JPS58129028A - ポリプロピレン系樹脂予備発泡粒子の製造方法 - Google Patents
ポリプロピレン系樹脂予備発泡粒子の製造方法Info
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- JPS58129028A JPS58129028A JP1214882A JP1214882A JPS58129028A JP S58129028 A JPS58129028 A JP S58129028A JP 1214882 A JP1214882 A JP 1214882A JP 1214882 A JP1214882 A JP 1214882A JP S58129028 A JPS58129028 A JP S58129028A
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- Japan
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- polypropylene resin
- acid amide
- fatty acid
- ethylene
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- Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、特定の化合物を含有するポリプロピレンC以
下ppと略記)系樹脂予備発泡粒子の製造方法に関する
。本発明によって気泡が微細で、且つ均一なppp樹脂
の予備発泡粒子が得られる。
下ppと略記)系樹脂予備発泡粒子の製造方法に関する
。本発明によって気泡が微細で、且つ均一なppp樹脂
の予備発泡粒子が得られる。
型内発泡成形に使用する合成樹脂の予備発泡粒子の気泡
径は、成形後の発泡体の柔軟性、緩衝性、外観等から考
えて大きくとも500μmで、300μm以下が好まし
いといわれている。しかし、通常ppp樹脂の場合に、
樹脂粒子に発泡剤を含有後、加熱によシ予備発泡を行っ
ても、気泡径500μm以上の発泡粒子しか得られない
。
径は、成形後の発泡体の柔軟性、緩衝性、外観等から考
えて大きくとも500μmで、300μm以下が好まし
いといわれている。しかし、通常ppp樹脂の場合に、
樹脂粒子に発泡剤を含有後、加熱によシ予備発泡を行っ
ても、気泡径500μm以上の発泡粒子しか得られない
。
そこで、従来より発泡体の製造において、気泡径を均一
微細化する目的に対しては、いわゆる核形成剤として知
られるタルク等の微粉状無機物質等を添加することが行
われており、本発明者らもこの方法を実施したが、PP
系樹脂予備発泡粒子の気泡径は無添加の場合と同等か、
むしろ大きくなり、気泡径を均一微細化する効果は全く
なかった。
微細化する目的に対しては、いわゆる核形成剤として知
られるタルク等の微粉状無機物質等を添加することが行
われており、本発明者らもこの方法を実施したが、PP
系樹脂予備発泡粒子の気泡径は無添加の場合と同等か、
むしろ大きくなり、気泡径を均一微細化する効果は全く
なかった。
しかるに本発明の方法によれば、気泡が均−微細化され
たPP系樹脂の予備発泡粒子の製造が可能となるもので
ある。即ち本発明は、特定の化合物を特定量添加してな
るpp系系層脂粒子発泡剤を含有後、加熱して発泡させ
ることを特徴とするppp樹脂予備発泡粒子の製造方法
を提供するものである。更に詳しくは、本発明は特定の
化合物としてエチレンビス脂肪酸アミド又はメチレンビ
ス脂肪酸アミド、脂肪酸のグリセリンエステル及び脂肪
酸アミド等から選ばれる1種又は2種以上の化合物00
1〜2重量部を添加してなるPP系樹脂粒子に発泡剤を
含有後、加熱してPP系樹脂予備発泡粒子を製造するこ
とを特徴とするもので、こうして得られたPP系樹脂予
