有
利に且つ高収率、高純度で製造する方法について鋭意検
討した結果、ヒドロキノンのモノアルケニル化触媒とし
てリン酸触III カ極めて有効であること、このモノ
アルヶニル化反応ではトルエンの如き溶媒を用いると良
い結果が得られないこと、更にこのモノアルヶニル化反
応において目的物であるヒト−キノンのモノ置換体を溶
媒として用いると極めて収率よくモノアルケニル化反応
が進むことを発見し、本発明に到達したものである。
用なアラルキル基Qモノ置換ヒドロキノンを工業的に有
利に且つ高収率、高純度で製造する方法について鋭意検
討した結果、ヒドロキノンのモノアルケニル化触媒とし
てリン酸触III カ極めて有効であること、このモノ
アルヶニル化反応ではトルエンの如き溶媒を用いると良
い結果が得られないこと、更にこのモノアルヶニル化反
応において目的物であるヒト−キノンのモノ置換体を溶
媒として用いると極めて収率よくモノアルケニル化反応
が進むことを発見し、本発明に到達したものである。
すなわち、本発明はヒドロキノンと下記一般式(1)
%式%()
で表わされる芳香族不飽和化合物の少なくともで表わさ
れる7ラルキルモノ置換ヒト「Jキノンを製造するKI
IL、反応の触媒としてリン酸触媒を用いかつ溶媒とし
て前記一般式(II)で表わされるアラルキルモノ置換
ヒドロキノンの少なくとも一種を用いることを特徴とす
るアラルキルモノ置換ヒドロキノンの製造方法である。
れる7ラルキルモノ置換ヒト「Jキノンを製造するKI
IL、反応の触媒としてリン酸触媒を用いかつ溶媒とし
て前記一般式(II)で表わされるアラルキルモノ置換
ヒドロキノンの少なくとも一種を用いることを特徴とす
るアラルキルモノ置換ヒドロキノンの製造方法である。
従来の知見では、例えば前記刊行物に記載されているよ
うに、ヒドロキノンと前記一般式CI)で表わされる芳
香族不飽和化合物の少なくとも一種とを反応させるとヒ
ドロキノンのジ置換体が得られるととkなり、モノ置換
体を得るには如何なる手段が必要か全く明らかにされて
いない。この知見によれば、ジ置換体の生成は、次式(
II)、(R’)の反応が連続的或いは並行的に進むと
とKよると推考される。
うに、ヒドロキノンと前記一般式CI)で表わされる芳
香族不飽和化合物の少なくとも一種とを反応させるとヒ
ドロキノンのジ置換体が得られるととkなり、モノ置換
体を得るには如何なる手段が必要か全く明らかにされて
いない。この知見によれば、ジ置換体の生成は、次式(
II)、(R’)の反応が連続的或いは並行的に進むと
とKよると推考される。
それ故、上記7ラルキル化反応において、モノ置換体の
より多い存在は式(IV)の反応を促進し、ジ置換体が
より多く生成すると予調される。
より多い存在は式(IV)の反応を促進し、ジ置換体が
より多く生成すると予調される。
ところが驚くべきことに、リン酸触媒の使用と溶媒とし
てのモノ置換体の使用との組合せでは、1諌モノ置換体
のより多くの存在にも拘らずジ置換体の生成はほとんど
なく、むしろ前記芳香族不飽和化合物自体の重合を防止
し、かつモノ置換体の生成反応〔式(III)の反応〕
を促進し、アラルキルモノ置換体を高収率、高純度で製
造することができる。
てのモノ置換体の使用との組合せでは、1諌モノ置換体
のより多くの存在にも拘らずジ置換体の生成はほとんど
なく、むしろ前記芳香族不飽和化合物自体の重合を防止
し、かつモノ置換体の生成反応〔式(III)の反応〕
を促進し、アラルキルモノ置換体を高収率、高純度で製
造することができる。
本発明においてヒドロキノンの7うlレキル化剤として
使用する芳香族不飽和化合物は、下記一般式〔1〕 で表わされる化合−である。上記一般式CI)における
Arは一価の芳香族炭化水素基であり、その具体例とし
て4言フェニル5.トリル、キシリル、クロルフェニル
、ブロム゛フェニル、ナフチル、ジフェニル等を例示で
きる。またR3〜R−言それぞれ独立に水素または縦素
数l〜4のアルキル基であり、その具体例としては水素
、メチル、エチル、プルピル、ブチル等を例示できる。
使用する芳香族不飽和化合物は、下記一般式〔1〕 で表わされる化合−である。上記一般式CI)における
Arは一価の芳香族炭化水素基であり、その具体例とし
て4言フェニル5.トリル、キシリル、クロルフェニル
、ブロム゛フェニル、ナフチル、ジフェニル等を例示で
きる。またR3〜R−言それぞれ独立に水素または縦素
数l〜4のアルキル基であり、その具体例としては水素
、メチル、エチル、プルピル、ブチル等を例示できる。
