JPS58138730A - エポキシ樹脂系組成物 - Google Patents

エポキシ樹脂系組成物

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JPS58138730A
JPS58138730A JP1974182A JP1974182A JPS58138730A JP S58138730 A JPS58138730 A JP S58138730A JP 1974182 A JP1974182 A JP 1974182A JP 1974182 A JP1974182 A JP 1974182A JP S58138730 A JPS58138730 A JP S58138730A
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JP
Japan
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group
epoxy resin
compound
alcohol
compounds
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Application number
JP1974182A
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English (en)
Inventor
Shuji Hayase
修二 早瀬
Yasunobu Oonishi
大西 廉伸
Shiyuichi Suzuki
鈴木 脩一
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は、エポキシ樹脂系組成物に関し、更に詳しくは
、貯蔵安定性が改良され、130℃程度以上の温度にお
いて速やかに硬化し、優れた電気的及び機械的特性を有
する樹脂硬化物が得られるエポキシ樹裔系組底物に関す
る。
〔発明の技術的背景とその問題点〕
従来、工ポキシ樹脂の硬化に際しては、例えば、(A)
ポリアミン、酸無水物もしくはフェノール等の硬化剤、
又は、(B)BF2錯体や第3級アミン化合物に代表さ
れる硬化触媒を用いて、これらを工ポキシ樹脂に添加配
合し、硬化せしめている。しかし、(A)の場合におい
て、ポリアミンを使用した時に社、工ポキシ樹脂との反
応性が強いために組成物を長期間使用することができな
いと云う問題点を有している。又、酸無水物等を使用し
た時には、工ポキシ樹脂組成物の硬化反応に高温で長時
間の加熱を要すると云う問題点を有している。一方、(
B)の場合において、BF3錯体を使用した時には、比
較的低温での硬化反応が可能である反面、得られる樹脂
硬化物の高温下での電気的、機械的特性が劣ると云う問
題点を有している。又、第3級アミンを使用した時には
、硬化反応に高温を要するうえ、皮膚のかぶれを生ずる
等作業上の問題点をも有している。
又、エポキシ樹脂の硬化に際し、金属キレート化合物を
潜在性硬化触媒として添加配合し、樹脂硬化物を得る方
法も試みられている。しかし、この揚台に杜、硬化反応
に200℃以上の高温を要するのみならず、金属キレー
ト化合物の添加配合量が2%程度と比較的多量であシ、
且つ、かかる化合物の溶解分散性が悪いことに起因して
、得られる樹脂硬化物の諸特性が劣ると云う問題点を有
している。
本発明者らは、先に、上記した問題点を解決するために
特開昭56−4625号公報において、ケイ素原子に直
接結合した加水分解性の基を分子中に有するオルガノシ
ランもしくはオルガノシロキサン類並びに有機基を有す
るアルミニウム化合物を硬化触媒としてエポキシ樹脂に
添加配合せしめ九組成物が、常温で優れた貯蔵安定性を
示し、130℃程度以上に加熱すると容易に硬化して電
気的特性及び機械的特性が良好な横側硬化物が得られる
ことを開示した。しかしながら、上記したエポキシ樹脂
系組成物は、40℃程度における貯蔵安定性において若
干劣ると云う問題点を有している。
〔発明の目的」 本発明の目的は、上記した問題点を解決し、400程度
の温度においても良好な貯蔵安定性を示し、130℃程
度以上の温度において速やかに硬化して、優れた電気的
特性及び機械的特性を有する工ポキシ樹脂系硬化物が得
られるエポキシ樹脂系組成物を提供する仁とにある。
〔発明の概要) 本発明者らは、上記した点に対処して鋭意研究を重ねえ
