JPS5813939B2 - 電子式キヤツシユレジスタ - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は電子式キャッシュレジスタ（以下ＥＣＲとい
う）に関し、特にＥＣＲのモード設定に関する。

通常ＥＣＲには、登録モード、点検モード、精算モード
、プログラムモード等の複数のモードがあり、いずれか
１つのモードが選択されて種々のオペレーションが実行
される。

従来のＥＣＲは各モード毎に対応するキーを設け、モー
ドキーボデイ（モードキーシリンダ）に挿入し各キー毎
に許容される範囲内で所定位置まで回動させてモード選
択を行なっていろ。

従って各ＥＣＲにはモードの数だけモードキーが必要で
あり、またモードの増設の際にはキーボデイの設計変更
が伴うことになる。

そこでこの発明は、モードスイッチの構造が簡単かつ、
モードの増設も容易なＥＣＲを提供することを目白勺と
する。

この発明は要約すると、ロータリースインチ等の構造の
簡単なモードスイッチと各クラークキーに共通のキーシ
リンダを設け、各クラークキーを前記共通キーシリンダ
に挿入する際、各クラークキー毎に予じめ設定されてい
る操作可能モードをクラークモードテーブルより呼出し
、モードスイッチで選択されるモードと比較して両者が
一致する場合にのみそのモードでのオペレーションを許
容するようにしたものである。

以下図面を参照してこの発明の実施例を説明する。

第１図はこの発明の全体のブロック図を示し、１はＣＰ
Ｕ、２はキーボード、３はプログラムをストアするＲＯ
Ｍ、４は種々のデータをストアするＲＡＭ、５はプリン
タ、６はディスプレイを示す。

ＲＡＭ４の一部には後述する、ＣＬＫＭＯＤＥエリア４
１およびクラークモードテーブル４２が形成される。

第２図はキーボード２のレイアウトを示す。

７はクラークキーボテイ（クラークキーシリンダ）であ
り、全てのクラークキーに共通に１個設けられる。

各クラークキーがここに挿入されると従来と同様に対応
するクラークコードが設定される。

８はモードスイッチであり、ロータリスイツチで構成さ
れる。

また９はデパートメントキー、１０はテンキー、１１は
ファンクションキーである。

次に第３図および第４図を参照し、クラークモードテー
ブル４２に各クラークキー（各クラーク）毎に操作町能
モードをプリセットする動作を説明する。

各クラークキー毎の操作可能モードのプリセツ・は、店
の最高責任者が保管するマスククラークキーを用いさら
にまたモードスイッチ８をモード５に選択して行なうも
のとする。

第３図はプリセットの際のキーの操作順を示し、まずテ
ンキー１０より２桁のクラーク番号を入力し、ひきつづ
き８桁のモードデータを入力し、そしてファンクション
キー１１からＴＯＴＡＬキーを入力する，第４図はブリ
セット動作のフローチャートでありモードスイッチ８が
モード５を選択し、かつマスタークラークキーがクラー
クキーシリンダ７に挿入されていることに応じて入力デ
ータがクラークモードテーブル４２のプリセツ・データ
か否かを判断する。

すなわち、入力データの桁数や、クラーク番号、および
モードデータのチェックを行ない、入力データがプリセ
ットデータであることを判断した後、クラークモードテ
ーブル４２にプリセットする。

なお、モードスイッチ８でモード５が選択されない場合
は他モードの処理を行ない、モード５が選択されていて
もマスタークラークキーが挿入されてなければクラーク
モードテーブルのプリセット以外のモード５の処理を行
なう。

第５図にクラークモードテーブル４２のレイアウトを示
している。

クラーク番号別に各々ＤｏＤｌ・・・・・Ｄ７の８ビッ
トのデータエリアを有し、Ｄｏのビットはモード１、Ｄ
１はモード２、Ｄ２はモード３、Ｄ３はモード４、Ｄ４
はモード５に対応している。

ビットがｒｌＪの場合にそのモードでのオペレーション
が可能となり、「０」の場合はそのモードでのオペレー
ションが禁止される。

クラーク番号０１に対しモードデータはＤ。

，ＤＩのビットが「１」であり、モード１およびモード
２でのオペレーションが可能である。

同様にクラーク番号０２に対しては、Ｄ＠Ｄ，・・・・
・Ｄ４０ビットが「１」であり、モード１からモード５
までオペレーションが可能である。

次に第６図のフローチャートを参照して一般的なオペレ
ーション時の動作説明をする。

まずオペレーション開始にあたり、クラークキーがクラ
ークキーシリンダ７にセットされているか判断する。

ＹＥＳの場合はそれがマスタークラークキーかどうか判
断する。

マスタークラークキーは通常全てのモードでのオペレー
ション処理が可能であり、従って判断結果がＹＥＳの場
合はそのときのモードスイッチ８の選択モードでオペレ
ーション処理を行なう。

なお選択されたモードがモード５のとき第４図に示すブ
リセットオペレーションが実行可能であることは言うま
でもない。

セットされたクラークキーがマスタークラークキーでは
ない場合、そのクラツクキーのクラーク番号に対応する
クラークモードプリセットデータをクラークモードテー
ブル４２より乎出してＲＡＭ４の ＣＬＫＭＯＤＥエリア４１にセットする。

そしてモードスイッチ８の選択モードとＣＬＫＭＯＤＥ
エリア４１の所定ビッｇ（ＤｏＤ１・・・・・・Ｄ７）
とを比較し、選択モードに対応するビツｌＤｎ（ｎ一〇
・・・・・・７）に論理「１」がセットされているかど
うか、換言すれば、選択モードでのオペレーションが可
能かどうか判断しＹＥＳの場合にそのモードでのオペレ
ーション処理を許容する。

この実施例ではモードスイッチ８の設定モード数は５モ
ードであるのに対し、モードデータは８ビット設けてい
るので、モードの増設はロータリースイッチのステージ
を増加することにより８モードまで増設可能である。

以一よりこの発明によれば、モードスイッチはロータリ
ースイッチ等の構造の簡単なスイッチを使用し、クラー
クキーシリンダに挿入されるクラークキーの種別により
モードスイッチで選択されるモードでのオペレーション
の町否を決定するようにしたので各モード毎のキーを準
備する必要がなくモードスイッチの構造が簡単かつモー
ドの増設が容易となる。

またクラークキーシリンダを共通にすれば、クラークキ
ーシリンダそのものも構成が簡単となり実用的である。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の全体のブロック図、第２図はキーボ
ード２のレイアウト、第３図はプリセットの際のキーの
操作順序を示す図、第４図はプリセット動作のフローチ
ャート、第５図はクラークモードテーブル４２のレイア
ウト、第６図は一般的なオペレーションのフローチャー
トを各々示す。 １・・・・・ＣＰＵ、４・・・・・・ＲＡＭ、４１・・
・ＣＬＫＭＯＤＥエリア、４２・・・・・クラークモー
ドテーブル、７・・・・クラークキーシリンダ、８・・
・・モードスイッチ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ モードスイッチと、各クラークが所持するクラーク
   キーに共通のキーシリンダとを有するキーボード、各ク
   ラークキー毎に操作可能なモードを設定記憶するクラー
   クモードテーブルを備え、前記モードスイッチを所定モ
   ードに選択し、クラークキーを前記共通のクラークキー
   シリンダにそう人することにより前記クラークモードテ
   ーブルから前記クラークキーに対応する操作可能モード
   を呼出し、前記モードスイッチの選択モードと比較して
   両者が一致する場合にのみそのモードでのオペレーショ
   ン処理を許容する電子式キャッシュレジスク。