備発泡粒子の気泡は均一、且つ微細であり、容易に50
0μm以下、更には500μm以下の気泡径が達成され
る。更に本発明の別の効果としては、気泡の微細化に伴
う発泡粒子の表面外観の美麗化、更には発泡速度アップ
による発泡倍率の向上等発泡技術上の大きな利点がある
。
たPP系樹脂の予備発泡粒子の製造が可能となるもので
ある。即ち本発明は、特定の化合物を特定量添加してな
るpp系系層脂粒子発泡剤を含有後、加熱して発泡させ
ることを特徴とするppp樹脂予備発泡粒子の製造方法
を提供するものである。更に詳しくは、本発明は特定の
化合物としてエチレンビス脂肪酸アミド又はメチレンビ
ス脂肪酸アミド、脂肪酸のグリセリンエステル及び脂肪
酸アミド等から選ばれる1種又は2種以上の化合物00
1〜2重量部を添加してなるPP系樹脂粒子に発泡剤を
含有後、加熱してPP系樹脂予備発泡粒子を製造するこ
とを特徴とするもので、こうして得られたPP系樹脂予
備発泡粒子の気泡は均一、且つ微細であり、容易に50
0μm以下、更には500μm以下の気泡径が達成され
る。更に本発明の別の効果としては、気泡の微細化に伴
う発泡粒子の表面外観の美麗化、更には発泡速度アップ
による発泡倍率の向上等発泡技術上の大きな利点がある
。
本発明で使用される特定の化合物のうち、エチレン又は
メチレンビス脂肪酸アミドは炭素数10〜24の脂肪酸
残基を有するエチレン又はメチレンのビス脂肪酸アミド
であシ、例えばエチレンビスステアリン酸アミド、エチ
レンビスバルミチン酸アミド、エチレンビスオレイン酸
アミド、メチレンビスステアリン酸アミド、メチレンビ
スラウリン酸アミド、メチレンビスパルミチン酸アミド
等があるが、好ましくはエチレンビスステアリン酸アミ
ド、メチレンビスステアリン酸アミド等である。又、本
発明で使用される特定の化合物のうち、脂肪酸のグリセ
リンエステルは炭素数10〜24の高級脂肪酸とグリセ
リンのモノ又はジ、又はトリグリセリンエステルであり
、例えばラウリン酸モノグリセライド、ラウリン酸ジグ
リセライド、ラウリン酸トリグリセライド、パルミチン
酸モノグリセライド、パルミチン酸ジグリセライド、パ
ルミチン酸トリグリ七ライド、ヌテアリン酸モノグリセ
ライド、ステアリン酸ジグリセライド、ステアリン酸ト
リグリセライド等であるが、好ましくハステアリン酸モ
ノグリセライド、ステアリン酸ジグリセライド、ステア
リン酸トリグリセライド又はこれらの1種以上の混合物
である。
メチレンビス脂肪酸アミドは炭素数10〜24の脂肪酸
残基を有するエチレン又はメチレンのビス脂肪酸アミド
であシ、例えばエチレンビスステアリン酸アミド、エチ
レンビスバルミチン酸アミド、エチレンビスオレイン酸
アミド、メチレンビスステアリン酸アミド、メチレンビ
スラウリン酸アミド、メチレンビスパルミチン酸アミド
等があるが、好ましくはエチレンビスステアリン酸アミ
ド、メチレンビスステアリン酸アミド等である。又、本
発明で使用される特定の化合物のうち、脂肪酸のグリセ
リンエステルは炭素数10〜24の高級脂肪酸とグリセ
リンのモノ又はジ、又はトリグリセリンエステルであり
、例えばラウリン酸モノグリセライド、ラウリン酸ジグ
リセライド、ラウリン酸トリグリセライド、パルミチン
酸モノグリセライド、パルミチン酸ジグリセライド、パ
ルミチン酸トリグリ七ライド、ヌテアリン酸モノグリセ
ライド、ステアリン酸ジグリセライド、ステアリン酸ト
リグリセライド等であるが、好ましくハステアリン酸モ
ノグリセライド、ステアリン酸ジグリセライド、ステア
リン酸トリグリセライド又はこれらの1種以上の混合物
である。
更に又、本発明でいう特定化合物のうち、脂肪酸アミド
は炭素数10〜24の飽和脂肪酸アミド類であシ、例え
ばラウリン酸アミド、ミリスチン酸アミド、パルミチン
酸アミド、ステアリン酸アミド、エルシン酸アミド等が