結果、アルコール化合物及び/又紘β−ジカルボニル化
合吻を添加配合せしめることにより、本発明の目的が達
成されることを見出し、本発明を完成するに到つた。
即ち、本発明0エポキシ樹脂系組成物は、     1
(a)1分子中に少なくとも1個の工ポキシ基を有する
工ポキシ樹脂、 (b)1分子中に少なくとも1個のケイ素原子に直接結
合した水酸基又は加水分解性の基を有するオルガノシラ
ンもしくはオルガノシロキサン化合物の少なくとも1種
、− (c)有機基を有するアルミニウム化合物及び (d)アルコール化合物及び/又はβ−ジカルボニル化
合物の少なくとも1種 から成ることを特徴とするものである。
以下において、本発明を更に詳しく説明する。
本発明の(a)成分として配合される1分子中に少なく
とも1個の工ポキシ基を有するエポキシ樹脂は、本発明
組成物の主成分となるものである。かかるエポキシ樹脂
は、一般にエポキシ樹脂として知られているものであれ
ば特に制限はなく、これらとしては、例えば、ビスフェ
ノールA型工ポキシ樹脂、ビスフェノールF型エポキシ
樹脂、フェノールノボラック型エポキシ樹脂、脂環式エ
ポキシ樹脂トリグリシジルイソシアネートやヒダントイ
ンニーキシの如き含複素環工ポキシ樹脂、水添ビスフェ
ノールAエポキシ樹脂、プロビレングリコールーゾグリ
シジルエーテルやペンタエリスリトールーポリグリシゾ
ルエーテル等の脂肪族系エポキシ樹脂、芳香族、脂肪族
又は脂環式のカルボン酸とエピクロルヒドリンとの反応
によって得られる工ポキシ樹脂、O−アリル−フェノー
ルノボラック化合物とエピタロルヒドリンとO反応生成
物であるグリシジルエーテル型エポキシ樹脂、及びビス
フェノールAのそれぞれの水酸基のO−位(3,3′、
5及び5′位)にアリル基を有するアリルビスフェノー
ル化合物とエピタロルヒドリンとの反応生成物であるダ
リシジルエーテル製工ポキシ樹脂等が挙げられ、これら
から成る群よp選はれた1種もしくU2種以上のものが
使用される。
本発明0(b)成分として配合される1分子中に少なく
とも1個のケイ素原子に直接結合し九水駿基又紘加水分
解性の基を有するオルガノシラン奄しくにオルガノシロ
キサン化合物は1本発明組成物の触媒系を構成するもの
である。このようなオルガノシランもしくはオルガノシ
ロキサン化合物として杜、以下において説明するものが
羊げられる。
本発明において使用される水酸基を有するオルガノシラ
ン化合物は、次記一般式(■)〔式中、X1、X2及び
X3は同一でも異なっていてもよく、炭素原子数1〜5
個のアルキル基;フェニル基、トリル基、p−メジキシ
フェニル基、p−ニトロフェニル基、p−クロルフェニ
ル基等Oアリール基;ベンジル基、フェネチル基、p−
メトキシベンジル基、p−メチルベンジル基等のアラル
キル基;ビニル基、アリル基、プロペニル基、ブテニル
基等のアルケニル基;又はアセチル基、ベンゾイル基、
トリフルオロアセチル基等のアシル基等を表わし、P、
q及びrは0〜3の数である。但し%p+q+r≦3で
ある。〕 で示されゐものである。これらとしては、例えば、トリ
メチルシラノール、トリエチルシラノール、トリプロピ
ルシラノール、トリエチルシラノール。
トリイノブチルシラノール、トリフェニルシラノール、
トリ(p−メトキシフェニル)シラノール、トリ(p−
ニトロフェニル)シラノール、トリアセチルシラノール
、ジフェニルメチルシラノール、ジフェニルエチルシラ
ノール、ジフェニルプロピルシラノール、2−ブテニル
ジフェニルシラノール、ジ(2−ペンテニル)フェニル
シラノール。
フェニルジテロビルシラノール、フェニルジビニルシラ
ノール、p−メチルベンジルメチルシラノール、ジフェ
ニルシランジオール、フェニルビニルシランジオール勢
が挙げられる。
又、本発明において使用される加水分解性の基を有する
オルガノシラン化合物は、次記一般式〔■〕〔式中、H
ydrは水の存在下において、一定温度以上で加水分解
してシラノール性水酸基(Si−OH)を生成する加水
分解性残基であり、炭素原子数1〜5個のフルコキシル
基;フェノキシ基、トリルオキシ基、p−メトキシフェ
ノキシ基、p−二トロフェノキシ基、p−クロルフェノ
キシ基等のアリールオキシ基;ペンジルオキシ基、フェ
ネチルオキシ基等のアラルキルオキシ基;アセトキシ基
、プロピオニルオキシ基、ツタノイルオキシ基、ベンゾ
イルオキシ基、フェニルアセトキシ基、ホルミルオキシ
