JPS5813147B2 - 超酸化物ジスムタ−ゼ含有組成物 - Google Patents

超酸化物ジスムタ−ゼ含有組成物

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JPS5813147B2
JPS5813147B2 JP49041808A JP4180874A JPS5813147B2 JP S5813147 B2 JPS5813147 B2 JP S5813147B2 JP 49041808 A JP49041808 A JP 49041808A JP 4180874 A JP4180874 A JP 4180874A JP S5813147 B2 JPS5813147 B2 JP S5813147B2
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enzyme
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superoxide
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    • C12N9/00Enzymes; Proenzymes; Compositions thereof; Processes for preparing, activating, inhibiting, separating or purifying enzymes
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    • C12N9/0089Oxidoreductases (1.) acting on superoxide as acceptor (1.15)
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    • A23LFOODS, FOODSTUFFS, OR NON-ALCOHOLIC BEVERAGES, NOT COVERED BY SUBCLASSES A21D OR A23B-A23J; THEIR PREPARATION OR TREATMENT, e.g. COOKING, MODIFICATION OF NUTRITIVE QUALITIES, PHYSICAL TREATMENT; PRESERVATION OF FOODS OR FOODSTUFFS, IN GENERAL
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は酸化抑制剤として、特に食品およびその他の化
合物又は被酸化性媒質用の酸化抑制剤として新規な種類
の超酸化物ジスムターゼ含有の組成物に関するものであ
る。
任意起源の超酸化物ジスムターゼ酵素は被酸化性物質用
酸化抑制剤として、かつ特に脂質、たん白質又はリポた
ん白質食品、ならびに他の物質および被酸化性媒質用酸
化抑制剤として著しく有効なことが見出されている。
超酸化物ジスムターゼは既に記載されており、これらの
ものは牛の赤血球から(Markovitz,J−B+
ol.Chern.234,40+1959)および「
エシエリヒア・コリ(Escherichia col
i)」(Keele and Fridovich,J
.Biol.Chem.245tp−6176+197
0)から抽出?れる。
超酸化物ジスムターゼは下記 207+2H+→H20+02 の反応により超過酸化物イオンの不均化を生ずることが
できる酵素である。
従って、これらの酵素はそれらの酵素が見出される物品
又は有機体に対し自己防護系を与えるのに寄与する。
この理由は分子酸素に応答して酸化反応中に生ずる02
イオンに著しく活性でありたん白質、とりわけ他のアミ
ノ酸の中のトリプトファンおよび核酸の酸化によりたん
白質を攻撃する。
本発明の目的は被酸化性物質、特に食品用酸化抑制剤と
して食品工業、細菌およびその他の被酸化性媒質で使用
される酸化防止剤としての超酸化物ジスムターゼの応用
にある。
本発明において「被酸化性物質」とは超酸化物イオンを
含む酸化により劣化され易い任意物質を意味するものと
する。
有効であることを見出した超酸化物ジスムターゼは、と
りわけ例えば「ボトバクテリウム・ポスホリウム(Ph
otobacterium phosphoreum)
J,「ホトバクテ9ウム・レイオグナシ(Photob
a−cterium leiognathi)」又は[
ホトバクテリウム0セピア(Photobacteri
um sepia)Jの菌株の如き海洋細菌株から調製
されるが、しかし又、例を限定するものではないが、例
えば「エシエリヒア・コリ」、例えば[プレウロツス・
オレアリウス(Pleurotus olearius
)Jの如き菌又は血液から抽出される菌、特にエリスロ
キュプレイン(erythrocupreinss)の
如き菌からの任意他の超酸化物ジスムターゼでもさしつ
かえない。
前記種々の菌株のうちでは、ホトバクテリウム・ホスホ
リウムn0ATCC1 1,040、[ホトバクテリウ
ム・レイヨグナシJn° ATCC25,521、「ホ
トバクテリウム・セピア」nOATCC 15,709
、「エシエリヒア・コリ」nOATCC 15,224
および[プレウロツス・オレアリウス]ギレット(Gi
llet)」(Cryptogamy Laborat
ory,パリ)を挙げることができる。
前述した超酸化物ジスムターゼの著しい酸化防止効果は
その他の食品中きのこ、りんごおよびじゃがいもについ
ても証明できる。
前記実験は若干の例によって以下に示す。
しかしながら、食品の品質を評価するための多価且つ真
の目的技法を工夫することは現在不可能であり、従って
又大多数の食品および食物の組成およびその本来の姿を
客観的に分析することができる典型的模型を構成する利
点を持つ特定模型について実験を導くように決定した。
このようにして、リポたん白質自動酸化の抑制の模型と
して、リジンRNA−t酵素リガーゼ上のジスムターゼ
により本発明により与えられる自動酸化抑制活性につい
て試験を実施した。
同様に、一般的な核たん白質の模型として、リポ核たん
白質であるバクテリオファージRl7(bacteri
ophage R17)が使用された。
他の関係で、厳密にたん白質特性の食品模型としてすい
臓リポヌクレアーゼの酸化を試験した。
その他の関係で、紫外線照射に暴露された細菌を酸化か
ら防護する超酸化物ジスムターゼの効果を、テトラチオ
ン酸ナトリウムを含有し且つサルモネラの増殖に対して
活性の「ジエフリース媒質(Jeffries msd
ium)Jとして知られ、本発明に係る媒質の防護のた
め立証した。
前述した如く、本発明で使用した超酸化物ジスムターゼ
酵素は例えば、エリスロキュプレイン、「エシエリヒア
・コリ」、例えば「プレウロツス・オレアリウス」の如
き菌、例えば「ホトバクテリウム・ホスホリウム]、「
ホトバクテリウム・レイオグナシ」および「ホトバクテ
リウム・セピア」等の如き海洋細菌株の如く任意適当な
給源から抽出することができる。
酵素の給源が何であろうと、問題の適用における効力の
評価は、絶対的条件で測定される場合と同じである。
即ち酵素の活性を、酵素系のヒポキサンチン/キサンチ
ンオキシダーゼ/酸素により生じた反応で、ルミノール
の化学発光の抑制により定量する;それぞれの場合、前
記反応を1mlの0.33X10−Mヒポキサンチンを
0.3mlの10−3Mルミノール、0.3mlのLM
,pH9のNaOHグリシン緩衝剤、0.3mlの10
−3MEDTA1 1.8mlの水および0.005m
lの1m9/mlキサンチンオキシダーゼ溶液の混合物
中に射出して行った。
