JPS5813927Y2 - 密閉加圧式「ろ」過乾燥機 - Google Patents

密閉加圧式「ろ」過乾燥機

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JPS5813927Y2
JPS5813927Y2 JP1979124683U JP12468379U JPS5813927Y2 JP S5813927 Y2 JPS5813927 Y2 JP S5813927Y2 JP 1979124683 U JP1979124683 U JP 1979124683U JP 12468379 U JP12468379 U JP 12468379U JP S5813927 Y2 JPS5813927 Y2 JP S5813927Y2
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JP
Japan
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gas
filtration
filter
cake
supply port
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JP1979124683U
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JPS5642313U (ja
Inventor
九里説哉
Original Assignee
九里化学装置株式会社
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Publication date
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  • Treating Waste Gases (AREA)
  • Separation Of Gases By Adsorption (AREA)
  • Cleaning By Liquid Or Steam (AREA)
  • Drying Of Solid Materials (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は密閉タンク内でスラリーの濾過と濾過ケーキの
乾燥とを一貫して行なうための密閉加圧式濾過乾燥機に
関するもので、より詳細には、スラリー中に含まれる溶
媒、悪臭有害物質等を系外に放出することなしに一貫し
て固形分の濾過と乾燥とを行なうための装置に関する。
従来、濾過方法には遠心分離機、オリパー型真空f過機
、フィルター、プレス等が用いられる。
しかし、何れの濾過機も、外部に開放されている部分が
あるために、原液が揮発性溶剤を含む場合には溶剤が外
気に蒸発排出される。
排出された溶剤ガスは公害になるばかりでなく、遠心分
離機等の場合には静電気発生のため爆発の危険がある。
また、原液中の固体粒子が細いときには遠心分離機、オ
リバー濾過機では濾過が困難である。
フィルタープレスでは操作が繁雑である。
また、r過後ケーキの洗滌を十分に行うためには、ケー
キを運搬して他の容器中の溶剤中に投入し、溶液にして
再び濾過することをくり返す必要がある。
次にケーキを乾燥する時には、ケーキを別の乾燥機に運
んで、あらためて乾燥しなければならない。
本考案によれば、従来法の欠点が解消され、スラリー中
に含まれる溶媒、悪臭、有害物質等を一切系外に放出す
ることなしに、−貫してスラリーの濾過と乾燥とを行う
ことが可能な密閉加圧室濾過乾燥機が提係される。
即ち、本考案は、密閉タンク内でスラリーの濾過と濾過
ケーキの乾燥とを一貫して行なうための密閉加圧式濾過
乾燥機であって、該密閉タンクは、該タンク内を上部室
と下部室とに区画する多孔性支持体、該多孔性支持体上
のr板乃至ばr布、上部室内の攪拌機、上部室に設けら
れたスラリー供給口及び加圧気体供給口、下部室に設け
られた沢液出口、下部室に設けられた加熱気体または乾
燥気体の供給口、上部室に設けられた蒸気含有気体の取
出口、該蒸気含有気体中の溶媒を回収し、加熱気体筐た
は乾燥気体として前記供給口に循環供給するための循環
系及び上部室に設けられた乾燥粉体の取出口を備えてな
ることを特徴とする密閉加圧室濾過乾燥機に関する。
本考案によれば、密閉容器中にて、加圧濾過すると共に
、必要により、濾過されたケーキに再び新しい溶剤を加
えて攪拌することによって、より洗滌された溶液となっ
たものを再び加圧濾過する。
これをくりかえすことにより精製されたケーキを作るこ
とができる。
次に、この密閉容器内に熱風あるいは乾燥ガスを送入し
循環することによってケーキを乾燥する。
乾燥が終った状態で、ガスの吸引によってケーキ粉末を
サイクロン、あるいはバッグフィルターにて採集するか
、或いはタンク外に流出させることにより、原液中の固
形分を濾過、精製、乾燥を一層の密閉濾過機内にて行う
ことができる。
第1図によって説明すると、密閉濾過機1は底部に支持