上記芳香族不飽和化合−として更に具体的には次の化合
物を例示できる。
物を例示できる。
CH。
CM。
かかる芳香族不飽和化合物の使用量を言、ヒドロキノン
に対し、はy等モル蓋であること6”−最も好ましい。
に対し、はy等モル蓋であること6”−最も好ましい。
本発明において使用する触媒のリン酸としてはオルソリ
ン酸、ピロリン酸、ポリリンaisを例示できる。また
リン酸の濃度は7o%程度以上あれば十分である。通常
70〜110チ鴨変のもの、更に好ましくは75〜10
0−程度のものが使用される。反応実施における皐扱(
・やすさの点から、リン酸の濃度はあまり濃くな−・方
が好ましく、上述の濃度範囲で十分である。
ン酸、ピロリン酸、ポリリンaisを例示できる。また
リン酸の濃度は7o%程度以上あれば十分である。通常
70〜110チ鴨変のもの、更に好ましくは75〜10
0−程度のものが使用される。反応実施における皐扱(
・やすさの点から、リン酸の濃度はあまり濃くな−・方
が好ましく、上述の濃度範囲で十分である。
リン酸は純粋なものである必l!は必ずしもなく、また
使用前特別の処鳳をする必要もな−・。例えば、ヒドロ
キノン、リン酸エステルを少割合含有するものを用いる
こともでき、むしろこのものは連バッチ反応を行なう場
合には好ましく用いられる。
使用前特別の処鳳をする必要もな−・。例えば、ヒドロ
キノン、リン酸エステルを少割合含有するものを用いる
こともでき、むしろこのものは連バッチ反応を行なう場
合には好ましく用いられる。
リン酸触媒の使用量蚤言、ヒドロキノン100重量部に
対しS0〜1900重量部、好ましくは100〜SOO
重量部である。リン酸触媒の使用量が少なすぎると、反
応初期にヒドロキノンが固形状となり、反応系の攪拌が
うまくできないことがあり、好ましくない。本発明で使
用するリン酸は反応終了後、反応機の下層に沈降し、は
とんど損失することなく容易に回収できるので、骸リン
酸量を極く少ない水準におさえる必要はない。
対しS0〜1900重量部、好ましくは100〜SOO
重量部である。リン酸触媒の使用量が少なすぎると、反
応初期にヒドロキノンが固形状となり、反応系の攪拌が
うまくできないことがあり、好ましくない。本発明で使
用するリン酸は反応終了後、反応機の下層に沈降し、は
とんど損失することなく容易に回収できるので、骸リン
酸量を極く少ない水準におさえる必要はない。
本発明において溶媒とし【使用する化合物は下記一般式
(If)で表わされるアラルキルモノ置換ヒドロキノン
である。
(If)で表わされるアラルキルモノ置換ヒドロキノン
である。
ここで、ムr、R,,−及びR3は前記一般式(I)K
おける定義と同じである。したがって、これらの具体例
も前記と同じである。□ この溶媒は、本発明の目的生成物と同じものであること
が好ましい。これにより、轟然のことではあるが、溶媒
と目的生成物とを分離する操作が省略できる。
おける定義と同じである。したがって、これらの具体例
も前記と同じである。□ この溶媒は、本発明の目的生成物と同じものであること
が好ましい。これにより、轟然のことではあるが、溶媒
と目的生成物とを分離する操作が省略できる。
溶媒の使用量としては、室温においてリン酸触媒中への
当該溶媒の溶解度が飽和する量が最も好ましく、これよ
り多く用いてもよいがそれKよつ【収率9選択率等で有
利になろことはない。溶媒の使用量が上述の飽和量より
少な(なればなる程、収率1選択率勢は低下する。従っ
て、溶媒の量は、上述の飽和量のro%以上とするのが
好ましく、更には80チ以上、@に95−以上とするの
が好ましい。通常、リン酸触媒は反応生成物から分離1
回収して何度もくり返し使用するが、この時のリン酸触
媒には上記溶媒が飽和状態で含まれているから、この回
収リン酸触媒をそのま〜用いると目的生成物が高い選択
率、収率で得られる。
当該溶媒の溶解度が飽和する量が最も好ましく、これよ
り多く用いてもよいがそれKよつ【収率9選択率等で有
利になろことはない。溶媒の使用量が上述の飽和量より
少な(なればなる程、収率1選択率勢は低下する。従っ
て、溶媒の量は、上述の飽和量のro%以上とするのが
好ましく、更には80チ以上、@に95−以上とするの
が好ましい。通常、リン酸触媒は反応生成物から分離1
回収して何度もくり返し使用するが、この時のリン酸触
媒には上記溶媒が飽和状態で含まれているから、この回
収リン酸触媒をそのま〜用いると目的生成物が高い選択
率、収率で得られる。
アルケニル化反応は、ヒト・ロキノン、リン酸触媒及び
溶媒の1合物に、前記一般式CI)で表わされる芳香族