あるが、好ましくはステアリン酸アミド、パルミチン酸
アミド、エルカ酸アミド等である。
は炭素数10〜24の飽和脂肪酸アミド類であシ、例え
ばラウリン酸アミド、ミリスチン酸アミド、パルミチン
酸アミド、ステアリン酸アミド、エルシン酸アミド等が
あるが、好ましくはステアリン酸アミド、パルミチン酸
アミド、エルカ酸アミド等である。
本発明において、上記特定の化合物の添加量はpp系樹
脂100重量部に対しo、 o i〜2M量部で置部。
脂100重量部に対しo、 o i〜2M量部で置部。
添加量が001重量部未満では目的とする気泡の均一微
細化効果が得られ難く、また2重量部を越えると目的と
する効果が失われてくる。経済性と効果を互いに考慮す
れば好ましい添加量は0.01〜05重量部、更に好ま
しくは001〜01重量部の範囲である。
細化効果が得られ難く、また2重量部を越えると目的と
する効果が失われてくる。経済性と効果を互いに考慮す
れば好ましい添加量は0.01〜05重量部、更に好ま
しくは001〜01重量部の範囲である。
本発明の特定の化合物の添加方法は、通常行われている
いずれの方法を用いても良いが、特にppp樹脂に混練
するマスターバッチ法、又はトライブレンド法が好まし
い。融点が常温以上の化合物は加熱、液状にして添加す
ることもある。本発明の特定化合物が、発泡以前にpp
系樹脂粒子中に均一に添加されていればいずれの方法を
用いても差しつかえない。
いずれの方法を用いても良いが、特にppp樹脂に混練
するマスターバッチ法、又はトライブレンド法が好まし
い。融点が常温以上の化合物は加熱、液状にして添加す
ることもある。本発明の特定化合物が、発泡以前にpp
系樹脂粒子中に均一に添加されていればいずれの方法を
用いても差しつかえない。
本発明でいうpp系樹脂は、プロピレンモノマーを立体
規則性重合して得られるポリプロピレンホモポリマー、
少量のエチレン又は(及び)ブテン等とプロピレンモノ
マーを立体規則性共重合して得られるランダム、又はブ
ロックコポリマー及びターポリマー等である。これらの
うち、特にエチレン及び(又は)ブテンとプロピレンと
のランダムコポリマー又はランダムターポリマーが好適
に使用できる。なお、本発明のpp系樹脂は架橋、無架
橋のいずれの場合も使用できるが特に無架橋の場合が有
用である。更に、本発明の目的である気泡の均一、微細
化効果を損わないという条件で、上記pp系樹脂に対し
て少量の他の熱可塑性樹脂を混合してもよい。更に又、
紫外線吸収剤、帯電防止剤、熱安定剤、着色剤、無機質
微粉末等の添加剤類を目的に応じて適宜添加することも
できる。
規則性重合して得られるポリプロピレンホモポリマー、
少量のエチレン又は(及び)ブテン等とプロピレンモノ
マーを立体規則性共重合して得られるランダム、又はブ
ロックコポリマー及びターポリマー等である。これらの
うち、特にエチレン及び(又は)ブテンとプロピレンと
のランダムコポリマー又はランダムターポリマーが好適
に使用できる。なお、本発明のpp系樹脂は架橋、無架
橋のいずれの場合も使用できるが特に無架橋の場合が有
用である。更に、本発明の目的である気泡の均一、微細
化効果を損わないという条件で、上記pp系樹脂に対し
て少量の他の熱可塑性樹脂を混合してもよい。更に又、
紫外線吸収剤、帯電防止剤、熱安定剤、着色剤、無機質
微粉末等の添加剤類を目的に応じて適宜添加することも
できる。
本発明で用いられる発泡剤は、常圧沸点が一50〜10
0℃の範囲にある揮発性有機発泡剤であり、例えばプロ
パン、ブタン、ペンタン、ペンテン、ヘキサン等の炭化
水素;メチレンクロライド、ジクロロジフルオロメタン
、トリクロロモノフルオロメタン、モノクロロジフルオ
ロメタン、1,2−ジクロロテトラフルオロエタン、ト
リクロロトリフルオロエタン等のハロゲン化炭化水素等
であり、これらの発泡剤は単独又は二種以上を混合して
