JPS5813559B2 - ペリアンドリン3 - Google Patents
ペリアンドリン3Info
- Publication number
- JPS5813559B2 JPS5813559B2 JP54000405A JP40579A JPS5813559B2 JP S5813559 B2 JPS5813559 B2 JP S5813559B2 JP 54000405 A JP54000405 A JP 54000405A JP 40579 A JP40579 A JP 40579A JP S5813559 B2 JPS5813559 B2 JP S5813559B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- periandrin
- water
- ethanol
- extract
- acid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Saccharide Compounds (AREA)
- Seasonings (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、新規な天然甘味物質であるペリアンドリン■
およびその塩に関するものである。
およびその塩に関するものである。
ペリアンドラ( Periandra )属植物はブラ
ジル北部ならびに中部方面に自生するマメ科の潅木で、
現地では本属植物の「Alcacus de ter
ra(英語で「native licorice Jの
意味)」と称し、古来法痰などの目的で薬用などに供せ
られている。
ジル北部ならびに中部方面に自生するマメ科の潅木で、
現地では本属植物の「Alcacus de ter
ra(英語で「native licorice Jの
意味)」と称し、古来法痰などの目的で薬用などに供せ
られている。
本属植物の根は甘味とともにかなりの苦味を有している
ので、水、アルコールなどで抽出して得られるエキスは
そのままでは甘草エキスのように甘味料または甘味補助
剤として使用することができない。
ので、水、アルコールなどで抽出して得られるエキスは
そのままでは甘草エキスのように甘味料または甘味補助
剤として使用することができない。
またペリアンドラ属植物の根に存在する甘味成分はグリ
チルリチンであることが報告されていた(ケミカル・ア
ブストラクツ( ChemicalAbstracts
) Vo1、36,p.3319,1942)。
チルリチンであることが報告されていた(ケミカル・ア
ブストラクツ( ChemicalAbstracts
) Vo1、36,p.3319,1942)。
本発明者らは、ペリアンドラ属植物の根に含有される甘
味物質について鋭意研究を重ねた結果、新規な甘味物質
を単離することに成功し、これをペリアンドリン■と命
名した。
味物質について鋭意研究を重ねた結果、新規な甘味物質
を単離することに成功し、これをペリアンドリン■と命
名した。
ペリアンドリン■は下記の構造式で表わされる物質であ
る。
る。
また、ペリアンドリン■の塩とは、ペリアンドリン■の
3つのカルボン酸基のうち1つ以上が塩変換したものを
いう。
3つのカルボン酸基のうち1つ以上が塩変換したものを
いう。
塩の種類としては用途適合性を有するものであることが
好ましく、そのような塩の具体例としては、ナトリウム
、カリウム、リチウムなどのアルカリ金属塩、カルシウ
ムなどのアルカリ士類金属塩、アンモニウム塩などが挙
げられる。
好ましく、そのような塩の具体例としては、ナトリウム
、カリウム、リチウムなどのアルカリ金属塩、カルシウ
ムなどのアルカリ士類金属塩、アンモニウム塩などが挙
げられる。
ペリアンドリン■の理化学的性質は次のとおりである。
ただし、赤外線吸収スペクトルはそのモノアンモニウム
塩型の調製試料について測定されたものである。
塩型の調製試料について測定されたものである。
a)融点:>300°C
?)元素分析:C4H6406・2H20実測値 C
58.07係、 H8.17係理論値 C58.59
係、 H7.96係d)組成式:C42H64016 3400,2930 ,1700,1600,1408