多孔板8その上にメツシュ金網、焼結金属板、磁性細孔
板あるいはr布9等の、原液中の固形分濾過に適したメ
ツシュのP板あるいはP布を設けである。
又は、平板の代りに円筒状のF板を使うこともできる。
原液はパイプ2、バルブ3を通じて濾過機1に必要量を
投入する。
次にr逸機1内に、・ミイプ6、バルブTを通じて空気
あるいは必要に応じてチッソ、炭酸ガス等の不活性ガス
を送入して加圧する。
この場合、攪拌機10をゆるく攪拌しながら加圧濾過す
る方が濾過速度が早くなる。
加圧する圧力は原液スラリーの性質によって異るが、普
通2〜4気圧を用いる。
P’/1Nはバルブ12を経てタンク13に回収される
濾過機11に附属しているガラス窓11より濾過状態お
よびケーキの色等の状態あるいはr液の色等の状態を見
て、更にケーキの洗滌を必要とする場合には、バイブロ
から加圧ガスをf逸機1内に送入することにより濾過を
行う。
ケーキが十分洗滌される迄、上記の洗滌濾過をくりかえ
すことができる。
有機化学薬品、中間体等の場合には、色によって洗滌濾
過回数を決めることができる。
との濾過方法によると、他の濾過機では濾過困難な粘稠
なスラリー、粒子の細い粒子の溶液、あるいは溶液中の
固形分の割合にかかわらず濾過が可能になった。
次に濾過したケーキを乾燥する場合には、従来では、ケ
ーキを別の場所にある乾燥機に運んで乾燥する必要があ
る。
普た、殆んどの場合、その乾燥機が非密閉形の熱風ガス
による乾燥機のため、溶剤を含む廃ガスを大気に放出し
ている現状である 本考案は、r逸機1内の濾過されたケーキを移動させず
に、濾過機内でケーキを乾燥させ、しかも溶剤を含む廃
ガスを外部に放出することなく密閉中にて乾燥でき、溶
剤も回収することができる。
第1図によって説明すると送風機14等によって送られ
た空気あるいは不活性ガスはバルブ15を経て加熱機1
6によって加熱されて配管17よりr逸機1内の底部に
吹きこまれる。
加熱ガスは支持多孔板8、r板9を経てケーキを加温し
て配管18、バルブ19、サイクロンあるいはバッグフ
ィルター22を経て冷却器24にて再び冷却され、凝縮
した溶剤はタンク25に回収される。
冷却された残余のガスは送風機14にて再び濾過機1に
循環される。
この場合、濾過機1中の攪拌機10ば、攪拌しながらケ
ーキをくだき攪拌することにより熱効率よく一層乾燥が
進められる。
この際、多孔板8及びr板9は吹込まれるガスに対して
整流板として作用し、更にガス吹込みと攪拌とによって
ケーキは流動化されながら、効率よく乾燥が行われるこ
とになる。
また、加温を補うために、濾過機1にスチーム用ジャケ
ット45および濾過板の支持板8の下部あるいは側面に
スチームコイル46を設けることができる。
この様にして密閉中で熱風によってケーキをくだきなが
ら乾燥すると共に、蒸発したケーキに耐着している溶剤
はタンク25に回収される。
この場合熱風が製品ケーキの品質を損う様な時には、熱
風のかわりに乾燥ガスを用いることができる。
即ち送風機14からのガスはバルブ26、配管27、バ
ルブ28あるいはバルブ29を経テ溶剤吸着塔30ある
いは吸着塔31に通じることにより、ガス中の溶剤は吸
着塔に吸着されて、溶剤のない乾燥ガスとなり、バルブ
32あるいはバルブ33を経てバルブ34、配管35か
ら配管17を経て濾過機1の底部に吹きこ昔れる。
この場合、加熱器16としてはケーキ温度が実質的に上
昇しないが、溶媒の蒸発潜熱が与えられるようなもので
十分である。
供給されるガスは溶剤を含1ぬため、常温のケーキ中の
溶剤をも十分蒸発させることができる。
吸着塔30.31は交互に吸着塔、脱着塔となり脱着さ
れるときは真空ポンプ40により脱着塔内の吸着溶剤ガ
スが脱着されて、バルブ31あるいはバルブ38および
配管39を経て、真空ポンプ40から吐出されたガスは
、冷却塔41を経て、タンク42内にて凝縮された溶剤
は回収され、残余のガスは配管43を経て、配管27か
らのガスと混合してバルブ28あるいはバルブ29を経
て吸着塔30あるいは吸着塔31に送入される。
この吸着による乾燥ガスの装置は、特公昭53−000
945訃よび、特願昭53−127804号にくわしく
説明されている。
熱風による方法、乾燥ガスによる方法、回れにしてもガ
スを濾過機1との間に循環することにより、濾過機内の
ケーキを乾燥粉末とすることができる。
次に乾燥が終了した状態で、加熱機16釦よび乾燥ガス
装置30,31を止めて、送風機14、バルブ15、配
管17を経てガスを濾過機1内に通じると共に、バルブ
19を閉じバルブ21を開いて配管20の開口部44か
らガスおよび乾燥粉末が吸い上げられてサイクロンある
いはバッグフィルター22に達する。
22にて、粉末は分離されて、ガスは送風機14の吸入
口に達し、再び濾過機1に循環される。
このガス循環によって、濾過機1中の乾燥粉末はすべて
サイクロンあるいはバッグフィルター22にたオリ、バ
ルブ23から製品として取出す。
P板9に近接して粉体取出口を設ければ、乾燥後の粉体
は流動性に優れているので、直接タンク外に取出すこと