使用することもできる。
0℃の範囲にある揮発性有機発泡剤であり、例えばプロ
パン、ブタン、ペンタン、ペンテン、ヘキサン等の炭化
水素;メチレンクロライド、ジクロロジフルオロメタン
、トリクロロモノフルオロメタン、モノクロロジフルオ
ロメタン、1,2−ジクロロテトラフルオロエタン、ト
リクロロトリフルオロエタン等のハロゲン化炭化水素等
であり、これらの発泡剤は単独又は二種以上を混合して
使用することもできる。
本発明のpp系樹脂予備発泡粒子の製造方法においてp
p系樹脂粒子に発泡剤を含有させる方法は、架橋ポリエ
チレンの予備発泡粒子の製造などで一般に行われている
ように、樹脂粒子に発泡剤を液相又は気相で接触させ、
圧力・温度をコントロールすることにより樹脂粒子内に
発泡剤を含有せしめる、所謂、含浸法が有用である。ま
た加熱発泡は、過熱水蒸気・赤外線ランデ・加熱空気等
の熱源下に一定時間接触させることによシ行うことがで
きる。
p系樹脂粒子に発泡剤を含有させる方法は、架橋ポリエ
チレンの予備発泡粒子の製造などで一般に行われている
ように、樹脂粒子に発泡剤を液相又は気相で接触させ、
圧力・温度をコントロールすることにより樹脂粒子内に
発泡剤を含有せしめる、所謂、含浸法が有用である。ま
た加熱発泡は、過熱水蒸気・赤外線ランデ・加熱空気等
の熱源下に一定時間接触させることによシ行うことがで
きる。
本発明において、pp系樹脂の予備発泡粒子は特定の化
合物を特定量添加することによって均一微細な気泡径を
有する上、表面外観良好で発泡倍率も向上したものが得
られる。本発明で得られたpp系構脂予備発泡粒子は、
直接又は不活性ガスを含浸して再発泡させた後、成形金
型に充てんし、蒸気加熱等で発泡成形体を製造する目的
で使用されるが、この場合、本発明の均一微細な気泡を
有する予備発泡粒子を使用すると得られ成形体の特性、
特に柔軟性、緩衝性、表面外観等が極めて優れたものに
なシ、従って商品価値が高くなる利点がある。従って、
従来合成樹脂予備発泡粒子を型内発泡成形に用いる為に
は、できるだけ該予備発泡粒子の気泡径を小さくするこ
とが技術的課題の一つとされてきたのである。例えば、
ポリエチレン樹脂の予備発泡においては樹脂の架橋とい
う方法、ポリスチレン樹脂の場合は造核剤の添加、及び
発泡剤含浸後の熟成等の方法、などによって均−販細な
気泡を有する予備発泡粒子が得られてきた。
合物を特定量添加することによって均一微細な気泡径を
有する上、表面外観良好で発泡倍率も向上したものが得
られる。本発明で得られたpp系構脂予備発泡粒子は、
直接又は不活性ガスを含浸して再発泡させた後、成形金
型に充てんし、蒸気加熱等で発泡成形体を製造する目的
で使用されるが、この場合、本発明の均一微細な気泡を
有する予備発泡粒子を使用すると得られ成形体の特性、
特に柔軟性、緩衝性、表面外観等が極めて優れたものに
なシ、従って商品価値が高くなる利点がある。従って、
従来合成樹脂予備発泡粒子を型内発泡成形に用いる為に
は、できるだけ該予備発泡粒子の気泡径を小さくするこ
とが技術的課題の一つとされてきたのである。例えば、
ポリエチレン樹脂の予備発泡においては樹脂の架橋とい
う方法、ポリスチレン樹脂の場合は造核剤の添加、及び
発泡剤含浸後の熟成等の方法、などによって均−販細な
気泡を有する予備発泡粒子が得られてきた。
しかしpp系樹脂の予備発泡は、当業界においても比較
的最近、取組まれるようになった技術であり、種々の技
術的課題が多く残されているが、本発明はその中でも特
に重要な予備発泡粒子の気泡の均一微細化の問題を解決
したものである。
的最近、取組まれるようになった技術であり、種々の技
術的課題が多く残されているが、本発明はその中でも特
に重要な予備発泡粒子の気泡の均一微細化の問題を解決
したものである。
本発明のように、PP系樹脂に脂肪酸アミド、エチレン