基等のアシロキシ基:又は次式 (式中S R′及びR″は同一でも異なっていてもよく
、炭素原子数1〜5個のアルキル基を表わす。)で示さ
れる残基等を表わし、X1X2及びX3並びにP、q及
びr紘前記と同意義である。」で示されるものである。
これら0オルガノシランとしては、例えば、トリメチル
メトキシシラン、トリエチルメトキシシラン、トリプロ
ピルメトキシシラン、トリブチルエトキシシラン、トリ
フェニルメトキシシラン、トリフェニルエトキシシラン
、トリ(p−メトキシフェニル)メトキシシラン、トリ
(p−メトキシフェニル)エトキシシラン、トリ(p−
ニトロフェニル)メトキシシラン、トリア七チルメトキ
シシラン、トリアセチルエトキシシラン、ジフェニルメ
チルメトキシシラン、ジフェニルエチルエトキシシラン
、ジフェニルプロピルエトキシシラン、2−ブテニルノ
フェニルメトキシシラン、ジ(2−ペンテニル)フェ二
ルエトキシシラン、フェニルジプロピルメトキシシラン
、フェニルジビニルジビニルプロキシシラン、フェニル
ビニルメチルメトキシシラン、トリイソブチルアセトキ
シシラン、トリフェニルアセトキシシラン、ジフェニル
メチルアセトキシシラン、ジフェニルジメトキシシラン
、ジフェニルジェトキシシラン、ジフェニルジプロポキ
シシラン、ジ(P−クロルフェニル)ジエトキシシラン
、p−メチルベンジルトリメトキシシラン、トリフルオ
ロアセチルトリメトキシシラン、 (式中、φはフェニル基を表わす。以下、同じ。) 等が挙けられる。
本発明において使用される水酸基又は加水分解性の基を
有するオルガノシロキサン化合物社、分子鎖が次式〔■
〕で示される二官能性単位及び/又は次式〔■〕で示さ
れる三官能性単位から成り、そのシロキサン鎖の末端が
次式〔■〕で示される一官能性単位により封じられたも
のであり、構成単位の少なくとも1つがシラノール性水
酸基又は加水分解性の基を少なくとも一つ含有するもの
である。
(式中、Y1、Y2、Y3、Y4、Y5及びY6は同一
でも異なっていてもよく、水酸基;加水分解性基;炭素
原子数1〜5個のアルキル基;フェニル基、トリル基、
p−メトキシフェニル基、p−クロルフェニル基、p−
ニトロフェニル基等のアリール基;ベンジル基、フェネ
チル基、p−メトキシペンジル基等のアラルキル基;ビ
ニル基、アリル基、プロペニル基、ブテニル基等のアル
ケニル基;又はアセチル基、ベンゾイル基、トリフルオ
ロアセチル基等のアシロキシ基等を表わす。〕 上記オルガノシロキサン化合物のうち、重合度が50以
下で、シラノール性水酸基当量支拡加水分解性基当量が
1000以下のものを使用することが好ましく、更に好
ましくは水酸基当量又は加水分解性基当量50〜500
のものである。これらO中でシラノール性水酸基を有す
るものとしてはJ例えば、1、3−ジヒドロキシ−1,
3−ジメチル−1,3−ジフェニルジシロキサン、l、
5−ジヒドロキシ−1、3、5−トリメチル−1、3、
5−トリフェニルテトリシロキサン、l、7−ジヒドロ
キシー1、3,5,7−テトラメチル−1,3,5,7
−テトラフェニルテトラシロキサン、l、3−ジヒドロ
キシ−テトラフェニルジシロキサン、l、5−ジヒドロ
キシ−ヘキサフェニルトリシロキサン、1、7−ジヒド
ロキシ−オクタフエニルテトラシロキサン、1.5−ジ
ヒドロキシ−3,3−ジメチル−1、1、5、5−テト
ラフェニルトリシロキサン、l、3−ジヒドロキシ−テ
トラ(ジメチルフェニル)ジシロキサン、1.5−ジヒ
ドロキシ−ヘキサエチルトリシロキサン、l、7−ジヒ
ドロキシーオクタプロピルテトラシロキサン、1,3.
5−トリヒドロキシ−3−エチル−1,1,5,5−テ
トラメチルトリシロキサン、1.5−ジヒドロキシ−1
,1,5,5−テトラフエニル−3,3−ジーp−)ト
リルトリシロキサン、及び 等が挙けられ、又、SH−6018(ト−レシリコーン
■製、水酸基当量400.分子量1600のメチルフェ
ニルポリシロキサン)等のシリコーン樹脂等も使用する
ことができる。
一方、加水分解性の基を有するものとしては、例えば、
1.3−ジメトキシ−1,3−ジメチル−1,3−ジフ
ェニルジシロキサン、l、5−ジエトキシ−1,3,5
−トリメチル−1,3,5−トリフェニルトリシロキサ
ン、1.7−ジメトキシ−1,3,5,テトラメチル−
1.3,5.7−テトラフェニルテトラシロキサン、l
、3−ジメトキシ−テトラフェニルジシロキサン、1.