供試混合物を受け入れ且つ光電増倍管の前に位置決めす
るようにした銀線を施したキュベットより成る実験装置
を、超酸化物ジスムクーゼによる抑制のある光強度2)
および前記抑制のない光強度1)を決定するのに使用し
た。
漕中に基体を注入することにより反応を生じさせ、それ
により光子束の放出を生じ、それが光電増倍管に応答し
て電流を生じ、その強度をビコ電流計により測定して記
録した。
定量される適当量の超酸化物ジスムターゼが反応開始前
に反応混合物中に導入される場合には、前記の光放出が
抑制される。
選択される活性の単位は、随意に、酵素抑制のない最大
光強度の50%減少を生ずる酵素の量に相当するものと
する。
特定の場合には、材料の酸化を活性化して、問題の適用
における超酸化物ジスムターゼの効力を適度な期間に亘
って評価するのが有効である。
このため、実際には、操作を365mμの照射により還
元したフラビンか、例えばキサンチンオキシダーゼ/ヒ
ポキサンチン/酸素系の如き酵素系により実施する。
酸化を還元したフラビンにより促進させる場合、10−
4Mフラビンモノヌクレオチド(FMN)、10−3M
EDTAおよび10−”M, pH7.0の燐酸塩緩衝
剤の溶液をM365フィルタを設けたツアィス・スペク
ト口ノルオリ〆一ター内に置いた石?キュベットに照射
し、急速に生すす光還元を530mμで放出した螢光の
強度減少を観察することにより追跡した。
還元の終りに、溶液を回収し、空気の存在で激しくかき
混ぜると、完全に再酸化され0゜超酸化物イオンを生ず
る。
前記フラビン還元一再酸化サイクルはモノヌクレオチド
の構造を害なうことなく数回反復できることを注目すべ
きである。
変形として、前述したような一定にかき混ぜた溶液にウ
ルトラバイオレット・プロダクツ・インコーポレーテツ
ド(Ultraviolet Products In
c.,)で製作のB100ランプを用いて365mμの
照射を達することができる。
ヒポキサンチン/キサンチンオキシダーゼ/酸素酵素系
により酸化を促進するのが望ましい場合、0、3mgI
O−3Mヒポキサンチン、0.3mlIM,pH7。
8の燐酸塩緩衝剤、0.3ml10−3MのEDTA,
2、1mlの水および0.05mlの1m9/mlキサ
ンチンオキシダーゼ溶液を含有する溶液を使用するのが
有利である。
超酸化物ジスムターゼの製造方法法海洋菌培地を水中に
分散せしめて約4℃に維持し、遠心分離し次いで上澄み
の混合液を50〜60℃に数分間加熱しなからpHを6
.5〜8、好ましくは約7に調整し、約4℃に冷却し、
この温度で遠心分離し、中性塩により上澄み部分の最初
の分別沈殿を行ない、更に混合物を遠心分離して中性塩
による上澄み部分の第二の分別沈殿を行ない次いで遠心
分離することを特徴とする。
この方法の他の例によれば、pH7.8の燐酸塩緩衝剤
中での最後の遠心分離で得た沈殿物を溶解し次いでこの
ようにして得た溶液を同じpH7.8の燐酸塩緩衝液で
透析することより成る精製工程を備える。
更に他の例によれば、海洋細菌培地から抽出した酵素に
最終遠心分離による生成物をpH7.8の燐酸塩緩衝液
と混合し、次いで前記の同一緩衝液に対して、好ましく
はカラムクロマ卜グラフイー、且つ特に第一のセノアデ
ツクスG200ゲルカラム、ジエチルアミノエチル、セ
ファデツクスカラム(DEAE−Sephadex A
−50)および第二のセファデツクスG200ゲル力ラ
ムより成る3個の連続力ラム上のクロマトグ)ノイーに
よるクロマトグラノイーで透析することにより精製され
る。
前記方法の第一の工程の細菌水分散液のρHを6.5〜
8に調製するため、例えば2Nアンモニア水を添加し、
溶液を遠心分離し、次いで好ましくは3MKCtの塩化
カリウムを0.1Mの最終濃縮液に添加する。
このようにして生成した混合物を50〜60℃の温度で
数分間、好ましくは3〜4分加熱する。
次いで混合物を約4℃に冷却し、すべての下記工程をこ
の温度で実施する。
前記方法の工程を構成するそれぞれの分別沈殿は、上に
示した如く、水溶液中の中性塩により、好ましくは硫酸
アンモニウム(NH4)2SO4により実施する。
更に有利な例によれば、最初の分別沈殿を、処理される
酵素混合物又は抽出物の最終濃度が4℃で約30〜35
%の飽和となる量の硫酸アンモニウム(NH4)2S0
4を添加することにより実施する。
しかしながら、硫酸アンモニウムの全部又は一部分を1
種又は2種以上の他の適当な塩により置換することがで
き、且つ前記塩の全量は4℃で約30〜35%の飽和と
なる最終濃度を与える当量且つ適当な量である。
また他の例によれば、例えば多孔性管の如き多孔性装置
を使用する系、特に40000以上の分子量を有する分
子を保持し且つ濃縮する第一の多孔管を使用し、次いで
望ましい酵素分子を通過させるが残余の屑および細菌を
保持することができる第二の多孔性管を使用し、かくし
て無菌の酵素抽出物を与える系の如き限外沖過系を使用
することができる。
同様に、第二の分別沈殿を、処理する酵素混合物又は抽
出物の最終濃度が4℃で約70〜75%の飽和となる量
硫酸アンモニウム(NH4)2S04を添加することに
より有利に実施することができる。
上記方法により種々の海洋細菌株から得られる超酸化物
ジスムターゼは、非−ヘマチン性の鉄より成る超酸化物
ジスムターゼであって、一方前述し、且つエリスロキュ
プレインである超酸化物ジスムターゼ活性を有する酵素
および[エシェリピア・コリ」から抽出される酵素は、
それぞれ、最初のものは銅および徂鉛で第二のものはマ
ンガンである正価陽イオンより成る。
問題の超酸化物ジスムターゼにおける金属の存在を、原
子吸光写真分析により検出することができ、これは酵素
の1分子当り鉄の2原子に相当する。
又比色試験を実施することができ、これは現在の場合、
随意に例えばヒドラジンの如き還元剤の存在下で、第一
鉄Fs2+に対する特定着色により調製された酵素の電
気泳動ゲルを着色することより成る。
この試験で、ゲルは縦に半分に切断され且つ二つの部分
の一方の部分はクーマツシー青(coomassie
blue)に、他方の部分はパンフエナントロリン内に
置かれる。
後者の場合、たん白質バンド水準でピンク環が得られる
なら試験は陽である。
現在、既に知られている如く、かかるピンク環の出現は
、ここで超酸化物ジスムターゼたん白質の存在を指示す
るものと考えることができる。
又、たん白質を注目するため放射性鉄を使用し且つ存在
する二価金属陽イオンに関して化学量論的量を定量する
ことができる。
従って、海洋細菌培地から抽出された超酸化物ジスムタ
ーゼは、非一ヘマチン性鉄より成り、約40000±2
500の分子量、および約4〜7のpHi、すなわち等
電点を有し、且つ約8.5〜10のpHで最犬の酵素活
性、約9.5のpHで最適酵素活性を有し、pH4.5
〜10.5の範囲内で活性である。
酵素を4℃で中性の硫酸アンモニウム 〔(NFI4)2SO4〕の70〜80%溶液中で保護
す?ことができる。
上記方法により製造した超酸化物ジスムターゼの活性を
測定するため、以下に説明する如き酸素/ヒポキサンチ
ン/キサンチンーオキシダーゼ/ルミノールにより生ず
る化学ルミネセンス反応の抑制を評価することが可能で
ある。
前記反応酵素系はルミノールとの化学ルミネセンスを与
え得る02゜イオンの放出を生ずる。
前記系に超酸化物ジスムターゼの添加は、実際に027
イオンを転換し、かくして前記反応で放出光の強度の減
少を生ずる。
超酸化物ジスムターゼは下記反応を接触する:202’
+2H+→H20+02 キサンチンーオキシダーゼおよびキサンチン又はヒポキ
サンチンを使用する酵素反応により生じた超酸化物イオ
ンを前記反応における基体として使用する場合、このよ