不飽和化合物を徐々に添加することで行なうのが好まし
い。反応温度は100〜170℃、更には110〜16
0℃、特に115〜150℃であることが好ましい。ま
た反応時間は、出発物質の種類、反応温度等にもよるが
、通常2時間である。例えばヒドロキノン110重量部
、as%リン酸500重量部及温合物に、反応温度12
5℃で攪拌下α−メチルスチレン11g重量部を2.5
〜8時間かけて滴下し、更に2〜3時間攪拌反応させる
と反応が完結する。この場合、α−メチルスチレンの添
加は、反応系内に多量のα−メチルスチレンが存在しな
いよ5に行なうのが好ましく、この点より反応時間を定
めるのが好ましい。
溶媒の1合物に、前記一般式CI)で表わされる芳香族
不飽和化合物を徐々に添加することで行なうのが好まし
い。反応温度は100〜170℃、更には110〜16
0℃、特に115〜150℃であることが好ましい。ま
た反応時間は、出発物質の種類、反応温度等にもよるが
、通常2時間である。例えばヒドロキノン110重量部
、as%リン酸500重量部及温合物に、反応温度12
5℃で攪拌下α−メチルスチレン11g重量部を2.5
〜8時間かけて滴下し、更に2〜3時間攪拌反応させる
と反応が完結する。この場合、α−メチルスチレンの添
加は、反応系内に多量のα−メチルスチレンが存在しな
いよ5に行なうのが好ましく、この点より反応時間を定
めるのが好ましい。
アルケニル化反応は、上述した如くヒドロキノン、リン
酸触媒及び溶媒を所定量仕込み、これに芳香族不飽和化
合物を添加反応せしめ、反応終了後反応混合物を静置し
て二層にわけ、上層の反応生成物を系外に取出す、−男
系に残存する触媒層(下層)Kは所定量の溶媒が溶解し
ているから、該触媒層に次バッチのヒドロキノンを仕込
み、次いで所定の温度で芳香族不飽和化合物を添加反応
せしめる、いわゆるセミノ:ツチ式連バッチ法で行なう
のが好ましい。この方法は少量生11に適している。ま
た多量生産の場合には、多槽式反応器を用いての連続的
な反応法が好ましい。
酸触媒及び溶媒を所定量仕込み、これに芳香族不飽和化
合物を添加反応せしめ、反応終了後反応混合物を静置し
て二層にわけ、上層の反応生成物を系外に取出す、−男
系に残存する触媒層(下層)Kは所定量の溶媒が溶解し
ているから、該触媒層に次バッチのヒドロキノンを仕込
み、次いで所定の温度で芳香族不飽和化合物を添加反応
せしめる、いわゆるセミノ:ツチ式連バッチ法で行なう
のが好ましい。この方法は少量生11に適している。ま
た多量生産の場合には、多槽式反応器を用いての連続的
な反応法が好ましい。
とのよ5Kl、て得たアラルキルモノ置換ヒドロキノン
は、他の成分を除去し、水洗、再結晶あるいは蒸留等の
常用手段の単独または組合せにより精製すると、高純度
例えば全芳香族ポリエステルのジオール成分として使用
できる純度のものとなる。
は、他の成分を除去し、水洗、再結晶あるいは蒸留等の
常用手段の単独または組合せにより精製すると、高純度
例えば全芳香族ポリエステルのジオール成分として使用
できる純度のものとなる。
以上、実施例により本発明の詳細な説明する。
比較例1
攪拌機、温度計及びコンデンサーを装着した反応器にヒ
ドロキノン110重量部、5oclbリン酸SOO重量
部を仕込み、125℃に加熱し、a−メチルスチレン1
18重量部を5時間で滴下し、滴下後同じ温度で3時間
反応せしめた。
ドロキノン110重量部、5oclbリン酸SOO重量
部を仕込み、125℃に加熱し、a−メチルスチレン1
18重量部を5時間で滴下し、滴下後同じ温度で3時間
反応せしめた。
次いで反応混合物を30分間静置して二層にわけ、上層
の有機層を分離し、水洗、結晶させた。
の有機層を分離し、水洗、結晶させた。
重量部(収率:so%)であり、またこの純度は93チ
であった。
であった。
実施例1
上記比較例1の反応器に残存しているリン触媒層(下層
のもの)K110重量部のヒドロキノンを添加し、α−
メチルスチレン1ll1重量部を比較例1と同様の秦件
で添加し、以下同様に処理した。この反応を更に3回く
り返した。
のもの)K110重量部のヒドロキノンを添加し、α−
メチルスチレン1ll1重量部を比較例1と同様の秦件
で添加し、以下同様に処理した。この反応を更に3回く
り返した。
その結果を下表に示す。
比較例2
攪拌機、温度計及びコンデンサーを装着した反応器に、
ヒドロキノン110重量部、100Svン酸SOO重量
部及びキシレン150重量部を仕込み、125〜130
℃でス千レン103重量部を5時間かけて滴下し1滴下