5−ジメトキシ−3,3−ジメチル−1,1,5,5−
テトラフェニルトリシロキサン、 1,3.5−トリメ
トキシ−ペンタフェニルトリシロキサン、1.5−ジメ
トキシ−へキサ(p−メトキシフェ二ル)トリシロキサ
ン、 及び 等が挙けられ、又、Q1−3037(メトキシ基含有量
18重量%)等のシリコーン樹脂等も便用することがで
きる。
本発明において使用されるオルガノシラン又はオルガノ
シロキサン化合物は、上記した群より選ばれたl種もし
くは2種以上のものか便用される。
かかる化合物の配合量は、エポキシ樹脂に対し、0.0
1−10重量%であることが好ましい。
本発明の(c)成分として配合される有機基を有するア
ルミニウム化合物は、本発明組成物における硬化触媒の
他の一組成分を溝成するものである。
かかるアルミニウム化合物は、アルミニウムに、例えば
、アルキル基、ハロアルキル基、アリール基、アシル基
、アルコキシル基、アリールオキシ基、アシロキシ基等
の有機基が結合したもの、或いはβ−ジカルボニル結合
を有する化合物が配位したもの等である。これらの化合
物の中で、メトキシ基、エトキシ基、イノプロポキシ基
    1等のアルコキシ基が結合したアルコキシアル
ミニウム化合物;フェノキシ基、p−メチルフェノキシ
基等のアリールオキシ基が結合したアリールオキジアル
ミニウム化合物;アセトキシ基、プロピオニルオキシ基
、インプロビオニルオキシ基、ブタノイルオキシ基、ス
テアロイルオキシ基等のアシロキシ基が結合したアシロ
キシアルミニウム化合物;又はアセチルアセトン、トリ
フルオロアセチルアセトン、ペンタフルオロアセチルア
セトン、エチルアセトアセテート、サリチルアルデヒド
、ジエチルマロネート等のそれぞれの化合物を配位子と
して有するアルミニウムキレート化合物等を使用するこ
とが好ましい。これらとしては、例えば、トリメトキシ
アルミニウム、トリメトキシアルミニウム、トリイソプ
ロポキシアルミニウム、トリフエノキ、シアルミニウム
、トリパラメチルフェノキシアルミニウム、イソプロポ
キシソエトキシアルミニウム、トリプトキシアルミニウ
ム、トリアセトキシアルミニウム、アルミニウムトリス
テアレート、アルミニウムトリブチレート、アルミニウ
ムトリプロピオネート、アルミニクムイソプロピオネー
ト、トリスアセチルアセトナトアルミニウム、トリスト
リフルオロアセチルアセトナトアルミニウム、トリスペ
ンタフルオロアヒチルアセトナトアルミニウム、アルミ
ニウムトリスエチルアセトアセテート、アルミニウムト
リスサリテルアルデヒド、アルミニウムトリスジエチル
マロネート、アルミニウムトリスプロピルアセトアセテ
ート、アルミニウムトリスブチルアセトアセテート、ト
リスジピバロイルメタナトアルミニウム、ジアセチルア
セトナトジビパロイルメタナトアルミニクム等が挙けら
れ、上記した有機アルミニウム化合物の群より選ばれた
1種もしくは2種以上のものが使用される。
かかる有機基を有するアルミニウム化合物の配合量は、
工ポキシ樹脂に対し、0.001〜5重量%であること
が好ましい。
本発明の(d)成分として使用されるアルコール化合物
及び/又はβ−ジケトン化合物は、本発明組成物の貯蔵
安定性を改良するために配合されるものである。
本発明において使用されるアルコール化合物は、1分子
中に少なくとも1個のアルコール性又祉フェノール性水
酸基を有するものであれば、いかなるものでも使用可能
でおる。これらの中で、アルコール性水酸基を有するも
のとしては、例えば。
メチルアルコール、エチルアルコール、n−プロピルア
ルコール、イノプロピルアルコール、n−ブチルアルコ
ール、iso−ブチルアルコール、t−ブチルアルコー
ル等の脂肪族飽和アルコール;アリルアルコール、クロ
チルアルコール、プロパギルアルコール等の脂肪族不飽
和アルコール;シクロペンタノール、シクロヘキサノー
ル等の脂環式アルコール;ベンジルアルコール、シンナ
ミルアルコール等の芳香族アルコール;フルフリルアル
コール等の複素環式アルコール;エチレングリコール、
プロピレングリコール、グリセリン等の多価アルコール
等が挙けられる。又、ポリビニルアルコール等の、水酸
基を有する重合体であってもよく、更に、フェノール、
クレゾール等のフェノール性水酸基を有するものであっ