うにして生じた超酸化物イオンは著しく不安定であり且
つ光を自然に放出する。
しかしながら、この光は著しく弱く、測定は十分?再現
性でない。
測定は実際には、生成した超酸化物イオンの量を証明す
るため分析装置に、化学ルミネセンス物質のルミノール
、すなわち5−アミノー2,3一ジヒドロ−1,4−フ
タラジンジオンを使用することにより完成される。
ルミノール+0゜→hν十酸化生成物 更に欠本発明者等は、特定配位子の存在下、分子酸素の
水溶液中でFe2+,N12+又はCo2+イオンより
成るルミノールの酸化を生ずることができる超酸化物イ
オン生成系、触媒系を開発した。
系に導入された超酸化物ジスムターゼは027イオンの
量を減じ、従って光を生ずる。
定量は下記に従った: 下記の反応混合物を使用した: Mml ルミノール 10−3 0.3燐酸塩
緩衝液 10−3, pH7.8 0.3EDTA
10−3 0.3水
2+50μtキサンチンオキシ
ターゼ゛(キサンチンオキシターゼの1〜/ml溶液、
1.05ml)。
前記混合物を光電子増培管の前方の銀線を施したキュベ
ットに入れた。
槽の基体中に、0.3μモルのヒポキサンチンを含有す
る1mlの溶液を注入することにより反応を開始した。
次いで光子束を放出し、これを光電子増倍管に応答して
、電流を生ぜしめ、その強度をピコ電流計で測定記録し
た。
定量せんとする5μtの超酸化物ジスムターゼを反応開
始前に反応混合物内に導入する場合には、前記光の放出
は抑制される。
?いで、超酸化物ジスムターゼ酵素の単位を前記光放出
の50%抑制を生ずる前記酵素量であるものとして随意
に定義する。
しかしながら又、本発明の超酸化物ジスムターゼの活性
を、電気化学的還元(J.M.CordyI.Frid
ovitch,J.B.C.244巻,25(1969
)第6049〜6055頁)により調製した0゜イオン
溶901 mlを、0.5μモルのルミノールおよび0
.17ミリモルのpH7.3の燐酸塩緩衝剤を含有する
溶液2ml中に直接注入することにより、前述したのと
同じ反応の抑制を生ぜしめて定量することが可能である
変形としての本発明の超過酸化物ジスムターゼの活性を
下記の如くして決定することができる=Q.3mlのグ
リセリンーNaOH 1M.pH9、0.3mlの10
−3M中和したEDTA、1.1mlの10−5Mフラ
ビンーモノヌクレオチドおよび0.3mlのルミノール
(20■/70ml)を前述のキュベットに導入し次い
で1mlの10−2MのNaBH4を注入した。
これらの条件下、I500Vの電圧に対してlO−7〜
10−8Aと定量された信号を得た。
NaBH4溶液は新鮮なものを調製するようにし、一方
ルミノールは光を遮断しO℃で貯蔵して反応混合物に別
個に添加するよう注意せねばならない。
前記系への超酸化物ジスムターゼの添加は光信号の特定
の抑制を生じ、これは酵素の量に応じて75%の割合に
まで直線的に変化する。
なお他の変形によれば、超酸化物ジスムターゼの活性を
0.3mlのグリシンーNaOH LMpH9の緩衝剤
、0.3mlの10−3M EDTA,1.1mlの水
および0.3mlの10−4Mルミノールより成る反応
混合物を使用して決定することができる。
5μtのキザンチンーオキシダーゼ(1mg//lおよ
び整除できる量の超酸化物ジスムターゼを前記混合物に
添加した。
1mlのヒポキサンチン(0.3mlの10−3Mヒポ
キサンチンを直前に水で10mlに希釈)を注入した。
光に遮蔽し且つO℃で貯蔵しなければならないルミノー
ルは反応混合物に別個に添加することを注意すべきであ
る。
対照(超酸化物ジスムターゼを有しない)を定量して得
られる信号は1500Vの電圧で約I0−7Aであり且
つ光信号の抑制は線状で超酸化物ジスムターゼの量の5
0%に比例している。
適当な条件下で、Fe”,Ni2+およびC02+金属
イオンは超酸化物ラジカルを供給することができると仮
定して、本発明者等は脂質、特にそれらを含有する食品
酸化の問題を研究し、且つそれを前述した金属イオンお
よび適当な配位子より成る系による超酸化物イオン生成
の反応機構と比較した。
次いで例えば没食子酸プロビルの如きピロガロール型の
遊離基連鎖妨害剤(free radica/chai
n interruptors),又は例えばEDTA
およびアスコルビン酸の如き遊離基生成抑制剤([re
e radical produotion inhi
bitors)の如き食品工業に普通使用される酸化防
止剤は、実際上、あらゆる期待とは逆に、期待されたよ
うに酸化防止剤として作用する代りに酸素によるか金?
イオンに応答して接触され若干の酸化を助長することを
立証した。
次いでpHの適当な条件下で、本発明に係る超酸化物ジ
スムターゼは例えば適当な配位子の存在下分子酸素の水
溶液中で電気化学的にFMNH2/02で生じた02゜
イオン、又はpe2 +、Nl2+又はCO2+イオン
の如き酸化系を抑制することを立証した。
このようにして、「ホトバクテリウム・レイヨグナシ」
から抽出した7単位の超酸化物ジスムターゼはpH9.
7でルミノールに対するCo2+/0。
/テトラグリシン系の作用による光の放出を16.5%
抑制し、且つpH9でルミノールに対するNi2+/O
/シアン系の作用による光の放出を約40%抑制するこ
とを見出した。
超酸化物ジスムターゼは、超酸化物0。
゜イオンの生成に関係する反応を著しく強く抑制するこ
とにより脂質および食品工業で普通使用される酸化防止
剤およびその他の防腐剤を有効に保護することを証明し
た。
特に、アンチョビーから得られる不飽和脂質の自動酸化
が超酸化物ジスムターゼにより著しく強く抑制されるこ
とを立証した。
更に他の試験で超酸化物ジスムターゼは若干の酸化防止
剤、特に例えばピロガロール又はアスコルビン酸の如き
食品の保存に使用する酸化防止剤の自動酸化に関して保
護作用を有することを証明した。
従って、なおその他の見地から、本発明は食品組成物、
細菌又はビールスの菌株、又は前記食品に関連して、細
菌、ビールス、又はその他の培地成分、有効量の超酸化
物ジスムターゼ酵素より成る培地から得られた組成物に
関する。
当業者にとって、保護される物質と会合する超酸化物ジ
スムターゼ酵素の量は臨界的でないことは明らかであり
、且つ如何なる当業者もそれぞれの特定事例において最
も適当な量を決定することができる。
日常の試験で酵素により与えられる保護の効力、および
必要に応じこの目的で前述したものと同様な活性試験を
使用して変性される酵素量を決定することができる。
しかしながら、例示すると、ml又はg当り1〜100
単位の超酸化物ジスムターゼ酵素が先に限定した如く自
動酸化性物質の保護に特に適していると指摘することが
できる。
先に証明した如く、超酸化物ジスムターゼは、0ダ超酸
化物イオンの生成に関係する反応を著しく強く抑制する
ことにより、脂質および酸化防止剤、その他食品工業で
普通に使用される防腐剤を有効に保護する。
特に、魚から得られる不飽和脂質の自動酸化が超酸化物
ジスムターゼにより著しく強く抑制されることを立証し
た。
更に、他の試験で、超酸化物ジスムターゼは特定酸化防
止剤、特に例えばピロガロール又はアスコルビン酸の如
く食品の保存に使用される酸化防止剤の自動酸化に対す
る保護効果を有することを示した。
次に本発明を実施例につき説明する。
実施例 1 「ホトバクテリウム・レイオグナシ」、菌株n°ATC
C25521をg/tにて下記:El/t Nacl 30Na2
HP04・12H20 18.7KH2PO42 MgS04・7H20 0.2(NH4
)2HPO4 0.5 グルコース 1.5 グリセロール 1.5 トリプチケース 5 酵母抽出物 5 の組成から成る合成培地上で培養した。