,1 0 4. Ocrrt−1(第1図参照)f)溶
解性:易溶・・・・・・水 可溶・・・・・・ピリジン 難溶・・・・・・メタノール、エタノールg)薄層クロ
マトグラフイー ■ n−ブタノールーベンゼンーメタノール−28係ア
ンモニア水=4−3−2−3 Rf値 0.15 ■ メチレンク口ライドーメタノールーエタノール−4
0係酢酸=8−4−1−2 Rf値 0,40 ■ 酢酸エチルエステルーn−プロパノールー水=7−
5−4 Rf値 0.14 h)紫外線吸収スペクトル:末端吸収 i)性状:無色結晶性粉末 ペリアンドリン■は、ペリアンドラ属植物の根部に存在
する。
58.07係、 H8.17係理論値 C58.59
係、 H7.96係d)組成式:C42H64016 3400,2930 ,1700,1600,1408
,1 0 4. Ocrrt−1(第1図参照)f)溶
解性:易溶・・・・・・水 可溶・・・・・・ピリジン 難溶・・・・・・メタノール、エタノールg)薄層クロ
マトグラフイー ■ n−ブタノールーベンゼンーメタノール−28係ア
ンモニア水=4−3−2−3 Rf値 0.15 ■ メチレンク口ライドーメタノールーエタノール−4
0係酢酸=8−4−1−2 Rf値 0,40 ■ 酢酸エチルエステルーn−プロパノールー水=7−
5−4 Rf値 0.14 h)紫外線吸収スペクトル:末端吸収 i)性状:無色結晶性粉末 ペリアンドリン■は、ペリアンドラ属植物の根部に存在
する。
ペリアンドラ属植物の代表例としては、ペリアンドラ・
メデイテラネア(Periandramed i te
ranea)、ペリアンドラ・ドルシス( Peria
ndra dulcis)などが挙げられる。
メデイテラネア(Periandramed i te
ranea)、ペリアンドラ・ドルシス( Peria
ndra dulcis)などが挙げられる。
ペリアンドリン■の抽出には、これら植物の根、もしく
はその乾燥物を必要に応じて細断もしくは粉砕して供す
ればよい。
はその乾燥物を必要に応じて細断もしくは粉砕して供す
ればよい。
抽出は、■pH3以上の条件下で水または親水性有機溶
媒濃度が約80係以下の水一親水性有機溶媒(たとえば
、メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール
、アセトン、メチルエチルケトンなど)を抽出剤として
行われるか、■pH3未満の酸性条件で含水親水性有機
溶媒(たとえは含水率15係以下のエタノールなど)を
抽出剤として用いて行われる。
媒濃度が約80係以下の水一親水性有機溶媒(たとえば
、メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール
、アセトン、メチルエチルケトンなど)を抽出剤として
行われるか、■pH3未満の酸性条件で含水親水性有機
溶媒(たとえは含水率15係以下のエタノールなど)を
抽出剤として用いて行われる。
温度条件には特に限定されず、抽出剤の氷点より高温領
域であって沸点以下の温度範囲であれはよい。
域であって沸点以下の温度範囲であれはよい。
低温条件下では長時間の浸出が必要とされるものの抽出
液中に不純物の随伴が少ない利点を有し、高温条件下で
は抽出時間が短縮される利点を有する。
液中に不純物の随伴が少ない利点を有し、高温条件下で
は抽出時間が短縮される利点を有する。
抽出時間は、抽出剤の種類、温度条件などに応じて任意
に決定される。
に決定される。
抽出法に応じて抽出剤中にアルカリ、重合りん酸塩、界
面活性剤を存在させて抽出効率の向上を図ることもでき
る。
面活性剤を存在させて抽出効率の向上を図ることもでき
る。
抽出液からのペリアンドリン■の単離精製は、■酸沈澱
法、■p}{3末満の酸性含水親水性有機溶媒による抽
出法、■pH3以上における親水性有機溶媒による沈澱
法、■イオン交換または吸着クロマトグラフイーによる
分別法、■分子ふるい膜もしくは透析膜処理法、■再結
晶法などの精製操作を適宜に組合せて実施される。
法、■p}{3末満の酸性含水親水性有機溶媒による抽
出法、■pH3以上における親水性有機溶媒による沈澱
法、■イオン交換または吸着クロマトグラフイーによる