てもよい。
本発明において使用されるβ−ジカルボニル化合物は、
分子中にβ−ジカルボニル結合を含むものであればいか
なるものでも使用可能であし、β−ケトエステル化合物
であってもよい。これらの化合物としては、例えば、ア
セチルアセトン、トリフルオロアセチルアセトン、ペン
タフルオロアセチルアセトン、CF3COCH2COC
Fs、CF3COCH2COC(CH3)3、(CH3
)3CCOCH2COC(CH3)3、(CH2)2C
HCOCH2COCH(CH3)2、メチルアセトアセ
テー ト、エチルアセトアセテート、プロピルアセトアセテー
ト、ブチルアセトアセテート、 CH3COCH(CH3)COOCH3)、等が挙げら
れる。
本発明のアルコール化合物及び/又はβ−ジカルボニル
化合物は、上記した群よシ遇ばれた1種もしくは2種以
上のものが使用される。
かかるアルコール化合物及び/又轄β−ジカルボニル化
合物の配合量は、エポキシ樹脂に対し、0.1〜10重
量%であることが好ましく、更に好ましくは1〜5重量
%である。
本発明のエポキシ樹脂系組成物は、以上詳述した各成分
を所定量配合し混合することにより調製される。但し、
使用に際して、本発明の触媒成分である(b)成分のオ
ルガノシランもしくはオルガノシロキサン化合物と、(
c)成分の有機アルミニウム化合物を別々に同一反応系
に添加することも、実質的に本発明の実施態様に包含さ
れることは言うまでもない。いずれにせよ、最終的な組
成物の形態で、有機アルミニウム化合物1モル当り、シ
ラノール性水酸基または加水分解性の基がl当量以上、
好ましくは1〜5当量となるように配合され、アルコー
ル化合物及び/又はβ−ジカルボニル化合物がエポキシ
樹脂に対し、0.1〜10重量%配合されたものであれ
ばよい。
尚、本発明に係るエポキシ樹脂糸組成物は、上記エポキ
シ樹脂−オルガノシランもしくはメルガノシロキサン化
合物−有機基を有するアルミニウム化合物−アルコール
化合物及び/又はβ−ジカルボニル化合物系のみから成
るものであるが、更に、無機質充填剤尋を適宜添加配合
したものであっても何ら差し支えはない。
〔尭明の効果」 本発明に係る工ポキシ樹脂系組成物は、貯蔵安定性が極
めて良好であシ、且つ、例えば、130℃程度の温度で
は速やかに反応し硬化するために、作業上取扱い易いと
云う利点を有する。又、エポキシ樹脂の種類及び組成比
の選択等により、所謂、無溶剤型として、注型、含浸、
成形相等に適するばかりでなく、ジオキサン、テトラヒ
ドロフラン勢の低沸点溶媒にも容易に溶解するために、
ガラスクロス中紙勢への含浸塗着も容易であり、積層板
形成用材料としての用途を有する。しかも、硬化樹脂は
優れた耐熱性、機械的特性及び電気的特性を維持発揮す
る。
以下において実施例を掲け、本発明を更に詳しく説明す
る。
実施例1〜9 エポキシ樹脂として、エピコート828(ビスフェノー
ルA型エポキシ樹脂、シエル化学(株)製)、エピコー
ト1001(同前)、エピコート152(フェノールノ
ボラック型エポキシ機脂、シエル化学■製)、エピコー
ト154(同前)及びERL4221(脂環式エポキシ
樹脂、UCC製)を使用し、オルガノシランもしくはオ
ルガノシロキサン化合物として、SH−6018(8i
OH含有、トーレシリコーン■製)、ジフェニルジメト
キシシラン及びトリフェニルメトキシシランを使用し、
有機基を有するアルミニウム化合物として、トリスアセ
チルアセトナドアルミニウム(Al(acac)2 )
、トリスエチルアセトアセタトアルミニクム(Al(E
taa)3 )及びトリスサリチルアルデヒダトアルミ
ニウム(Al(SA)3)を使用し、そして、アルコー
ル化合物として、メチルアルコール、エチルアルコール
及びイソプロピルアルコールを使用して、第1表に示す
ような配合(いずれも重量部)で9種類の工ポキシ樹脂
系組成物を混合し調製した。
かかる9種類のエポキシ樹脂系組成物について。
それぞれ、その40℃における貯蔵安定性(粘度が10
倍になるまでの日数)を調べ、並びに180℃において
10時間保持して組成物を硬化せしめて得た樹脂硬化物
について、そのtanδ埴を180℃において測定し友
。その結果を第1表に同時に示す。
実施例1O〜18 実施例l〜9において、アルコール化合物の代わりにβ