この培地を炭酸ナトリウムでpH7.2に調節し次いで
110℃で1時間滅菌した。
1tの予備培地を使用し、1夜生長させ、次いで12t
の培地の発酵漕に接種するためそれぞれ250mlの培
地を含有する4個のエルレンマイヤーフラスコに分割し
た。
強い換気の下で20℃で12時間培養を行ない、生成物
の湿潤重量で100gの細菌を得た。
数個の培養から得られた湿潤重量で135gの「ホトバ
クテリウム・レイヨグナシ」細菌を650mlの水中に
分散させ4℃で1晩放置した。
これに2Nのアンモニア水を添加してpH7〜8の培地
を得、次いで18mlの3MのKCtを添加した。
混合物を58℃に加熱し且つこの温度に4分間維持し、
次いで4℃に冷却して10000rpmの速度で10間
遠心分離した。
更に4℃で操作して、上澄み液を固体硫酸アンモニウム
でpH8で35%飽和に調節し、遠心分離後上澄みを7
5%硫酸アンモニウム飽和に調節し次いで4℃で1晩放
置した。
pH7〜8の培地を得るため2Nのアンモニア液を添加
し、次いで18mlの3MKCtを添加した。
混合分を58℃に加熱しこの温度に4分間維持し、次い
で4℃に冷却して10000rpmの速度で10分間遠
心分離した。
なお4℃で操作して、上澄みを固体硫酸アンモニウムで
pH8で35%飽和に調節し、遠心分離後上澄みを75
%硫酸アンモニウム飽和に調節し4℃で1晩放置した。
沈殿した蛋白質を遠心分離により回収し且つ75%硫酸
アンモニウム溶液中に保存した。
ml当り9m9の蛋白質溶液の活性(ビウレット)は4
0単位/mgで、これに対し、比較での9mgの蛋白質
/mlの溶液のカタラーゼでは0単位/m9であった。
更に35〜75%飽和の濃度勾配を有する硫酸アンモニ
ウムを用いて分別沈殿後、超酸化物ジスムターゼが得ら
れ、これは14.8mgi白質/mlの溶液(ビウレッ
ト)中で134〜500単位/m9の活性を有した。
蛋白質沈殿物をpH7.8の燐酸塩緩衝剤に溶解し次い
で4℃で48時間透析した。
超酸化物ジスムターゼ酵素を−20℃で保存した。
この酵素生成物の活性を決定するため、下記の反応混合
物: を入れたキュベットを光電子増倍管の前に置いた。
キュベツト1mlの3X10−4Mにヒポキサンチンを
注入することにより反応を開始した。
光電子増倍管に応答して光子束を放出し、電流を生じそ
の強度をピコ電流計で測定し、又前記強度の変化を記録
した。
前述の如くして調製した5μtの超酸化物ジスムクーゼ
溶液を反応開始前に反応混合物中に導入し、光放出の抑
制を得、次いで1単位の超酸化物ジスムターゼ酵素は5
0%の光放出の抑制を生ずる酵素量であるものとした。
UV分光学により超酸化物ジスムターゼ抽出物は、29
0mμでトリプトファンによる吸収で非一へマチン性蛋
白質の普通のスペクトルを与えた。
分子量を決定するため、一つは遠心分離勾配を蔗糖で決
定することより成り且つ他方はセファデツクスG200
ゲルを用いることより成る2種の既に知られた技法を使
用した。
この目的で、分子量(MW)が既に知られている下記の
トレーサーを使用した: MW 酵母ADH 150000牛 アル
ブミン 66000ペルオキシダーゼ
4000040000±2500の分子量を
観測した。
酵素の蛋白質構造の匪単位(sub−units)を決
定するのに、10%SDS(ドデシル硫酸ナトリウム)
を添加したポリアクリルアミドゲル内の電気泳動を使用
した。
約21000の分子量を有する1種類のみの叱単位が観
測された。
従って、得られた超酸化物ジスムターゼの分子量を21
000X2、即ち42000と概算することができた。
なお、ポリアクリルアミドゲルを使用して、バソフエナ
ン卜ロリン及びヒドラジンの存在下、クーマツシー青に
より現わされた超酸化物ジスムターゼのバンド水準で正
確に赤色のバンドを得た。
たん白質溶液の比色定量を行ない、且つ鉄に対して、酵
素の分子量を42000と概算し、1モル当り約2個の
鉄原子を与えた。
0.2■/mlのたん白質溶液の原子吸光測光でこの数
値を確証した。
従って超酸化物ジスムターゼ1モル当りの鉄原子の数を
合理的に2であるとすることができる。
更にこの実施例により抽出した酵素は70℃の温度で5
分後認められる活性損失を受けないことを確かめた。
超酸化物ジスムターゼの電気的集束(e1ectr−o
focalization)で前記酵素のpHi、即ち
等電点を44と算定することができた。
酵素は約9.5のpHで最犬の活性を持つが、しかしp
H4.5〜10.5の範囲で活性であった。
「ホトバクテリウム・セピア」菌、n0ATCC15,
709の菌株から類似の特性を有する類似の酵素が得ら
れた。
この酵素は前記「レイヨグナシ」から単離した酵素とは
免疫化学的に異なるものであった。
実施例 2 菌株n’ATCC15.709の1ホトバクテリウム・
セピア」細菌の培地を4mlの水に対し1gの湿潤重量
のバクテリアの割合で、冷水中でかき混ぜ乍ら溶菌を行
なった。
次いでそれを16.00Orpmで20分間、4℃で遠
心分離した。
淡黄色の上澄みに0.1Mの最終濃度となるまで3Mの
KCtを添加した。
溶液を水浴中55℃で3〜4分間加熱した。
次いでそれを4℃に冷却し遠心分離により清澄にした。
上澄みに固体硫酸アンモニウムを添加して分別沈殿を行
なった。
45〜75%の硫酸アンモニウム飽和で活性部分が沈殿
し遠心分離により分離し、それを小量の5X10=M,
pH7.8のK2HPO4に再溶解し、次いで同じ燐酸
塩緩衝剤を使用して1晩透析した。
次いで前記透析による生成物を5×10−3M,pH7
.8の燐酸塩緩衝剤で平衡させたセファデツクスG10
0又はG222ゲルカラムに添加した。
溶離した活性部分を超遠心分離膜(Diaflo PM
−10)を用いて濃縮し次いで5×10−3M,pH7
.80K2HPO4で1晩透析した。
超酸化物ジスムターゼ酵素を5X10−3M,pH7.
8K2HP04で緩衝したDEAEセファデツクスA−
50カラム上に吸着させた。
たん白質はpH7.8(5X10−3〜3X10−1M
)K2HPO4の直線勾配を有するカラムから溶離され
た。
超酸化物ジスムターゼを1.4X10−’M燐酸塩で溶
離し次いで濃縮した。
更に沖過を、前の如き同一条件下でDEAE−セファデ
ツクス八−50カラム上で行なった。
このようにして酵素を1.6X10−1Mの燐酸塩濃度
で溶離し次いで濃縮した。
このように抽出し精製したたん白質をアクリルアミドゲ
ル(1個のゲルに対し100μgのたん白質)上で電気
泳動で処理した。
このようにして20gの凍結「ホトバクテリウム・セピ
アJ細胞から3m9の純粋な超酸化物ジスムターゼが得
られた(5000単位7m9の超酸化物ジスムターゼ活
性を有する)。
この酵素は(NH4)2SO4の70〜80%溶液中に
4℃で保存することにより長期間にわたる活性を保持し
た。
精製酵素の分子量を4000Orpmで16時間、4℃
での超遠心分離により測定した。
沈降速度を5〜20の蔗糖直線勾配(重量/容積による
)でマルチン及びエームズ法(Martin and
Ames method)により、且つベツクマン・ス
ピンコ、L2−65B型、(Beckmen Spin
co,modelL2−65B)装置でSW65K回転
子を使用して測定した。
このジスムターゼで得られた32の沈降係数を、それぞ
れ4.82及び7,4の馬の肝臓及び酵母のアルコール
デスヒドロゲナーゼの係数と比較した。
前記沈降の定数から抽出された超酸化物ジスムクーゼの
分子量は約42500と計算された。
又前記たん白質分子は2個の鉄イオンを含有することを
立証した。
アクリルアミドゲルでの電気泳動は、ジスムタ一ゼに対
して、20000〜25000の分子量に相当する単一
バンドを与え、このようにしてたん白質分子が2個の同