分別法、■分子ふるい膜もしくは透析膜処理法、■再結
晶法などの精製操作を適宜に組合せて実施される。
以下に代表的な精製工程の概要を示す。
ペリアンドリン■は水溶液系からpH3未満の酸性条件
下で沈澱化するが、抽出液中に夾雑する苦味物質の大部
分はそのまま溶液中に残存する。
下で沈澱化するが、抽出液中に夾雑する苦味物質の大部
分はそのまま溶液中に残存する。
抽出液から直接調製された水性溶液に対して塩酸もしく
は硫酸などの鉱酸を添加して酸沈澱処理を行うと、ペリ
アンドリン■とともに蛋白質をはじめとする各種の酸不
溶性物質も共沈する。
は硫酸などの鉱酸を添加して酸沈澱処理を行うと、ペリ
アンドリン■とともに蛋白質をはじめとする各種の酸不
溶性物質も共沈する。
蛋白質などの共沈を減少させるために前処理として、■
プロテアーゼなどの酵素処理によって蛋白質などの酸不
溶性物質を分解して酸可溶性のペプチドやアミノ酸など
にする方法、■70℃以上で7JO熱処理して蛋白質を
凝集させて除去する方法、■水酸化カルシウム、水酸化
マグネシウム、水酸化アルミニウムを添加するか、これ
らの金属塩類を添加した後アルカリ性にpH調整して溶
液中に金属の水酸化物を生成させて蛋白質を沈澱化して
除去する方法などを必要に応じて採用するζともできる
。
プロテアーゼなどの酵素処理によって蛋白質などの酸不
溶性物質を分解して酸可溶性のペプチドやアミノ酸など
にする方法、■70℃以上で7JO熱処理して蛋白質を
凝集させて除去する方法、■水酸化カルシウム、水酸化
マグネシウム、水酸化アルミニウムを添加するか、これ
らの金属塩類を添加した後アルカリ性にpH調整して溶
液中に金属の水酸化物を生成させて蛋白質を沈澱化して
除去する方法などを必要に応じて採用するζともできる
。
また、酸沈澱に際して、塩化ナトリウム、硫酸ナトリウ
ム、硝酸ナトリウム、ギ酸ナトリウム、酢酸ナトリウム
などの中性塩類を存在させてその塩析効果により沈澱収
量の向上を図ることもできる。
ム、硝酸ナトリウム、ギ酸ナトリウム、酢酸ナトリウム
などの中性塩類を存在させてその塩析効果により沈澱収
量の向上を図ることもできる。
pH3以上の微酸性〜アルカリ性のpH条件下において
は、約85%以上の親水性有機溶媒に対するペリアンド
リン■の溶解度は低いが、苦味物質は可溶なので両者の
分離が可能である。
は、約85%以上の親水性有機溶媒に対するペリアンド
リン■の溶解度は低いが、苦味物質は可溶なので両者の
分離が可能である。
したがって、水系抽出液やそれを分離精製した溶液を濃
縮または濃縮乾固したもの、あるいは前記の酸沈澱法に
よる沈澱物を中和溶解したものに対して85係以上、好
ましくは95%以上の濃度になるように親水性有機溶媒
を加えることにより、ペリアンドリン町を沈澱として分
離取得することができる。
縮または濃縮乾固したもの、あるいは前記の酸沈澱法に
よる沈澱物を中和溶解したものに対して85係以上、好
ましくは95%以上の濃度になるように親水性有機溶媒
を加えることにより、ペリアンドリン町を沈澱として分
離取得することができる。
また、pH3未満の含水親水性有機溶媒による抽出法で
得た抽出液からは単にpHを3以上にアルカリで調整す
る手段によってペリアンドリン■を沈澱として得ること
が可能である。
得た抽出液からは単にpHを3以上にアルカリで調整す
る手段によってペリアンドリン■を沈澱として得ること
が可能である。
ヘリアンドリン■がpH3未満において含水エタノール
などの含水親水性有機溶媒に可溶であるので、水系抽出
液を濃縮してpHを酸性に調整した後、あるいは前記の
酸沈澱処理によって生じた沈澱物を分取し、必要に応じ
てpHを酸性に調整した後に、親水性有機溶媒を濃度が
85%以上、好ましくは95係以上の濃度になるように
加えることによってペリアンドリン■を抽出するこ吉が
できる。
などの含水親水性有機溶媒に可溶であるので、水系抽出
液を濃縮してpHを酸性に調整した後、あるいは前記の
酸沈澱処理によって生じた沈澱物を分取し、必要に応じ
てpHを酸性に調整した後に、親水性有機溶媒を濃度が
85%以上、好ましくは95係以上の濃度になるように