もできる。
以上の操作によって、濾過機1内で密閉中にて濾過およ
び乾燥を行える。
しかも溶剤ガスを外部にもらすことなく溶剤を回収でき
る。
この場合、送風機14を更に吸引力の強い真空ポンプあ
るいはルーラフローワ−等を使用することにより、濾過
機1内を減圧下で乾燥を行えば、更に乾燥速度が早くな
り、常圧下の乾燥よりも例えば半分以下の乾燥時間とな
る。
実施例 1 第1図と同様な方法で行った。
但し、乾燥方法は乾燥ガスによるのでなく、第1図中の
加熱器16による加熱窒素ガスを用いた。
乾燥機 250φX500L(約301容量)原 料
ステリン(植物ホルモンの一種)約2kgトルエン
約20ky性 状 非常に濾過しにく
い粘稠液 原料を濾過機1に入れた後、配管6よりチツンガスを送
入した。
r液はタンク13に流出し始め、沢過が進むと共に次第
に沢過圧、即ち窒素ガス圧を上げていき、最終的には窒
素ガス圧を2kg /cm 2?迄上昇させた。
濾過の終了した状態で、r板9の上に、や\黄色で湿潤
なステリンの粘稠ケーキ層が残った。
この黄色は他の植物油等不純物が含1れているためのも
ので、パイプ4からヘキサンを濾過機1内に約201送
入しながら、攪拌機10を動かせて、ケーキを完全にヘ
キサン中に分散させ、原液より薄目の黄色の溶液となっ
た。
再び配管5から窒素ガスを送入して濾過機1内を加圧し
なから濾過を行った。
このヘキサンによる濾過洗滌を2回行うことにより、ケ
ーキは白色の純度の良いものになった。
次に送風機14を動かし、窒素ガスを加熱器16により
約100℃に加熱して、沢逸機1に吹きこんだ。
この間、攪拌機10を廻してケーキをほぐしながら乾燥
させた。
排出窒素ガスは配管18、バルブ19、サイクロン2、
冷却器24を経て、送風機14によって再び加熱器16
を経て濾過機1に循環した。
窒素熱風ガスによる乾燥を2時間行った結果、ケーキは
白色の乾燥粉末となった。
次にバルブ19を閉じ、バルブ21を開けて、配管20
の開口部44かも、ガスおよび粉末を吸い上げた。
この間、攪拌機10を廻しなからr過板9上の粉末が開
口部に集る様にした。
約5公租度で殆んど全部の粉末がサイクロン22に集積
したので、バルブ23より取出した。
【図面の簡単な説明】
図は密閉加圧式濾過乾燥機のフローシートである。 1は密閉タンク、2はスラリー供給口、4は溶剤供給口
、6は加圧気体供給口、8は多孔性支持体、9ばF板乃
至はr布、10は攪拌機、12はr液出口、17は加熱
気体普たは乾燥気体の供給口、18は蒸気含有気体の取
出口、16,19゜24は循環系、44は粉体の取出口
を示す。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 密閉タンク内でスラリーの濾過と濾過ケーキの乾燥とを
    一貫して行なうための密閉加圧式濾過乾燥機であって、 該密閉タンクは、該タンク内を上部室と下部室とに区画
    する多孔性支持体、該多孔性支持体上のF板乃至はF布
    、上部室内の攪拌機、上部室に設けられたスラリー供給
    口及び加圧気体供給口、下部室に設けられたf液出口、
    下部室に設けられた加熱気体または乾燥気体の供給口、
    上部室に設けられた蒸気含有気体の取出口、該蒸気含有
    気体中の溶媒を回収し、加熱気体筐たは乾燥気体として
    前記供給口に循環供給するための循環系及び上部室に設
    けられた乾燥粉体の取出口を備えてなることを特徴とす
    る密閉加圧室濾過乾燥機。
JP1979124683U 1979-09-11 1979-09-11 密閉加圧式「ろ」過乾燥機 Expired JPS5813927Y2 (ja)

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JPS5642313U JPS5642313U (ja) 1981-04-18
JPS5813927Y2 true JPS5813927Y2 (ja) 1983-03-18

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5173090B2 (ja) * 2000-08-03 2013-03-27 株式会社大川原製作所 ろ過乾燥機
JP4694884B2 (ja) * 2005-05-09 2011-06-08 焼津水産化学工業株式会社 水分の除去方法及び水分除去装置
EP3606637A1 (en) 2017-04-07 2020-02-12 H. Lundbeck A/S Apparatus and method for isolation and/or preparation of particles

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JPS4416554Y1 (ja) * 1966-03-22 1969-07-17

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