一の亜単位より成ることを証明した。
又超酸化物ジスムターゼは、150μgの前記超酸化物
ジスムターゼを10μgのトυプシンで20℃で60分
間処理して酵素活性が変化しない結果を得たのでトリプ
シンのたん自分解作用、即ち非解離たん白質の電気泳動
移動度に著しく抵抗性を有することを示した。
得られた酵素は熱に関して著しく安定で、酵素の活性損
失は20℃,30℃又は40℃で30分後においても観
察されず、50℃で15分後28%の活性の減少を観察
し、50℃で30分後50%の活性損失を観察し、60
℃で3分及び10分後それぞれ10%及び50%の活性
損失を観察した。
超酸化物ジスムターゼの電気集束は前記酵素のpHi又
は等電点を4.1と決定した。
電気的方法により調製した02゜イオン溶液を使用して
、酵素がpH8.5〜10、最高pH9.5の最大活性
を有することを確かめた。
実施例 3 海洋細菌で、従って高い内部塩濃度を有する「ホトバク
テリウム・ホスホリウムJn0ATCC11040菌株
を使用した。
溶菌を103M,pH7.8のEDTA溶液中で任意に
行った。
16000rpm、0℃で20分間の遠心分離により細
胞屑を除去した。
初期の研究で超酸化物ジスムターゼ酵素は50℃で安定
なことを示し、従って熱不安定なその他のたん白質は0
.1モル濃度を得るためKCAを添加後50℃で3分間
溶解質を加熱することにより除去し、次いで変性したた
ん白質を通常の遠心分離により分離した。
操作を4℃で継続した。
前記温度で、酵素混合物又は処理抽出物が4℃で約O〜
30%飽和の濃度勾配を有する量添加した硫酸アンモニ
ウム(NH4)2SO4により行なった。
沈殿部分を1600Orpm、0℃で45分間遠心分離
して除去した。
それを4℃で75%の飽和にするのに必要な中性の硫酸
アンモニウム量を上澄みに添加した。
前述したものと同様に沈殿部分を遠心分離により再び一
緒にした。
このようにして抽出した超酸化物ジスムクーゼを精製す
るため、捕集した沈殿物を小量の5X10−3M, p
H7.8の燐酸塩緩衝剤に溶解し、この同じ緩衝剤に対
し4℃で48時間透析して抽出物(A)を得た。
なお存在するたん白質は、粒網目が100000より犬
なる分子量のたん白質を追い出し迅速にゲルの外方に排
出するセファデツクスG100ゲルを使用して分子の大
きさの関数として分離した。
低分子量分子はゲル内に浸透しそれらの大きさにより多
少迅速に溶離された。
これを達するため、セファデツクス樹脂を水中に3時間
放置して膨潤せしめ、水を除去するためブブナーr斗上
で脱ガスし次いで炉過し、該樹脂を戸過緩衝剤中に入れ
次いで50cm長さ、3cm内径のカラム内に注ぎ入れ
た。
カラムを26の緩衝剤を流すことにより平衡させた。
透析により得た酵素抽出物(5)を加圧した窒素を有す
るダイアフ口・ミリポア(P.M−10)膜上で5ml
の容積に先ず濃縮した。
濃縮物を前記の如くして調製したカラム上に付着させ、
次いで500mlの5X10−3M,pH7.8燐酸塩
緩衝剤を流して溶離した。
流量は8秒当り1滴で2.5mlの部分を回収し、顕著
な活性を有するこれら部分を一緒にし次いでダイアフ口
膜上で濃縮した。
濃縮した抽出物(B)をこのようにして得た。
いっそうの精製工程を樹脂のDEAEセファデツクスよ
り成るイオン交換樹脂上でクロマトグラフイーにより行
ない、その上でたん白質をイオン強度を増加させた緩衝
剤によりたん白質の供給に従って溶離した。
カラムを調製するため、水中に入れて膨潤させ、次いで
下記溶液: M NaOH O.5KH2P
04 0,5 の中で、樹脂を各工程中にほぼ中性のpHとなるまで蒸
留水でゆすぐように注意した。
ブフナーF斗で沖過後、樹脂を0.1M,pH7.8の
燐酸塩緩衝剤中に入れ、次いで長さ30Cm,内径3確
のカラムに入れた。
300mlの0.1M緩衝剤を流し乍らカラムを平衡さ
せた。
濃縮した抽出物(B)を、このようにして調製したカラ
ムに入れた。
この抽出物が完全に吸収された場合、25mlの0.1
M燐酸塩緩衝剤より成る500mlのpH 7.8燐酸
塩緩衝剤で溶離し、それに250mlの0.5M*酸塩
緩衝剤を順次添加した。
流量は毎5秒当り1滴で且つ捕集した部分の容積は2.
5mlであった。
活性部分を一緒にし次いで硫酸アンモニウムで沈殿し、
次いでこの形態で−18〜一20℃に保存した。
超酸化物ジスムクーゼ酵素の純度をポリアクリルアミド
ゲル上の電気泳動により立証した。
酵素の分子量を、セファデツクスG200の沢過中の溶
離を研究することにより且つ関係式Log(MW)=f
(溶離容積)及び既に知られたトレーサーの使用により
決定し、超酸化物ジスムターゼ抽出物に対し約4000
0の分子量に帰することができた。
又前記の分子量を、5〜20%蔗糖勾配を5×10−3
M,pH7.8の燐酸塩緩衝剤中に、2.60mlの該
20%溶液を225mlの該5%溶液に対し適当な装置
内で次第に混合し乍ら注ぎ入れる蔗糖勾配遠心分離によ
り決定した。
既に知られた分子量の種々のたん白質トレーサー及び超
酸化物ジスムターゼを前記蔗糖勾配上に沈殿させた。
45000rpm,5℃で22時間の遠心分離により平
衡を得た。
次いで管底部を貫通して10滴の部分を回収し、それに
ついて使用した種種のトレーサーにより示された酵素活
性を決定した。
溶離部分の数の関数としての分子量の変化を示す線を画
いて、「ホトバクテリウム・ホスホリウム」から抽出さ
れた超酸化物ジスムターゼの分子量を約40000と評
価し先の結果を確認した。
たん白質亜単位の分子量を決定するため、亜単位の分子
量が知られているたん白質及びトレーサーをドデシル硫
酸ナトリウムの存在下ポリアクリルアミドゲル上で電気
泳動にかけた。
グラフを分析して、20000の値を超酸化物ジスムタ
ーゼ分子の各匝単位の分子量に帰することができた。
この超酸化物ジスムターゼは50℃で安定で、約9.5
のpHに対して最犬の酵素活性を有することを確かめた
前記酵素のpHi、即ち等電点は超酸化物ジスムターゼ
の電気集束により4.2であると評価された。
前述した如き比色試験で、たん白質に、予めバソフエナ
ントロリンを添加した電気泳動ゲル中のたん白質バンド
水準で桃色の環を現わし第一鉄の存在を証明することが
できた。
1分子当り約2個の第一鉄が存在することを評価した。
他の関係で、超酸化物ジスムターゼ(SOD)に応答す
る若干の化合物の自動酸化の抑制を下記の如く操作する
ことにより決定した。
実施例 4 2.5X10−3Mピロガロールを2.0X10−2M
.pH7.7の燐酸塩緩衝剤K2HP04により調製し
、3mlの前記溶液(A)を得た。
光学密度(OD)の増加を種々の系に対し440mμ/
分で測定し、次いで抑制の%を下記の系について推論し
た: 実施例 6 10−4Mピロガロールの溶液を5X10−2M及び2
XIF2M,pH7.7燐酸塩緩衝剤K2HP04にて
分子酸素を飽和させて調製した。
前記溶液(E)及び(F)は2.5mlの容積であった
440mμ/分での光学密度の増加を測定し次いで抑制
%を推論した:2.5ml中の酵素の1単位が2X10
−9Mの酵才に相当することが注目される。
実施例 7 10−4Mのアスコルビン酸溶液を2X10−2M,p
H燐酸塩緩衝剤にて調製した。
光学密度(OD)の変化をそれぞれ下記の系について2
65mμ/分で測定した: 実施例 8 10−4Mのアスコルビン酸を5X10−2M,pH8
.8の燐酸塩緩衝剤に溶解したことを除き、実施例7と
同じ手順を使用した。
実施例 9 金属イオンにより接触されたルミノールに対する超酸化
物ジスムターゼの作用を下記の如くして決定した: 実施例 10 容積当り10重量%のアンチョビー脂質の懸濁液を0.