加えることによってペリアンドリン■を抽出するこ吉が
できる。
この抽出液からペリアンドリン■の水性溶液を調製する
方法としては、不溶残渣を除去した後、そのままもしく
はその濃縮物を水に懸濁させて中和溶解させるか、親水
性有機溶媒と混和性を有する非親水性有機溶媒を卯えて
ペリアンドリン■を沈澱として取得してこれを水に溶解
させる方法が採用される。
方法としては、不溶残渣を除去した後、そのままもしく
はその濃縮物を水に懸濁させて中和溶解させるか、親水
性有機溶媒と混和性を有する非親水性有機溶媒を卯えて
ペリアンドリン■を沈澱として取得してこれを水に溶解
させる方法が採用される。
ペリアンドリン■含有溶液を、弱塩基性アニオン交換樹
脂、DEAE架橋デキストランなどのイオン交換体、合
成吸着剤、シリカゲル、粒状ポリアミド、活性炭、活性
アルミナ、活性白土、ケイソウ土などの吸着剤を担体と
して分別吸着または分別溶出処理に付し、ペリアンドリ
ン■とそれ以外の夾雑物質を相互分離することもできる
。
脂、DEAE架橋デキストランなどのイオン交換体、合
成吸着剤、シリカゲル、粒状ポリアミド、活性炭、活性
アルミナ、活性白土、ケイソウ土などの吸着剤を担体と
して分別吸着または分別溶出処理に付し、ペリアンドリ
ン■とそれ以外の夾雑物質を相互分離することもできる
。
これらの処理は通常カラムタロマトグラフイ一方式で行
われ、各処理操作および条件は使用される担体の種類な
どに応じて適宜に選択、設定される。
われ、各処理操作および条件は使用される担体の種類な
どに応じて適宜に選択、設定される。
また、ペリアンドリン■の塩の調製は常法によれはよい
。
。
具体的な精製操作例を以下に示す。
精製例 1
ペリアンドラ・ドルシス(Periandra du
lcis)の根部20kgを細片とし、これを水100
lにて70〜80℃で一昼夜抽出する。
lcis)の根部20kgを細片とし、これを水100
lにて70〜80℃で一昼夜抽出する。
これを2回繰返し、濾過後、濾液を合し、減圧下8lま
で濃縮する。
で濃縮する。
濃縮液に11倍容のエタノール(88l)を攪拌下η口
え、5℃にて一夜放冷する。
え、5℃にて一夜放冷する。
析出した沈澱(1.06k!9)を濾取し、再び4lの
水に溶かす。
水に溶かす。
11倍容のエタノール(44A)を攪拌下力口え、5゜
Cにて一夜放冷する。
Cにて一夜放冷する。
同様の操作を再度繰返し、粗甘味画分870gを得る。
この粗甘味画分をシリカゲル力ラムクロマトグラフイー
にて精製する。
にて精製する。
すなわち粗甘味画分150gを当量のシリカゲル(メル
ク社製、キーゼルゲル60)に吸着させ、シリカゲル1
kgを用いてあらかじめ調製したカラム(直径6CrI
L1長さ70CrrL)上に充填し、n−ブクノール、
ベンゼン、メタノール、28%アンモニア水混合溶媒(
混合比4−3−2−2)にて溶出する。
ク社製、キーゼルゲル60)に吸着させ、シリカゲル1
kgを用いてあらかじめ調製したカラム(直径6CrI
L1長さ70CrrL)上に充填し、n−ブクノール、
ベンゼン、メタノール、28%アンモニア水混合溶媒(
混合比4−3−2−2)にて溶出する。
ペリアンドリン■を含有する両分(1.19)を当量の
シリカゲルに吸着させ、シリカゲル1ゆを用いてあらか
じめ調製したカラム(直径6α、長さ70crIL)上
に充填し、クロロホルム、メタノール、水混合溶媒(混
合比25−17−3)にて溶出する。
シリカゲルに吸着させ、シリカゲル1ゆを用いてあらか
じめ調製したカラム(直径6α、長さ70crIL)上
に充填し、クロロホルム、メタノール、水混合溶媒(混
合比25−17−3)にて溶出する。
ペリアンドリン■が薄層クロマトグラフイー(展開溶媒
:メチレンク口ライドーメタノ=ルーエタノール−40
係酢酸=8−4−1−2および酢酸エチルエステル−n
−フロパノールー水=7−5−4)上単一スポットを呈
するまでシリカゲルクロマトグラフイーを繰返し(2〜
3回)、得られた物質が薄層クロマトグラフイー上単一
であることを確認した後、水よりペリアンドリン■の結
晶性粉末(40Tn9)を得る。
:メチレンク口ライドーメタノ=ルーエタノール−40
係酢酸=8−4−1−2および酢酸エチルエステル−n