又はメチレンビス脂肪酸アミド、脂肪酸のグリセリンエ
ステル等の化合物から選ばれる1種又は2種以上の化合
物の特定量を添加後、加熱予備発泡を行うと気泡が均一
微細化する理由は必ずしも明確ではないが、発泡剤の含
浸操作後から加熱予備発泡操作の間にPP系樹脂粒子中
に多数存在する上記化合物の点が含浸発泡剤を凝集させ
ることによって加熱発泡時の発泡核を多数形成せしめ、
この結果、均一微細な気泡を有するPP系樹脂予備発泡
粒子が得られるものと推定される。
又はメチレンビス脂肪酸アミド、脂肪酸のグリセリンエ
ステル等の化合物から選ばれる1種又は2種以上の化合
物の特定量を添加後、加熱予備発泡を行うと気泡が均一
微細化する理由は必ずしも明確ではないが、発泡剤の含
浸操作後から加熱予備発泡操作の間にPP系樹脂粒子中
に多数存在する上記化合物の点が含浸発泡剤を凝集させ
ることによって加熱発泡時の発泡核を多数形成せしめ、
この結果、均一微細な気泡を有するPP系樹脂予備発泡
粒子が得られるものと推定される。
次に、実施例によシ本発明を説明する。以下の実施例、
及び比較例で表わす評価尺度を下記の如く区分する。
及び比較例で表わす評価尺度を下記の如く区分する。
予備発泡粒子の気泡径(J工S−に6402に準拠して
測定) 符号 評 価 A 平均気泡径が20oI−Im未満B 平均
気泡径が200μm以上500μm未満C平均気泡径が
5008m以上 予備発泡粒子の気泡の均一性(相対的評価)符号
評 価 O平均気泡径のバラツキが小さく均質 なもの △ 平均気泡径のバラツキがややあるが、肉眼観察で
は均質なもの × 平均気泡径のバラツキが大きく肉眼で観察しても
不均一さが判かるもの 表面、外観の均質性 符号 評 価 A 白色パール状の光沢があり、表面が平滑であ
るB 表面に微細な凹凸はあるが商品として耐えう
る C 表面に凹凸があり、商品価値忙劣る又、実施例
及び比較例で用いた化合物を以下に記す。
測定) 符号 評 価 A 平均気泡径が20oI−Im未満B 平均
気泡径が200μm以上500μm未満C平均気泡径が
5008m以上 予備発泡粒子の気泡の均一性(相対的評価)符号
評 価 O平均気泡径のバラツキが小さく均質 なもの △ 平均気泡径のバラツキがややあるが、肉眼観察で
は均質なもの × 平均気泡径のバラツキが大きく肉眼で観察しても
不均一さが判かるもの 表面、外観の均質性 符号 評 価 A 白色パール状の光沢があり、表面が平滑であ
るB 表面に微細な凹凸はあるが商品として耐えう
る C 表面に凹凸があり、商品価値忙劣る又、実施例
及び比較例で用いた化合物を以下に記す。
■ ステアリン酸アミド(花王石鹸■製;了マイトT)
■ エチレンビスステアリン酸アミド(花王石鹸■製;
ワックスEB−P) ■ ステアリン酸のモノ及びジグリセライド(花王石鹸
■製;アトムル84) ■ シリカ(日本アエロジル■製;アエロジル0X−5
0) ■ 珪酸カルシウム(徳山ツーダニ業■製;ソーレック
スCM) ■ ブチルステアレート(花王石鹸■製逼ブチルステア
レート) ■ メチレンビスステアリン酸アミド(日本化成工業■
製;ビスアマイド) 実施例1〜16.比較例1 ホ97”ロビレン系樹脂として住友ノープレンWF94
2(メルトインデックス8.0)K対して表−1に記載
する化合物を添加し、トライブレンドし通常の条件で押
出ペレット化して得られた樹脂粒子に1発泡剤としてジ
クロにシフVオロメタンを60℃で4時間接触台没後、
2.5 #/d−Gの水蒸気を加熱源として予備発泡を
行った。得られ九予備発泡粒子を前述の方法に従って評
価した結果を表−IK示すが%実施例のものは気泡が均
一で気泡径の微細な美麗な発泡粒子であった。一方、特
定化合物を無添加の場合は、比較例に示すように発泡粒
子の気泡径が大きく商品価値のないものであった。尚、
上記実施例、比較例とも発泡後の収縮は全くみられなか
った。