1M,pH8の燐酸塩緩衝剤にて調製した。
粗製「ホトバクテリウム・レイヨグナシ」の超酸化物ジ
スムターゼを脂質当り酵素の0.01重量%の割合で添
加した(即ち、脂質1g当り0.1m9の粗製酵素)。
前記系による酵素の消費をワールブルク装置にて、その
消費を同じ組成であるが超酸化物ジスムターゼを添加し
ない脂質対照と毎回比較し乍ら測定した。
測定を連続的期間行ない得られた結果を超酸化物ジスム
ターゼを添加しない対照と比較した酸化抑制%の形態で
表わした。
実施例 11 5gの新鮮な茸を使用し、茸を薄切りにし且つ媒質の色
に影響して結果の評価を困難ならしめることもあり得る
着色したひだを除去した。
このように用意した茸を数個の100m7ビーカーに分
配し、次いで0.02%のアスコルピン酸を含有するp
H7.8(0.01M燐酸塩緩衝剤)の緩衝溶液50m
lを添加した。
1個の前記ビーカーに50単位の「ホトバクテリウム・
レイオグナシ」菌株n’ATCC 25,521の超酸
化物ジスムターゼを添加した。
各ビーカーを紙の二重シートでおおい、次いで実験室温
で放置した。
40時間後、各ビーカー上澄みの光学密度は600mμ
を測定し、見出された光学密度は対照に対し0.173
の光学密度の増加を推論することができた。
しかるに超酸化物ジスムターゼより成る上澄みに対する
光学密度の増加は僅か0.092であった。
従って、このように処理したビーカー内の酸化は対照ビ
ーカー内の酸化より47%低かった。
実施例 12 林檎の薄切りをpH7.8の燐酸塩緩衝剤のml当り3
単位の「ホトバクテリウム・レイオグナシ」菌株n0A
TCC25,521の超酸化物ジスムターゼ溶液中に導
入した。
数分後溶液から林檎薄切り除き、これをペトリ皿に入れ
て放置し、数日後、このように保存した薄切りを同様に
調製し超酸化物ジスムターゼ処理を施さない薄切りと比
較した。
後者の薄切りは本発明に係る超酸化物ジスムターゼで処
理されたものより更に褐色を呈することを観察した。
実施例 13 じゃがいもの薄切りを、pH7.8の燐酸塩緩衝剤のm
l当り「ホトバクテリクム・レイオヤナシ」閑株。
。ATCC 25521の超酸化物ジスムターゼの3単
位を含有するビーカーに入れ、これらを数分後取り出し
、ペトリ皿に入れ放置した。
4日後、処理した薄切りは同じ処理を受け超酸化物ジス
ムクーゼ無添加の同様な薄切りより著しく酸化が少ない
ことを観察した。
実施例 14 若干のRNA−t酵母リガーゼは酵素活性が完全に脂質
部分に依存するリポ蛋白質であることが知られている。
従って材料は簡単な酵素活性の評価により客観的に決定
することができ、且つその本質的リポ蛋白質組成により
、あらゆるリポ蛋白質食品に対する模型として取ること
ができるその分解生成物を利用することができる。
使用のりガーゼは酵母細胞〔[サツカロミセス・セレビ
ジエーj(Saccharomyces cerevi
siae)]から抽出した。
それらを調製するのに下記の手順を使用した:「サツ力
ロミセス・セレビジェー」n0ATcc9841菌株を
30gのダルコース及び5gの酵母抽出物を含有する培
地で培養し、培養を生長の対数相の中央まで発展させる
ようにした。
次いで遠心分離し、細胞をフレンチ・プレス(Fren
ch Press)として知られる装置で粉砕し、かく
して67gの酵母を67mlの緩衝剤(0.01Mのト
リスpH8.0.01MのMgc62.1mMのEDT
A,10%クリセロール及び2mMのフエニルーメチル
ースルホニウムフルオライドより成る)で処理した。
フレンチプレスとして知られる装置で3粉砕工程に従っ
て、溶液を15000rpmで30分間遠心分離した。
上澄みを還元し、次いで5oooorpmで再び2時間
遠心分離した。
この最後の遠心分離からの上澄みを80Iのセルロース
より成る2Cmx36CmDEAE−セルロースDE一
52カラム上で精製し、前記カラムを0.02M.pH
75の燐酸カリウム緩衝剤、0.02Mのメルカプトエ
タノール、1mMのMgc62及び10係グリセロール
で平衡させた。
前記上澄みをカラムに注ぎ入れ次いで370mlの同じ
緩衝剤で洗浄した。
次いでリガーゼを0.25M,pH6.5の燐酸カリウ
ム緩衝剤、0.02Mのメルカプトエタノール、1mM
のMgcl2及び10%グリセロールで溶離した。
カラムの底部で回収した部分の光学密度を測定し、且つ
活性をリシン及びその他のアミノ酸に対して試験した(
活性の水準は下記第1表で示される)。
次いで各抽出物を限外枦過により10m9/mlの蛋白
質濃度に濃縮し、次いでRNA−tの供給を測定するこ
とにより定量を行なった。
50mMのN−モルホリノー3−プロパン硫酸(pH6
.5),10mMのMgc62,2mMのATP(アデ
ノシン三燐酸)、40pM(ピコモル)の炭素14・ラ
ベル付リシン及び260mμの光学密度を有する10単
位の全酵母RNA−tを含有する100μeの培地を使
用した。
所定期間媒養後、50μeの反応混合物をワツ卜77D
E−81紙上に付着させ、次いで8.7%の酢酸及び2
.5%の蟻酸で1.5時間洗浄した。
このように洗浄した紙を乾燥し、次いで生成したスポッ
トをトルエンを含有するシンチレーター混合物を使用し
て算えた。
超酸化物ジスムターゼで得られるリジン RNA−t酵母リガーゼの酸化に対する保護効果を決定
するため、1mlの(0.5M),pH7.5の燐酸塩
緩衝剤中に1.37m@のリポ蛋白質の溶液を調製し、
次いで0.1%のアスコルビン酸か、[ホトバクテリウ
ム・レイオグナシ]菌株n’ATCC25,521の超
酸化物ジスムターゼの90単位かを添加し、それぞれの
場合、溶液を4℃で放置し、整除できる部分を種々の時
間(第1表参照)に取り出して酵素活性を前述した如く
して測定した。
「プレウロツス・オレアリウス」ギレット、「エシエリ
ヒア・コリ」菌株n0ATCC 15,224又はエリ
スロクプレインから得られた同じ単位数の超酸化物ジス
ムターゼを使用して同様な結果を得た。
実施例 15 超酸化物ジスムターゼにより細菌に与えられる酸化に対
する保護を測定するため、「ホトバクテリウム・レイオ
グナシ」菌株n0ATCC25,521の発光細菌を使
用し、短期間にわたる認識できる保護現象を与えるため
FMNの光還元によりその酸化を人工的に促進した。
細菌を8gの栄養素肉汁、10gのNacl,15gの
寒天、及び1000匡とするため残余の水より成り、p
Hを7に調節した培地上で28℃で培養した。
0.1mlの細菌溶液を25℃に維持し且つ8gの栄養
素肉汁、10gNac6,15gの寒天、及びiooo
ccとする残余の水より成り、pHを7に調節した培地
を含有する生理食塩水で稀釈して広げて細胞を数えた。
100mlの「ホトバクテリウム・レイオグナシ」の培
地を指数展開(exponentia6 develo
pment)で1000Orpmの速度で3℃で10分
間遠心分離した(600mμの光学密度は0.3であっ
た)。
遠心分離残渣を100mlの生理食塩溶液に分散させた
前記細菌懸濁液を5X10−5M FMN及び3%Na
cl中で10倍に稀釈し10mlの最終容積とした。
細菌をBIOOAランプの下で且つ絶えずかき混ぜ乍ら
25℃で365mμの照射をした。
ランプに所定時間暴露後、整除できる部分を取り出し、
更にそれらを生理食塩溶液で稀釈した後細胞を数えた。