終了後間じ温度で2時間反応させた。次いで反応混合物
を30分間静置して二層にわけ、上層(有機層)をデカ
ンテーションで分離し、更にこれを蒸留してキシレンを
分離した。得られた粗生成物H :+o%)であり、またこの純度はss%であった。
ヒドロキノン110重量部、100Svン酸SOO重量
部及びキシレン150重量部を仕込み、125〜130
℃でス千レン103重量部を5時間かけて滴下し1滴下
終了後間じ温度で2時間反応させた。次いで反応混合物
を30分間静置して二層にわけ、上層(有機層)をデカ
ンテーションで分離し、更にこれを蒸留してキシレンを
分離した。得られた粗生成物H :+o%)であり、またこの純度はss%であった。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 ヒト−キノンと下記一般式(I) ムr −C= C−4・・・・・・・・・(I)で表わ
される芳香族不飽和化合物の少なくとも一種とを反応さ
せて下記一般式(n) で表わされる7ラルキルモノ置換ヒドロキノンを製造す
るに際し、反応の触媒としてリン酸触媒を用いかつ溶媒
として前記一般式(n)で表わされるアラルキルモノ置
換ヒドロキノンの少なくとも一種を用いることを特徴と
するアラルキルモノ置換ヒドロキノンの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57021257A JPS58140035A (ja) | 1982-02-15 | 1982-02-15 | アラルキルモノ置換ヒドロキノンの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57021257A JPS58140035A (ja) | 1982-02-15 | 1982-02-15 | アラルキルモノ置換ヒドロキノンの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58140035A true JPS58140035A (ja) | 1983-08-19 |
JPS647060B2 JPS647060B2 (ja) | 1989-02-07 |
Family
ID=12050029
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP57021257A Granted JPS58140035A (ja) | 1982-02-15 | 1982-02-15 | アラルキルモノ置換ヒドロキノンの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58140035A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01199927A (ja) * | 1987-12-01 | 1989-08-11 | Montedison Spa | フェノール化合物のアラルキル化法 |
US5041692A (en) * | 1988-06-21 | 1991-08-20 | Himont Italia S.R.L. | Process for alkylation of phenols |
US5608120A (en) * | 1988-05-31 | 1997-03-04 | Granmont, Inc. | Process for the preparation of (arylethyl)-hydroquinones and diesters thereof |
-
1982
- 1982-02-15 JP JP57021257A patent/JPS58140035A/ja active Granted
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01199927A (ja) * | 1987-12-01 | 1989-08-11 | Montedison Spa | フェノール化合物のアラルキル化法 |
US5043483A (en) * | 1987-12-01 | 1991-08-27 | Montedison S.P.A. | Process for the alkylation of phenols |
US5608120A (en) * | 1988-05-31 | 1997-03-04 | Granmont, Inc. | Process for the preparation of (arylethyl)-hydroquinones and diesters thereof |
