JPS58133499A - 遠心フアンのインペラの組立方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は遠心ファンのインペラの組立方法に関するもの
である。

遠心ファンは、第１図に示すように羽根１と円板状の主
板２および側板３とからなるインペラ１１が主軸１２に
取付けられている。この遠心ファンのアッシュによるエ
ロージョン対策としては、従来第１図の■−■線に沿う
矢視図である第２図に示すようにライナー４を主板２お
よび必要ならば側板３に溶接後、その上面に硬度の高い
金属５を溶接している。しかしながら溶接であるために
その硬さには限度があり、この方法では耐エロージヨン
寿命の向上にも限度がある。また最近では自溶性合金の
使用が普及していて、これを羽根に単独に溶射、溶融す
る方法があり一部に用いられている。しかしながらこの
方法では自溶性合金な溶射、溶融した羽根をその後主板
（側板）に溶接して接続せねばならないために、この溶
接部分には溶射、溶融は適用不能である。アッシュロー
ディングからすればむしろこの接続部分にこそ溶射、溶
融を適用したいが、溶射溶融部分を溶接すれば自溶性金
属は流失するためにこの方法に適用できない。

最近はアッシュローディングの厳しい遠心ファンの要求
が高まっており、これに対応できるハードコーティング
法が必要になっている。

本発明はこの問題を解決することを目的としている。

自溶性合金を溶射、溶融でコーティングするには、先ず
この合金を約ＳＯＯ℃に予熱し、コーティング処理には
１０５０℃程度まで昇温させ、処理後には徐冷する必要
がある。従って従来のように遠心ファンに組立てられた
大物構造の状態で羽根部分にコーティングするには熱容
量が過大であるためにこの工程を実施するのに不都合で
ある。

本発明はこの点を考慮して熱容量を小さくするため主板
および側板をセグメントに分割して個々に羽根を溶接し
て、羽根部をコーティングし、コーティング完了後セグ
メントを溶接接合している。

当然ながらセグメントの溶接部はこのコーチイン本発明
の方法によれば、アッシュローディングに合せて必要な
範囲に必要な厚みをコーティングできるので、従来のも
のに対して長時間の寿命が確保できる。

本発明による遠心ファンのインペラ組立方法においては
、第３図の実施例で示すように、円板状主板２を太線に
より示した分割部６においてセグの羽根ｌを溶接する。

この羽根１とセグメント７とを一体で、第２図のライナ
ー４に相当する表面の必要な範囲に自溶性合金の溶射、
溶融処理を行ってコーティング部８を形成する。

これらセグメントを溶接にて結合してインペラー１１を
作る。

側板３も必要に応じて主板と同様な処理をすることがで
きる。

このよ５に本発明の方法では、少な（とも主板２、必要
ならば倒板３を結合のために溶接するので、溶接による
熱影響部のみはコーティングが不能であるが、この部分
はアッシュローディングが低いので問題なく、他の部分
は必要に応じた自溶性合金のコーティングが可能となる
。

すなわちアッシュローディングに応じたハードコーティ
ングが可能であり耐エロージヨン寿命を大幅に向上させ
ることができる。

殊に、羽根との接続部分に確実な自溶性合金のコーティ
ング処理が可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は遠心ファンのインペラを示す断面図、第２図は
第１図の■−■線に沿う拡大断面図、および第３図は第
１図のＩ−Ｉ線に沿う矢視歯である。 １・・羽根、２・・主板、３・・側板、４・・ライナー
、５・・硬度の高い金属、６・・分割部、７拳・セグメ
ント、８・・コーティング部、１１・・インペラ、１２
・・主軸。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 少なくとも１つの羽根取付部を含むように円板状主板を
   複数のセグメントに分割し、この分割したセグメントと
   羽根とを接合した後に、前記セグメントと羽根とに自溶
   性合金のコーティング処理を施し、次いでこれらセグメ
   ント同志を円板状に接合して、然る後に主軸を取付ける
   ことを特徴とする、遠心ファンのインペラの組立方法。