JPS58133894A - メタン発酵槽 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は水中ポンプの取出口の構成に特長を有するメタ
ン発酵槽に関するもので、その目的は、水中ポンプのメ
ンテナンス時に容易で効率的な作業を、あるいはメンテ
ナンスにかかる費用の低減をはかるところにある。

従来のメタン発酵槽は第１図に示すとおりである。１ｏ
Ｏは発酵容器、１０１は蓋で、上記発酵槽１ｏｏのフラ
ンジ部にボルト等で締結される０上記蓋１０１には、有
機性廃棄物を投入する投入口１０２が配設されている。

１０３は槽内の液を攪拌することにより、メタン発酵を
促進させる水中ポンプで、そのケーブル１０４は蓋１ｏ
１に配設された水封筒１０５を通り外部に通じている。

１０６は蓋１ｏ１に配設されたガス取出口で、ガスタン
ク（図示せず）等に通じる。１０７は発酵容器１００に
配設された溢水管で、消化液を排出する・ 従って上記のような、構成において、水中ポンプ１０３
が異物等のかみ込みによりロック等の異常が生、じ修理
が必要となったり、あるいは定期的に３　ベー　゛ 保守をしようとする場合、次のような欠点をもっている
。

１　水中ポンプ１０３を引き出すためには、蓋１０１を
取り外さなければならず、蓋自体が大きいこと、又発酵
容器１００との締結箇所が多いため、蓋１０１の取り外
し、取り付けが非常に面倒である。

２　水中ポンプ１０３を再び発酵容器１００にもとす時
、容器内の液が混濁していて中が見えないため、決めら
れた位置に設置することが困難である。

３　再度蓋１ｏ１を取り付けた後は、空間部１０８は空
気で満されている。従ってメタン菌の活動に悪影響を及
ぼすか、あるいは発生するガスを有効利用する場合は、
ガス中に空気が混入しているため、一時的に質の悪いガ
スになるばかりか、危険性をもつことになる◇その防止
のため、空間部１０７は、酸素を含まないガスにより置
換しなければならず、発酵容器１０゜が大きくなればな
るほど、多量の置換ガスを必要とし、経費がかさむ。

本発明は上記従来の欠点を解消するもので、以下第２図
にもとづいてその一実施例について説明する。

１は発酵容器で、上部は外周フランジ部において蓋２と
接続される。３は投入口、４は水中ポンプ６の上部に位
置し、この水中ポンプの取出口となるとともに下端は発
酵容器１内の液に没する。

６はガス取出口で、投入口３、水封筒４とともに蓋２に
配設されている。７は水封筒４の取出［１を密閉する蓋
で、ガス取出口６′と水中ポンプ５の引き上げ用チェー
ン８の掛金具９が配設されている。

１０は水封筒４内に設けた水位検知用のフロート、１１
．１２は各々水中ポンプ及びフロートのケーブルで、蓋
７のかん連部で気密性のパツキン（図示せず）を介して
外部電源に通じている。１３は発酵容器１に配設された
溢水管である。

上記構成において動作を簡単に説明すると、投入口３よ
り投入された有機性廃棄物は、発酵容器１内で水中ポン
プ５により攪拌され、反応が促進　　− されてガスと水に分解される８ガスはガス取出口６及び
６′より取出され、外部のガスタンク等に貯えられ、有
効利用される。水は、そのつど溢水管１３より排水され
る。フロート１０は溢水管１３が何らかの原因でつまり
異常に水位が上がった場合、１報をならす水位センサー
である。

上記構成をとることにより従来の欠点を解消し次のよう
な効果を発揮する。

１　水中ポンプ５が異物等によりロック等の異常が生じ
た場合及びフロート１ｏの動作に異常が起きた場合、水
中ポンプ５及びフロー）１０は蓋７を取り外すことによ
り引き上げられる。

この時蓋７は蓋２に対して小さなものであるため取り外
しが容易である。

２　水中ポンプ５の引き上げ及び設置の際、水封節４は
、ガイドの役割を果し特に設置の際には所定の位置に容
易に水中ポンプを持っていくことができスムーズな作業
ができる。

３　水封筒４を水中ポンプ５の上部までのばした場合は
、起動時の回わり止めにも利用できる。

４　水中ポンプ６、フロート１０を元にもどし、蓋７を
取シ付けた後、空間部１５は空気に置きかわっている。

ここで水封筒４の空間部１６の容積が、発酵槽全体の空
間部１４の容積に対して、ある程度小さければ、空気の
メタン菌の活動に対する影響あるいは、ガス成分に対す
る影響は無視できるものとなり、空間部１５はガス置換
を行なわなくてもよい。逆に空間部１６の容積が空間部
１４の容積に対して無視できない程であれば、ガス置換
しなければならないが、必要とする置換ガス量は空間部
１５の容積の箇所だけでよいから従来例より少量ですみ
、経費も節減できる。

６　水中ポンプ６の引き上げ用チューン８は蓋７の内側
に取り付けられており、外部に出すだめの気密性保持を
要求するような複雑な構成にしなくてすみ、又チェーン
の長さも短かくてよい。

６　フロート１ｏは水封筒４内にあるため、水中ポンプ
５による攪拌で生じる波をうける影響７−　・ が小さく、フロートの誤動作がない。

このように本発明によれば、水封筒を設けることにより
、水中ポンプのメンテナンスの容易さ。

経費節減、構成の簡素化に多大な効果を発揮するもので
ある。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来のメタン発酵槽の断面図、第２図は本発明
の一実施例を示すメタン発酵槽の断面図である。 １・・・・・発酵容器、２・・・・・・蓋、４・・・・
・・水封筒、６・・・・・・水中ポンプ、６．６’・・
・・・・ガス取出口、７・・・・・・水封筒の蓋。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名特開
昭５８−１３３８９４（３）

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. （１）内部に水中ポンプを有し、上部は開口した発酵容
   器と、」二記開ロ部を密閉する蓋とを備え、上記蓋ｖ（
   ：は水中ポンプの取出口を設けると共に下端が発酵容器
   内の液に没する水封筒を、上記取出口の下に設けたメタ
   ン発酵槽。
2. （２）」−配水封筒はその内部に水位検出用のフロート
   を設けた特許請求の範囲第１項記載のメタン発酵槽・・
3. （３）　　−，１−配水中ポンプの取出口は蓋を施した
   特許請求の範囲第１項記載のメタン発酵槽。
4. （４）ト記取出口の蓋はその槽内側に水中ポンプ引き上
   げ用チェーンの掛金具を設けた特許請求の範囲第３項記
   載のメタン発酵槽。
5. （５）］−記取出口の蓋はガス取出口を設けた特許請求
   の範囲第３項記載のメタン発酵槽。