ワックスEB−P) ■ ステアリン酸のモノ及びジグリセライド(花王石鹸
■製;アトムル84) ■ シリカ(日本アエロジル■製;アエロジル0X−5
0) ■ 珪酸カルシウム(徳山ツーダニ業■製;ソーレック
スCM) ■ ブチルステアレート(花王石鹸■製逼ブチルステア
レート) ■ メチレンビスステアリン酸アミド(日本化成工業■
製;ビスアマイド) 実施例1〜16.比較例1 ホ97”ロビレン系樹脂として住友ノープレンWF94
2(メルトインデックス8.0)K対して表−1に記載
する化合物を添加し、トライブレンドし通常の条件で押
出ペレット化して得られた樹脂粒子に1発泡剤としてジ
クロにシフVオロメタンを60℃で4時間接触台没後、
2.5 #/d−Gの水蒸気を加熱源として予備発泡を
行った。得られ九予備発泡粒子を前述の方法に従って評
価した結果を表−IK示すが%実施例のものは気泡が均
一で気泡径の微細な美麗な発泡粒子であった。一方、特
定化合物を無添加の場合は、比較例に示すように発泡粒
子の気泡径が大きく商品価値のないものであった。尚、
上記実施例、比較例とも発泡後の収縮は全くみられなか
った。
実施例1〜4.5〜7及び比較例1で得た発泡粒子の平
均気泡径と添加剤混合量の関係を第1図に示した。第1
図によると、いずれの実施例も比較例IK比べ、小さい
平均気泡径を示し、しかもカオーFiB−p、アミドT
両混合系とも01重量部〜05重量部といった低混合部
数で最も優れた気泡微細化効果を示す。そして混合部数
が増えると気泡径は大きくなる傾向を示す。
均気泡径と添加剤混合量の関係を第1図に示した。第1
図によると、いずれの実施例も比較例IK比べ、小さい
平均気泡径を示し、しかもカオーFiB−p、アミドT
両混合系とも01重量部〜05重量部といった低混合部
数で最も優れた気泡微細化効果を示す。そして混合部数
が増えると気泡径は大きくなる傾向を示す。
比較例2〜5
添加剤の化合物として珪酸カルシウム、シリカ、ブチル
ステアレート等を使用した以外は実施例1〜13と同様
な方法でpp系樹脂粒子の予備発泡を行った。発泡結果
及び評価を表−2に示すが、これら従来の所謂、気泡調
節剤である珪酸カルシウム、シリカ等及び脂肪酸エステ
ル系滑剤であるブチルステアレートには気泡ヲ微細化す
る効果は全くないことが判った。又、いずれの場合も発
泡後の、収縮はみられなかった。
ステアレート等を使用した以外は実施例1〜13と同様
な方法でpp系樹脂粒子の予備発泡を行った。発泡結果
及び評価を表−2に示すが、これら従来の所謂、気泡調
節剤である珪酸カルシウム、シリカ等及び脂肪酸エステ
ル系滑剤であるブチルステアレートには気泡ヲ微細化す
る効果は全くないことが判った。又、いずれの場合も発
泡後の、収縮はみられなかった。
実施例14〜20.比較例6
ポリプロピレン系樹脂として住友ノーブレンZ131
(メルトインデックス53.o)を使用した他は実施例
1〜13と同等な方法で予備発泡を行ない、発泡後の収
縮が全くないPP系樹脂予備発泡粒子を得た。発泡結果
及び評価を表−6に示すが、各実施例とも化合物無添加
の比較例に比べ気泡が均一微細で表面外観に優れている
ことが判かり、pp系樹脂が変っても本発明の化合物の
効果が実証された。
(メルトインデックス53.o)を使用した他は実施例
1〜13と同等な方法で予備発泡を行ない、発泡後の収
縮が全くないPP系樹脂予備発泡粒子を得た。発泡結果
及び評価を表−6に示すが、各実施例とも化合物無添加
の比較例に比べ気泡が均一微細で表面外観に優れている
ことが判かり、pp系樹脂が変っても本発明の化合物の
効果が実証された。
実施例21〜24.比較例7
発泡剤としてブタンを用い、ポリプロピレン系樹脂とし
て住人ノープレンWF942 (メルトインデックス8
.0)を使用した他は実施例1〜15と同様な方法で予
備発泡を行ない、PP系樹脂予備発泡粒子を得た。発泡