−フロパノールー水=7−5−4)上単一スポットを呈
するまでシリカゲルクロマトグラフイーを繰返し(2〜
3回)、得られた物質が薄層クロマトグラフイー上単一
であることを確認した後、水よりペリアンドリン■の結
晶性粉末(40Tn9)を得る。
精製例 2
ペリアンドラ・ドルシス(Periandra du
lcis)の根部30kgを細片とし、これを塩酸によ
りpH2.0〜2.5に調製された150lの約94%
エタノールで室温一昼夜抽出する。
lcis)の根部30kgを細片とし、これを塩酸によ
りpH2.0〜2.5に調製された150lの約94%
エタノールで室温一昼夜抽出する。
これを2回繰返し、濾過後、濾液を合し、アルカリによ
り中和し、減圧下6lまで濃縮する。
り中和し、減圧下6lまで濃縮する。
濃縮液に11倍容のエタノール6iを攪拌下加え、5℃
にて一夜放冷する。
にて一夜放冷する。
析出した沈澱を濾取し、再び水3lに溶かす。11倍容
のエタノール33lを攪拌下加えて58Cで一夜放冷す
る。
のエタノール33lを攪拌下加えて58Cで一夜放冷す
る。
沈澱430gを濾取する。かくして得られた粗甘味画分
はシリカゲル力ラムクロマトグラフイーにて精製する。
はシリカゲル力ラムクロマトグラフイーにて精製する。
すなわち粗甘味画分100gを当量のシリカゲル(メル
ク社製、キーゼルゲル60)に吸着させ、シリカゲル5
00gを用いてあらかじめ調製したカラム(直径45隠
、長さ80C1rL)−ヒに充填し、n−ブクノール、
ベンヤ゛ン、メタノール、28%アンモニア水混合溶媒
(混合比4−3−2−2)にて溶出する。
ク社製、キーゼルゲル60)に吸着させ、シリカゲル5
00gを用いてあらかじめ調製したカラム(直径45隠
、長さ80C1rL)−ヒに充填し、n−ブクノール、
ベンヤ゛ン、メタノール、28%アンモニア水混合溶媒
(混合比4−3−2−2)にて溶出する。
ペリアンドリン■を含有する両分(1.i)を当量のシ
リカゲルに吸着させ、シリカゲル600gを用いてあら
かじめ調製したカラム(直径4.5crrL,長さ90
crrL)上に充填し、クロロホルム、メタノール、水
混合溶媒(混合比25−17−3)にて溶出する。
リカゲルに吸着させ、シリカゲル600gを用いてあら
かじめ調製したカラム(直径4.5crrL,長さ90
crrL)上に充填し、クロロホルム、メタノール、水
混合溶媒(混合比25−17−3)にて溶出する。
ペリアンドリン■が薄層クロマトグラフイー(展開溶媒
:メチレンク口ライドーメクノールーエタノール−40
%酢酸=8−4−1−2および酢酸エチルエステルーn
−7’ロバノールー水= 7 − 5 − 4 ’)上
単一スポットを呈するまでシリカゲルクロマトグラフイ
ーを繰返し(1〜2回)、得られた物質が薄層クロマト
グラフイー上単一であることを確認した後、水よりペリ
アンドリン■の結晶性粉末(23〜)を得る。
:メチレンク口ライドーメクノールーエタノール−40
%酢酸=8−4−1−2および酢酸エチルエステルーn
−7’ロバノールー水= 7 − 5 − 4 ’)上
単一スポットを呈するまでシリカゲルクロマトグラフイ
ーを繰返し(1〜2回)、得られた物質が薄層クロマト
グラフイー上単一であることを確認した後、水よりペリ
アンドリン■の結晶性粉末(23〜)を得る。
ペリアンドリン■は、さわやかで上品な甘味質を有する
。
。
その甘味度についての試験結果を次に示す。
試験例
標準甘味液系列として蔗糖の0.3 9/ 1 0 0
7nl,0.5 g7 1 0 0ml, 1 g/
1 0 01rtl, 2.9/100ml, 3 9
/ 1 0 0rnlの5段階の水溶液を調製し、別
にペリアンドリン■の1 0m9/ 1 0 0mlと
20m9/100Tllの水溶液を調製した。
7nl,0.5 g7 1 0 0ml, 1 g/
1 0 01rtl, 2.9/100ml, 3 9
/ 1 0 0rnlの5段階の水溶液を調製し、別
にペリアンドリン■の1 0m9/ 1 0 0mlと
20m9/100Tllの水溶液を調製した。
さらに対照としてグリチルリチン(東京化成製)の10
Tn9/100mlと20■7100m7の水溶液を用