US5041692A (en) * | 1988-06-21 | 1991-08-20 | Himont Italia S.R.L. | Process for alkylation of phenols |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS647060B2 (ja) | 1989-02-07 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US3326986A (en) | Process for purifying 4, 4'-isopropylidenediphenol | |
JPS6146465B2 (ja) | ||
JPS58140035A (ja) | アラルキルモノ置換ヒドロキノンの製造方法 | |
US4523038A (en) | Aldehyde adducts and a process for separating aldehydes involving them | |
KR940005954B1 (ko) | 폴리아릴알칸 올리고머 조성물 및 그의 제조방법 | |
US3183264A (en) | Process for the manufacture of unsaturated phosphonic acid dichlorides | |
US4382898A (en) | Process for the production of aromatic carboxylic acid chlorides | |
JP3161669B2 (ja) | トリメリット酸エステル無水物類の製造方法 | |
JPS63502283A (ja) | スチレン化ヒドロキノンの製造方法 | |
US3981889A (en) | Method of manufacturing cis,cis-2,4,6-triisopropyl-1,3,5-trioxane | |
US3373210A (en) | Process for the production of alkylphenols | |
US3642867A (en) | Process for the preparation of a 1 2-bis(4-carboalkoxyphenoxy)ethane | |
US3281456A (en) | Process for the production of alkyl aralkyl phthalates | |
US3577482A (en) | Process for the preparation of thionophosphonates | |
US2979448A (en) | Process for chlorinating aliphatic chain substituted aromatic hydrocarbons | |
US3004054A (en) | Process for the manufacture of mixed phosphorothioate esters | |
US3327026A (en) | Esterification of thionobenzene-phosphonyldichloride in the presence of 2-methyl-5-ethylpyridine | |
JP3962467B2 (ja) | 1,4−ジヒドロキシ−2−ナフトエ酸アリールエステル類の製造方法 | |
US3004076A (en) | Preparation of halogen-containing stilbenes and bibenzyls | |
US4308408A (en) | Process for the hydroxylation of styrene and styrene derivatives | |
IL99378A (en) | Synthesis of monoalkanoyl prodrugs | |
US3370085A (en) | Process for the manufacture of dinitroalkylphenol esters | |
JPH0853390A (ja) | ビス(ヒドロキシアリール)ペンタン酸類の製造方法 | |
CN117186043A (zh) | 一种高纯度苯溴马隆的工业化合成方法 | |
JPS6239536A (ja) | フエノ−ル類の合成法 |