結果及び評価を表−4に示すが、各実施例とも化合物無
添加の比較例に比べ、気泡が均一微細で表面外観に優れ
ていることが判かり、発泡剤が飽和直鎖炭化水素のブタ
ンに変っても本発明の効果があることが判った。
て住人ノープレンWF942 (メルトインデックス8
.0)を使用した他は実施例1〜15と同様な方法で予
備発泡を行ない、PP系樹脂予備発泡粒子を得た。発泡
結果及び評価を表−4に示すが、各実施例とも化合物無
添加の比較例に比べ、気泡が均一微細で表面外観に優れ
ていることが判かり、発泡剤が飽和直鎖炭化水素のブタ
ンに変っても本発明の効果があることが判った。
表−1
(使用した樹脂粒子の粒径約15闘)
表−2
(使用した樹脂粒子の粒径的1.5m)表−3
(使用した樹脂粒子の粒径的1.5■)表−4
(使用した樹脂粒子の粒径的1.5■)
図面は、添加剤混合量と平杓気泡径の関係図であ珈、口
印嬬添加剤無添加、○印F!実施例1〜4のアミドT混
合系、△印Fi実施例5〜7のカオーIB−p混合系を
表わす、 特許出願人 鐘淵化学工業株式会社 代増人弁理士浅野真−
印嬬添加剤無添加、○印F!実施例1〜4のアミドT混
合系、△印Fi実施例5〜7のカオーIB−p混合系を
表わす、 特許出願人 鐘淵化学工業株式会社 代増人弁理士浅野真−
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、ホリプロピレン系樹脂100重量部に対し、エチレ
ンビス脂肪酸アミド又はメチレンビス脂肪酸アミド、脂
肪酸のグリセリンエステル及び脂肪酸アミドから選ばれ
る1種又は2種以上の化合物を0.01〜2重量部添加
してなるポリプロピレン系樹脂粒子に発泡剤を含有後、
加熱して発泡させることを特徴とする気泡の微細化され
たポリプロピレン系樹脂予備発泡粒子の製造方法。 2、 ポリプロピレン系樹脂がプロピレンと、エチレン
又は(及び)ブテンとのランダムコポリマーである特許
請求の範囲第1項記載の方法。 5、 エチレン又はメチレンビス脂肪酸アミドが、エチ
レンビスステアリン酸アミド又はメチレンビスステアリ
ン酸アミドである特許請求の範囲第1項記載の方法。 4、 脂肪酸のグリセリンエステルが、ステアリン酸
モノグリセライド、ステアリン酸ジクリセライド、ステ
アリン酸トリグリセライド、又はこれらの1種以上の混
合物である特許請求の範囲第1項記載の方法。 5、脂肪酸アミドが、ステアリン酸アミド又はパルミチ
ン酸アミドである特許請求の範囲第1項記載の方法。 6 ポリプロピレン系樹脂粒子が、エチレン又はメチレ
ンビス脂肪酸アミド、脂肪酸のグリセリンエステル及び
脂肪酸アミドから選ばれる1種又は2種以上の化合物を
0.01〜01重量部添加してなるものである特許請求
の範囲第1項記載の方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1214882A JPS58129028A (ja) | 1982-01-27 | 1982-01-27 | ポリプロピレン系樹脂予備発泡粒子の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1214882A JPS58129028A (ja) | 1982-01-27 | 1982-01-27 | ポリプロピレン系樹脂予備発泡粒子の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58129028A true JPS58129028A (ja) | 1983-08-01 |
JPH0221415B2 JPH0221415B2 (ja) | 1990-05-14 |
Family
ID=11797399