−ジカルボニル化合物として、アセチルアセトン(CH
3COCH3COCH3)、エチルアセトアセテ−ト(
CH3COCHCOOH3)及びトリフルオロアセチル
アセトン(CF2COCH2COCH3)を使用した他
はすべて同様の化合物を便用して、第2表に示すような
配合(いずれも重量部)で9樵類のエポキシ樹脂系組成
物を調製した。
これら9種類の工Iキシ樹脂系組成物について、それぞ
れ、実施例1〜9のものと同様の方法で、40℃におけ
る貯蔵安定性及びその硬化物の180℃におけるtan
δ値について調べた。その結果を同時に第2表に示す。
比較例1〜5 実施例において、アルコール化合物又はβ−ジカルボニ
ル化合物を便用しなかった他は、すべて同様の化合物を
使用して、5柚類のエポキシ樹脂糸組成物な第3表に示
すような配合(いずれも重量部)で、調製した。
これら5種類のエポキシ樹脂系組成物について、実施例
と同様の方法で、それぞれ、40℃における貯蔵安定性
及びその硬化物の180℃におけるtanδ値について
調ベた。その結果上同時に第3表に示す。
実施例19〜20 第4表に示す配合(重量部)のエポキシ樹脂糸組成物を
2種類調製した。
メチルエチルケトンを添加した樹脂溶液は、室温におい
て6ケ月保存した後も、粘度が2倍にしか増粘しないも
のであった。尚、比較のために、メテルアルール又はア
セチルア七トンを添加しない他はすべて同様の組成の樹
脂溶液も同時に作製し、室温において6ケ月保存後の粘
度を調べたところ、初期粘度の5倍以上であった。
上記実施19及び20の樹脂静液を、それぞれ、厚さ0
.13m、幅19m.長さ10m(縦幅40本/19m
.横幅38本/25m)のガラステープに含浸塗着させ
丸。次いで、これらのガラステープを、上部105℃、
中央部140℃、下部100℃K設定した長さ1mの縦
型炉内を1.5m/mの適温で通過せしめ、乾燥処理を
施して樹脂被着量32%のB−ステージテープを作製し
た、これらのB−ステージテープは、工ポキシ樹脂含浸
塗着OB−ステージテープと同様Kj取扱い易く、巻層
後、180℃で10時間加熱したところ、残泡Oみられ
ない緻密な絶縁組織を構成していることが確認された。
上記それぞれのB−ステージテープの絶縁組織について
、その電気的特惟について、200℃における体積抵抗
率、誘電率及び誘電正接を測定した、その結果を第5表
に示す。
上記実施例から明らかなように、本発明に係るエポキシ
樹脂系組成物は、優れた貯鼠安定性を有すると共に、含
浸、注型用に適する他、低沸点で極性が比較的小さい有
機溶媒にも可溶であるために、積層板類、成形材料類、
プリプレグ、バインドテープ、楔類、軸受材料等電気機
器の絶縁用素材として好適なものである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (a)1分子中に少なくとも1個のエボキシ基を有する
    エポキシ樹脂、 (b)1分子中に少なくとも1個のケイ素原子に直接結
    合した水酸基又は加水分解性の基を有するオルガノシラ
    ンもしくはオルガノシロキサン化合物の少なくとも1種
    、 (c)有機基を有するアルミニウム化合物及び (2)アルコール化合物及び/又はβ−ジカルボニル化
    合物の少なくとも1種 から成ることを特徴とするエポキシ樹脂系組成物。
JP1974182A 1982-02-12 1982-02-12 エポキシ樹脂系組成物 Pending JPS58138730A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6081272A (ja) * 1983-10-13 1985-05-09 Okura Ind Co Ltd 嫌気性接着剤

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6081272A (ja) * 1983-10-13 1985-05-09 Okura Ind Co Ltd 嫌気性接着剤
JPH0336070B2 (ja) * 1983-10-13 1991-05-30 Okura Industrial Co Ltd

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