いた。
Tn9/100mlと20■7100m7の水溶液を用
いた。
これらの甘味成分水溶液について、甘味度が蔗糖系列の
どの位置にあるかを15名のパネルに判定させ、その平
均値から蔗糖の甘味度に対する倍数を算出した。
どの位置にあるかを15名のパネルに判定させ、その平
均値から蔗糖の甘味度に対する倍数を算出した。
この結果を表1に示す。表1に明らかなように、ペリア
ンドリン■はグリチルリチンと同等の甘味を有する。
ンドリン■はグリチルリチンと同等の甘味を有する。
また、甘味質の比較では、ペリアンドリン■はグリチル
リチンのもつ苦味を有さないかきわめて微弱であり、甘
味の発現も早い特長が認められた。
リチンのもつ苦味を有さないかきわめて微弱であり、甘
味の発現も早い特長が認められた。
したがってペリアンドリン川は、良質の天然甘味料とし
て有用なものである。
て有用なものである。
第1図は、ペリアンドリン■の赤外線吸収スペクトル図
である。
である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 構造式 で表わされるペリアンドリン■およびその塩。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP54000405A JPS5813559B2 (ja) | 1979-01-09 | 1979-01-09 | ペリアンドリン3 |
GB7912356A GB2019407B (en) | 1978-04-14 | 1979-04-09 | Glycosides of compounds of the 3-hydroxy oleanane series and their extraction from plants of genus periandra |
DE19792915160 DE2915160A1 (de) | 1978-04-14 | 1979-04-12 | Glycoside der periandrin-reihe |
FR7909418A FR2422684A1 (fr) | 1978-04-14 | 1979-04-13 | Nouvelles substances extraites de plantes du genre periandra utilisables comme produits edulcorants |
US06/219,538 US4320225A (en) | 1978-04-14 | 1980-12-23 | Periandrins extracted from plants of the genus Periandra |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP54000405A JPS5813559B2 (ja) | 1979-01-09 | 1979-01-09 | ペリアンドリン3 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5594397A JPS5594397A (en) | 1980-07-17 |
JPS5813559B2 true JPS5813559B2 (ja) | 1983-03-14 |
Family
ID=11472883
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP54000405A Expired JPS5813559B2 (ja) | 1978-04-14 | 1979-01-09 | ペリアンドリン3 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5813559B2 (ja) |
-
1979
- 1979-01-09 JP JP54000405A patent/JPS5813559B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5594397A (en) | 1980-07-17 |
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