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1214882A Granted JPS58129028A (ja) | 1982-01-27 | 1982-01-27 | ポリプロピレン系樹脂予備発泡粒子の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58129028A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1996013543A1 (fr) * | 1994-10-31 | 1996-05-09 | Kanegafuchi Kagaku Kogyo Kabushiki Kaisha | Particules premoussees de resine de polypropylene et procede pour leur fabrication |
JP2007217597A (ja) * | 2006-02-17 | 2007-08-30 | Kaneka Corp | ポリプロピレン系樹脂予備発泡粒子の製造方法 |
JP2008069186A (ja) * | 2006-09-12 | 2008-03-27 | Kaneka Corp | 摩擦音が低減されたポリプロピレン系樹脂予備発泡粒子 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS51123273A (en) * | 1975-04-21 | 1976-10-27 | Asahi Dow Ltd | Nonncrosslinking foaming ethylene resin particles |
JPS5439467A (en) * | 1977-09-02 | 1979-03-26 | Sekisui Plastics | Method of manufacturing polyolefin foam body |
JPS5460364A (en) * | 1977-10-21 | 1979-05-15 | Asahi Chem Ind Co Ltd | Manufacture of polyolefin resion foam |
JPS54105166A (en) * | 1978-02-03 | 1979-08-17 | Japan Styrene Paper Corp | Method of making foamed polyolefin particle |
-
1982
- 1982-01-27 JP JP1214882A patent/JPS58129028A/ja active Granted
Patent Citations (4)
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US5716998A (en) * | 1994-10-31 | 1998-02-10 | Kanegafuchi Kagaku Kogyo Kabushiki Kaisha | Pre-expanded particles of polypropylene resin and process of preparing the same |
JP2007217597A (ja) * | 2006-02-17 | 2007-08-30 | Kaneka Corp | ポリプロピレン系樹脂予備発泡粒子の製造方法 |
JP2008069186A (ja) * | 2006-09-12 | 2008-03-27 | Kaneka Corp | 摩擦音が低減されたポリプロピレン系樹脂予備発泡粒子 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0221415B2 (ja) | 1990-05-14 |
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