照射前1×107の細胞数に対し、照射期間中に測定し
た数えた細胞数/mlを第2表に示す。
実施例 16 実施例15におけると同じ手順を使用して、「ホトバク
テリウム・レイオグナシ」菌株n’ATCC 25,5
21を生理食塩水の懸濁液に入れ、最終容積をlOml
とし、次いで前記懸濁液をB10OAランプを使用し3
65mμで16時間照射した(入射エネルギー5500
μw/cm2)。
次いで細菌の生存率を決定するため懸濁液をペトリ皿に
入れた。
16時間の長時間の照射を使用したのに係らず、超酸化
物ジスムターゼを添加しない対照を基準として、照射前
「プレウロツス・オレアリウス」ギレットの超酸化物ジ
スムターゼ(SOD)を53単位/ml添加した懸濁液
を含有するペトリ皿では?.3倍の生存細菌が存在する
ことを観察し、この結果を下記に示す: ・非照射の細菌 9.7X10’細胞/ml・照
射した細菌(対照)1.5X102細胞/ml・照射し
た細菌(53単位/mlの[プレウロツス・タレアリウ
スj SOD) 5.OX102細胞/ml 実施例 17 核蛋白質であって且つ以下に説明する如くバクテリオフ
ァージR17に属するバクテリオファージを保存する試
験を行なった。
前記バクテリオファージを保存し次いで6yのNaHP
04,3gのKH2PO4,0.5gのNaC6,1g
のNH4C6,lOOmlの水及びLOmlの0.01
MCaClより成る溶液に稀釈した。
Q.lmlの前記バクテリオファージ溶液を0.2ml
の「エシエリヒア・コリ」菌株n0ATcc15,22
4,10gのトリプチケース、5gの酵母抽出物、10
″のNaCe及び?000mlの水と一緒に38℃で1
0分間培養し一次いで650mμで0.5の光学密度で
且つ3mlの軟ゲロース懸濁液(8gの寒天、10gの
トリプチケース、1gの酵母抽出物、8gのNaCg,
1000mlの水、2mlのIMCaC4及び5mlの
20係グルコースより成る)と一緒にして45℃ニ保っ
た。
混合物を20mlの硬ゲロース(12gの寒天、10g
のトリブチケース、1gの酵母抽出物、8gのNaCe
,1000mlの水、2mlのIMCaCe2及び5m
lの20%グルコースより成る)を有するペトリ皿に注
ぎ入れ、次いでペトリ皿を37℃の温度に保った。
バクテリオファージR17の自然酸化を促進するため、
フラビンモノヌクレオチドの光還元を使用し、バクテリ
オファージ溶液を10−’MのFMN,10−3MのE
DTA及び10−2M,pH7の燐酸塩緩衝剤より成る
溶液を添加して10倍に稀釈し、光還元をスペクト口フ
ルオ口メーターで行ない、0.8mlの最終容積の溶液
を得た。
時間1=0で4.IX108感染粒子/mlを最初含有
する溶液に対して、下記の結果が得られた:実施例 1
8 バクテリオファージR17の酸化を促進するため、実施
例7のバクテリオファーゼ溶液の0.3mlをヒポキサ
ンチン/キサンチンオキシダーゼ/酸素酵素系で培養す
ることを除いて実施例17と同様にし、培養系の容積を
3mlとした。
15分後、0.05mlのキサンチンオキシダーゼ及び
0.3mlの10−3Mヒボキサンチンを添加して系を
再び処理した。
時間1=0で5.OX108粒子/mlに対し、「ホト
バクテリウム・セピア」菌株n0ATCC15,709
から得られた超酸化物ジスムクーゼの200単位/ml
の存在及び不在下において得られた結果を第4表に示す
同様な結果を「プレウロツス・オレアリウス」ギレット
又はエリスロクプレインの超酸化物ジスムターゼにより
得た。
実施例 19 膵臓のりボヌクレアーゼの超酸化物ジスムターゼの使用
による酸化からの保護を、この現象をいっそう適当な期
間にわたり確認するためFMNの光還元により酸化を生
じさせ試験した。
この目的で、肺臓のりボヌクレアーゼ溶液(10−2M
,pH7の燐酸塩緩衝剤及び10−3MEDTA中の0
.1mg/ml)をその容積の10倍に10−4MのF
MN,10−3MのEDTA及び10−2M,pH7の
燐酸塩緩衝剤より成る溶液を用いて稀釈し、0.8ml
の最終容積を有する悴臓のりポヌクアーゼ蛋白質を、「
プレウロツス・オレアリウス」ギレットから得た67.
5単位/miの超酸化物ジスムターゼの存在及び不在下
、又はpH3で変性し且つ不活性とした同酵素の存在下
数積の光還元サイクルで試験した。
リボヌクレアーゼ酵素の活性を分光光度計を使用して決
定し、前述しれ如くリポ核酸溶液の280mμにおける
光学密度の増加を生じた。
この結果を第5表に示す。
実施例 20 「ホ卜ハクテリウム・レイオクナシj菌種n。
ATCC 25,521の超酸化物ジスムクーゼ4素を
:ジエフリース培地として知られ、四チオン酸ナトリウ
ムを含有する媒地の保存を改善するのに使用した。
前記媒地をサルモネラ増殖媒地で普通下記のようにして
使用した:少量のサルモネラ及び多量の「エシエリヒア
・コリ」を含有する試料を四チオン酸ナトリウム培地に
導入した。
オープン中37℃で24時間後前記培養菌の1滴をペト
リ皿のゲロース培養上に接種した。
37℃で24時間の培養後、著しく大量のサルモネラコ
ロニーを前記培養菌中に観察したが絶対に「エシエリヒ
ア・コワ」を観察できなかった。
かくして、前記四チオン酸ナトリウム培地は「エシエリ
ヒア・コリ」を抑制するが、サルモネラの発育を奨励す
ることを確認した。
しかし乍ら又、前記培地は調製してから最大3週間だけ
使用でき、実際には最大2週間使用できることを確認し
た。
この理由で、材料として保存することを困難ならしめ、
これまで小バッチのかかる培地を製造することができる
のみで、従って高価であった。
ジエフリース培地の酸化に対する保護について実験を行
なうため、前記四チオン酸ナトリウム媒地の同じバッチ
から100個の管を取り、それぞれ20mlの培地を含
有する11個の前記管に15単位/mlを含有する2m
lの「ホトバクテリウム・レイオグナシ」超酸化物ジス
ムターゼ溶液を添加し、その他の管は対照として考察し
た。
全部の100管を一緒に+40℃の温度に保った。
媒地の保存を決定するために、週当り1回の分析の割合
で7週、次いで2週毎に1回の割合で分析を行なった。
それぞれの前記分析に対して酵素を含有する1個の管を
下記のものと比較した:・最初の3試験に対し1個の対
照管 ・4及び5の試験に対し2個の対照管 ・最後の5試験に対し3個の対照管 この実施例の開始に当って前述した方法を分析のため使
用した。
この結果を第6表に示す。注:+=満足なる結果:純サ
ルモネラ培養菌一二悪い結果:「E.Coli」培養菌 0=悪い結果:培養なし この表から、超酸化物ジスムターゼ酵素が導入された管
の内容物はそれらの性質を保持することが直ちに明らか
である。
対照管は、四チオン酸ナトリウムの市販バッチで普通で
あると考えられている有効期間に相当する最初の3回目
までの試験でのみ満足なる結果を与えた。
以下の試験では対照管に対して結果は不規則なことを示
し、これは生成物を商業計画として考えることを不可能
ならしめる。
表の結果から[ホトバクテリウム・レイオグナシ]菌株
n0ATCC25,521を20mlの四チオン酸ナ卜
リウムの管当り2mlの割合で添加して得を超酸化物ジ
スムターゼ酵素は少なくとも10週、及びそれ以上酸化
に対する後者の抵抗を延長することがわかる。
実施例 21 じゃがいもの防腐 皮をむいた250gのじゃがいもを水中で100℃で3
0分間煮沸した。
60mlの水を添加し次いでミキサで均質な塊を得るま
で処理した。
4個の50I試料をビーカーに入れ次いで20mlの水
を添加し次いでマッシュと十分に混合した。
ビーカーP1 対照 P2 「P.レイオグナシ」超酸化物ジスムターゼ(1
0単位/7)の50単位を添加し次いで混合したもの P3 対照+〇.5mlの2.0%アスコルビン酸(0
.02%の最終アスコルビン酸濃度)P4 500単位
の超酸化物ジスムターゼを添加したことを除きP3と同
じ 全部の試料を凍結一乾燥し次いで周囲温度に放置した。
25m?/K9BHT(ブチル化オキシトルエン)及び
BHA(ブチル化オキシアニソール)及びモノステアリ
ン酸グリセリン(1%)を含有するじゃがいもフレーク
を使用した。
前述した4Flのフレークを250mlの沸騰水に添加
し、混合物を2分間放置し次いでガラス棒でかき混ぜた
2個の前記マッシュの50g試料を取り次いで50ml
の水と混合した。
M1 対照 M2 500単位の超酸化物ジスムターゼ(10単位/
gマッシュ)を添加して良く混合したもの 2個の試料を次いで凍結乾燥し次いで粉末を周囲温度で
放置した。
2月後試料A及びBを6人で比較した。
超酸化物ジスムターゼを含有する試料の匂いは対照のも
と異なり、少し酸性で香りが良かった。
にんじんの防腐 じゃがいもについて記載したのと同じ手順を正確に使用
し、にんじんを水で煮沸し次いでじゃがいもの場合と同
じ量の超酸化物ジスムターゼ/gを添加した。
2週後2個の試料の匂いを6人で比較した。
超酸化物ジスムターゼを含有する試料の匂いは酸性が少
なく且つ香りが良かった。
本発明の実施に当っては以下の諸項を実施上の条件とす
ることができる。
(1)酸化により劣化を受け易く且つ超酸化物イオンを
含有する物質の自動酸化の制御において、少なくとも1
種の超酸化物ジスムクーゼの有効量を前記物質に添加す
ることより成る自動酸化の制御方法。
(2)前記物質が食品、特に脂質、たん白質、核たん白
質又はリポたん白質食品である前項記載の方法。
(3)前記物質が細菌又はビールスである前記第1項記
載の方法。
(4)前記物質が細胞を培養するのに使用される培地で
ある前記第1項記載の方法。
(5)超酸化物ジスムターゼを物質のmlマはg当り超
酸化物ジスムターゼの1〜200単位の割合で前記物質
に混入して成る前記第1項記載の方法。
(6)超酸化物ジスムターゼが海洋細菌株から、「エシ
エリヒア・コリ」、菌類、又は血液、特にエリスロキュ
プレインから抽出されたものの中から選択されて成る前
記第1項記載の方法。
(7)前記海洋菌株が「ホトバクテリウム・レイヨグナ
シ」、[ホトバクテリウム・ホスホリウム」又は「ホト
バクテリウム・セピア」、特に「ホトバクテリウム・レ
イヨグナシ」菌株 n0ATCC25,521、「ホトバクテリウム・ホス
ホリウム」閑株n0ATCC11,040又は「ホトバ
クテリウム・セピア」菌株n’ATCC15,709の
菌株である前項記載の方法。
(8)超酸化物イオンを含有し酸化による劣化を受け易
い物質より成る組成物において、前記組成物が前記物質
を酸化から保護し、又はそれらの酸化を軽減するため少
なくとも1種の超酸化物ジスムターゼ酵素を含有して成
る組成物。
(9)たん白質に関連して酸化を受け易いたん白質組成
物及び前記物質を酸化から保護し、又はそれら物質の酸
化を軽減するため少なくとも1種の超酸化物ジスムター
ゼ酵素の有効量とより成り、前記物質が食品、特に脂質
、たん白質、核たん白質又はリポたん白質食品である前
項記載の組成物。
(10)前記物質及び超酸化物ジスムターゼが特許請求
の範囲1及び前記第1〜6項記載のものである特許請求
の範囲8記載の組成物。
(11)最後の遠心分離にて捕集した沈殿物をpH7.
8の燐酸塩緩衝剤に溶解し、次いで得られた溶液を同じ
pH7.8の燐酸塩緩衝剤に対して透析することより成
る特許請求の範囲記載の製造方法。
(12)最後の遠心分離による生成物をpH7.8の燐
酸塩緩衝剤に添加し、次いで得られた溶液についてクロ
マトグラフイーを行なう特許請求の範囲記載の製造方法
(13)前記クロマトグラフイーが、セファデツクスG
200ゲルカラム上の第一のクロマトグラフイー、ジエ
チルアミノエチルセファデツクス(DEAE−S)カラ
ム上のクロマトグラフイー、及び更にセファデツクスG
200ゲル力ラム上のクロマトグラフイーより成る前項
記載の製造方法。
(14)前記混合物を50〜60℃で3〜4分間加熱し
てなる特許請求の範囲記載の製造方法。
(15)前記中性塩が中性の硫酸アンモニウム(NH4
)2S04である特許請求の範囲記載の方法。
(16)第一の分別沈殿を、このように処理された酵素
混合物、即ち抽出物が4℃で飽和の約30〜35係の最
終濃度を有する量添加した (NH4)2S04により実施することより成る前項記
載の方法。
(17)第二の分別沈殿を、このように処理された酵素
混合物、即ち抽出物が4℃で飽和の約70〜75%の最
終濃度を有する量添加した (NH4)2804により実施することより成る前記第
16項記載の方法。
(l8)限外炉過装置を使用することより成る特許請求
の範囲記載の方法。
(19)前記限外涙過装置が40000より犬なる分子
量を有する分子を保持し且つ濃縮する第一の多孔性管と
、所望酵素の分子の通過を許すが、残存細菌を保持する
第二の多孔性管とより成り、かくして無菌の酵素抽出物
を供給する前項記載の方法。
(20)非−ヘマチン性イオンより成り、それが約40
000±2500の分子量及び約4〜7のpHi即ち等
電点を有し、且つ約8.5〜10、最適は約9.5のp
Hで最犬の酵素活性を有することを特徴とする超酸化物
ジスムターゼ。
(21)超酸化物ジスムターゼが「ホトバクテリウム・
レイオグナシ」n’ATCC25,521又はATCC
25,587の菌株から得られ、該超酸化物ジスムター
ゼが1分子当り2個の鉄原子より成り、且つ約4200
0の分子量、4.4のpHi及びpH9.5の最大酵素
活性を有して成る前項記載の超酸化物ジスムターゼ。
(22)超酸化物ジスムターゼが1ホトバクテリウム・
セピア」n0ATCC15,709の菌株の培養により
得られ、該超酸化物ジスムターゼが1分子当り2個の鉄
原子より成り、約42500の分子量、4,1のpHi
及び約8.5〜10のpH、最適9.5のpHの最大酵
素活性を有して成る前記第21項記載の超酸化物ジスム
ターゼ。
(23)超酸化物ジスムターゼが[ホトバクテリウム・
ホスホリウムJn0ATcc11040の菌株の培養か
ら得られ、該超酸化物ジスムターゼが1分子当り2個の
鉄原子より成り、且つ約 40000の分子量、4.2のpH1%及びpH9.5
の最大酵素活性を有して成る前記第21項記載の超酸化
物ジスムターゼ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 超酸化物イオンを含有し酸化による劣化を受け易い
    物質より成る組成物において、前記組成物が前記物質を
    酸化から保護し、又はそれらの酸化を軽減するため少な
    くとも1種の超酸化物ジスムターゼ酸素を含有して成る
    ことを特徴とする組成物。
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